銀魂が表紙の26号。
なんだこの読みにくい色の字は…って思ったら、全体で「銀魂」の字になってたのか(笑)。
地味に手間のかかることをする(笑)。
ではさっそく感想にいきましょう。
前半戦は、トリコ、ワンピ、ナルト、アイシー、ブリーチ、ダブルアーツの6作品でお送りいたします。
巻頭カラー トリコ
新連載2号連続巻頭カラー。
2話あわせてひとつの話という構成で、1エピソード目からボリュームの大きな展開で楽しめるという趣向でしょうか。
今回は、マングローブの葉のエピソードや、コモドドラゴンの口のバクテリアなど、実在の生物の特徴もからめてトリコの経験豊かさが示されたり。
調べてみたところ、この二つの話は事実のようでした。
こういうちょっとしたマメ知識は読み物として面白いですね。
ついにガララワニと対峙するトリコ。
ワニのスケールを遥かに越えた、恐竜のようなガララワニだったが、それに立ち向かうトリコのほうが、さらに凶暴な化け物だった。
「人間の武器」と称し、両手をフォークとナイフに見立てた攻撃を繰り出すのは読み切りと同じく。
「いただきます」で戦いを開始し、「ごちそうさま」で決着という、儀式めいたカッコよさ。
これはうまい形を考え付きましたね。
トリコはただ空腹を満たす「食」のために戦っているのではなく、強大に成長した生物の驚異に敬意を示し、それと「戦う」ことを堪能していると、そういうことなのでしょう。
「食べること」も大好きだけど、肉体でぶつかりあい、お互いの「究極を試しあう」ほうがもっと大好きと、そういうことなのかもしれませんね。
まぁこのキメ台詞だと、一度「ごちそうさま」って言ってるのに、そこから「さあ食べよーぜv」となってしまうのはマヌケと言えばマヌケなんですが(笑)。
さて、前回わたしが指摘した、なにゆえこのご時世にグルメなのかという件ですが、今回それがちょっと示されたようですね。
300年生きたガララワニによって、バロン諸島の生態系が破壊され、ゆくゆくは海へ、そして世界へとその破壊が進んでしまったかもしれない。
それを止めるためにも戦わなければならなかったと、そういうことになるのでしょう。
そういう、誰も止められない恐るべき驚異、放置しておいたら世界が大変なことになってしまう生態系の突然変異と、トリコは戦ってゆくことになるのかもしれませんね。
しかし、ラストのガララワニがマジでうまそーだ!
トリコと一緒になってこっちまでよだれが出てくるから困った(笑)。
この漫画、ハラ減ってるときには読みたくないな(笑)。
ONE PIECE
記念すべき第500話 “歴史の残り火”!!
そんな、500話だっつーのになんもイベントやらなくていいんですか!?
話もこんな中途半端なところでいいんですか!?
って思ってたら、ラストに凄いのが!
扉絵シリーズはカリファさんのサービスカット。
そんな泡泡ショーやったらそりゃ人気出るでしょ!
しかもそんなカッコウで屋根に上ったら下から丸見えヤバイッて!!(爆)
町中のおやじさんたちが大喜び、大儲け間違いなしだ!(爆)
そわそわグルグルするチョッパーに、落ち着きすぎのブルックさん。
紅茶を飲みながらリラーックス!
さすがは50年待った男は違う(笑)。
つられてリラックスしまくるチョッパーかわいい。
そしてウソップに殴られて泣いてるチョッパーもっとかわいい(笑)。
「反省!! 私ちょっと反省!!!」のブルックさんも憎めないいい人だ(笑)。
人買いの巣窟、人間オークション会場に集まってくる人々。
運ばれてくるケイミー。
奴隷を物色にやってくる天竜人。
そしてキャプテン・キッドとトラファルガー・ローも顔を出す。
遠からずルフィたちも相次いでやってくること請け合い。
これはひと悶着どころか大騒ぎになってしまいそう。
キャプテン・キッドとトラファルガー・ローがなかなかいい味出してますね〜。
やっぱり、この二人は他のルーキーたちとちょっと格が違うオーラがあります。
キッドは、いかにも悪ですが、言葉遊びをこねくりまわすあたり、ちょっと悪知恵が働きそう。
ローはいたって無口ですが、余裕かましっぷりと若いやんちゃっぷりが手に負えない感じがします。
注目はしかしローの子分と思われる「PENGUIN」帽子とシロクマ剣士。
シロクマ剣士キュート過ぎ(笑)。
ノースブルー出身だけに、北極チームなんでしょうか。あれ? 北極にペンギンっていたっけ?(笑)
そして、殴られたケイミーを救ったのは、なんと檻の中のレイリー。
ルフィたちがさがしていたコーティング職人のレイリーだったわけですが、そのひとこそ、ななんと元ロジャー海賊団の副船長!!
“海賊王の右腕”こと、シルバーズ・レイリー!!
つまり、ロジャーが世界最強だったと仮定すれば、この人こそは現在の世界最強!?
なるほどシャクヤクさんの言ってた「ボーヤ達の100倍強いから」も至極納得です。
いやぁ〜、500話目にして、超ビッグなキャラが出てきましたね〜。
シャボンディ諸島編がはじまった当初はこんな展開になるとは思っても見ませんでしたが、いや〜、これはワクワクしてきました。
いよいよ、ゴール・D・ロジャーの秘密に一歩近づくことができるのでしょうか。
そしてとりあえず、このムカッ腹のたつ天竜人とかシャボンディ諸島の悪習とか、そろそろルフィたちにぶっ飛ばしてもらいたいですよね。
大将なんて来る前に逃げ出しちゃえばいいのだ!
NARUTO-ナルト-
サスケ、マダラに反論す。
だがことごとくマダラに反証されるサスケ。
大蛇丸を引きずり出し、サスケを呪印から解放し、そして最も親しい者の死によってサスケに万華鏡開眼をほどこそうとした。
それがイタチの思いだったと。
あの不毛なまでの幻術合戦を乗り切ったサスケだったがしかし、本当のイタチの幻術だけは見抜けていなかったと、そういうことなのですか。
いまさらながらに、イタチの大きさを思い知るサスケではないでしょうか。
少なくとも、こういう真実であったのならば、サスケはそんなに自分を責めなくてもよいのではないでしょうかね。
たしかに兄の真意を汲み取ることができずに、その手にかけようとしたのはサスケでしたが、しかしそれこそがイタチの真意であったのであれば。
今までの復讐の思いはなんだったのかとか、なぜに兄は自分に打ち明けてくれなかったのかとか、他に道はなかったのかとか、やるせない思いはいろいろある事でしょうが。
しかし、償いきれない罪を背負ってしまったというような、自責の念に駆られて潰れてしまうような思いだけはせずに済んだのではないでしょうかね。
とにもかくにも、イタチの大芝居、見事。
しかしマダラの言葉には、徐々に徐々に毒をしみこませるように、サスケを木ノ葉上層部暗殺へと向かわせるための嘘が込められているように見えますね。
99%が本当でも、かすかにこめられた1%によって毒となっているような、そんな気が…。
はたしてサスケはどこへゆくのか。
そしてマダラの意図はどこにあるのか。
アイシールド21
クリスマスボウルついにキックオフ。
泥門が最初に選んだ作戦は、それはしょっぱなからの殺人蜂(キラーホーネット)。
セナ、瀧、ヒル魔、モン太、雪光、石丸が集まり、誰がボールを持っているか分からない散弾攻撃。
当然そこはセナと思いきや、なんと石丸!
記念すべきクリスマスボウル初の見せ場がなんと石丸!(爆)
しかし当然石丸では抜けないと思いきや、なんと石丸がロデオドライブ!!(爆)
そしてそれは石丸だけではなく、泥門メンバー皆が、マンツーマンでそれぞれのエースから技を習得していた!
まさに泥門は関東オールスター軍団となっていたわけですね。
なんというZガンダム。
「俺の体をみんなに貸すぞ状態」です(笑)。
しかし、それはやっぱり付け焼刃。
本当のエース大和には歯牙にもかからず。
早くも石丸のロデオドライブは阻止される。
そりゃまあそうだ。
あの阿含たんでも勝てなかったんだから。
まぁしかし、これで泥門メンバーは帝黒のエース級以外とはなんとか渡り合って行けそうな雰囲気ですね。
アキレス、花梨に彼氏おんの??と試合中に聞くオバカっぷり。
「この試合終わったらちょっと…」
って、それオーケーもらったら死亡フラグですから(笑)。
止めたヘラクレスに感謝するといいよ(笑)。
そして、完全復活したヒル魔。
これは、つまり、これだけ印象的にカムバックを演出するということは、本当は逆に完全復活していないってコト!?
BLEACH
かけつけた平子たちを圧倒する虚化した拳西(けんせい)と白(ましろ)。
ハッチの活躍で捕らえたかと思いきや、腕力だけで術を破る拳西。
あきらかに虚化したことでパワーが上がっている。
平子たちはこのままなすすべがないのか?
彼ら全員がこのまま虚となってしまうのか、それともこの場だけはなんとかなるのか。
結局最後はみんな虚化してしまうのが分かっているのですが、それが逆にスリルという、なんだか変な話ですが妙に面白い。
ホラー映画でだいたいみんな死ぬのは分かっているのにその過程が面白いのと一緒でしょうか?(笑) ほんとか?(笑)
怪しげな外套姿の浦原を見咎めるテッサイさん。
ついに浦原の悪事が暴かれる!? 的な演出で、逆にテッサイが悪役!? ともフェイントをかましておいて、実は二人で協力とか、この多重フェイントはお見事!
最近のブリーチはフェイントがうまいなぁ〜。
ダブルアーツ
フレア不思議だな〜。
ゼズゥに掴まれている状態だと、ゼズゥもフレア状態のはずなのに、なんで途中でキリはゼズゥの手をもぎ離す事ができたんでしょうか。
フレアには、パワーが伝達のタイムラグがあるのでしょうか。
キリとシスターが手をつないだ瞬間、キリとシスターは倍化され、シスターは2倍、キリはゼズゥともつながっていることで3倍になった。
一瞬後には、全員が3倍になるが、その一瞬前にキリはゼズゥの手をもぎ取ったと言うことなのかもしれませんね。
まぁそのタイムラグがないと、キリはいつまでたっても敵を殴り倒せない妙な状態になってしまうわけです。
殴っても殴っても、殴った瞬間に相手の体力も倍化されて、だったらフレアなくても一緒ジャンってことになっちゃいますからね(笑)。
今回たしかに、キリのパンチがゼズゥの顔面にヒットしてからちょっとしてからフレアが発動していました。
ハンターハンター風に言えば、このタイムラグを体で覚えて利用しろってところなんでしょうね。
いや、まぁ武器を使えばいいって話なんでしょうけど(笑)。
ルーシー・ゼズゥ撤退。
おそらく、ガゼルのトップがフレアの持ち主なのでしょう。
唯一無二の存在であるはずのフレアの持ち主がもう1人いたことで、すぐに殺していいのか判断に迷ったゼズゥが、トップに相談しにいくということでの撤退でしょう。
そのくせ、「他の暗殺者はわんさかやってくる」というのも変な話ですが、ゼズゥはたんに自分の責任問題になるのがイヤなだけなのでしょうね(笑)。
もしキリがガゼルのトップの隠し子だったりなんかして、殺したゼズゥは死刑なんてなったら大変ですから。
そして、結局みんな生きていたシスターたち。
あれだけシスターを嫌い、恐れていた人々が、ちゃんと協力して治療を助けてくれているというのがいいじゃないですか。
キリのおかげで人々の意識が変わったと言うことなのでしょう。
これからはシスター達もあんな隠れ教会なんかじゃなくて、街中に住めばいいんじゃないですかね。
どうせ隠れていたってガゼルはかぎつけてくるんです。
だったら街中にいたほうが安全ってもんですよ。
キリの判断ミスによって、逆に助かったシスター達。
キリの実力で守れたわけじゃないけど、結果的にオーライだったんだからいいじゃないかと。
そうでも思わないとやってけないじゃないかというのが悲しい話。
このやるせなさをバネに、キリとエルーはこれから頑張ってゆくのでしょう。
この二人の、泣き出しそうなほど一所懸命な表情がとてもいい。
はっきりとした目的に向かって、真面目に頑張ってゆこうという、いまどきのジャンプじゃめずらしいくらい真摯な主人公たちですよね。
切なくてすがすがしくて、とても新鮮です。
そして毎度毎度、エルーの過去形のモノローグが哀愁をさそいます。
死者に向かって話しかけるようなこの語り口が、作品全体をセピア調の鎮魂歌のように見せてくれるんですね。
キリ、最後は死んじゃうのかな〜。
さあ、次はようやくふたりの旅立ちか。
同時期に始まったぬら孫と比べると、少々話のペースが遅い気がしますが、こののんびりシットリ加減がダブルアーツのいいところだと思うのですよ。
でも、もうちょっとだけハリーアップ(笑)。
打ち切られちゃったら元も子もないし(笑)。
ってところで前半戦終了。
後半はまた明日〜〜〜♪
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