2008年05月21日

スティール・ボール・ラン #37 感想

 ウルトラジャンプ2008年6月号掲載。
 ジョジョの奇妙な冒険 Part7
 SBR #37 真の力(パワー)@
 の感想です。

 扉は見違えるようにカワイくなった大統領夫人。
 大統領じゃないけど、「カワイイ! カワイイぞッ!!」
 これが「圧迫祭り」と同一人物だとは(笑)。

ネタバレ注意!




 ルーシーの旧姓が「ペンドルトン」!?
 ペンドルトンといえば初代ジョジョ、ジョナサンの妻であるエリナの旧姓じゃないですか!
 先月号の感想ではからずもルーシーをエリナと比較しましたが、なんと何巡かしたエリナ自身だったのか!?
 アイルランドからの移民ということは、そういうことも、あるのかもしれませんね〜。
 そう思うと、今まで思っていたルーシー像がまたちょっと違って見えてくるから不思議。
 「う…美しすぎます!」とか言って欲しい(笑)。

 そして明かされる、スティール夫妻の関係。
 今までちょっと滑稽に見えていたアンバランスな二人が、実は心の深いところで、強い絆と愛に結ばれた間柄だった。
 常にクールさを失わないスティール氏がかっこいい。
 2巻ラストの挿話でボロボロ泣いてたスティール氏と同一人物とはおもえないくらい(笑)。
 あの場面は、ルーシーを救い出してみて再会できた瞬間に涙が決壊しちゃった瞬間だったんでしょうね。
 あまりの落差にスティール氏の人の良さがすごくよく現れています。

 せっかく結婚をしたふたりなのに、スティール氏は節度を守ってルーシーに対する。
 この態度がまたすばらしく紳士的で好感度大。

「指一本触れてないだと…信じられる?」
「ンなワケないっしょッ!!
 スティール氏のあのお顔
 どー見ても変態でしょッ!」


 回想のジャイロとジョニィがまた笑えますが、当然まわりはそういうふうに見ますよね(笑)。
 でもまわりがなんと言おうと、このふたりはすごく真面目な愛情で結ばれたんですね。
 いやぁいい話だ。
 このエピソードで、先月号のルーシーの決意がすごく納得いきます。
 なるほどこの二人の間柄ならば、「キスされたら死ぬ」という決意が理解できるというものです。


 機転をきかせ、窮地からのがれようとするルーシー。
 なんとか眼球がドアにぶつかる音から大統領の注意をそらし、さらにスティール・ボール・ラン・レースに大統領が執着する理由を聞き出そうとするルーシー。
 スパイ映画のようなドキドキの緊張感です。
 このあたり、コマをじっくり配分して、じわりじわりと展開させる演出がキレてます。
 ルーシーも勇気あるなぁ〜。ただ泣きじゃくって逃げ回るだけだった最初の頃とは随分変わりましたね。
 彼女も大きく成長したようです。

 しかし、さらなる窮地!

「興奮してきた……服を脱げ」

 キターーー!!
 大統領ストレートォオオ!!(笑)
 長いジョジョの歴史上、ここまでストレートなセリフがあったでしょうか!
 また大統領、脱がす前に髪をほどかせたりと趣味まるだし(爆)。
 さっきまで偉そうにテーブルとナプキンの例え話していたのに、「テーブルの上は好きだろ?」って。
 うん、悪くない。大統領はたしかに悪くない。
 だって、本当は夫婦なんですもん。
 客観的に見れば、知らないうちに妻が殺されて、赤の他人の女が妻になりかわっているんだから、被害者は大統領のほうですよね。
 追い詰められたルーシーがいかに悲劇に見えても、でも考えてみれば大統領こそ可哀想なはずなんだけど(笑)。
 でもどう見てもレイプ!
 ごめん大統領! ぜんぜん応援できないや!(笑)

 ルーシー、ナイフをつきたてようとして阻止される。
 大統領はなんとなく分かっていたんですね〜。
 そりゃまぁそうだ。
 しかし大統領のオドロキのカミングアウト。

「そんな事はとっくにどうでもいい」

 妻への愛情などカケラもなし。
 大統領にあるのは自分の欲だけなのか。
 ひとりよがりな強欲さには同情の余地なし。
 これは決定的。
 読者にとっての決定的なセリフじゃないでしょうか。
 たとえ主人公サイドにとっては敵であっても、この大統領が国民のためであったり、大きなもののために良かれとおもって遺体を集めている人であるなら、それもまた人間らしいとして応援したくもなると思っていました。
 指導者たるもの、そういう超法規的決断をしなくてはならない時はあるものでしょう。
 そのやりかたが非道であろうと、アメリカを、そして世界を救うためであれば個人は犠牲にしなければならないとか、そういう苦悩を抱えつつあえて断行する勇気ある人物であるならば、憎めない人物として受け取ることもできます。
 しかしこれではなぁ〜。
 テーブルとナプキンの説明も、どうやら大統領にあるのは権勢欲でしかないように見えますし。
 これにて大統領は完全な悪役への階段を登りきった感じです。

 かたやスティール氏は正々堂々とスジを通す紳士。
 かたや大統領は妻を妻とも思わない非道な強姦魔。
 スティール氏は指一本触れなかったのに、民衆の代表である大統領が、か弱い婦人を力任せに押し倒す。
 これは見事な対比の一話だ。


 ついにルーシー反撃。
 ホット・パンツの肉スプレーを剥がし、虚をついてナイフを突き立てる!
 一瞬、何が起こったのかわからない大統領。
 この、ウソダロ? って顔が、逆に傷の深さを物語りますよね。
 これはヤバイなって。
 さらに、血ですべったことでナイフが首を貫通。
 息をひきとりながら、床に倒れこむ、が……。

 なんだこりゃ!

 扉を閉じるように、椅子が倒れて大統領の姿が消える!
 きたぞきたぞ! 奇妙的感覚!
 これがジョジョだって感じですよね〜!
 この、いったい何がおきたんだかさっぱりわからないッって感じがまさにジョジョです。
 これが大統領のスタンド能力なんでしょうか。
 これはなんだ?
 ペッタンコになれる能力?
 いや、椅子の隙間からも見えないし、床に溶け込んだんでしょうか?
 ぬお、そもそもこの椅子はどこから来たの?
 テーブルから落ちた拍子に椅子がひとつ倒れていますが、位置がちょっと違いますよね。
 むしろ、大統領の背中から出てきたようにすら見えます。
 大統領が倒れて、一回転したタイミングにあわせて、床からスーッと出てきたように見えますよね。
 そして、ルーシーが椅子をひっくりかえすと大統領が現れて、大統領があおむけになると椅子が床の中に……。
 つまり、この椅子が大統領のスタンドだったり!?
 いや、逆に椅子が大統領本体で、いま目覚めたのがスタンド!?
 ぬぅーん、わけわからん!
 ジョジョのラスボスなんだから、「時間」関係の能力だとばかり思ってたんですが、なんだかちょっと違いそうですよね。
 さぁルーシーどうなる!?
 そして目玉の行方も気になる!
 毎度の事ながら、なんとも先が気になる引きかたです!



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posted by BOSS at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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