週刊少年ジャンプ25号。表紙は帰ってきた島袋光年先生の新連載『トリコ』。
なんだか一昔前のジャンプに戻ったような懐かしさがあるなぁ〜。
感想前半戦は、トリコ、ワンピ、ナルト、ブリーチ、ダブルアーツ、アイシーの6作品でお送りいたします。
新連載巻頭カラー トリコ
「世はグルメ時代―― 未開の味を探求する時代――」
ということで、未知なる味の探求のため、冒険を繰り返す『美食屋』ことトリコの物語開幕。
常識を超えた身体能力のトリコが繰り広げる、獲物との超絶バトル漫画といったところでしょうか。
読み切りとほぼ同じ設定での連載スタートです。
「グルメブームなんてかなり昔だよなぁ〜」というのが実感なので、なんだか時代錯誤的な感触もないではないのですが、それを言うならワンピースだって海賊時代は何百年も前にすぎているわけで(笑)。
まぁそういうファンタジーだと思えばよいのかと。
ところで、それとは別にこの作品には、多少居心地の悪い感じがあるのです。
否定的な意味で居心地が悪いのではなく、わざと居心地が悪いように作ってあるんだと思うのですが。
それは、グルメ追求のために生き物を無駄に狩ってしまう内容であるってところですね。
無益な殺生話としか見えない一面があるのです。
何もそんなガララワニなんて食べなくたって人間は生きていけるのに、なぜわざわざ世界の果てまで追って狩らなければならないのかという、後ろめたさのようなものを感じてしまうのです。
怪獣のようにでかくて凶悪に見えたところで、それは自然の摂理のなかで生まれた自然の動物であるには変わらない。
悪いやつだから倒すというセオリーではないんですよね。
人間が獲物を狩って食べるということは、ごく原始的な欲求を満たす形なのだから、何もそんなことをいちいち気にしなくてもいいのかもしれませんが。
私がそういうところが気になってしまうのは、やっぱり「グルメ」そのものが「贅沢」であり、極端に言えば「醜い所業」であると考えているからなんだと思うのです。
そういった面に対しては、読み切りでは貧困にあえぐ難民への救済という、ひとつの回答のようなものがありました。
しかし難民に必要なものは一度きりのグルメではなく、継続的な生活必需品の補助であるはずだという反論も大きかったはずです。
それはまぁ読み切りですから、描けることが少なかったのだということなのかもしれません。
ですので、今回の連載で、島袋先生は「グルメ」でいったい何を描きたいのか、そこが私は気になるんですね〜。
しかし新連載で、2話ぶっつづきの話で2話とも巻頭カラーって!
聞いたことないですよそんな扱い!
ONE PIECE
表紙連載、あれ、カクさん元気だ!
キリンなら子供に大人気でしょうね〜。
しかし、看護婦マリィがまじカワイイ件について(爆)。
ゆるせんな天竜人、まじゆるせんな!
おもにマリィについてですが(笑)。
このあいだのつかまった海賊のくだりはさして「ゆるせん!」とはならなかったのですが、今週はかなり「ゆるせん!」ね(笑)。
さすがはわれらがゾロ!
天竜人に斬りかかる。
てゆーか、そもそも天竜人がなんだかもゾロは知らんわけですが。
それを止めたのはなんとジュエリー・ボニー。
ちっちゃい子供に変身してますね。
なんらかの悪魔の実の能力者であることは間違いなさそうです。
年齢を自由に変えられる「トシトシの実」とかでしょうか。
からっきし強そうに思えないけど(笑)。
いつも大口開いて、へんちくりんな口紅してますけど、かなり美人ですね〜。
これはしかし、ゾロ×ボニーのフラグでしょうか(笑)。
介入したボニーとはちがい、今回ギャラリーとして解説役に回ったルーキー達。
ウルージ僧正、アプー、カポネ、ホーキンスあたりは、なんだか格が低く見えてきますね。
さて、さらわれたケイミー。
「もしもし!!? おれだよおれっ!! チョッパー!!!
あの…アイスの種類が多いから!!!」
あいかわらずテンパるとわけわかんねーなチョッパーは(笑)。
キャラの細かい個性を忘れない尾田先生ステキです。
ケイミー探索のためにサンジが頼みの綱としたのは、なんとトビウオライダーズ。
おお、なんと早くも登場ですか。
しかし、人魚をさらうのはわかるのですが、魚人も売買の対象になっているとは。
アーロンさん、なんか話が違うじゃないですか〜。
魚人は優越種だったんじゃないんですか〜?(笑)
あれだな、アーロンさんは実はこっちで迫害を受けて、それで弱いイーストブルーに逃げこんで強気になってたのかな。
そう考えるとアーロンさんもかわいく見えてくる(笑)。
NARUTO-ナルト-
ついに明かされるイタチの真実。
なるほど、イタチは最後までサスケに対し、うちは一族の暗部も、木ノ葉の暗部も知られたくなかったのですね。
だからこそ最期まで自分を悪役として信じ込ませて、それをサスケの生きる原動力にさせたかったと。
サスケが里を抜けたのなら、真実を明かしてもいいのではないかと思ったのですが、真実を教えてしまったら、サスケが今みたいに大混乱に陥り、全てを失ってしまうんじゃないだろうかという不安がイタチにはあったかもしれません。
また、イタチは自分の犯してしまった罪を罰してくれる存在として、サスケに期待をかけていたのかもしれませんしね。
今回の話で、イタチというキャラクターにかなり納得が行きました。
納得がいかないのはサスケ自身ですよね。
いったいぜんたい、なんでそれを今まで誰も教えてくれなかったんだよって話です。
イタチが話してくれれば、こんな辛い思いをしなくてすんだのにって、そのうちきっと思うんじゃないでしょうか。
話してくれれば、もっと全然違ったことになったはずなのに。
今は大混乱で、何も信じられなくなっているサスケですが、ちょっと落ち着いてきたらどんな方向に走り出すのか。
なかなか不安なところです。
そして、このマダラがなんの得があって、イタチの真実をサスケに語って聞かせたのか。
何か目的があるのは間違いないところでしょう。
BLEACH
すげーモッコリだな山本総隊長!(爆)
と思ったら杖だった!!(爆)(爆)
いやゴメンなさい、ノッケから下品で!
でもそう思ったのは私だけじゃない、です、よね!?(笑)
握菱鉄裁(つかびし てっさい)さん登場。
このひとも尸魂界出身だったのか。
とすると、ウルルとかも出てくるのかな?
そして鉄裁の助手として登場、有昭田鉢玄(うしょうだ はちげん)。
なんだ、ハチはこの時代の「剣八」だと予想してたんですが(笑)。
名前がハチだけに。
なんだかんだで結局、派遣部隊はヴァイザードに。
これで彼らが全滅し、生き残るために浦原が開発した技術で仮面化する…というような流れなんでしょうか。
追い詰められヒヨリのもとに、かけつけた平子。
だがその前に立ちふさがるバケモノは、まちがいなく六車拳西。
さぁどうする平子。
しかし謎の敵の目的は、いったいなんなんでしょうね〜。
ダブルアーツ
シスター達を後に残して逃げるキリとエルー。
しかしその途中、納得できないとして戻ろうと言い出すキリ。
「大事なことは…!!
心が本当にしたいと思った事をしろよ!!
そうでなかったら…!!
きっと一生後悔する…!!」
それはたしかにそうなんだけど、「本当にしたいこと」もなかなか分からないのが人間ってものじゃないでしょうかね。
それがわかったらあまり苦労しないと思うんだなぁ〜。
ここまで、言うことがなかなか妙を得ていたキリですが、今度ばっかりはそれはただのワガママなんじゃないのかなぁ〜と。
子供はやっぱり子供かと、そんな印象を受けましたね。
ましてやキリひとりの命じゃない、キリひとりに全世界のトロイ患者の命運がかかっていると考えればなおさらですよね。
そして戻ったキリとエルー。
これは最悪だ。
戻るなら最初から逃げなければいい。
逃げるなら逃げてしまえばいい。
最も悪いのは、一度逃げてそして戻ることです。
戦力の逐次投入は各個撃破のいい標的じゃないですか。
やっちゃいましたね〜キリ。大失敗です。
まさに最もやってはいけない戦法をとってしまいました。
さぁどうするのキリ。
エルーも消える寸前。
手をつないで初めてパワーを発揮できるキリなのに、つながってる相手が敵ではお互いプラス状態で意味ナシ。
いきなりとんでもない勝ち目のない戦いになっちゃいましたがダブルアーツ、いったいどんなオチが待っているんでしょうか。
いやぁ、なんだか今までのホンワカモードはどこへやら、ホントいきなりの「やるせない壮絶バトルモード」に驚きです。
アイシールド21
お、ヒル魔のお父さん?
ついに登場か。受付の人がちょっとひいてるところを見ると、外見ちょっとおかしい人なんでしょうか(笑)。
どんな人なのか楽しみですね。
「試合前のこの感じはいいよな
なんかこう…血が冷たくな」
「いや リアルに寒いんだよ雪で」
毎度毎度のこのやりとりが変化球できたか(笑)。
やられた、笑ってしまった(笑)。
つるつる坊主の名前は安芸礼介(あき れいすけ)。
なるほど、英雄アキレスだけど、帝黒学園のアクレス腱なのね(笑)。
さて、いろいろと準備も整って、ついに試合開始。
おそらくこれがアイシールド21という漫画のラスボス戦。
泣いても笑ってもこれで最後です。
いったいどんな戦いになるのでしょうか。
きっといろんなネタをず〜っと練ってきたでしょうからね。
一話一話じっくり楽しんでいきたいところです。
というところで前半戦終了。
また明日っ!
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