2008年05月18日

エロはテロを駆逐する!?

 よく言われる話で、科学技術の進歩の原動力は、「戦争とエロ」だというのがありますね。
 戦争があると兵器開発で技術は発達するし、平和だと技術浸透の起爆剤となるのはエロだと(笑)。
 昔、日本でビデオデッキが急激に普及した理由は、アダルトビデオの存在が大きかったというのは有名な話ですね。
 今回みつけたニュースは、もしかするとそれを越えちゃうかもしれないお話。

アラブ圏からイスラエルのエロサイトへアクセス殺到
5月17日 21時00分
 エロは世界紛争を超える。テロの戦火が絶えないイスラエル、パレスチナ間に分離壁の建設が始まったのは2000年。アラブ系人種が入植するパレスチナ自治区からの自爆テロ防止のための対策だが、インターネットを介した「侵入」は食い止めることができなかった。イスラエルのポルノサイトに、パレスチナを含むアラブ諸国からのアクセスが殺到しているのだ。

 月に250万ものアクセスを誇るイスラエルのポルノサイト、ラチューブ.co.il(ヘブライ語で「湿った」)はその一つだ。ポルノビデオをオンラインで販売しているサイトで、2003年に開設された。

 「アクセスが増えたのは、2、3年前から。アラブ諸国のウェブサイトに広告を出したというわけでもなく、みんなグーグルやヤフーといった検索エンジンで『イスラエル』『ポルノ』」といったキーワードで検索したり、口コミで到達している。最近では25%のアクセスがアラブ圏からだ」

 サイトの所有者、トマー・ハーパズ氏は言う。アラブ諸国のアクセスはカタール、イラン、クウェートなどとイスラエルが政治的に敵対し、国交を樹立していない国々。最もアクセスが多いのはパレスチナ自治区、サウジアラビア、ヨルダンだという。

 「宗教や文化的問題から、アラブ圏でポルノは御法度。そこで距離が近く、ポルノ規制の緩いイスラエルにアクセスが殺到するのだろう」

 アラブからの「侵入」の理由を、ハーパズ氏はこう分析する。

 ハーパズ氏はポルノサイト所有者の他に、実はポルノビデオ監督という肩書きも持つ。これまでイスラエル発の名ポルノ作品を数本生み出してきた。その中でも、軍服を着せたいわゆる「コスプレ」モノの作品は大ヒットとなった。

 「テレビなどを通じて、アラブ人を含む世界中の人々が日々、イスラエルの軍人を目にしている。そんな人物の私生活、服を脱いだ状態を描いたら売れると思った」

 思惑は大当たり。公開直後、数千ものダウンロードがあったという。

 ネット以外でもテレフォン・セックス専用の電話ラインをイスラエルで運営している。従業員の女性は100%ユダヤ人なのに対して、男性は利用者の70%がアラブ人だというから驚きだ。

 「イスラエルとパレスチナ・アラブの紛争は政府同士の問題。一人一人の住民にとっては関係の無い話だ。ポルノは所詮「エンタメ」で、紛争を解決するわけでもないし、悪化もさせない。ましてや僕はアラビア語でもサイトを一部展開していることから、多くのアラブ人から感謝のメールをもらうくらいだ。アラブ界のポルノの救世主みたいなもんだね」

 ハーパズ氏は涼しげに語った。


 終わりなき報復を繰り返す中東の、憎しみの火を鎮めるのは、もしかしちゃったらエロなのかも!?

 イスラエルの「軍人コスプレもの」が受けているという話に大笑いしてしまいました。
 いやぁ平和だ(笑)。
 潜在意識的には憎しみがあるからこそとは分かっていますが、なんだか殺伐さを解かす話題じゃないですか。

 こういうのも、文化交流って言うのですかね。
 いや、立派な文化交流ですよね(笑)。
 文化交流から相互理解が始まり、憎しみを捨てて和解に至る。
 もしそうなったら素晴らしいじゃないですか。

「紛争は政府同士の問題。一人一人の住民にとっては関係の無い話だ。」

 と語るハーパズ氏の言葉は少々楽観的すぎるとは思いますが、それでもそういう楽観的な見方がないと、希望なんて見えてこないのかもしれませんし。

 冗談みたいな話というか、ノリ的には充分冗談なんですが、でももしかしたら……っていう希望をのせたくなっちゃう話題ですね。

 陰謀説が好きな人に言わせると、「こういった現象自体がイスラエルの陰謀なんだ!」なんて事になるのかもだけど(笑)。



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