これ、面白いかも。
普段あまりドラマは関心がもてず、月9を見るのも何年ぶりかわかりませんが、木村拓哉が総理大臣をやるらしいぞ、ということで興味が沸き、ためしに観てみました。
国会議員の父親が急死したことにより、急遽選挙に担ぎ出された小学校教師・朝倉啓太(木村拓哉)は、当初は乗り気ではないものの、ふさぎこんだ母親が担ぎ出されるくらいなら自分がと選挙に乗り出す。一度落選したら皆、諦めてくれるだろうと。
しかし、そんな啓太の思いとは裏腹に、イケメンの啓太を利用した有能なスタッフの戦略が功を奏して人気は上々。当初余裕顔だった対立候補も焦りだす。
そんな選挙戦も終盤となったある日、ある報道に選挙事務所は冷水を浴びせられる。10年以上前の啓太の父親の汚職疑惑が報道されたのだ。
あらすじはこんな感じで、お堅い政治ドラマを想像されてしまいそうなんですが、コレが意外とちゃんと娯楽ドラマしていて楽しい。
最初は政治面を期待して観始めたのですが、エンターテインメントとしてしっかりつくられているので、時間を忘れて見入ることができましたね。いやいやなかなか楽しい。
政界トップの方々の滑稽な言動や、選挙事務所のぶっちゃけちゃった内幕やら、話題もわかりやすくシンプルになっていて面白い。
「政策なんてのはな、当選してから作ればいいんだ」
というぶっちゃけぶりは最高です(笑)。
これを言ってのける阿部寛演じる選挙プランナー韮澤勝利がカッコイイ。
200戦199勝の選挙の神のような存在で、手段を選ばない辣腕ぶりと傲慢さは見ていて爽快でちょっと憎たらしい。このアクの強さは阿部寛ならではの魅力充分です。その1敗の秘密がまた人間ドラマじゃないですか。
Waoが言ってましたが、「CHANGEが成功したら、韮澤勝利だけでスピンオフが一本撮れる」っていうのはその通りです(笑)。
木村拓哉演じるところの、生徒に舐められちゃってるダメ教師ぶりも面白いところ。
しかしどこか人を惹きつける魅力が垣間見えて、ただのダメ男じゃない何かを感じさせます。
生徒達も、結局は先生のことが大好きだったわけですしね。
そのどっちつかずな中途半端さがなかなか難しいところなんでしょうけれども、これから実はこの朝倉啓太が総理大臣になってしまうと聞けば、この中途半端さはその伏線かと思えるではないですか。
これからだんだんと隠された輝きが表に出てくるのかもしれません。
また、第1話のクライマックスになる、最後の街頭演説シーンは秀逸な出来。
筋書きにない事を言い出した啓太に、スタッフの深津絵里はそれを止めようと「マイク切って!」と慌て出す。
それに対し啓太は、「まだ話は終わってない!」と、人が変わったように一喝。
誰もが予想していなかった、選挙に担ぎ出された「人形」ではない、「本当の朝倉啓太」が出た瞬間なのでしょう。
「ボクは、そんな事を子供達に言いたくありません!!」
という、教師ならではの視点と真心。
この演説には心打たれるものがありました。
さて、次回より晴れて国会議員となった朝倉啓太のドラマが始まるわけですが、そうそう簡単に総理大臣になれるわけもなく、それまでにいったいどんなドラマが展開されるのか。
はやくも後援会長の娘(加藤ローサ)が啓太に片想いを始めてたりと、そちら方面も伏線が張られ、硬軟両面でストーリーが展開されることが予想されますね。
脇をかためる役者陣も豪華。
演出も手堅く王道でなかなか見ごたえあり。
小難しい政治話をやさしく噛み砕いてエンターテインメントにしてくれるドラマとして、期待が持てそうです。
最後はいったいどんな結末となるのか。
日本の現代政治へのなんらかのメッセージが込められているのか。
そういった面でもなかなか楽しみになりそうです。
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じゃ、私って加藤ローサ?○(#゚Д゚)=( #)≡○)Д`)・∴'.
ごめんなさい<(_ _)>
ちなみに、出世してからは選挙プランナーまがいの事してました。
じゃ、私って阿部寛? (#゚Д゚)ゴルァ!!
でも、当確出てからその後を見ないで帰っちゃう場面なんかは、「あ、一緒だw」なんて思ったり。
ドラマは面白かったですが、リアリティがイマイチかな〜と。
今後はその辺も気になって見たいとは思うけれどw
キャッチコピーってさ、ふつー選挙プランナーが持ち込むだろうって思ったりw
僅差で厳しい選挙だったら、スタッフは事務所に居る間は誰かれかまわず電話かけてますし、宛名書いてます。
深津さんのポストの仕事なら、寝てる時間ありません。
そいでもって、街宣カーに乗って街に出たら、主役よりも目立たないように、後ろから指示出します。あくまで、候補が目立たないと意味ないしw
駅の朝立ち、夜立ちはあんなもんかもしれないけど〜w
ただ、同僚議員秘書(?)から、君は(候補を)当選させることだけを考えろ……だったかな……的な事を言われた姿は、すごく共感できて「きっつ〜」って思ったりw
見ていてこっちまで堪えたw
内情は恐ろしいですよ。
リポDやユンケルを、人目のないところで一気飲みしるウグイス達とかw(←こいつも一気飲みしてたw)
加藤ローサみたいに、お肌の色つやが良い子なんていませんよ。
2週間でボロボロですよ。
残念なのは加藤ローサの演技がなー。
厳しい選挙だったのなら、もっと当選したら喜んでもよさそうなもんなのにと思ったり……。
(泣くよウグイス・選挙終盤……違w)
いや加藤ローサは好きですよ。
彼女のケンタッキーのCF見ると食べたくなるしww
あ、それは、単なる食欲か……w
内容が内容だから観ているだろうなと(笑)。
>ドラマは面白かったですが、リアリティがイマイチかな〜と。
たしかにそうなんでしょうね〜。
選挙終盤ともなると声をガラガラにして疲弊しきっている候補とか、テレビでもよく見ますし、候補がそうなんだからスタッフなんてよっぽどなんだろうな〜って思ってました。
なるほど、ユンケル一気飲みするウグイス嬢か。でもそれはそれで(笑)。
まぁしかし、リアリティはないけど、だから選挙ドラマ、政治ドラマではない、あくまで月9の娯楽ドラマなんだということなんでしょうね。
あえてドラマ重視としてリアリティは切ったことでしょう。
そういう選挙の内実がわかってなくて脚本書いたとも思えないし。わかってて切った部分なんでしょうね。
お肌ボロボロの加藤ローサなんて見たくねーし(笑)。
(あ、ケンタCMいいですね〜w
ムーシャ♪ ムーシャ♪ しあわせー♪ って耳に残るしw)
しかしそう考えると、丸1年戦いっぱなしのオバマさんとヒラリーさんはスゲーな。バケモノだな〜(笑)。
まぁそれはそれとして、そうやってリアリティを切って描こうとしている国会ドラマって、いったい何を描き出そうとしているのか、気になるところです。
リアリティを切ったからこそ描ける「理想像」みたいなところも、あるのかもしれませんね。