2008年03月24日

週刊少年ジャンプ17号感想

ワンピース 背表紙つながる超ロングイラスト01〜17号

 うぉえぇえ!?
 背表紙が戻ったよ?
 14号から15号の間ですっとんでいたナミがここで出てきました。
 しかも、今回の1枚でも「ミッシングリンク」は埋まらず。
 謎は深まるばかり。
 つまり、こっからはパズル状態になるってことなんでしょうか?
 バラバラにランダムに出てくるんでしょうか。
 それとも単なる印刷ミス?
 いや〜、謎だわ〜。

 表紙は新連載第3弾「ダブルアーツ」
 新人離れした画力の高さもさることながら、いい意味でとても少年ジャンプらしい雰囲気がします。
 しかし、ふたりともなんていう寝グセ!



新連載巻頭カラー ダブルアーツ

 死の病「トロイ」の発作を抑えるため、つないだ手を離せなくなってしまった少年キリと少女エルレインの物語。
 私的には、新連載3作のなかでは一番絵が見やすい。
 語り口も読みやすく、スムーズに世界に入ってゆくことができました。

 冒頭、トロイにかかった患者を治すエルレインですが、立ち去る前に一言、

「きっと私は20歳までは生きられないと思います」

 と洩らしてしまうところがいじらしい。
 シスターだからって、死を受け入れているわけではない。
 やっぱり死にたくないってどこかで寂しく辛く思っているんでしょう。
 だから、思わずポロって洩れちゃったんでしょうね。
 本当は一人前の立派なシスターだったら、こんなこと患者の家族に洩らしたらいけないことでしょう。
 恩着せがましいことこの上ない。
 エルレインという少女は、シスターとしてひとりで巡回する以前そういう教育も受けたのでしょうが、それでも思わず言ってしまったんでしょうね。
 顔では平然として、シスターとしての仕事に誇りを持っているようでも、胸のうちのどこかで切なさが破裂しそうなんでしょう。
 この一言があるからこそ、ここからの展開が上手く回っているように見えました。

 しかし、電話で助言してくる女性とおぼしき人物の口調はどうなんだ。
 気の抜けることこの上ないというか、命をいったいなんだと思っちょるんだって気がしてきますが、しかし、こういうしゃべり方する人に限ってかなり偉大な人だったりするんでしょうね。
 昨今のジャンプでは、先生キャラや先輩キャラなどの、いわゆる「優秀な先達」「一見いい加減だけど凄い人」というかなり画一的な型が出来てしまってますね。
 「放任主義」でありながら「理解者」であり、命がけで「尻拭い」もしてくれるというような、そういうパターンにはまっちゃっている気がします。
 そのキャラ性自体悪いことではないのですが、それしかないというのもちょっと寂しいものです。
 まぁしかし、このダブルアーツの先輩がどうなるかはまだわかりませんが。

 キリとエルレインの約束の下り、ちょっとだけグッと来ました。
 こういう「感動路線」の漫画のようですね。
 病気をテーマにしていますし、命がテーマの中心にすえられた作品のようですから当然なのでしょうが、こういう「感動」を描いてくれる漫画はジャンプでちょっと久しぶりな感じが。

 キリとエルレイン、息のあった格闘技を披露。
 というより、キリがエルレインの動きに合わせるものすごい才能の持ち主ということのようですね。
 「ダブルアーツ」というのが、キリの描いていた絵の「アート」と、格闘技の「マーシャルアーツ」と掛かっているようです。

 格闘シーンは正直さして見栄えのするものではなかったのですが、

「一瞬だけ手を離す」

 のコマの表現力がなかなか。
 コマに勢いがあります。

 暗殺者は最初なんで屋根の上にいたんだ?とか、狙われているシスターをなんで1人で活動させてるんだ?とか、戸板に食い込むほどの勢いのナイフを肩に受けて「大した事ない」ってどういうこと?とか、ところどころツッコミ所はありますが、全体になかなか「読みたい」って思わせてくれる漫画でした。
 まぁなんていうか、女の子と始終手をつなぎっぱなしっていう所が一番のポイントかもですが(爆)。
 でも実際やったら辛いだけだろうけどね。

 ところで「トロイ」っていう名前や、透明になって消滅しちゃうなんていうところを見ると、これってネットの仮想世界なんじゃなかろうかって思っちゃいますよね。
 たとえばエルレイン始め、この世界の住人すべてがコンピュータの作り出した擬似人格だけど、キリひとりが人間だった、みたいな。



ONE PIECE

 扉絵シリーズはCP9編だったようですね。
 服をビリビリにされたカリファは既に布をかぶっているようで残念(←アホ)。

 麦わら一味の最初から全員揃った総力戦ってのはなんだか珍しいですよね。
 格下相手に余裕ムードですが、それぞれ活躍が見られて面白い一本でした。

 ゾロもはっちゃんを助けつつ「船長命令だバーカ」とか渋い。
 このふたりも過去をわすれて仲直りできそうですね。
 はっちゃんすっかり仲間キャラです。
 が、まぁさすがに「一味の仲間入り」はないでしょうけど。

 しかしルフィが海に落ちることを心配するナミがちょっとかわいい。

「諦めなさいよ!!もー
 助けないからね!?」


 とか言いつつきっと助けてくれるナミが大好きだ(←バカ)。

 注目は初陣のブルックさんの新技「眠り歌・フラン」
 なんかこれ見てアニメ「ルパン三世」でこんな話があったなぁなんて思い出しちゃいました。
 指揮棒を振ると超音波が出て、聞いたものの精神を凶暴化させてルパンを襲いだすって話でしたが。
 いやいやこれは便利な技だ。まさにゲームにおける詩人位置ですね。
 ことによると眠らせるだけじゃなくって、催眠術をかけて言うとおりにしたり、暗示で味方を強化したりできるかもしれませんね。
 ルフィとチョッパーなんて今回とばっちりで寝ちゃってますし、暗示で強化したら思いっきり強くなりそうです(笑)。
 ゾロと剣士としてかぶることが懸念されていたブルックさんですが、また違った方向で活躍していけそうで安心しました。

 また、地味に砲撃手として初めて活躍しているウソップが見られたのも嬉しいポイントでした。

 そして、やっぱり気になる鉄仮面。
 ルフィは顔を見知っていたようです。

ルフィ : 「あ〜〜〜〜!!! お前っ!!!」
鉄仮面 : 「…おれを… 知ってるよな…!?」


 しかしこの会話微妙だ〜。
 鉄仮面のセリフが「おれを覚えてるよな」ではなく「おれを知ってるよな」っていうのが微妙です。
 これがドン・クリークだったりすると、「おれを覚えてるよな」ってなると思うんですが。
 「知っている」という表現がひっかかるんですよね。
 やっぱりルフィは顔は知っていても、直接因縁関係を持っているのは別の仲間ってことになるんでしょうか。



NARUTO-ナルト-

 イタチの残り火が森に燃え広がり、それをサスケの呼んだ雨雲が消火してゆく。
 さすがのイタチの黒い炎も、本人が倒れた後では只の火のようです。
 これにて本当に決着がついたってことなんでしょうね。
 しかし、とばっちりの火で大蛇丸の小蛇が燃え尽きてるのは哀れ。
 せっかく生き残ったのに。
 サスケの頬をつたったのは、血か、それとも涙か。
 サスケを突き動かしていたイタチへの執着を失ったこれから、はたしてサスケはどこへいくんでしょうかね。
 言ってしまえばイタチはサスケの全てであったわけです。
 その全てを失ったサスケは、なんだかカラッポになっちゃったような気がするんじゃないでしょうかね。

 さて、場面は転じてようやっと主役のターン。
 かと思いきや、意外なシノのターン!
 ところで、なんでこの人たちって戦ってたんでしたっけ。
 久々すぎてすっかり忘れてますよ。



Cカラー バリハケン

 「勝緒結女(かつお ゆめ)」ってこれまたムチャっぽい名前だ。
 前回の「軽い のれい」があったもんだから今回もきっと仕掛けがあるんだろうな〜って思っていたんですが、まったく予想できず。
 「結女」→「夢」くらいはわかりましたが、吐血の「ブッ」とつなげて

「ぶっ かつ…お… 助けて…やってくれ……」

 と来るとは。
 この漫画、毎度毎度そういう萌えキャラの名前にからめて勘違いワードを楽しませてくれるようですね。
 ある意味「読者への挑戦状」ですよ。これはこれからも楽しみ。

 そして、団吾に心酔する強力な舎弟がひとり誕生。
 タイトルの「派遣組」も誕生したし、今後こんなかんじでいろんな部に派遣されつつ仲間を増やしてくんでしょうね。



アイシールド21

 掴み取った夢に快哉を叫ぶ一同。
 「叶った」んじゃなく、「叶えた」んだっていう下りが感動。
 今までの様々な試練が思い起こされてきます。

 マルコ、勝負に敗れるも氷室先輩の心はガッチリ掴んでいた。
 なんだ結局マルコ幸せなんじゃん!!
 そんな幸せなふたりはいいとして、あれだけ前評判の高かった峨王にほとんど触れられなかったのが残念。
 まぁ先週ぶっ倒されながら栗田を賞賛していたあのモノローグで充分か。

 MVPを取るも、腕のシビレでトロフィーを落として壊してしまうセナ。
 その言い訳に「こんなとこがゴールじゃねえ!」というヒル魔のセリフに飛びつくセナですが、すぐその考えに納得し、新たな覚悟をするセナ。

「クリスマスボウルで帝黒学園に勝って 全国制覇すること……!!!」

 アイシールド21という漫画が、新たな章に入った瞬間ですね。
 今ですら既に限界を超えたところで戦っている泥門が、これ以上いったいどれだけ戦えるのか、心配になってしまうのですが、きっと彼らならやってくれることでしょう。
 これまでも彼らが見せてくれたように、一戦乗り越えるごとにきっと大きく成長してくれることでしょう。
 しかし今はとにかくこれまでの頑張りに祝福を送りたい。

 そしてついに顔を見せる真のアイシールド21。
 なるほど、ゼッケンが「22」になっている!
 それで今までほとんど情報がなかったんですね〜。



銀魂

 どうした空知先生!
 時たま荒い絵のある銀魂ですが、こんなに絵が荒れたのも久々ですよ〜。
 お姉さんと銀さんたちが遭遇するあたりからペン入れすらしてない下書きが乱発されてますし、しまいにはお姉さん透けてますよ!「トロイ」感染してますよ!
 つーか次のコマの銀さんなんて誰だかわかんないし。
 いったいどうしちゃったんでしょう空知先生。
 今回は話も異様に混沌としていていつもの感じじゃない気もしますしね。いや銀魂は、こんなカオスが健康体かw
 とりあえず、なんか体調不良でもあったんじゃないかとちょっと心配。



BLEACH

 空座町を丸ごと流魂街に転送って、これまた豪快なことしますね〜。
 住民達は全員寝ているって、それはそれで事件後そうとうの騒動になりそうなんですが、まぁソウル・ソサエティとしてはそこまでは知ったこっちゃないか。
 それにしても、せっかく出番かと思ったのに現世のひとたちが登場できなさそうでちょっと残念。
 あ、でも一護のおやじさんたちとか、ヴァイザード連中まで転送されてるとは考えにくいですね。
 隊長たちがピンチになったらババーンと登場するってパターンかな。

 そして、エスパーダ軍団ぞろぞろ登場。
 しばらくはこの大人数戦闘ってことになりそうだなぁ〜って思ってたら、目次コメントによると「ある人達」の過去の物語が始まるって。
 藍染さんたちの過去かな?

 ウルキオラが復活。
 いやぁなんだか凄い懐かしい(笑)。
 長い幽閉生活でしたね〜。 
 これで織姫をめぐる一護vsウルキオラという「恋の三角構図」に戻ったわけだ。
 しかし物語はすっかり現世モード。
 また彼らが放置プレイされるのは確実でありましょうなぁ。



魔人探偵脳噛ネウロ

 ネウロ、髪飾りの緊急エネルギー源まで投入しつつも、道具を呼び出す力もない。
 ここまで追い詰められることになるとは。
 この戦いは決着がついたようですが、今後が心配されるなかなかの緊張感です。

 しかし、ここで笹塚刑事がネウロの戦いを目撃!
 この展開は驚きです。
 まぁ笹塚さんのことだから、うすうす気づいてはいたでしょうけどね。
 それでも、この漫画のこれまでの予定調和が崩れて、また違った形になっていくかもしれないっていうのはワクワクします。
 ヒーローの正体バレ話って、どんなときも最大の見せ場ですもんね。
 はたして、ネウロと笹塚さんが対シックス共同戦線を組むことになるのかどうか、気になる展開です。



ぬらりひょんの孫

 新キャラ妖怪・鴆(ぜん)登場。
 なにやら精神分裂の疑いすら出てきそうな過剰反応の嵐。
 ちょっと前半ついてけませんでしたが、根はいい人そうですね。

 お茶を出そうとしてドジッ子属性を披露する雪女、なんていう一幕がよかったのですがまぁそれはどうでもいいか。

 ラスト、鴆を救うためにリクオが妖怪化。
 当分妖怪化はおあずけかと思っていただけにちょっと意外でした。
 しかし私が注目したのは、

「いいぜ 鴆は弱ぇ妖怪だかんな オレが守ってやるよ」
「ハハハ… はっきり言うな… 夜のリクオは…」


 の後の時間経過を表す一コマ。
 これは腐女子ターゲット・ロックオンか(爆)。
 「この間にいったいナニが!?」てな感じのものすごい勢いで食いつかれそうな予感。
 いや、私自身そういうの興味はまったくない一般男児なわけですが、それでもそういうのの教祖的存在の栗本薫小説とか読んでますとね、耐性がつくというか遠巻くらいの距離感で眺める感じで楽しかったりするのですよ。
 腐女子的に作品を楽しむんじゃなくて、腐女子の人たちが熱狂している様子を見るのが好きなんですね〜。
 「ぬら孫」は、あわよくばポストNARUTOやポストリボーンを目指しているのかもしれないですね〜。
 金未来杯であったエッチ系要素を消滅させたのも、もしかするとそういう狙いかもしれませんよ。

 さて、最後まで妖怪モードのリクオ。
 「オレは海賊王になる!」みたいな感じで「オレは三代目を継ぐぜ」なんてヤル気マンマン。
 野心家というより、弱いものを護る為の義侠心のあらわれでしょうか。
 でも人間状態にもどったらケロリとしてるんでしょうね。



SKET DANCE

 全部のカードを思い出すだけかと思ったら、なんとスタープラチナ発動!
 シャッフルしたカードの順番まで正確に思い出すとは!
 なんか初めてボッスンの集中モードが本当にスゲーって思えましたよ(←地味に失礼かw)

 その間、安形がしかけてくる揺さぶりも、しかし興味深いものがあります。
 ヒメコもスイッチもボッスンを頼っているようで、実はボッスンがふたりに助けられている。たしかにそうかもしれないですね。
 はたしてボッスンの過去に何があったのかという、ちょっと深刻そうなくだりです。
 今までスイッチやヒメコについてはいろいろ伏線がはられていましたが、ボッスンにも何かあるってのは盲点でした。
 安形はそれを知っているってわけじゃないんでしょうね。
 人を見抜く安形独自の才能がそれを嗅ぎ取ったってことなんでしょう。
 これは今後のスケットダンスの大きな伏線かもしれませんね。

 さて、ゲームは最終局面。
 ついにボッスンが「ピクシー見つけた」宣言。
 しかし、こういう一人称で駆け引きものをやられると、一人称のほうが負けるんじゃないだろうかって思っちゃいます。
 普通は一人称側が負けるのがセオリーだけど、セオリーを上手く破るのが篠原先生だしな〜とか、いろいろ考えちゃいます。
 これは緊張感のあるヒキだなぁ〜。
 あいかわらずスケットダンスは語り口がうまい。

 しかし、二週にわたりルール説明をするのだけはキツイものがあったかも。
 読者これきっと読み飛ばしますよ〜。
 でもそれが、「そこから読み始めた人でも読める形」に徹底して仕上げるこだわりなんでしょうね。



HUNTER×HUNTER

 ゴンが怖い!
 まるっきり危ない人!

「タスケナクチャ……って 何?」

 の顔なんてもう、ブチ切れる寸前の人じゃないですか(爆)。
 いや〜今週はピトーに肩入れしてハラハラドキドキの一話でした。

 また今週、ピトーの心が覗けたところで感動してしまいました。
 ピトーは、ただ命令を忠実に守るだけのロボットじゃなかったんですね。
 王の命令だからコムギを治療しているだけじゃなかったんですね。
 王にとって大切な人であり、その大切な人を失ったら王がどれだけ心を痛めるか理解しているから治療している。
 ピトーはコムギのおかげで、王がひとつ大きな王になれたってことを命より大切に思っているんですね。
 コムギのおかげで王が得た精神的な何かを、自分も嬉しく思っているんじゃないでしょうか。
 今思うと、傷ついたコムギを抱きかかえる王を見てピトーが流した涙は、そういう意味だったんですね。
 この必死にゴンに訴えかけるピトーからは、ロボットのような忠誠心ではなく、心から王のために尽くすことを願っているものの誠意が伝わってきます。
 これは今まで猫らしくひょうひょうとしていたネフェルピトーからはまったく予想できなかったことなのでかなり意外でした。

 両の掌を上にして「偽らない事」を不器用に、しかし必死に訴えるピトーのなんて切ないこと。
 そしてまたそれがなんて人間的な姿なんでしょう。
 自分を犠牲にしてでも大切なものを守ろうとする、キルアのいう母猫のような姿こそ、まさに人間的な美しい自己犠牲の姿です。
 ここに、キルアの一番恐れていた「予想外」の事態が起こったんでしょうね。
 キメラアントは生態系を破壊する存在であり、非人間的なバケモノであり、カイトを破壊した憎むべき敵だという大前提が崩れ去ってしまいました。
 思い起こせば、これはカイトが懸念していた事態ですね。

「仲間をゴミって言うような奴等に同情なんかしない!」

 というゴンをカイトは、

「それが危険なんだ 仲間想いの奴がいたらどうするんだ…?」(19巻)

 と心配していたのでした。
 冨樫先生のなかではあのときから今回の展開は着々と計算されていたのでしょうね。

 ゴンの葛藤が息詰まる苦しさとなって伝わってきます。

「勝手な事 言いやがって…… 勝手だよ……!!!」

 まさにそうでしょうとも。
 やるせない思いではちきれてしまうような思いでしょう。
 これでゴンは手が出せなくなりましたね。
 これだけの誠意を見せられて、なお手を出せるゴンではないでしょう。
 ゴンは、堪えきれずに壁でも殴りそうな勢いです。
 それが、ヂートゥの聞いた音につながるんじゃないかって予想できますね。

 そうしたら、治療待ちで手持ち無沙汰になる2人の、いい感じの暇つぶしになりますよね。
 音を聞きつけてやってくるヂートゥ。
 振り上げた拳の下ろしどころを見つけて殺気立つゴン。
 でも、たぶんキルアのことだから、ピトー戦を控えてピトーに手の内をバラす訳には行かないから俺が1人でやるって言い出すでしょうね。
 そしたらキルアの活躍どころが生まれますし。
 うんそれでいこう(←誰だオマエ)。



PSYREN−サイレン−

「取り消せ 雨宮はイカれてねェ」

 ……物凄く説得力がなくて悲しくなるなぁアゲハ君。
 そうなんだよね〜、「ちょっと壊れてるだけ」なんだよね〜。

 でも、

「どうってことないわ
 …信じてもらえないのはいつもの事だし」


 と言って悲しげに俯く雨宮は哀れですね〜。
 アゲハ君でなくても守ってやりたくなる。
 こうやって雨宮は非力ながらもなんとかしようと、死のゲームのたびに説明を何度も繰り返し、そのたびに傷つけられる言葉を吐きかけられてきたんでしょうね。
 多少目がイッちゃったり心が病んでくるのもムベナルカナですよ。

 こういうのって、数の論理なんでしょうね。
 今回人数が多かったのはこういう意味かと納得しました。
 3人の「知っているプレイヤー」がいて説明しても、それ以上の大多数が初参加者なら、数の論理で話を聞かなくなっちゃうんですね。
 ゲームを繰り返して、味方が増えたら問題は消えていく気がします。
 今は3人しかいませんが、きっと望月朧や霧崎カブトが味方に加わるでしょうし、他にも何人も加われば、初参加者がそれより少なくなって話を聞いてくれるようにもなることでしょう。
 まずは仲間を増やすことですよね。

 そして、今回の舞台は「デューン 砂の惑星」か!
 サンド・ワームが登場!
 これはスケールが跳ねましたね〜。
 雨宮の鎖鎌もヒリューのバーストも叶うスケールじゃないっぽい。
 これは相当数の死者が予想されますね。
 アゲハの謎の能力が鍵になりそうです。



エム×ゼロ

 ここまでいじらしい演出がつづいたルーシーが、すわ消滅!?
 さすがにそれはないと思うけどちょっと心配な流れですな。



サムライうさぎ

 掲載位置がヤバイ!
 ムヒョロジ、K.O.SEN、マディがなくなって最後に来たのはなんとサムうさ!
 バトル編に入ったのがそんなにマズかったのでしょうか。
 流人たちの侍への恨みつらみの過去を仄めかしつつ、けっこう面白いバトルを展開していて私としては楽しめているんですが。




 とまぁいったところで今日は時間切れ。
 今週の感想はここまでです。
 今回の新連載3作品はどれもなかなか読めていいですね。
 どの作品もどういう方向に伸びていくのかわからないという不安はありますが、語り口自体にそれぞれ魅力を感じるので楽しくなりそうなニオイがします。
 個人的に好きなのはダブルアーツかな。
 感動モノは弱いので、そっち方面で来られたらたぶん私は落ちますw
 そんなこんなで来週もまた楽しみ。
 ではまた来週〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪



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