珍しくもそんなグチのエントリーだったりします。
ネガティブ注意!
今日観にいってきた作品は『明日への遺言』という、藤田まこと主演、太平洋戦争終結後のB級戦犯裁判において、ひとり淡々と裁判を戦い抜いた元司令官を描いた作品。
今回選んだ映画館は10以上のスクリーンを持つ大型映画館なのですが、『明日への遺言』はその中でも一番小さなスクリーンホールで、入ってみると年配のお客さんでいっぱい。
内容が内容なので予想はしていましたが、若い観客はひとりもおらず、最も若い世代がたぶん私だったのじゃないでしょうか。
そのせいかどうかはわかりませんし、偶然そういうお客さんが多かっただけなのかもしれませんが、この観客の中の数名が稀に見るひどいマナー違反だったのです。
ポップコーンをかじる音とか、ジュースをすする音とか、カバンをガサゴソやる音とか、隣の人とちょこっとボソボソしゃべる声とか、そのくらいは多少遠慮してくれれば映画館にはつきものですから別に構わないのですが、これが遠慮会釈ナシにあちこちで起こると困ります。
アメリカの映画館なら話は違います。
あちらでは笑える場面ではみんなでゲラゲラ笑い、画面にツッコんだり皆で悲鳴あげたりして大いに盛り上がるひとつのショーとして映画を楽しむのが普通だと聞きます。
が、日本の映画館ではちょっと違うじゃないですか。
カラッポになったジュースの底を「ずーずー」ストローで吸い続けるのはやめてください。
一度くらいはまだしも二度はやめてください(笑)。
寝息やイビキも聞こえてきましたが、そちらのほうは映画館では常識というか名物みたいなものだと思ってます。
多少なんだかなぁとは思いますが腹を立てるほどでもないよなぁ〜と思ってるのです。
ひどかったのはケータイマナー。
めずらしいことに上映中にケータイメールを打ったり着信したのを確認してたりという場面がしょっちゅう。
あちこちでケータイ画面の強い光が灯ります。
若い人向けの映画でもこれは珍しいと思いますよ。
さらには、2時間の上映時間中に都合4度(もしかして5度?)は鳴り響いた着信音!
そのたびに座席中央付近に座っていたらしきその人物が、着信音の鳴り続ける携帯電話を持って場外へ急ぐのです。
これにはもううんざり。
ムカッぱらを通り越して呆れかえってしまいました。
この着信音の人は同一人物かどうかまではわかりませんでしたが、着信音が毎回違ったようなのでおそらく違う人なのでしょう。音が出た場所も違ったと思います。
一応確認したいのですが、映画鑑賞中は「ケータイの電源はOFF」がマナーだと思います。
なんらかの事情があってOFFにできない理由があったとしても、「マナーモード」にしてできるだけ画面の光は漏れないようにするのが望まれるところなのではないでしょうか。
あの画面の光は意外と強いもので、災害時には懐中電灯の代わりにもなるくらいなんだそうです。
映画館で懐中電灯がパッパッっと灯る光景は、あまり好ましくないですね。気が散っちゃいます。
あと少なくとも私は、「暴れん坊将軍」の着信音が鳴り響く映画館には観にいきたくありませんね〜(笑)。
一概にこう切り捨てたくはないのですが、今回のような映画の場合、普段あまり映画館に出向いたりしないお客さんが多かったのではないでしょうか。
映画の内容が内容ですから、そういったお客さんがほとんどすべてだった可能性は大きいと思います。
そのために不慣れでマナーを知らない人が多く、今回のような珍しいくらいの事態となったのではないかと、思ってしまうのです。
いつもネガティブなことは言わない私がめずらしくこんな事を書いたので、まとめはポジティブに行きます。
「逆に考えるんだ」です(笑)。
今回そんな感じだったお客さんたちは、今回の映画をきっかけにしてどんどん映画を観にいってくれたらいいなと思います。
そうしたら自然とマナーが身についてくる人はついてくるでしょうし、ダメなひとも誰かが注意することもあるでしょう。
さすれば映画館の観客も増えていい感じ〜、みたいな?(爆)
それがいいと思うのですよ。
話題はちょっと変わります。
ここまでと同様、これも個人攻撃の意味ではないと受け取って欲しいのですが、映画の終盤のことです。
電動車椅子のバック時の警告音が「ピーッピーッピーッ」とエンドロール直前に鳴り響いたのは大きな興ざめでした。
普段ならば対して気にも留めないことかもしれませんが、前述したようにそれまでがあまりにあまりだったものですから余計に印象が強かったのかもしれません。
それは、大きな電動車椅子を、出入り口付近に据えて鑑賞しておられた体の不自由なお客さんだと思うのです。
気を使われて他のお客さんの出入りの迷惑にならないよう、早めに会場を出ようと、気配りをされたのだと思うのです。
とてもしっかりとされている方だと思います。
その心遣いはとても素晴らしいと思うのですが、いかんせんその電動車椅子の警告音だけは困ったものです。
私はその車椅子の持ち主を責めているのではなく、車椅子メーカーに、もうちょっと改良の努力をして欲しいのです。
たとえば、警告音を切る操作を、暗いところでも手元で手軽に出来るよう改良していただきたいなぁと思うのです。
決して身体障害者が外に出て娯楽に接するのを阻害する意図で書いている文章ではありませんので、そこのところご理解ください。
逆に、そのような一場面も起こるのだと言う事を知っていただいて、改良のきっかけにしていただければと思うのです。
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