表紙は大昔のホラー映画のポスターといった感じのテイスト。
この賑やかなお祭騒ぎなノリは、まさにスリラー・バークですね。
しかしナイトメア・ルフィ、青かったんだ!
過去感想はこちら→ 四十七 , 四十八
スカルジョーク集はこちら→ イッツ・スカルジョーク!!
ネタバレ注意!
今回もっとも気に入ったセリフはこれ!
「人として 恥ずかしいわ」
「もう二度と…… 二度と誘わないで「ドッキング」」
このロビンが最高!!
「ビッグ皇帝(エンペラー)」への「ドッキング」をかたくなに拒絶したシーン。
絆が深まっても冷静さは変わってない所がとてもいい。
それでもちょっとだけ他人行儀な感じが解けてるのがうかがえて、なお素晴らしい。
SBSコーナーでも言ってますが、尾田先生はそういった言葉のはしはしに「仲間のムード」を表現するのが上手いんですよね。
今回の面白さはなんと言っても、麦わら一味の次から次へと飛び出てくる合体技!
冒頭の「ビッグ皇帝(エンペラー)」なんていうギャグから始まり、全員(ルフィとナミ除く)の力で“1ダウン”奪う見事な連携プレー。
ウソップとフランキーの“スーパーサイズ火の鳥星”や、チョッパー+ゾロ+サンジによる“ジェンガ砲”などなど、見ていてほんとにワクワクさせられます。
麦わら一味の強い結束がこれほどに発揮されたことは、もしかしてこれまでなかったんじゃないでしょうか。
フランキーという新メンバーを加え、ロビンが仲間として絆を深め、ウソップがあらためて真に仲間になったこのタイミングで、こういう話になるっていうのがとても嬉しいです。
いやあ本当にいい仲間たちだなぁ〜。
あわやと言うところでかけつけたナイトメア・ルフィによってオーズをボロボロにしますが、決定打とまではいかず。
それはそうでしょう。
相手はゾンビですから、どんな痛みも通じない。
痛みでは倒れないわけです。
そこでやっぱり頼りになるのが仲間達!
最後は麦わら一味一丸となったパワーで決着と言うのが実に美しい。
ナミが雨を降らせ、フランキーとウソップがそれを冷凍してオーズの足を止める。
チョッパーが指示を出し、サンジとゾロがオーズの姿勢を起こし、背骨を真っ直ぐにする。
ブルックがルフィをかかえ、ロビンの作った足場を駆け上り、オーズの真上にルフィを落とす。
そしてトドメはルフィの「ゴムゴムのギガント・バズーカ」。
しかしそれが通ったのも、ルフィがたどり着くまで、仲間達が必死になってオーズの左腕を攻め続け、ついには動かなくさせていたからだと。
一人でも欠けたら、オーズには勝てなかった。
全員がそれぞれの役割をしっかり果たし、死力をふりしぼったからこそ勝てたんだと。
きっちりと構成が行き届いたいい話です。
これこそ「少年漫画の王道」じゃないですか!
ところでちょっと気になるのが、今回ウソップ・ギャラリー海賊団で公式にツンデレ宣言されたペローナさま。
一瞬でバーソロミュー・くまに消滅させられてしまいましたが、いったいどうなってしまったんでしょう。
そのシーンの前の、思わせぶりなくまのセリフからすると、それこそ「怨念渦巻く古城のほとり」に飛ばされちゃったんでしょうか?
表紙連載の「エネルのスペース大作戦」がなんだか不思議なままに終了しましたが、次の表紙連載は「カクさんの再就職物語」として、その次あたりで「ペローナのワンダー・バカンス編」が見てみたいな〜なんて思いますね。
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