2008年01月08日

映画感想 ファイナル・デスティネーション

満足度96点(DVD、あめじすと様より拝借)
 ホラー・サスペンス。あの手この手で攻めてくる死のオンパレードがお見事!
 緊張感を盛り上げるテクニック、観客の呼吸を読みきったストーリーの舵取りが素晴らしい。



 凄惨な大事故の直前、予知夢によってそれを回避した高校生アレックス(デヴォン・サワ)。アレックスが起こした騒ぎに巻き込まれることで、偶然命を救われる形となった5人のクラスメートと1人の教師。しかし死の運命は彼らを逃してはいなかった。次々と事故死してゆくメンバーたち。そのなかでアレックスは、繰り返される死に、ある法則性があることに気づく。はたして、アレックスと仲間達は、運命をねじまげ、死に抗うことができるのだろうか。


 まず冒頭の予知夢までの演出がズバぬけて素晴らしい。
 緊張感をあおるサブリミナルな映像、思わせぶりな音楽と音響。
 カメラワークに役者の表情とがあいまって、計算しつくされた「何かが起こる!」というムードが出来上がっています。
 妙に敏感になって、なんでもないようなもの、ひとつひとつにビクビクしてしまうこの緊張感がたまりません。

 予知夢で見る光景も素晴らしい。
 じわじわと盛り上がってゆく不安、ちょっと一安心させて突き落とす呼吸の妙。
 大パニックの絶望感も相当です。
 現代人として、この悪夢を想像したことがない人というのもまずいないことでしょうし、これはおっかない。
 是非実際に鑑賞してご堪能アレ。


 予知夢によって死を回避できたかと思われた7人のメンバー。
 しかし本当の恐怖はここから。
 開始される死のオンパレード。
 じんわりじんわり忍び寄ってくるものから、四方八方包囲しての芸術的なからくり、はたまた嵐のように奪ってゆくものまで、ひとつとして同じパターンがないというのも面白く、飽きが来ない。
 実によく計算しつくされています。
 なんというかこれは、死の曲芸大サーカスを見ているような、そんな気分にさせてくれます。
 ひとり、またひとりと殺されるたびに、私は恐ろしさよりもその圧倒的な多芸さに見惚れて大喝采。
 思わず嬉しくなってしまいました。

 この映画は、おわかりかと思いますが、人が死ぬたびに「キャ〜〜!」「ギャハハ!」と言って大騒ぎして楽しむ悪趣味なタイプ。
 硬いことは考えず、シンプルにバカ騒ぎして楽しめる人にオススメです。


 私の特にお気に入りは「キッチン」ですね。
 シーンの始まりの、「これか?」「それともこれか?」という恐怖を予感させる思わせぶりな最高の演出。
 そしてそれがいよいよ始まれば、様々なギミックが芸術的にからみあって、まるでドミノ倒しかビリヤードでも見ているような、次々連鎖する死のからくりの見事さ。
 そしてなんと言っても最後のあのダメ押しから感じる、突き抜けた悪意。
 あんな素晴らしい殺人シーンは観たことがないです。


 ヒロインのクレア役アリ・ラーターは、セクシーさも兼ね備えつつ、エキセントリックな雰囲気のある美少女。う〜ん私ごのみですな。
 ラストシーンも最高のサービス。
 これは素晴らしいショーだ。


 また、本作は続編として「デッドコースター」「ファイナル・デッドコースター」の2本が作られているらしい。
 しかも「デッドコースター」の脚本は、私が大好きな「バタフライエフェクト」の監督が作っているとか!
 これは観ないと!
posted by BOSS at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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