2007年11月26日

週刊少年ジャンプ52号感想

 今年最後のジャンプ52号。
 といってもまだまだ年内に4冊は出るわけですが、「は〜、これで一年おわったか〜」ってな感じがしちゃうのはジャンプ読者ってもんですなw
 しかし、なんで雑誌の号数って実際のカレンダーとこんなにズレてるんですかね。
 一月半ずれることにどういう意味があるんだろう。

 表紙は劇場版公開間近のブリーチ。
 最近ちょっと存在感の薄い主人公が表紙飾っていると、ああ、やっぱこいつが主人公だったんだよなと思い出しますw

巻頭カラー BLEACH

 ボコられてダウン中の5人が見開きカラー。

「クソッタレ。こっからが本番だぜ!」

 って感じですが、隊長たちが到着した今、彼らボコられ組が活躍するのは半年以上先の事じゃないのかねw

 本編の戦いはおおむね誰もが予想したとおり。
 「コーラを飲んだらゲップが出るってくらい確実」な予想がそのまま演じられ、千本桜を出した白哉がゾマリを圧倒。
 なんというか、セリフではなかなか人をおちょくりあう面白い戦いでしたが、実力が天と地の差ですからね〜。
 白哉の「千」とか「億(!)」に対して、ゾマリさん最初から「5体」とか「50」とか、ケタがそもそも違いすぎる。
 ちと哀れでしたな〜。

 なんかこのへんだけで読むと、エスパーダでも隊長クラスと互角以上に戦えるのは10人中上位陣だけなんじゃなかろうかとか思えてきちゃいますよね。
 初めの頃は、エスパーダには隊長格でもキツイようなことを言ってたと思うんだが。
 なんかちょっと「余裕なんじゃ?」的な感じに思えてきちゃいました。
 まぁあれか、そう思わせておいてまたひっくり返すのが久保先生のオサレ道でしたねw
 今回の隊長登場シリーズで彼ら隊長達を活躍させておいて、半年後にはボコに負けさせるのが狙いでしょうw



NARUTO-ナルト-

 一見有利に見えると「これって負ける前フリだよな〜」とか、一見不利に見えると「ああ、これをひっくり返して勝つわけね」と、だいたい逆の展開が待っているんじゃないかなって思いますよね。
 特にジャンプだとその傾向が強いでしょう。
 よっぽど実力差がないかぎり、終始押し続けてそのまま勝負が決まるような勝負はないわけで。
 しかし、こと自来也先生に限っては、押してようが押されていようが「死にフラグ」にしか見えないという妙な現象が起きていますねw

 せっかく秘策の幻術を使って仕留めた3人が復活してきて、さらには6人に増えちゃったと。
 おまけに左腕はモゲ〜ッ。
 絶体絶命
 これで本当に大逆転して自来也先生勝ったらなんか物凄いビックリすると思うw



アイシールド21

 先週に引き続き、今もっとも熱いアイシールド21!
 だれがみんなを奮い立たせる役になるのだろうとそこを注目していたのですが、予想以上の熱さ。
 結局誰も心を折られてない!
 誰もが熱い!

「終わりだ 泥門は・・・」

 という高見の言葉をかぶせることでまるでそんな雰囲気に見せておきながら、ひとりとして棄権しようなんて言うヤツがいない。
 そこまでみんな成長していたのか〜って思うと嬉しくなっちゃいますね。

 マルコに聞かれたムサシが

「その質問の答えはおそらく−−− 俺一人で吐く台詞じゃあないな」

 という言葉がを返しますが、これまたブラフになってますね。
 一見みなの意見を聞こうというちょっと弱気ともとれる言葉ですが実はそうじゃない。
 ムサシには最初から全員続けるに決まっているっていう答えが見えているんですね。
 いやぁシビレる!

「ぶっ  こ  ろす!  YEAH−−!!」

 この泥門チームの掛け声がここまで熱くほとばしるように響いてきたのは初めてですね〜。
 今までは試合に臨む気合をたたき出すための掛け声でしたが、今回は自分達の中から自然と湧き出てくる、抑えきれない闘志が吹き出すかのような雄たけび。
 う〜んあいかわらず稲垣先生うまい話を作るし、村田先生も見せ方がうまい。

 そして、ヒル魔が倒れたあとのクォーター・バックをセナが引き継ぐ流れもうまい。
 なるほど今回の白秋戦はこのための試合だったんですね〜。
 だからこそ、王城戦が準決勝になったのかと、初めて納得いたしました。
 たしかに、準決勝で白秋とやってヒル魔の腕折ったら決勝に間に合いませんもんね。

 しかし、マモ姉。結局手紙セロテープで直してたのねww
 ひそかに名作映画パロで吹きましたww



SKET DANCE

 う〜んまたなんかダメっぽい教師が出てきたな〜w
 この学校ろくな先生おらんですよ。
 ぐうたらギャグは今週も冴えてますね〜。
 個人的には

「このグリップとテイルを一繋ぎに見せるスタイルを「ワンピース・フェアリーテイル」と言うんだ」

 に吹きましたがw
 他誌まで巻き込んでギリギリじゃないですかw

 今週はギャグのたたみかけがこれでもかってな感じで非常にテンポよかったですね。
 ぐぅたらな中にもテンポありです。
 しかし、魅力的じゃない男の新キャラだしてもアンケート伸びないだろうなぁw



銀魂

 しまった〜〜〜〜〜〜〜!
 MADAOの「M」だったか〜〜〜〜!
 ここまでわかりやすいヒントを見逃していたとはww
 今週の最大のヒットはこの冒頭のマダオでしたねw
 そしてさらにひっかけられたのは、宇宙人と思いきや土方&沖田コンビとは!
 さすがにまとめに入っていると思って油断してましたw
 ちょっとしたギャグショートシリーズかと思いきや、意外な馬鹿祭りになってきちゃいましたね。
 しかしまぁ、ここ一連の笑いはすべて「実は誰々でした」っていう「出オチ」の連続なんですよね。
 それだけで話を続けられる銀魂って、やっぱキャラ濃い連中が多すぎるって話ですなw



魔人探偵脳噛ネウロ

 誰かとおもったらセレブってブルース・ウィリスだったのかぃw
 今週もこのウィリスといい川原の金八先生といい、意味のない脇キャラがダークに濃くていい。

 肉まん→ダンボールハウスときて大雨で洪水でしたか。
 時事ネタからめてうまい流れを作るもんだと今週も感心。
 けしてそうではないのに、シックス陣営が相手だとネウロが正義のヒーローになっちゃうのが気に入りましたよ。
 本人にその気はまったくないのにね。
 面白い構図を作ったものです。

 ところで石垣刑事が作ってた「東京路線図」
 やっぱり気になりますよね。
 あれが今回の事件で一役買いそうな気がしますね。

 また、ネウロのやりかただとしかし、ただ普通に洪水を止めるっていうやり方はしないような気がしますね。
 例えば反対側の堤防も決壊させて、川の左右で溢れさせれば、それだけ被害面積は広がるが、それぞれの地域での被害は小さくなる。
 もし片方だけの被害なら水没する家屋も無数に出て、人的被害もでるかもしれないが、両方の川岸に被害を分散することによって人的被害はでないくらいの水没レベルで抑えられる。
 なんていうアクロバティックな解決もしかねませんね。



サムライうさぎ

 困りきったうさぎ道場の面々のところへ待ってましたとばかりに帰ってきた摂津さん。
 しかし「生けるモテ神」には笑ったw
 こんなところにもて王の後継者がいたとはww

 そして、ただのナンパ戦ではないことはわかってましたが、面白いトンチ戦になりましたね。

 「相手の女子をほめるべからず」
 「自分の事を話すべからず」


 となるとどうすればいいんでしょう。

 答え1:腕ずく
 答え2:金で釣る
 答え3:仲間の事を語る


 あたりかな?
 ライバルチームは1、2をやってきて次々失格していきそうですね〜。
 相手のことも自分のことも話せないとなってくると、自然と3の、道場の仲間の話になるんじゃないでしょうか。
 鰐淵さんが見たいのは当然ナンパの腕ってことじゃなく、どれだけ仲間の事を魅力的に語れるか。仲間の良さを知っているか。つまりはどれだけ道場の結束があるかっつー点なんじゃないですかね。
 ごっちんはそこで間違って志乃のことを話しちゃいましたがねw
 まぁどれだけおノロケしとるんだよとw



HUNTER×HUNTER

 緊張の前回のヒキだったもんだから今週はドッキドキ。
 しかし、どんな凄まじい形相になっているかと思えば、自分を押さえ、むしろ今まで見たことがないほどに穏やかな表情。
 逆にこれが怖いですね。さすがです。
 この一連の王の表情は実にいい。
 煮えたぎるような怒りとか、絶対の優位をゆるがず確信する王者の誇りとか、コムギへのほとばしる優しさとか、いろんなものがないまぜになっているんだけどそれら全てを押し止めてあくまで平静になろうとする感じ。
 とても人間的じゃないですか。
 それも極めていい王です。
 心と政治、武略をバランス感覚を狂わさずに扱える、精神の漲り切った充実を感じます。
 これは本当に厄介なラスボスもあったものですね〜。 

 そして王のコムギに対する愛が本物になってたってのがとてもいい。
 グッときます。
 純愛です。
 コムギまだ死んでないのかな?
 ピトーが治療すれば元通りになれるんでしょうか。
 ぜひ復活して欲しいですよね。

 そして私の穿った読みですが、ピトーの治療によりコムギは目も見えるようになって、そして初めて見る王の姿はしかし、すでに動かない姿となっていた・・・・・・とかね。
 そういう悲恋を予想しちゃいます。
 もしくは王は既にこの世のものとも思えぬ凶暴な姿となっているんだけど、それでもコムギが王だと見分ける感動的展開とかね。
 いやぁ冨樫先生がそんなベタなことやるかのーうww

 一番大きな危惧としてあった、コムギの治療を拒否したピトーが王に食われるのでは?という予想は、ピトーが王の風格にどこから沸いてくるのかわからない感動に打たれたことで回避されました。
 あの外見に似合わず悪魔的なオーラを背負うピトーにも、そうするととても人間的な篤い情があるんでしょうか。
 そうすると、もしかするとゴンはとっても苦戦しそうですね。
 情のない悪魔が敵なら容赦なく全力を出せるゴンも、ピトーがそういうタイプだと知ったら、ちょっとやりにくくなるかもしれません。
 いや、まだあの涙はピトー自身も何故だかわかってないわけですし、予断は許せませんね。

 突入組の戦闘は、ナックルとモラウのターン。
 モラウが紫煙機兵隊(ディープパープル)と自分のパイプの囮でスキを作り、自分が宮殿奥へ突破しようとするのを誘いとしてナックルが2度目のハコワレ。
 ハコワレを食らっているユピーを尻目にモラウは宮殿奥へと。
 流れるようなチームワークでしたね。
 しかし戦況は一進一退どころかまだまだユピーの絶対有利動かず。
 戦闘能力の差が開きすぎてますもんね。
 頭の悪いユピーを戦術でハメて倒すのは簡単だろうとタカをくくっていましたが、ここまでパワーに差が開いていると緊張感ありますな〜。
 いくつも罠にはめて着々とダメージを与えていっても、一発でもマグレでユピーの攻撃が当たってしまえばハコワレ全額返済されかねないっつーのがw
 そしてメレオロンは一撃で潰されるだろうしね。
 コワイコワイ。

 しかし、ユピーはいよいよ寄生獣モードですなw
 ここまでくると冨樫先生ノリノリで遊んでいるとしか思えなくなってくるw



P2!

 わかっていたけどついに来たP2!打ち切り
 いやぁ悲しいなぁ〜。
 最近の打ち切りのなかではもっとも「もったいない感」溢れる打ち切りですよ。
 キャラクターはいいし、ドラマ作りも面白い。
 試合展開や演出の随所に上手さが光ってなかなか熱いものがあったんですけどね〜。
 なにもかもこれからって感じがしてたのに。
 いいキャラクターが揃い、ヒロムの成長が始まり、さぁこれから成長物語が始まるぞってところだったと思うんですけどね〜。
 いやいや残念です。

 なにが悪かったのかと問われれば、「派手さに欠けた」っていう所でしょうか?
 あとは味方陣営のキャラクターがちょっと魅力に欠けたところかもしれないですね。
 ライバル陣営や周囲の女性キャラクターは魅力的な人がいっぱいなんですが、味方が地味でしたね。
 誰ってそりゃ、今回負けたダブルスですがw
 意外と今回は化けて勝つんじゃないかと期待していたんですがね〜。
 打ち切りということで化けそこなったのかもしれませんねw
 そうそう梟宇くん、妹のごほうびもらいそこねましたねww

 急遽決まった感のある打ち切りでしたが、伏線はうまく回収できましたね。
 川末兄妹の確執も綺麗にあかされ、さらにアキラ→ヒロムの恋のトキメキが始まっちゃうというナイス場面まで。
 この兄妹の確執もそこまでダークにならなくってよかったよかった。
 なかなか清々しいじゃないですか。
 なんだかんだ言って、お互いがお互いの事を思っているんですね。

 ラスト、見開きのこのイメージは不思議な光景ですね〜。
 一見荒涼とした荒野のような、風の強さを物語る雲が嵐を予感させるようでいて、さす光やそよぐ花は楽園をイメージさせる。
 まだまだ歩みだしたばかりで右も左もわからないヒロムには、世界がこう見えているってことでしょうね。
 遠い熾烈な戦いの道かも知れず、楽しくってしょうがないエキサイティングな道かもしれず。
 この微妙感がいいんでしょうね。
 しかし、そこに立つハゲ頭がw
 ギャグにしか見えなくて吹き出しちゃいましたw

 急ぎ足でラストに駆け込んだんでしょうけど、あまり展開を焦った感じにさせないよううまくまとまってますし、やっぱり江尻先生うまいなぁって思いますよ。
 本当の完結編は1月発売の赤マルですか。
 おっしゃ読ませていただきましょう。

 ちょっと早いですがとりあえず連載終了おつかれさまでした。
 今回の連載は残念でしたが、江尻先生の作品ならまたぜひ読みたいって思います。
 はやく第二の連載ができるといいですね。




 というわけで、ベルモンドに続きP2!が連載終了。
 噂って怖いですね〜。当たっちゃってます。
 このままだとしかしハンターが打ち切りですよ!
 うへぇそれはホント嫌だなぁ〜。
 まぁたとえジャンプで打ち切りでも他のメディアが放っておかない気がするんですがね。
 インターネット配信でハンターなんてやったら物凄いことになりかねませんって。

 さて、その打ち切りであいた枠ですが、次回からゾクゾクと新連載が始まるようです。
 まずは「みえるひと」の岩代俊明先生の「PSYREN−サイレン−」
 名前からすると超能力モノっぽいですね。
 岩代先生の作風はけっこう好きなんで期待しちゃいます。
 続いてキックボクシングもの、金未来杯の「MUDDY」、ギャグマンガの3本が次々連載開始。
 金未来杯からいち早く登場がMUDDYでしたか。
 てっきり「ぬらりひょんの孫」だと思ってましたがこれはちょっと意外かな。

 しかし、ワンピースないとどうしても物足りないものが!
 現在それほど自分の中でヒートアップしているわけじゃないんですが、それでもないとダメージありますw
 あることが普通になっているんですよね〜。
 やっぱり偉大なマンガだ。

 次回は新年2008年1号。
 うは〜、まだ新年なんて気分じゃね〜w
 それじゃまた来週〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪

ラベル:ジャンプ 感想 WJ JUMP
posted by BOSS at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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