2007年11月21日

スティール・ボール・ラン #32 感想

 ウルトラジャンプ2007年12月号掲載。
 ジョジョの奇妙な冒険 Part
7
 SBR #32 追憶の館
 の感想でありまっす。

 ネタバレ注意!

 戦いの合間にはかならず珍妙なギャグパートが入るのが最近のSBRだったりしますが、今回もまたやってくれましたねw

 ひとつめはクマちゃん人形ふたたびw
 シリーズ冒頭でいかにもふてぶてしいアウトローとして登場したジャイロでしたが、実はクマちゃん人形みて「ニョー」とか奇怪な笑いを漏らすという面白い一面を見せていたのは印象に残ってました。
 そのクマちゃん人形がここへきてまた出てくるとはw
 ちゃんとジャイロ持って来てたんですね〜w
 荒木先生のことだからすっかり忘れてんじゃないかな〜って思ってましたがw
 それもまぁ長旅のせいでクマさんボロボロ。
 そりゃぁあれだけ激しい旅路ですからね、原形をとどめていることのほうが不思議ってもんですw

 もういっこギャグがありましたが、これは初読時には見落としていました!
 シスター姿のホット・パンツにジャイロが「し・つ・れ〜い」やってたんですねww
 読み返したときに見っけて吹き出しちゃいましたw
 なにを真顔でやっとるんだかww
 おどけてるんじゃなくて真顔でやっちゃうところがいかにもジャイロですね。


 さて、話はこのままジャイロ&ジョニィ編に進むようですね。
 ウェカピポ&ルーシー編はおあずけか。うーん気になる。
 ジャイロ達のほうにホット・パンツが来ちゃったってことは、ウェカピポがルーシーを発見できる確率がものすごく低くなったってことですよね。
 まぁジャイロらと遭遇するまえにホット・パンツがウェカピポと接触できていれば問題ないんですけど。
 ただ、タイミングとしてちょっと厳しそうですね。
 マジェントが生きてたっていうサプライズもありましたし、これは大統領近辺かなりきな臭い。


 まぁしかし今は主人公サイド。
 今回のみどころは、なんつってもホット・パンツを押し倒したジョニィw

「君は修道女なのか?
 故郷では・・・・・・普通の女性に戻ったりするのか?
 ・・・・・・・・・誰かを恋したりとかするのか?」


 って、オイオイ!
 尋問がいつのまにか口説きに変わってきてるぞーww
 質問文で口説くとテストで0点だって知ってたか?ww
 なんだかジョニィってば、ホット・パンツに惚れちゃったみたいですね〜。
 まぁジョニィは今はいいキャラになりましたし、応援したいかな。
 最初の頃は嫌なやつでしたが、今はまっすぐな好青年ですからね。
 この恋がうまくいくのかどうか、というかホット・パンツが生き残れるのかどうか、かなりシビアだとは思いますがうまくいって欲しいもんですな〜。
 しかし、そろそろホット・パンツの本名が明かされてもいい頃なんじゃないかなぁ。
 いくらなんでも本名ってことはないでしょ?ww
 いや、荒木先生のことだ。わからんかなぁ〜(爆)。


 ホット・パンツがはまったらしい敵スタンド攻撃は、いつものことですがワケわかんない謎だらけですね〜。

「離してはいけない」
「あたしは捨ててしまった」
「さし出してしまった」
「絶対に捨ててはいけない」
「あたしが捨ててしまったから」


 ホット・パンツの謎に満ちたこの言葉たちは何を意味するんでしょうか。
 そもそも「何を」?なんですが、これらの「離す」とか「捨てる」とか「さし出す」というのはひとつのものを指しているんでしょうか?
 ひとつだとしたら「遺体」ってことになるんでしょうけど。
 しかし、ホット・パンツの体から生えてきたように見える「子供」が意味深。
 「実はホットパンツは昔、子供を捨てた」なんて事を暗示しているようにも見えますよね。
 過去の重荷を実体化させて動けなくする能力ということ?
 過去の重荷にはスタンド攻撃は効かないとか、そういうことでしょうか?
 いや、それだとジョニィの捨てたナイフやジャイロの捨てた人形まで出てきたのはどういうことだかわかんないですよね。
 捨てたものならなんでも実体化させて体にメリ込ませる能力ってことでしょうか?
 それだけだと、ちょっとホット・パンツの言っていることとマッチしない感じがするんですよね〜。
 なぜそれで遺体が奪われなければならなかったのかとか。

 そもそも「捨てた」「奪われた」「さし出した」っていうのはちょっとずつ意味が違いますもんね。
 ホット・パンツはなんか複数のことを混乱しながら言っているような気がしますね〜。



 で、ラスト。
 敵スタンドと思われる姿の下にかなりパーツの揃った遺体が。

 両耳+胴体+脊椎+心臓+両腕 のように見えますね。

 胴体部はホット・パンツが最近入手したものを敵が奪ったと考えればいいんですが、問題は「右腕」ですね。
 「右腕」はクリーム・スターターでも細切れにできないため、排水溝を通らないからルーシーに預けられているはずのものです。
 これがなぜここになるのでしょう。

 答えその1:ルーシーから敵が奪った
 答えその2:ホット・パンツが捨てたものだからスタンドが起動した。
 答えその3:実は偽物。


 ルーシーの変装が発覚してたら、今回冒頭のあのシーンとはチグハグになりそうですよね。
 てことで私の予想は2の、敵スタンドの能力が起動して、「ホット・パンツが捨てたもの」をなんでもかんでも取り寄せた。
 そんなところじゃないかな〜?

 うーん。
 想像するだに恐ろしい能力だ。
 そりゃね〜、巧妙に処分したはずのエロ本とか戻ってきたら大ショックですもんね!!(爆)



 そして、乙一版の小説ジョジョ発売に先駆けて、荒木先生との対談が今回のオマケでしたね。
 なんだかもう乙一さんがすっかり素人のファンみたいに荒木先生を崇拝しているっていう雰囲気が伝わってきて実に微笑ましい。
 読もうかどうかちょっと考えていましたが、この熱心ぶりを見ると読みたくなってきますね。
 それも、荒木先生自身が4部時代に目指していてできなかったことを、4部を舞台とした今回の小説には、それがある、という荒木先生の言葉は凄いですね。
 社交辞令としてもなかなかです。
 乙一さんの小説は読んだことないんですが、これも機会ですし何冊か読んでみましょうかね。
posted by BOSS at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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