エピソード1/ファントム・メナス:94点
エピソード2/クローンの攻撃:90点
エピソード3/シスの復讐:92点
エピソード4/新たなる希望:100点
エピソード5/帝国の逆襲:90点
エピソード6/ジェダイの帰還:100点
(レンタルDVD)
え〜、突発的にスター・ウォーズが観たくなってエピソード1〜6を家族で一気に観ちゃいました。
1と4〜6までは昔に観てたんですが、2,3はまだだったんですね。
まぁ全部初見というわけでもないですし、エピソード1から6まで一気にまとめてざーっと感想といたします。
私も一気に観てしまったんで一つずつ感想を書く気分でもありませんしねw
さて、一気に観るに当たって順番をどうしようかと思ったのですが、スターウォーズ好きの友人Waoに聞くと旧三部作であるエピソード4〜6を先に観てから、新三部作のエピソード1〜3にしたほうがよいとのこと。
やっぱり作られた時代が違うこともあって、かなり映像技術に差があるので旧三部作を後にするとどうしても見劣りしてしまうだろうとのことでした。
観てみて納得。
旧三部作は旧三部作で実に面白いし、特撮効果も創意工夫いっぱいでワクワクさせられるのですが、新三部作の画像技術はとんでもない迫力だと改めて知ることに。
連続で観たものだからその技術の進歩に驚かされますね。
さらに思ったのは、おそらく1〜3は、4〜6の旧三部作を観ていることを前提に作られているなぁ〜ってことですね。
ああ、あの人の若い頃はこうだったのか〜と、そういう楽しみ方が随所に散りばめられておりますし、話の謎を明かしてゆく順番なども、旧三部作を観ていることを前提にデザインされていると受け取れました。
これが逆だとどうなるのか、やってみた人がいたら教えて欲しいですが、たぶん1〜6を順に観るとあまりピンとこないかもしれませんね。
特にエピソード4でダース・ベイダー卿の正体が明かされるところなんて、なんの面白みもなくなっちゃうし。
改めて観て思うのは、なんてまぁ広大な世界なんだろうってことですね。
まさに広大無辺の果てしない宇宙。
映画のスクリーンには出てこない無数の恒星や惑星たち、そこに住み無数の文明を開く生命たちの息吹を想像させられます。
映画として主人公達が活躍している場所は非常に限定された場所ですし、登場人物も極めて整理されて少人数。脚本もよくまぁここまでシンプルに纏め上げたものだと思うくらいにシンプル。
それでいてどうでしょうねこの無限の広がりを感じる世界観は。
C-3POが自慢する「わたくしは600万を越す宇宙言語や暗号に精通しており……」というセリフからは、銀河のあちこちにそれぞれ独立して発生した文明が無数に存在することを想像させられます。
また事あるごとに画面に登場する、様々なバリエーションを見せる宇宙人、生物相の豊かさも、こちらの想像を刺激します。
たとえ一瞬画面を横切るだけの存在でも、そのディテールはひとつひとつ非常に凝った造りをしていて、きっと何度観てもあらたな発見があることでしょう。
まさに混沌の宇宙というイメージです。
昨今流行のファンタジー作品と、このスター・ウォーズは非常に似ているようでいて、実はまったく逆の存在だと私は思います。
ファンタジー作品は基本的に閉じた世界です。
時間的にも空間的にも、ファンタジー世界ではほぼ閉じていて、「それ以上行ったらどんづまり」という壁で閉じているものがほとんどです。
「ハリー・ポッター」は、現実世界を舞台にしているものの、主な舞台は魔法の学校から外に出ません。その学校は外の世界から隔絶された世界となっています。外の世界を必要としないんですね。
あの壮大な「ロード・オヴ・ザ・リング」も、本質的には閉じた世界だと言っていいでしょう。
舞台としては広大で、様々な種族が住みます。
しかし、その全ての種族が指輪の伝説の力に縛られています。指輪の力が完全に世界を支配しているんですね。
その他の力は、あの作品では力学上存在する余地がありません。
長々と書いてしまいましたが、何が言いたいかというと、こういうスター・ウォーズのような壮大な世界を持つ映画って最近観たことないなぁ〜っていうことですね。
無限に広がる世界そのものを創造してしまうダイナミックな映画を観ていないなぁと。
いや別にそういう壮大な映画のほうが面白くて壮大でないのはつまらないと言っているわけではありません決して。
ジャンルとして、そういうでっかい話を観たいなぁという事です。
SFと言うジャンル自体も最近ではナリをひそめてしまったかもしれませんね。
SF作品の絶対数が非常に少ない。
VFX技術の進歩により、今ではなんだって映像化できるでしょうに、SFというジャンルの人気がないんでしょうか。
数少ないSF作品も、大体の作品が地球から離れようとしません。
行って火星か太陽が限度。
広大な宇宙を舞台にしたSF絵巻を作ろうとしたら、どうやったってスターウォーズのモノマネにしかならないのかもしれませんね。
そう言った意味では、スターウォーズの前にスターウォーズなし。スターウォーズの後にスターウォーズなし。と言ったところでしょうか。
個人的にはエピソード4〜6のチャンバラはなんとも拍子抜けだったんですが、それはまぁ昔観た時に知っていたので「まぁこんなもんだよな」って感じでしたが、エピソード1〜3になるとなかなか迫力が出ますね。
特に僕らのマスター・ヨーダが最高!
あのチマっこい体でコマネズミのようにくるくる回転しながら跳ね回っての戦いは観ていて喝采モノ。
うーん、史上最強のゴブリンですね!(違ッ!w
いやいやマスター・ヨーダに惚れましたw
あとはC-3POとR2-D2の癒しっぷりもいいな〜と再確認。
C-3POの間抜けなズッコケっぷりがなければ、この作品はただ真面目なばっかりで疲れてしまいます。
適度に彼が登場して適度にガス抜きの笑いをとってくれるからこそメリハリが利いて面白いんですね。
R2-D2も、あんなドラム缶みたいな外見なのに、どうしてああキュートなんでしょうw
実に不思議なキャラクターですね。
まったくしゃべれない鉄の塊だというのに、頼れて、ちょっと生意気で、実に表情豊かです。
エピソード1〜6の全編通して登場する彼らこそが、このスター・ウォーズの主役であり、狂言回しなんでしょうね。
と、思ってウィキで「狂言回し」の項を調べたら例としてこの二人が載っていた(爆)。まぁそりゃそうかw
旧三部作は観ているけど新三部作は観てないなぁ〜って人はけっこういるんじゃないでしょうか。
どうせ結末はわかっているしなぁって、思うのも無理はないと思います。私もそうでしたし。
ところがどっこいちゃんと盛り上がるいい造りをしておりますのでご安心を。
ちゃんと1〜6まで全部観ることで得られるカタルシスが用意されております。
つーコトで、SWを語りたくなったのでTB飛ばしてみたw
ハンソロはそれこそ鉄板だねぇw
スターウォーズやっぱ観てよかったわ〜。
オススメしてくれてありがとう。
そしてトラバもサンクスです^^