2007年10月24日

コミック感想 ヴィンランド・サガ 5

 プラネテスの幸村誠が描くバイキング叙事詩コミック。
 ヴィンランド・サガも好調の5巻。
 プラネテスは濃く短く終わりましたが、こちらはまだまだ続きそうですね〜。

 ネタバレ注意!



 予想をいい意味で裏切りまくる展開してますね〜。
 このままアシェラッドがクヌート王子を抱えて陰謀駆使して駆け上る話かと思いきや、王子の家に大問題発覚。
 トルフィンがいつか倒す敵としてアシェラッドの背中を追い続ける話になるのかと思いきや、それすらも今度は怪しくなってきた。
 なにより完璧超人として君臨してきたアシェラッドが、実は夢を抱いていて、老いに急かされてちょっと焦ってしまったというのは予想外。
 それによって窮地に陥っているというのも予想だにしない展開でしたね〜。


 まったくもってどのような展開がこの後待っているのかわかんなくなりました。
 というより、この漫画が目指すところがどこなのか、それすらもあやふやになりそうなスリリングさがありますね。


 安直に考えれば、このままトルフィンがトルケル倒す、ないしは痛み分けになってアシェラッドを救出。
 トルケル軍は追跡を諦め、トルフィン、アシェラッドらは王子を抱えて見事逃走。ドラマは当初の目標とすこしズレながらも再度ほぼ同じルートをたどる。
 つまりトルフィンはアシェラッドをいずれ倒すことを目標に今後も奮闘。
 アシェラッドはクヌート王子を利用して出世街道……スヴェン王がクヌート王子を殺そうとしているにせよ。


 しかしまぁここまで追い詰められてそうやすやすといくものでしょうかね〜。
 非常に難しそうです。
 唯一いけるとしたら、トルケルをアシェラッドが味方にできた場合……ですかね。


 あと、クヌート王子は女じゃね〜の?とか思ってましたが(きっと誰もがそう思いますよね?)、スヴェン王が跡継ぎ争いでクヌートが邪魔になってきて殺そうとしているうんぬんというところから、それはないようですね。
 女ならそもそも王位継承権の順位が低いでしょうから、それを明かしてしまえばいいことになる。
 もともと、第一王子になんかあったときのための保険として男として育てられてたのかな?という読みだったので、今回のエピソードでそれはなくなったような気がしますね〜。
 いや、まだわかんないかな?
 ラグナルの語ったスヴェン王の陰謀は、あくまでラグナルの推測に過ぎないですからね。


 今回表面化したアシェラッドのデーン人嫌いですが、なんでなんでしょう。
 母親を弄び、最後は馬小屋で飼ったデーン人に対する怒りでしょうか。
 なんかもうちょっと深そうな気がします。
 次の巻あたりで明かされそうですね。楽しみです。

 そしてそれと関係していそうなアシェラッドの二面性も気になります。
 これまで一分のスキも見せなかった強烈無比な男が、ふっと弱いところを見せると、こちらも戸惑ってしまいますね。
 意外な一面に驚いて引き込まれてしまいます。
 あの現実家でタフでニヒルで全てを悟ったような男の内面に、アルトリウス公の伝説(アーサー王伝説)を夢想するような面があるとは。
 これは物凄いギャップを感じますね。
 ほとんど二重人格といっていいほどの隔たりがあります。
 はたしてなにゆえそんな二面性を持つにいたったのやら。
 こちらも気になります。


 しかしまぁ、アシェラッドは毎度のコトながら名ゼリフが多いですね〜。

「爪がのびてるねぇ。切ったほうがいい」
 と言って捕虜の指を切断したのち、

「あんたの顔ってよ〜〜〜〜く見ると……

 鼻も のびてるなァ」

 これはゾクゾクきますなw
 TRPGで是非使いたいセリフだww

 トルケル見てると「片手斧二刀流」もやりたくなるし、ビョルンの「バーサーカー・モード」を起動するキノコもかっこいいし、やたらとゲーマー魂を刺激されますww

posted by BOSS at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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