2007年09月21日

コミック感想 スティール・ボール・ラン VOL.13

 感想を書いたつもりですっかり忘れてました(爆)。
 忘れっぽいBOSSです許してください。
 14歳のセミヌードが嬉し恥ずかしなスティール・ボール・ラン13巻の感想です〜。

 ネタバレ注意!



 もうこの13巻の感想書くひとって、これ書かざるをえないっしょ!

 「圧迫祭り」よッ!

 荒木先生またどんな映画に影響受けちゃったんでしょう!
 しょっぱなから飛ばしまくりです!

 1コマ目からして、ルーシーの胸と股間に置いたりして、もーワケワカラン!(爆)
 大統領夫人のイっちゃってるぶりが凄い。
 こういう趣味の人の知識なんてからっきし私はありませんが、なんともリアルというか、ありそうというか、誇張なんでしょうけど変な説得力がありますな。
 久々に強烈なインパクトのある人の登場だw

 様々な場面でジョジョ史に名を残しそうな名場面が多いSBRシリーズですが、こんな迷場面まで出るとは(爆)。


 そんな目の置き所に困りそうな迷場面のなかにも、大統領の情報を伏線に張ったりするあたり、さすがベテランの筆運びですね。


 で、ついつい吹き出しちゃうこんなシーンは、次なる凄惨な幕の前の息抜きだったのだよと言わんばかりに、チューブラー・ベルズとの戦いは目を覆いたくなるようなもの。

 脚の皮を食いちぎり、血管を通って太ももを内部から突き進んででゆくバブル犬。
 物凄い痛さが伝わってきます。
 さらに突然破裂し、特大の釘となって脚を貫通。このとんでもない破壊にルーシーよく気絶もせず戦ってます!
 その気力はすごい!
 そして襲い掛かる大統領夫人、容赦せんッ!
 銃をぶっぱなしてルーシーの左手薬指と小指を吹き飛ばす!
 さらに脚に刺さった釘をぐりぐりと!
 もうやめてくれーーーッ!
 まだまだ覚悟を決めたとは言い切れない14歳の女性に、やり過ぎなほどの仕打ちです。

 しかしこの展開はなにも荒木が突然に目覚めたわけじゃなく、次なる展開を無理なく見せるためでしょう。
 追い詰められたルーシーが、大統領夫人を罠にはめチューブラー・ベルズをけしかけて殺害。
 たとえ敵のミスとはいえ、ルーシーが殺したことには変わりないでしょう。
 しかし誰が見てもルーシーの殺人を悪いとは言わないはずです。
 やらなければやられる。
 敗北した敵が当然の結果として死んだだけのこと。
 つまり14歳の女性に結果的に殺人を犯させるにはこれほどまでの展開が必要だったのでしょう。

 そしてさらにいい展開をしてます。
 立派に戦い抜いたルーシーに惜しみない拍手を送りたい気分になっていると、ルーシーをじーっと見つめる冷たい目。
 「〜の世界だ」のマイク・O登場!
 絶望が押し寄せるルーシー。
 しかしそこに現れる救世主ホット・パンツ!
 おいおい来るならもっと早く来てくれよ!・・・なんてヤボは言わない(爆)。

 チューブラーvsクリーム・スターターの戦いはしかしスピーディーに終了します。
 当然です。
 モタモタしてたら警備員が来て収拾がつきません。
 ここは瞬殺しかないんです。

 しかしチューブラーのブリキの雨戸攻撃は壮絶!
 まるでベルセルクガッツの大剣です。
 ホット・パンツの両腕を斬るのではなくズドン!と絶つ感覚がものすごい。
 さらにはコンクリートと思われる壁までバターを切るように切断。
 この感覚が伝わってくる快感がやっぱりジョジョだなぁ。


 チューブラー・ベルズってこう見ると工夫次第で二つのタイプのスタンド能力を兼ねているようですね。
 バブル犬のときは嗅覚を持たせた遠隔自動操作型スタンド
 臭いを覚えた敵を自動的に追尾して攻撃。

 雨戸での攻撃は近距離パワー型の破壊力のように見えますが、実は自動操縦での攻撃に、近距離の正確な視覚でのフォローを加えて鳥への変形を解除しただけなのでしょう。
 つまり、自動で攻撃に行ったバブル鳥を、マイク・Oが見計らったタイミングで風船を破裂させて雨戸に戻し、破裂した勢いでブリキの雨戸を敵に突進させる。
 そんな具合じゃないでしょうか。
 あまりに狙い澄ましたようなタイミングと正確な攻撃に見えるので、まるで近距離パワー型か、ないしは遠距離型に見えますが、あくまで遠隔自動操作型ってことなんだと、私は解釈しました。


 マイク・Oの死に様もかっこいい。
 敗北を認めての穏やかな死などいらない。
 最後まで闘志のなかで散ってゆく。
 短い付き合いでしたがなかなかの個性派キャラとして記憶に残りそうです。


 そして結果、小さな遺体はホット・パンツが回収して脱出。
 ルーシーは大きな遺体「右腕」を隠し持ちつつ、死んだ大統領夫人になりすまし、これからも大統領のそばで周りを騙し続けていかなくてはならないことに!
 これは熱い!
 抜け目ない大統領をどこまで出し抜くことが出来るのか、なかなかの冷や汗ストーリーじゃないですか。

 しかしルーシーよく泣くな〜〜〜。
 今まで流した涙はなんリットル?(爆)


 そして後半。
 #51 壊れゆく鉄球 レッキング・ボール その@(UJ掲載時表記#27)の感想はこちら

 読み返してみても、ウェカピポの回想にはゾクゾクするなぁ。

 残りステージは今を入れて4つ。
 今のところ1ステージあたり平均2冊強のペースで来てますから、このままいくとSBR完結ってだいたい21〜22巻?
 おお、もしかしてジョジョシリーズ最長のシリーズとなるのか?
 まだまだこのSBRが楽しめるってのが嬉しいなぁ。
 くれぐれも荒木先生、途中で飽きたりしないでねッ!(爆)


 ああそれと、#51(UJ時#27)の感想で、「ウェカピポ」はSOUL'd OUTの曲と書きましたが、どうも「マジェント・マジェント」も同様らしい。
 原曲は「マジェンタ・マジェンタ」なんだって。
 どうりで検索にひっかからないはずだw
posted by BOSS at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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