先日の土曜、JOLのセッションにてD&D3.5版のクレリックやってきました。
DRRマスターの長編キャンペーン『エンド・オヴ・ワールド(EoW)』最終話。
最終回にふさわしいテンションと迫力とスリルのすばらしい大団円でした。
追記:マスターDRRの最終回シナリオ総括はこちら
リアル年月において4年と3ヶ月。
セッション数にして下手すると40回以上を数えるこのキャンペーンのラスト。
1から始めたキャラクターのレベルは、最終戦闘前には全員が19に到達するというかなりとんでもないランクで、プレイヤーもマスターも予測のつかない戦闘領域でありました。
今回はまず冒頭で、前回セッションでやり残していたラスボス・アンチマジックを展開したブルードラゴンを倒し、19レベルに全員レベルアップ作業。
で、ラストストーリーは封印されていた伝説級モンスターとの2連戦。五色五つ首の合成ドラゴン、そして正真正銘ラスボスのタラスクを2連戦補給ナシに倒さねばならないというなかなかの窮地。
まず、ブルードラゴンは事前に話していた作戦をベースに、アンチマジックの範囲外から届く武器を作成し、PCの大きさを大型化させて攻撃。
アンチマジックにどうしても入る武器は魔法ではなくなりますが、防御や回復、支援の魔法は普段どおり入るようにして、あとは弓などの遠距離支援で時間をかけてじっくり倒すという方針で、難なく倒せました。
まぁ、セッションの序盤戦ってのはどうしてもポカをやらかすものでありまして、例によって私が接近攻撃役のバーバリアン・フレンジー(以下ババ)にフリーダム・オヴ・ムーヴメント(以下フリムー)をかけ忘れておりまして、案の定Bドラゴンにババが組み付かれ、あわやというシーンもありましたが、掴んだままじゃ意外と破壊力がないらしいBドラゴンが次ターンにはポイッとババを投げ捨て、改めて私がフリムーをキャスト。
事なきを得ました。えがったえがった。
追記としては、このフリムー、前衛には実におなじみとなった組みつき対抗最強魔法(?)なのですが、今回ラス2戦闘では全員に配布しましたところ、後衛のウィザードがクリーム、クリームって連呼してまして、当然「なにそれ?」って言われるわけでして。どうもよく聞いてみると「それフリムーの勘違いじゃん」て笑いになりましてw
ああなるほど、40セッションやろうとやるまいと、ことほどかように縁のない魔法というのは覚えられてないのだなとw
で、Bドラゴンにはまぁ最後のほうは危なげなく勝利しまして、無事みな19レベルに到達。さらにウィザードにはお待ちかねのアーティファクト『スタッフ(名称不明)』が。
術者レベル分のスペルスロットを持ち、さらに即効系以外の呪文修正特技を持つというスンバラシー・スタッフ!
これは使い勝手ありますね〜。
で、全員レベルアップ作業を行い、いろいろと各自仕込みの準備も整え、事前の強化魔法もかけていざラスト戦闘フロアへの封印を解除、突入。
私の作戦としましては、かなりシンプル。
ディスペル対策にプレイヤービーズのカルマで術者レベルを+4して強化魔法を全員に最大限配り、あとは遠距離からでもヒールを配れるように配慮しつつ敵をディスペル。
インセンス・オヴ・メディテイション(消耗品アイテム。4,900gp)を使っておいて全ての呪文を最大化し、隙あらば攻撃魔法で削るという方策で。
攻撃呪文の主力はハンマー・オヴ・ライチャス(高貴なる書)、ライチャス・スマイト(高貴なる書)、ブラッド・トゥ・ウォータ(呪文大辞典)、ムーン・ボルト(呪文大辞典)、エナジー・ドレイン(PHB)というどれをとっても猛悪呪文w
これを最大化して撃っていったらひとたまりもなかろう!って思ってたんですが・・・。
待ち構えていたのは想像を超えた破格モンスター。
五色、五つの首を持ち、それぞれが違うブレスを吐き、やろうと思ったら5つの首それぞれが異なる魔法を同時に撃ち、あるいは同時に近接攻撃するという超強敵。
いうなれば我々PTは、同時に5人の卓越した戦士を相手にしているかと思えば、あるいは同時に5人の恐るべき魔法使いをも相手にしなければならないという変幻自在な超火力、超要塞と対峙したことになるわけですね。
これにはまいった。
我がクレリックは相手の呪文のキャストに備えて相殺のために呪文を容易していたんだけれども、1発はどうにか相殺したものの、あとからさらに4発飛んでくる。
これにはたまらずPTメンバーの数名が強化魔法を剥がされ、大ダメージを受けていく。
幸運だったのは、うちのPTのウィザードが割り込みでスペル・ターニングを発動し、自分にかかってきた魔法を跳ね返し、結果的にタキシスがもう1発の魔法で相殺するという、なかなか面白いシーンが展開しました。おかげでかなりの魔法をこちらが効果的に防ぐ形になったという面が大きかったですね。
途中ババがメイズで異次元に吹き飛ばされるハプニングもありましたが、マスターが私のミラクルで戻ってきていいよという措置をしてくれましてなんとか崩壊することなく、1人の死亡者もなく(かなりボロボロで危険でしたがね)タキシスはダウン。
終わってみれば攻撃呪文なんかほとんど唱える暇もない必死の対応者となっておりました。
で、続いて休憩ナシに真のラスボス・タラスクの出現。
写真はそのときのフロアタイル。
なんとなく感慨深いものがあったのでプレイヤーとマスターの撮影大会となっちゃいましたw
タキシス戦は魔法が飛び交う戦闘でしたが、今度は徹底的な肉弾戦。
タラスクにはほとんどの魔法が通らず、ものによっては反射されてくる始末なので後衛陣は効果的な手が出せず。
その分前衛がふんばりました。
ワンセット食らうとババ以外はほとんどHPをもっていかれるという化け物を相手にプレイナー・チャンピオン(他いろいろマルチ)とババがなんとかタラスクに食いつき、その反対側でデルウィーシュ(ほかいっぱいなマルチ)が、急所攻撃や機動戦闘、急襲攻撃に加え、魔法強化をバリバリ入れて踊りまくる。
今回の猛打賞はこのデルウィーシュで、総HP1,500はあるらしいタラスクの半分以上をこの人が削りきったように思われます。
しかしそれも挟撃状態を整えたからこそ。
プレイナー・チャンプとババの血みどろの奮闘がなければできないことなんですよね。
そしてラスト1ラウンドも面白かった。
それまでかかっていた強化スペルもついに力尽き果たし、タラスクの猛攻に倒れるデルウィーシュ。
ボロボロになりながら一太刀浴びせるプレイナー・チャンプ。
1セットフルアタック全て当たるも1発もクリティカルでね〜〜!と本気で悔しそうなババ。
そしてなぜかラスボスに接敵し、ライトニングリングを押し付けダメージを与えて喜んでいるウィザード。
なんかこのシーンが、このPTならではだなぁと笑えました。
で、ラストは私のクレリックがミラクルでタラスクを封印。
まぁルール上そうしないとトドメにならないっつーので決まりごとなんでしょうが、ちょっとカッコイイ役どころをいただきました。ごっつぁんです!w
で、かなり時間も押していたんでそのまま飲み屋→2次会ファミレスに暴走したテンションでなだれ込み。
PTメンバーのその後とか、次期キャンペーンの希望とか、いろいろ話に花を咲かせたり。
いやぁしかし長い長いキャンペーンでしたね〜。
これだけ長い安定したキャンペーンはなかなかないでしょうね。
プレイヤーとして一つの遊びをこれだけじっくりできて非常に楽しかったです。
マスターご苦労様でした。
とりあえずしばらくお休み下さいってみんな言うだろうけど、私は言いません。
私ならこう、
「次のキャンペーンまぁだ〜〜?」