2019年10月15日

週刊少年ジャンプ2019年46号 感想<後編>

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 そんなわけで後半戦〜。

■前編の感想はこちら

 後編の感想は、

・【出張読切】ヒロアカ チームアップミッション
・ぼくたちは勉強ができない
・ミタマセキュ霊ティ
・ゆらぎ荘
・【企画】Jギャグ祭り
・チェンソーマン
・アクタージュ

 の 7 本でお送りいたします。



【出張読切】僕のヒーローアカデミア チームアップミッション

 あきやま陽光先生が最強ジャンプで連載しているヒロアカスピンオフ作品が出張読切で本誌に登場。
 一瞬ヒロアカ今週 2 話掲載なんだーって騙されちゃうくらい絵柄が似ていてびっくりしました(笑)。
 絵柄だけじゃなく、キャラの性格とか雰囲気とか、会話のリズムとか、すごい寄せているんですねー。
 特に飯田君の暑苦し感じとかちょっとズレてるところとかすごいソックリ(笑)。
 スピンオフを担当するにあたって相当研究したんだろうなーってことがうかがわれますわー。
 
 またストーリーは天喰環にスポットを当てるというちょっと意外な趣向に。
 今度アニメ 4 期で活躍するキャラを取り上げたということなのだと思いますが、それでいて天喰の視点からちゃんと各キャラを描き出しているというのがうまい構成です。

 それにしてもまさか王子様がファットガムだったとは(笑)。
 痩せる設定すっかり忘れてましたわー。



ぼくたちは勉強ができない

 おー、今回は理珠りんとあしゅみー先輩がちょっと仲良くなる話ですか〜。
 先生と文乃んにひきつづき、最近は物語の終着駅が近くなってきたことで、これまであまり踏み込んでこなかった人間関係をさらに深く踏み込んでいっている感じなんですかねー。
 最後、「そういうの」について追及する理珠りんとか、実に新鮮で面白かった。
 なるほどこの二人だとこういう会話になるんだなーって。

 しかし、ストレッチで胸のボタンが吹き飛びますか。
 それも二つもいっぺんに(笑)。
 鼻血を出す関城さんの額に貼りつきっぱなしのボタンふたつがめちゃくちゃ面白かったです。



ミタマセキュ霊ティ

 完全に悪霊となってる名探偵ジッちゃんに大笑い(笑)。
 しかも除霊されたかと思いきや、ちゃっかりハゼレナのうしろにいるって。
 これまた面白い準レギュラーになりそな予感(笑)。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 へー、マタタビってそんな形してたんだーって思ってたら、まさかの特撮怪獣もの展開(笑)。
 幽奈さんたちが大怪獣ニャンガを呼び出す儀式の巫女をやったり、夜々さんがすっかり怪獣の乙女状態。
 ひとり完全においてけぼりなのが猫神様のシラタマっていうのが普段とまったく違う構図で面白かったです。
 シラタマ、案外常識人なのねー(笑)。



【企画】 豪華作家陣電撃参戦!! Jギャグ祭り!!

 今回のジャンプギャグ祭りはおもにジャンプ+で活躍する作家さんたちが大集結。
 ひとつひとつ感想を書いていくと大変そうなので、作家さんたちには申し訳ないですけども私の気に入った順番に3本だけピックアップ!

 その1、花田智也先生描く『生殺死神 シーダマン』
 死神なのにまるで凄腕介護士のようないたれりつくせりというギャップが面白かった。
 怖さとギャグの連続攻撃が面白く、最後はちゃんとハッピーで終わるというのも読後感がよくって気に入りました。
 絵も奇麗。

 その2、稲岡和佐先生描く『神様の悪戯の君』
 『キミを侵略せよ!』が懐かしい稲岡先生ですが、かなり女の子の可愛さがグレードアップしてますねー。
 そしてシュールなギャグはさらに磨きをかけたようで、ラストの「恐怖」のオチはちょっと予想外で笑ってしまいました。
 こういうネタって最後になんだかんだで本当に恋が生まれたりしがちな気がするんですが、そっち方面いっちゃったかーと(笑)。
 しかしほんとこの体形はシュールだなー。

 その3、原作・老村勝先生、作画・佐々木宣人先生による『見かけ倒しの御影さん』
 最近よく見る「まるまるのまるまるさん系」コメディですが、ティーとパンでパンティーだからパンティーは飲み物!というアイデアには脱帽(笑)。
 それ、どこかで使わせていただきたいですわ(笑)。

 しかし実は一番笑ってしまったのが扉絵のジャパンたちなんですよねー(笑)。
 めっちゃ力入れてるのに掲載されてないってのは意外過ぎた(笑)。



チェンソーマン

 あー、レゼ、これはいい子だなー。
 最初はちょっと怪しくも思ってたんですが、学校に通ったこともないデンジを心から心配している感じ。
 それでいてちょっとデンジが悩み始めるとカラッとプールに切り替えてくれたり。
 エッチな一面もいいですが、ちゃんとデンジを思ってくれているのが伝わってきてすごくいいなーと。
 これは素敵なヒロインですわ〜。

 しかしそんなヒロインにあっという間に迫ってくる恐怖の魔の手。
 いやー、そうですかー、そういう展開になっちゃいましたかー。
 レゼとマキマさんの間で揺れてるデンジですが、そんな場合じゃないぞっ!?
 デンジ、早く気づけ!!



アクタージュ act-age

 おおー、王賀美陸、己の天性のスター性だけでは太刀打ちできないと、いろいろ考えてテクニックを盛り込んできましたねー。
 足を踏み鳴らしてみたり、立ち位置を入れ替えてみたり。
 しまいに観客に語り掛け、観客を利用してまで夜凪・羅刹女に対抗しようとするとは。
 いやー、ラストのさっそうとした王賀美孫悟空は思わず見とれてしまうカッコ良さでありました。

 それほどまでに王賀美が頑張らなければ太刀打ちできない存在になってしまったということで、夜凪ちゃんもほんとうにすごいことになっちゃったんだなと。
 改めて感じ入りますわー。
 一言口にしてすごんだだけで観客が涙ぐむ始末。
 このあと、夜凪ちゃんがこちら側に戻ってきたときの反動が凄そうです。

 しかし、「あるがままであること」を武器にしてきた王賀美が、ここであるがままではないテクニックを導入して、大丈夫だったんですかねー。
 ちょっとそこらへんも心配になります。
 王賀美のポテンシャルならテクニックもこなせるのかもしれませんが、むしろ付け焼刃の破綻を起こしてしまったらと危惧してしまいます。



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posted by BOSS at 22:06| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヒロアカ>自分はこの人が描いたスピンオフ以外の作品も好きなので買ったのですが、その時に元々ヒロアカのアシスタントだとありました。その作品自体は連載終了直後にスピンオフ描いてる事から多分完結です。内容的には完結ですし。
だからこそ、ファンとかいうレベルじゃないくらいきっちりとキャラを捉えた作品を描けたのだと思います。
Posted by 太郎丸 at 2019年10月20日 23:46
>太郎丸さん

 なるほど元ヒロアカのアシさんでしたか。
 どうりでしっかり絵柄もキャラも世界の空気もしっかり「わかってる感」があるはずです。
 堀越先生も安心して任せられる人として任せたんじゃないかなー。
Posted by BOSS at 2019年10月27日 20:13
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