想像を上回る被害となりました台風 19 号。
皆様ご無事でいらっしゃいますでしょうか。
幸い我が家のある地域は風も雨も最悪の強さではなかったようで、浸水被害も起こらず、屋根も飛ばされずにすみまして、ひとまずホッとしております。
台風前の準備とか、その後の始末とかでちょっとヘトヘトになってしまいまして、ジャンプ感想も土曜発売でありながら通常通りの月曜アップとなってしまいましたこと、お許しくださいませ。
そんな感じで、ではでは本編まいりましょう〜。
前半の感想は、
・ヒロアカ
・鬼滅の刃
・ハイキュー
・Dr.STONE
・ブラクロ
・呪術廻戦
・夜桜さんちの大作戦
の 7 本でお送りいたします。
【表紙&巻頭カラー】 僕のヒーローアカデミア
なるほど、死柄木の成長した個性に対して体が耐えられるよう、ハードウェアのほうを改造するための時間が四か月っていう見積りだったわけですか。
しかし、このドクターの言うセリフ、
「全てはお前の掌の上となる
あのワン・フォー・オールすらもな」
というセリフが凄い気にかかります。
単にあのワン・フォー・オールすらも超える存在となるっていうような意味だったらまだいいんですが、制御権を奪うとか、個性を奪い取る的な意味だったりすると本当に恐ろしいですねー。
そして決戦の時へ向けて力をためてゆく雄英生徒たち。
なるほど、決戦の時、「失敗したとき」のための保険として、雄英生徒たちが頼られているってことなんですねー。
そういうふうにホークスの意識を変えたきっかけが常闇くんだったというのがなかなか熱いです。
常闇くん、のちのち考えたら時代のターニングポイントを担うすごいキーパーソンだったかもしれないじゃないですか。
さー、四か月後はなんだかいよいよ最終決戦な雰囲気。
このヒロアカと言う物語の最高のクライマックスが到来しちゃうのかどうなのか。
いやー、これはワクワクしてまいりました。
鬼滅の刃
無残さま、そこでスカウトに来ちゃいますかー。
人の心にホント付け込んでくれますわ。
黒死牟さんが切り捨てた縁壱さんの遺骸から笛がこぼれ出て、まるでそれをリフレインするかのように黒死牟さんの懐から笛がこぼれ出るというのもジンと来る。
憎みつつ憎み切れず、かといって愛していたとも言い切れず。
数百年煮込み続けた愛憎入り混じる感情のもつれ。
いやー、なんだか来るものがありました。
悪いのはやっぱり無残さまなのかなー。
無残さまさえそのタイミングで来なければ、別の運命が待っていたかもしれないんだよなと思うんですよね〜。
うーん、悲しい話だ。
それはそれとして、日の呼吸の派生の呼吸を作りはじめたのは縁壱さんご自身だったんですねー。
この時代から個性にあわせた教育法を考えていたとは頭が下がります(笑)。
ハイキュー!!
春高が終了し、これまでの物語の総決算のような回でしたねー。
月島や影山の変化を喜ぶ三年生たちに思いっきり感情移入して、思わず目頭がグッと熱くなってしまいました。
月島のこのバレーへの情熱っぷり、影山のチーム愛。
ほんとにもう、月島も影山も、始まったばかりのころ、こんなことを言うようになるなんてカケラも思えませんでしたよ。
大地さんの「アザラシ」発言が、可愛くもイイ得て妙すぎて、笑えつつも泣けてしまいます。
そしてまた大地さんの武田先生への言葉、本当にそう思いますよ〜。
バレーに関しては素人ながら、この先生がなければ絶対ここまで来れてませんもの。
烏養コーチをスカウトしたり、練習試合や合宿を組んだことだけじゃなく、選手たちの心の支えとしてずっと見守り声をかけてくれていたのが本当にデカいと思いますよ。
時には烏養コーチの心の支えでもありましたもんねー。
烏野バレー部の、精神的支柱であったと思います。
やわらかく優し気な雰囲気でありながら、ほんっと大黒柱だったと思いますわー。
宿に戻って、ベランダで日が沈むのを見ている三年生たち四人のシーンがまたいいですねー。
一切セリフを排して、ただただ時間が過ぎてゆくのを描いている感じ。
いったいなにを話しているんでしょう。
話しても話してもきっと尽きないことだろうなーと思います。
なんかもうこうやって読み返している今でも涙が出てきてしまいますわ。
敗北した悔しさの涙とか、後悔の涙でなくて、感謝とか幸福とかの、温かい涙なんですよねーこれがまた。
ほんとうにありがとうございます、三年生たち。
そしてご苦労様でした!
またちっちゃいコマですけど、食事に呼びに来た田中先輩の頭を、ゾリゾリやってるスガさんのシーンがまたいいんですわー。
一年生視点では田中先輩は先輩ですけど、当然三年生たちからは可愛い可愛い後輩なんだよなーって。
めずらしく田中先輩が可愛がられている様子がほんっと素敵でありました。
そして一人涙をこぼしながら食事をとる日向。
大事な試合の中で体を壊してしまったというのは、気合や気持ちが足りなかったとかそういうことではないと説く烏養コーチ。
これからしっかり「筋肉」をつけていき、同時に強い心も育っていけばいいということなんだということなんですねー。
武田先生も言ってました。
「負けは 今の力の認識であっても
弱さの証明ではない
君たちの 何も ここで終わらない
これからも 何だってできる!!!」
ほんとうにそう思いますわ。
負ける時は誰だっていつかは来る。
負けたからって自分をダメだと思っちゃいかんよと。
ただただ現状認識の役に立てて、そこから次を目指せばいいんだと。
自分に足りないものを認識したら、ただただ足りない「筋肉」つけてけばいいんだと。
そういうことなんですねー。
いやー、本当に身に沁みる言葉です。
まさに名言。
ジャンプ少年たちの心に残り、いずれきっと読者のナン%かは人生の辛いときにこの言葉を思い出すかもしれない、そういう名言であると思いますわ。
そしてなんと時は流れ、数年後!!
おおー!!!
二年生編ではなくて、なんとリオデジャネイロ編が始まりますか!!
日向と思われる後ろ姿はかなりガッシリして、なんだか体も大きくなった感じ(それでもたぶん外国選手たちと比べたらかなり小っちゃいんじゃないかなー)
大学生編ですかねー。
世界大会編でしょうか。
それとも日向が何度も言ってたオリンピック編でしょうか!
巻末の古舘先生のコメントでは「もうちょっとだけお付き合いください」とのこと。
ですが、これがドラゴンボールの「もうちょっとだけ続くのじゃよ」だとしたら、またまた長い新章になってくれるかもしれませんねー(笑)。
ぜひともそう願いたいって思っちゃいます。
次週は休載だそうですが、新たな戦いの予感にすっごいワクワクであります!
日向、どんな風に成長してくれてるのかなー!
Dr.STONE
おおー!なんか作戦がいろいろ形になってきた!
特にすごいなと感じるのはドローンが実際形になってきたことなんですよねー。
ドローンなんていうと最新技術の塊みたいなイメージなんですが、それがプロセスを丁寧に重ねることで本当に再現可能なように見えてくる。
ジャイロ効果による安定化に、龍水の風を読む力と操縦技術の高さがあれば、たしかに行けそうって思えてくるんですよねー。
丁寧に手順を重ねて自然な説得力を出せちゃうところが素晴らしい。
もちろん本当に精密機械みたいな安定性までは出せないでしょうから、そこは龍水の力が相当カバーすることになるんだろうなとは思うんですけどね。
でも、たしかに可能かもって思えてくるのが凄いです。
そしてついに来ちゃった作戦の時。
これだけ作戦内容が先に読者に開示されちゃうと、きっと途中でなにかトラブルでも起きちゃうんでしょ?なんて勘ぐってしまうんですが。
さーて、どうなることか。
なにやら考えている様子のマグマが不穏です。
ブラック・クローバー
フィンラル先輩、まさかの当主になってフィーネスさんを貰うぞ宣言!
いやー、惚れ直しました。
まさかそこまで堂々としてくれちゃうなんて。
あのフィンラル先輩も本当に成長したものですって。
でも、そのあとまさか女好きを「呪われている」呼ばわりされちゃうとは(笑)。
めっちゃ笑ってしまいましたが、まぁでもこういう言い方をしてくれるくらいにはランギルスも良いほうに転がってきているのかなーと。
あの闇堕ちしてた頃と比べて、なんだかいい感じに仲直りしてきている感を感じられて不思議とホッコリさせられました。
この兄弟も、いつかはちゃんと仲良くできるになるといいなーと。
【センターカラー】 呪術廻戦
そしておかえり現代編。
昼寝から目覚めた五条先生の嬉しそうな表情がまた素晴らしい。
こうやって過去編を見てくると、健やかでたくましい子供たちが育ってきていることを、五条先生が心から喜んでいることがわかりますわー。
で、驚きの内通者がここで発覚。
まさかメカ丸だったとは!
しかし完全なる裏切りというわけではなく、「自分の体の治癒」と「京都校の人間には手を出さない」ことを条件としての取引であったようですねー。
しかもどうやらメカ丸、夏油たちを裏切って敵対してくれた様子。
何があったのかは気になりますが、ひとまず安心させられました。
本当の裏切り者ではなかったんだなーと。
そしてまた、「縛り」の反動を恐れてしっかり無為転変をほどこし、そこからバトルに移行するという、ちょっとめんどくさいプロセスがとっても呪術廻戦らしくて面白い(笑)。
呪術のルールはどこまでも厳しくつきまとい、それは呪霊であっても逃れられないんですねー。
さーてメカ丸、夏油と真人を相手に生き残ることができるのか。
メカ丸じゃなくなったメカ丸にどんな戦闘手段があるのかも気になります。
体が自由になったらそもそも天与呪縛の力も失っちゃうんじゃないかなーって思いますし。
どうなんでしょうねー。
夜桜さんちの大作戦
商品のラインを止めたことで闇世界のいたるところに混乱をもたらしたかもしれず、それによって世界のどこかでは身代金の不渡りや、薬の遅配、独裁政権と戦う人たちに劣勢を招いたかもしれないと。
闇の世界の複雑さをにおわせてくれたのが面白かったです。
裏世界でやってることだからと、全部を悪とは決めつけられないかもしれないんですねー。
とはいえ、今回のそれは「例えば」の脅し文句に過ぎないとは思うんですよね。
止まったといっても数十分に過ぎないわけで、それは天候不順とかのトラブルで日常的に起こりうる遅配の範囲だと思いますしね〜。
そもそもあんなコンテナの配送で身代金を送るって言うのがそんなにはないだろー?って思いますし(笑)。
独裁政権と戦うレジスタンスに贈られる武器よりも、独裁政権のほうにこそ多くの武器を送ってそうですしねー(笑)。
あくまで「例えばこういう被害も起こりうるよ」ってだけの話で、今回太陽くんが起こしたトラブルによって大きな被害は出てないんじゃないかなって思いますわ。
また太陽君、「六美を取り返したいだけだ」と自分を善悪の外側に置こうとしつつも、でもラインを止めたのは六美ちゃんのためじゃなくて、その場に偶然いた可哀そうな女の子のためだったよねってことが面白いんですよねー。
そういう一見矛盾に見える人間性の複雑さがなかなか素敵。
エゴイスティックに悪ぶってるわけでもなく、開き直っているわけでもなく、単に手の届く範囲で全力を尽くしたいんだっていうことなのでしょう。
やー、好感の持てる姿勢だと思いますわ。
裏社会を扱うスパイものですから、こういう一面を描くことはどこかで必要なプロセスだよなーって思います。
といったところで前編の感想はここまで。
続きは後編にて。
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てか、次で終わりとかなってしまうと最終章の作品と合わせて一気に最終章過ぎてジャンプがヤバイです。
ヒロアカ、鬼滅、ネバランだけで合わせたらワンピースに匹敵か超えるかもくらいの人気ですし。
ハイキュー>伊達工とか2年になったらどう成長するんだろうなみたいなチームがチラホラあったので2年編かと思ったらプロ、しかも最強ブラジルに行ってるとは予想してませんでした。
合宿とかもじっくり描いていたハイキューにしては飛ばしてます。まあ日向の伸び代は大体書いたから、後は世界ってのかもしれませんけど。
もうちょっとはドラゴンボールみたいになるのを祈ってます。
ストーン>まあいちいち2号機とか本体ごと作り直さずに1号機に取り付けたら駄目なの?というか、最初から分かってた事なら1号機でそうしようぜって気もしましたけど。
夜桜>相手が動けないと思ってる時点で話してる事から、自分が正しいと思わせて精神的にマウント取りたい感がします。
身代金不渡りって、そもそも誘拐する奴らが悪いし組織的に誘拐する側なんで身代金ゲットした段階で連絡はしてるから、大元に届く前に阻止出来るだけで損するのは悪党だけですしね。
犯罪組織のラインを止める事自体が全体的にはプラス。
チェンソーのヤクザ達の理論にも似てる気もしました。悪党が自分を擁護して相手を無理に責め立てる資格なし。
そんな連中をかもしれないすら意に介さずにぶちのめしてくれてスッキリ。
>ヒロアカ
死柄木は次で決戦と息巻いてますがヒロアカ自体が次の章で最終章になってしまうんですかねー。
まだまだデクの成長には先が長いような気がしてしまうんですが、成長が完成するとはちょっとにわかには信じられません。
なにか劇的成長を促すでかいきっかけでも欲しいところかも。
>一気に最終章過ぎてジャンプがヤバイです。
ですね(笑)。
いまジャンプを支える中堅どころの作品群が次々最終章に入ってきて、下手するとハイキューもそうなるかもしれませんしねー。
ちょっと心配。
>ハイキュー
思い返してみると、ちょっと前から日向は「オリンピック」発言が増えていたのでもしかしたらここからオリンピック編かもって期待しています。
「もうちょっと」はほんとドラゴンボールであってほしいですね(笑)。