約ネバ、TVアニメ化に続いて実写映画化来ましたねー。
もともと狭い空間内で行われるドラマだったりするから実写向きの題材だよなーって思っていただけに、やっぱりねと思ったんですが、エマたちの年齢を役者に合わせて引き上げたことがどう転ぶか。
そのへんが問われる映画になりそうな予感がします。
あとはママ役とシスター・クローネ役がすっごい気になるところだなーと。
あの二人の濃さあってこその第一部って気がしますし(笑)。
前半の感想は、
・約束のネバーランド
・鬼滅の刃
・ヒロアカ
・Dr.STONE
・ワンピ
・呪術廻戦
・ハイキュー
の 7 本でお送りいたします。
約束のネバーランド
鬼の貴族たちが全滅し、これにてノーマン派の大勝利、エマたちの作戦大失敗かと思ったのですが、やー、ここでエマたちのノーマン説得が実を結びますか。
エマたち、ノーマンの思惑をぜーんぶわかっていたんですねー。
なにもやりたくて戦争とか絶滅とかやろうとしているわけじゃなくて、エマたちを死なせないために、一番確実で絶対的な方法を取ろうと、しゃにむにやった結果が今のノーマンだったんだと。
自分をどこまでも犠牲にして、嘘をつき通してやり通そうとしていたのがノーマンだったんだと。
そういうことをぜーんぶお見通しだったんですねー。
やー、素敵ですわ、エマもレイも。
ほんっと最高の友達だって思います。
最後、感情が飽和したみたいなノーマンがまた泣けます。
今まで気を張ってこらえていた涙とか脆いものが、ついに決壊しちゃった感。
あのグレイスフィールドで、皆を生かすために自分を犠牲にして行ってしまったノーマンに、今ようやっとエマたちが追いついた、手が届いたって感じの一話でした。
鬼滅の刃
圧倒的な天才を目の前にしてしまった凡人の苦悩。
それまで自分よりも下で、むしろ憐れみの目を向けるくらいだった弟が、はるか絶対に手の届かないくらい格上だったと思い知らされる衝撃。
これほど圧倒的な天才を前にして、黒死牟少年が狂っていってしまったのはなんとなくわかる気がしちゃいますわ〜。
最後、鼻血が出るほど嫉妬に苦しんじゃってるのがまた壮絶。
悲しいのは縁壱少年からあふれてくるのは家族への愛なのに、それを黒死牟少年がまったく理解できず、ひたすら「気持ち悪い」と思っちゃってることなんですよねー。
ここが決定的にすれ違っちゃってる悲しさよ。
僕のヒーローアカデミア
おー、ホークス、うまい暗号を思いつきましたねー。
布教を装って本を渡しつつ、マーキング箇所の2番目の文字が文章になるというトリック。
会話の不自然さはホークスをよく知る人間しか気づかないでしょうし、これなら監視している側にはわかりそうにありません。
かくして判明したのは、4か月後の死柄木行動開始。
「全部壊す」とはまたおっそろしい話ですが、いったいなにをどうするつもりなのか。
誇張でなく本当に日本を全部壊しそうなのが怖いですが、さーて、デクたちはどうやってそれを阻止したらいいのか。
エンデヴァーとのインターンも楽しみなんですが、4か月後に起きるであろうでっかいバトルに期待が膨らみます。
しかしエンデヴァー、脳筋キャラに見えてちゃーんと暗号解読できましたねー(笑)。
よかったよかった(笑)。
Dr.STONE
ついに拳銃が完成かー。
近代火器がとうとう登場ですねー。
でもここで人を殺めることについてしっかりフォローが入りつつ、それを奇麗ごとではないと、合理的なのだとまとめたのが実にドクター・ストーンらしくて素敵でした。
そうなんですよねー。
事態解決のための殺人は瞬間的には効果的でも、のちの社会秩序の維持を考えるとなかなか合理的とはいいがたいわけです。
人を殺すことがなぜいけないのかっていうテーマが時々聞かれます。
いろんな答え方、考え方のあるテーマだと思いますが、私が一番スッと入ってくるのは「人は社会的な生き物であるから」だという考え方なんですよねー。
社会なしに人類は生きられません。
社会を維持するためには、法秩序、つまり約束事を取り決め、それを守らなくちゃいけません。
人のものを取らない、傷つけない、殺さない。
それが大原則です。
その大原則なしには約束事は成り立たず、社会秩序は成立しないわけです。
人が人であるために、人を殺してはいけないという約束事がまずベースとしてあるのだと思うんですよ。
それはもうとても合理的な話だと思うんですわー。
それにしても復活した陽、復活二度目なのに右目の石がまだ取れないんですね。
よっぽど頑固に張り付いているようで(笑)。
ONE PIECE
別エントリーにて。
呪術廻戦
やー、ヤバイ方向に突っ走り始めた夏油、悲しいですがとてもいいですねー。
以前は自信満々の大悪党として見えていた夏油ですが、こうやって見てくるとむしろ純粋さと生真面目さゆえに踏み外した道を全力で突き進んじゃってる感じがします。
どこか『逆襲のシャア』のシャアを連想します。
人類の革新を信じているがゆえに地球に隕石を落として核の冬を起こそうとしているシャアと、どこかイメージが重なって見えてしまいました。
そしてそんな夏油の変化が、あの五条先生にも大きな影響を与えていたんですねー。
最強をほしいままとしていた自信満々の五条先生が、夏油を止められなかったことに強烈な挫折を感じ、もしかしたらここから五条「先生」となる決意を結んだのかもしれません。
自分がどんなに強くたって救える人間は限られている。
歪んだ呪術師界のなかで生きていける、健やかで強い次の世代を育てなければいけないと、この時決意したのかもって思いました。
“夏油オリジン”であると同時に、この過去編は“五条「先生」オリジン”でもあったのかもなーと。
で、ついに出てきた伏黒恵少年。
やー、かわいいっすなー(笑)。
ハイキュー!!
稲荷崎の北さんには、ほんっとたくさんのものを教わっちゃうなー。
凹んでいた宮侑に、敗北は無ではないと教え諭す北さん。
たくさんの経験が「筋肉」になっているんだと。
これだけ筋肉をつけた俺たちは、この先怖いもんなんか無いんだと。
もちろんこの「筋肉」って言葉は物理的なものだけじゃないんですよね。
いろんなものが含まれているはずです。
柔らかい物腰で、なんでもかんでもお見通し。厳しいことをズバズバ言う北さんですが、ほんとにそうだなと思います。
こういう風に柔らかい言葉で後輩を諭しつつ、でも、本当は励ましてくれちゃってたりするんでしょうね、北さん。
やー、ほんと好きですわー。
元小さな巨人、宇内天満さんも、今回は同じようなテーマのシーンがありましたねー。
もはやバレーすらやっていない宇内さんですが、でも、宇内さんという小さな巨人がいたからこそ、いま日向は烏野に来て、影山とも出会えて、すごいモンスターになってるんだと。
それはすっごい宇内さんにとっても嬉しいことなんだと、そういうことなんですよねー。
自分にとっての「筋肉」だけじゃない。
これまで自分ががんばってきた「筋肉」は、誰かにとっての「筋肉」になるのかもしれないと。
それもまた、敗北が無価値でないことの証明じゃないかと、そう訴えてくれているように思います。
そして驚きました。
あの佐久早擁する井闥山すら負けちゃったって!
いやー、てっきり最強のラスボスかと思ってました。
これはまるで今回の「敗北」についてのメッセージを強調するかのような出来事でした。
全日本の監督が最後にイイことを言ってくれましたねー。
「挑む者だけに
勝敗という導(しるべ)と
その莫大な経験値を得る権利がある」
「今日 敗者の君たちよ
明日は何者になる?」
敗北は絶対的な「死の宣告」ではないんですね。
逆に言えば勝利も絶対的なものじゃない。
それらは単に、未来に突き進もうとする自分の、道しるべにすぎないんだと。
いやー、胸が熱いです。
烏野がまさかの敗北をきっし、少なからずショックを受けていた胸に、ふつふつと湧き上がってくるものを感じてしまいました。
明日の彼らが、いったいどんな姿を見せてくれるのか。
その未来に、夢と希望がグングン膨らんでくる、そんな力強さある一話でありました。
最後、決然とした表情で未来を見つめるような日向の表情がまた素晴らしい。
うーん、来年こそはもっともっとやってくれよ日向ーーーーーー!!
といったところで前編の感想はここまで。
続きは後編にて。
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もしかして、片目失明してるとか?
しかし、拳銃は基本的にマトモに扱えないとか言ったら昔司対策に銃を作っても無意味だったのでは?
当時はカセキもいないから、精度も威力も数段ショボかったはずですし。
呪術>シャアの場合、スペースノイドってかジオンも大概やり過ぎてたといいますか、コロニー落としとかやれば地球側がどんだけ過剰になってもジオンにだけは言う資格が無いよなと思います
当時はザビ家、今はシャアとか言っても当時のザビ家に従っていた人間はゴロゴロいるし、たった数年で指導者が変わったからってやっても。
ましてや悪人として挙げ連ねているハマーンやシロッコはシャアより能力の高いニュータイプって時点で人類をニュータイプにしたら云々も説得力が・・・
むしろ、本心では自分の言う事を全然信じ切れなかったキャラな気がします。
シャアのいるジオンもニュータイプや強化人間をガンガン非道な形で利用してますし。
そういうのは自分の事を嫌いだから言うのが普通なんですが、今回は自分の事を好きなのに言ってくるギャップが不気味に感じたのだと思います。
自分の事好きなのに、自分の大切なものを面と向かってそんな話より別の話がしたいとぶった切ってくるんですよ。少し怖いと思います。
>シャア
いろんな見方があるでしょうねー。
非常に難解な富野作品ですしね(笑)。
シャアがはたしてどこまで自分の言っていることを自分で信じていたか、そのへん解釈の分かれるところでしょうねー。
わたしとしてはかなりシャアはロマンティストの部分が復活しているんだと思うんですよね。
ファースト時点ではかなり世を悲観するニヒリズムが勝ってましたが、クワトロを経て少しずつ人類の明日を語り始めて、逆シャアでは「これでは道化だよ」と言いつつも、自分を犠牲にして人類を一度にニュータイプにする「奇跡」に一縷の望みをかけていた、そういう感じにわたしは感じてますねー。
そうでなければ、シャアのセリフにあるとおり「今すぐ愚民どもすべてに叡智を授け」ることは不可能だと感じていたということなのかと。
とくにUCを見てそう思うようになりました。
完全に世の中を諦めて開き直ってしまっているフルフロンタルと対比して考えるとそうなるかなーと。
おっしゃる通り、「資格」も「説得力」もないのは承知の上で、だからこそアクシズ落としという大破壊によって人類を宇宙に強制的に上げようとしたのだと思いますねー。
>鬼滅
>自分の事好きなのに、自分の大切なものを面と向かってそんな話より別の話がしたいとぶった切ってくるんですよ。少し怖いと思います。
なるほどたしかにそうみると不気味だわー。