週刊少年ジャンプ2019年42号掲載分の感想です。
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミックス派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■日和生存情報
■閻魔
■第二幕・完
扉絵連載のベッジたち、食糧補給におとずれた島の建物になにやら見覚えが。
これってドレスローザじゃないですかね?
ルフィたちが過去に冒険した舞台に、別の場所で出会った人が立ち寄るって、なんだか不思議な面白みがあります。
■日和生存情報
日和姫の生存情報、ここでみんなに知れ渡るんですねー。
しかし日和姫自身はあくまで合流しない。
「戦を前に“情”は禁物」とのことですが、おそらくこれも日和姫の心遣いというか、おくゆかしさなんじゃないですかねー。
戦で役に立たない自分に護衛役をさくような人員の余裕など錦えもんたちにはありませんし、さらに敵によって人質にとられることなどあってはなりません。
いろんな意味で足を引っ張ってはいけないからという心遣いからなんじゃないですかねー。
ともあれみんなが危惧していたことがこれで晴れ、みんなが安心できたのは大きな収穫です。
それに、錦の御旗がこれでモモの助と日和姫のふたりになったわけですしねー。
心強いことこの上ないことでしょう。
でも「安全な場所におられる」っていうのが気になるなぁ〜。
本当に安全な場所なんでしょうか。
心配です。
しかしモモの助、日和姫をいったいいくつだと思ってるんだか(笑)。
「18歳上のとびげり!!」という独特のフレーズがツボでした。
よっぽどやんちゃっ子だったんですね。
いや、というか、ワンピだけに本当に飛び蹴りしてくれる可能性もあるかもしれませんねー(笑)。
う〜む(笑)。
■閻魔
ここでついに話題の名刀、閻魔が登場。
なるほど、天羽々斬(あめのはばきり)とともに飛徹さんが隠し持っていたんですね。
飛徹さんが登場したとき、事情があって町には住めなくなったというようなことを言っていましたが、これに関係あるのかも。
ともあれ閻魔ですが、最上大業物ではなくではなくその下の位列、大業物だったんですね。
ワノ国の最高レベルと思われる閻魔が最上大業物ではなかったのはちょっと意外でしたが、これには事情がある様子。
それはあとの説明で分かった話なので順に行きましょう。
まずはゾロが閻魔を試し斬り。
これまでこの閻魔を手なずけられたのは、光月おでん様ただおひとりというからタダゴトではないと感づきますが、いや〜振ってみてビックリ!
試しに斬った樹だけじゃなく、海岸に突き出た崖そのものがバッサリ斬れちゃったり。
さらに刀を振るったゾロの腕が、シオシオのミイラみたいになっちゃったり。
飛徹さんによるとこの閻魔は、持ち主の流桜(覇気)を勝手に放出し、必要以上に斬るということで、普通の剣士であれば干乾びて倒れていたっていうんですからとんでもない。
いやー、そんなのよく振らせたなとビックリですし、日和姫はそのことを知ってたんだろうかとちょっと笑ってしまいました。
しかしゾロ、説明を聞く前に刀の本質を体で即座に理解したのか、「この… 返せ!!」と、閻魔に奪われた覇気を強引に取り返しているのがすごです。
刀の性質を瞬時に悟る勘の良さもすごいですし、一瞬で「手なずけ」てしまうハイレベルっぷりもかっこいい。
やー、このとんでもな刀、ゾロの性格にピッタリとくる超妖刀ではないですか。
持ち主の命を奪いかねないバ火力ウェポン。今も昔も少年のロマンであります(笑)。
また今回、ゾロの持つ刀関連についてたくさんの情報が出てきました。
ゾロの持っていた三代鬼徹と、ルフィが借りていた二代鬼徹は飛徹さんの作品だったということ(二代は先代作?)。
さらに和道一文字と閻魔の作者も同じで、それは霜月コウ三郎という、50 年以上前にワノ国を出奔した人物だとのこと。
そういえば、ゾロの生まれ故郷はシモツキ村と言ったんですよねー。
とすると、あのゾロの師匠であり、くいなのお父さんである人物は、年齢的に言ったら霜月コウ三郎の息子あたりだったりするんでしょうか。
いやー、いろいろと繋がってきちゃいました。
期せずしてゾロ、まるでワノ国の運命に導かれるような重要な刀を手にしてきたんですねー。
そしてここでとても重要そうな情報が。
なんと、閻魔を黒刀にすることができれば、刀の位列が上がるというのですか!
つまり、夢の最上大業物がついに!!
逆に言えば、閻魔ほどの超スゴイ名刀ですら最上大業物ではないのですから、世にある最上大業物 12 工も、ほとんどが黒刀になってはじめてそうなったということなのかもしれません。
現状登場している最上大業物は、ミホークの「黒刀・夜」と、白ひげの「むら雲切」、あと未登場ですが「初代鬼徹」がそうだということが単行本の SBS コーナーで紹介されています。
白ひげの大薙刀みたいなむら雲切は黒刀には見えなかったので元々からして最上大業物なのかもしれませんが、今回の情報からすると黒刀化こそが重要キーなのかな?と思えてきました。
ともあれ、手が届かない世界と思えていた最上大業物の世界がいますぐそこにあるかもしれません!
夢が広がります!
■第二幕・完
兎丼で修業中のルフィ、ドフラミンゴを討ち取ったキングコング銃でも「これじゃダメだな」「力みすぎだ」というのがすごいなー(笑)。
ドフラとカイドウじゃ強さの次元が全く違うというのはわかりますが、一応前々章ラストを決めた超必殺技なんですけどね〜(笑)。
扱いの軽さにちょっとフフッとなりました。
さあ、修業を終えて一時的に完全熟睡モードに入ったルフィ。
よっぽどギリギリまで自分を追い込んだ修業だったのでしょう。
起き上がっていつものノリで「肉〜!」とやらないところはさすがにルフィもワノ国事情に配慮したからなのか(笑)。
ともあれ、確認ってかんじで軽く突き出した拳によって、ちょっと離れたところにある松の木がえぐれちゃってるのが素晴らしい。
この調子でいけば、カイドウ戦では前回とは全く違うルフィを見ることができそうです。
うーん、これは楽しみ!
またここでワノ国の民衆・労働者たちにスポットがあてられたのも気になります。
彼らはこのままカイドウたちが倒されるまで苦しんでいるだけなのか、それとも彼らもまた立ち上がったりするのかどうか。
ドレスローザ編では、一般民衆の動きも重要なファクターとなっただけに、ここでもなにか起こるのかも?と期待してしまいます。
まさに今回、カイドウとの戦いでは庶民を巻き込まない分、地の利が敵にあると指摘されてるんですよねー。
逆にカイドウ側も庶民には一応気を遣うんだとちょっと驚いたセリフでもあったんですが、だとすると、一般庶民の動きこそがカイドウ側への大きな足かせとなってくれる、そういう展開もあるかも?と思ってしまいます。
うーん、どうなんでしょうねー。
まぁ一般人が戦場にいたらやりにくくなるのは錦えもん側も一緒ですが、しかしそのぶん数の多寡が決定打とはなりにくくなる、少数の機動戦法がやりやすくなるってこともあるかもしれません。
しかしここでとんでもない事態が。
なんとオロチ、錦えもんサイドの動きをすべてお見通しでしたかー!
さらに日和姫の生存情報までが!
うーん、これは衝撃!
いったい誰がオロチにこの報告をしているんでしょうか。
めちゃくちゃ有能な間諜ではないですか。
例のお庭番衆の仕事ですかねー。
そしてなによりも、この情報の筒抜けによって、錦えもんたちの運命はどうなってしまうのかと、そこが気がかりで仕方ないです。
せっかく康イエさんが命を懸けてまで繋げてくれた作戦が、こうもあっさりとっていうのもショックですし。
うーん、なんとかしてもらいたいところなんですが。
かくしてついに第二幕も終了。
おそらくいよいよ最終幕となる第三幕へと続きます。
運命の火祭りの夜、いったいどんな「戦争」が始まるのか。
敵はカイドウとオロチだけじゃなくて、ビッグ・マムまで加わっちゃいましたしねー(笑)。
いやもうほんっととんでもない。
こう書いている今でも信じられないレベルです(笑)。
この大事な情報をルフィたちは得ているのかどうかってところも気がかりですし。
また、第三幕が始まる前に、世界情勢のほうは?レヴェリーのほうは?そのあたりも触れられる?というのも気になるところ!
うーん、あっちもこっちも、あれもこれも気になりまくりです(笑)。
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「霜月」と「シモツキ」の一致だったり、ワノ国で作られた和同一文字が遠く離れた東の海にあったりと、霜月コウ三郎がはるばる東の海に来たと考えると筋が通ることが多いですから。もしかしたら三代鬼轍も、コウ三郎によって東の海まで運ばれ、その後紆余曲折を経てローグタウンの武器屋にたどり着いたのかもしれませんね。
また、くいなのお父さんは確か名前はコウシロウだったはず。「コウ三郎」と「コウシロウ」、これは親子の線が濃厚だと思います。コウシロウは苗字が明かされてないですが、もしかしたらフルネームは「霜月コウ四郎」かもしれないですね。
>もしかしたら三代鬼轍も
あ、なるほどそれもありそう!
>くいなのお父さんは確か名前はコウシロウだったはず。
おおー!そういう情報が出てましたか!
霜月コウ三郎の息子、霜月コウ四郎、だったのかもしれませんねー。
既出の情報が次々と連鎖して繋がってゆく、快感ですわー。
日和生存情報>そもそもワノクニに完全に安全な場所というのがあるのかどうか。
錦の旗で思い出したのですが、ワノクニってキンエモンは「女は後ろに付いてくるべし」とか言ってましたし、日和自身が将軍というのは無さそうなんですよね。
閻魔>天羽々斬がもう片方の刀なら、閻魔ではなく天叢雲剣にして欲しかったなという気持ちがあります。
神話では八岐大蛇を斬り伏せた刀が天羽々斬で、八岐大蛇の尾から生えてきたのが天叢雲剣らしいので。
今のところは手懐けたというか、強引に従えてる感じですが、戦いまでには完全に手懐けてるでしょう。
コウシロウが言ってた「女は世界一になれない」発言もワノクニの思想が入ってるのかなと思ったり。
反動ありの超威力兵器でロマンというと過去一番はガンダムXのツインサテライトキャノンですかね。物語の核になるくらいで、歴史にも影響与えた為になかなか使用しませんけど。
第二幕・完>レヴェリーもそろそろ終わってるはずなんですよね。これから子分盃を交した皆が情報を知って駆けつけてくれるのを期待してます。
ところで、今まで忘れてましたが、ルフィってカイドウ相手にキングコングガンやその系統は使ってないんですよね。もし、キングコングバズーカとか、ガトリングとかやってたらどのくらいダメージあったかとか気になります。
今回のオロチの得た情報を見て自分の中で内通者疑いは消えました。日和生存を知ってるメンバーでうどんがどう乗っ取られているか知らないのはゾロ位しかいないはずなので、内通者ならあんな情報になるのが思いつきませんし。
>ベッジに荒らされないか不安半分です。
ベッジと共闘したことですっかり「いい人」な印象がありますが、言われてみればあのひと組織が崩壊する様子を見て楽しむために、組織の親玉の首を取るのが生きがいだったりする、かなりの迷惑人間なんですよねー(笑)。
ドレスローザで悪さをしなけりゃいいのですが(笑)。
>日和自身が将軍というのは無さそうなんですよね。
大昔の日本と同じような感じだとするとよっぽどの状況でない限りないでしょうねー。
>内通者
内通者ではなくて、腕のいいスパイがどこかに潜伏して日和たちの様子を諜報しているってことのように私も思いますねー。
すっごく目とか耳のいい SMILE だったりするとか、あるいはカメレオンの SMILE だったりするのかも?