ではでは後半戦〜♪
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・ヒロアカ
・ブラクロ
・ぼくたちは勉強ができない
・チェンソーマン
・アクタージュ
・神緒ゆいは髪を結い
・【読切】ボーンコレクション
・ゆらぎ荘
・サムライ8
・ふたりの太星
の 10 本でお送りいたします。
僕のヒーローアカデミア
おー、デトネラットの組織力をもってすれば情報操作も事件隠蔽もお手のものですか。
あれだけ大規模だった事件でも、こうやって捻じ曲げることができるんですねー。
組織力って恐ろしい。
そしてそんな組織力を手に入れちゃったことになるヴィラン連合。
その名前を「超常解放戦線」とあらためて、新たに巨大な体制が出来上がっちゃったんですねー。
劇的成長ぶりが空恐ろしい。
またここ、リ・デストロの大仰な演説を途中から引き継いだ死柄木が、意外とすんなり大群衆を前に演説をぶっているのがちょっと驚きでした。
記憶を取り戻し、覚醒したことで、戦闘力だけじゃなくて精神的にもひとつ悪役の格を上げた感があります。
さあ、膨れ上がってしまった死柄木達、次に出る行動はいったいどんなものになるんでしょうか。
これは恐ろしいことになってしまいそうです。
あとそうそう、トガちゃんの片目は治らないのかなー。
なかなか痛々しいですが、今後は片目キャラになってしまうのか心配。
変身能力を使った時だけ見えるようになる……とかかな?
でないと変身能力も効果薄くなっちゃいます。
すぐ見破られちゃいますわ。
【センターカラー】 ブラック・クローバー
新キャラ、裁判議長ダムナティオ・キーラさん、なかなか容赦ない手を使ってきますねー。
アスタを誘導するためにマリーちゃんをダシに使うなんて。
これはアスタも手を出さざるを得なくなります。
どうやら相手の性格を見抜く魔法を持っているようですが、アスタの性格をよっくわかった戦術ですわ。
それにしてもなるほど、この裁判の思惑がだいぶんわかってきたような気がします。
単に主犯の悪魔の仲間容疑をアスタの悪魔にかけ、疑いが晴れないから安全を考え処刑してしまおうってわけではないようですねー。
もちろんそういう思惑もあるのかもしれませんが、基本的に彼らが考えているのは魔法騎士団の立場を守るための生贄が必要だということでしょう。
一部の騎士団員が暴れてしまったのは悪魔のせいだったんだとどれだけ主張したところで、悪魔がすでに消滅しているわけですから証明するのはまさに「悪魔の証明」です。
それこそ「魔女裁判」なんですよねー。
王国の秩序の担い手である魔法騎士団がそのような嫌疑を国民や王族たちに持たれるようでは、今後のクローバー王国の秩序もあったものではありません。
魔法騎士団の信頼を確立し、クローバー王国を再建するためには、騎士団の疑惑を移し替えるひとりの生贄が必要だったと。こういうことなのでしょう。
やー、エグいなー。
ワールドトリガーの記者会見回を思い出しました。
ワートリでも大規模侵攻の被害の責任を、修ひとりに背負い込ませようとしてましたもんねー。
さあ、アスタの場合はこの状況をどう切り抜けるんでしょうか。
ワートリでは修が大演説をぶちかますことで流れを変えることができましたが、アスタの場合はこのまま力で突破してしまうんでしょうか。
それだとほんとうにアスタは国を敵に回してしまいますから、なんとか穏便に事態を収拾する手段を探してほしいものなのですが。
やー、一難去ってまた一難。
本当にヤバいことになっちゃいました。
ぼくたちは勉強ができない
うおー!本気の攻め攻めじゃないですか理珠さん!
髪型も変え、ネイルも塗ったり香水もつけたり。
さらには思わせぶりな言葉を連発してくれちゃっていますが、こちらはでも無自覚なヤツなんですかねー(笑)。
ともあれ本気を出した理珠りんのフルアタック状態、破壊力がなかなかのものでした。
胸がバルンバルンしちゃってるのはさすがに本当に無自覚なんでしょうけどね(笑)。
しかし成幸も成長しましたなー。
女の子に面と向かって「奇麗になった」なんて言えるなんて。
文乃んが聞いたら泣いて喜んじゃいますわ(笑)。
さあ、卒業までのこり三か月となったぼく勉。
女子たちの戦闘態勢も大きく変わってきて、さらに攻撃力の上がったぼく勉となっていきそうです。
チェンソーマン
ちょっと先の未来を見られるようになったアキくん。
おお、めっちゃ強くなったぞって思ったら、あっという間に捕まっちゃって首を絞められるって。
普通にピンチなんですけどーっ!って思ったら、驚きの展開が。
まさか、ここで姫野先輩がたすけてくれますか!
幽霊の悪魔の手が持っていた一本の煙草。
それは約束の一本かどうかまではわかりませんが、あきらかにその一本にかけた姫野先輩からのメッセージ。
そして煙草には「Easy revenge !(気楽に復讐を!)」の文字が!
いやもう、こういうの弱いから泣かさないでくださいよーと。
で、そんなしんみりさせるシーンのあとで、コベニちゃんの残った理由で笑わせるという。
そうですか、ボーナス、大事ですもんね(笑)。
シリアスとギャグの緩急が素敵です。
アクタージュ act-age
おー、夜凪ちゃんが思い出したこの記憶、お父さんなんですかねー。
なんだかもう雰囲気からして相当クソッタレなお父さんエピソードっぽいのが伝わってきて今から胃が痛いんですが。
夜凪ちゃんが記憶を封印するほどの怒りと悲しみだったという話、ここから読んでいくのがちょっとつらそうです。
でも、そんな記憶を使ってまで羅刹女の演技に役立てていこうと踏み出した夜凪ちゃん。
感情に飲まれそうな恐怖から守ってくれたのが学校の友人たちとの日常なんだっていうの、ちゃーんと学祭編の努力が活きてて素晴らしいです。
ラストの夜凪ちゃんの笑顔がまたすごくいいなー。
友人たちとのこの空間を喜ぶような、また次の舞台への期待感や自信があふれているような、ほんとうに素敵な表情ですわ〜。
神緒ゆいは髪を結い
おお、掲載位置が高くなってる!
オカルトスケバンバトルへの路線変更が如実に結果に結びついたって感じですかねー。
実際最近の神ゆいは読みやすくって面白いと思いますし。
今後もこの勢いでガンガンバトルやっていくのがいいんじゃないでしょうか。
ときどき初期みたいなラブコメやギャグも挟んだりするといいかもですねー。
それにしても、耳栓でも避けられない骨に響く音攻撃と来て、どう攻略するのかと思ったら仲間たちが楽器で援護でしたかー。
やー、仲間たちもちゃーんと活躍できてナイスな解。
懸命にドンドコやってるエビちゃんがとても可愛かったです(笑)。
【読切】 ボーンコレクション
雲母坂盾(きららざか じゅん)先生描く妖怪バトルもの。
正体ががしゃどくろである女子高生・白羅(ぱいら)さんと一緒に、主人公の少年・迅内くんは白羅さんの骨の力を借りて妖怪とバトル。
骨の力を借りるため、いちいち迅内くんが白羅さんのあらわな胸元に手をつっこまなきゃいけないところとか、微エッチ路線なのがとってもグッド(笑)。
白羅さんたちのキャラがとにかく魅力的ですし、会話が独特のセンスでかなりの面白さでした。
パターン崩しと言いますか、こういう読切だとふつうこういう会話パターンだよねっていうのをいちいち崩しているんですよねー。
そこが笑いになっている。
真犯人が一生懸命悲しい動機を語っているのに、ページをめくると白羅さんが「知るかー!!!!」と一蹴していたり。
暴走した怪物が町をめちゃくちゃにしているのに、主人公が本気を出す動機が白羅さんのおっぱいをつついた罪だったり(笑)。
やー、このズラしかた、うまいなーと。
めっちゃ笑わされてしまいました。
会話のリズムもポンポン小気味よくってとにかく心地いい短編でした。
いわゆる王道からハズれた邪道ではあるんですが、それでいて不快感がないのもバランス感覚のよさなのでしょう。
欲望に忠実で正直なヤツらなのにイヤミがない。
キャラクターに悪意がなく、人の良さがにじみ出ているので好感が持てたのが大きいところだと思います。
ラストとか、迅内くん完全に思い出し鼻血ですしね(笑)。
こういうオバカな人の良さがにじみ出ているシーン大好きです。
こういうふうに自然と人柄のよさそうなキャラを描ける作家さんってのは大きな財産を持っていると思うんですよねー。
今後の課題としては画力、表現力のステップアップでしょうか。
女体のエロさ……もとい(笑)、今回は白羅さんの表情表現がまだ堅かった感じがしましたので、より読者をグッとさせる豊かな表情表現を追求されるとよいかもしれません。
ともかく、才能を感じる作家さんでしたのでおおいに今後期待しております。
ゆらぎ荘の幽奈さん
なんというカオス回!!
ムキムキマッチョのオッサンがセーラー服を着てサラサラヘアーな破壊力。
人は外見じゃないって言うけれど、ほんとうにこんなことになったときあなたは女の子を愛せますか!?って回。
いやー、笑いまくりでした。
オッサン幽奈さんの股間に顔をうずめるこゆずちゃんと、もだえまくる幽奈さんとか破壊力ありすぎです(笑)。
そしてそんな姿でもエッチなトラブルに巻き込まれるコガラシの完璧なるブレなさよ!
いやもう絵の破壊力の猛威でありましたわ(笑)。
そんな強烈カオス回でありながら、幽奈さんが実はお化粧をがんばっていたりするとか、恋する女の子らしい愛らしさが描かれちゃったり。
幽奈さんの姿が戻ったことを喜ぶコガラシの理由が、幽奈さんの涙だったりと。
ちゃーんと心温まるゆらぎ荘らしいドラマがあったりするのがとってもニクイです。
やー、面白いわー。
サムライ8 八丸伝
敵も判明し、目的もわかり、八丸の正体も明かされて。
本当にここからが旅の始まり、本編スタートって感じなんですねー。
旅の道連れのアンちゃんはとびきり可愛いですし(今週のアンちゃん最高でした!)、物語のスケールもでかくなりそうですし、これは面白くなりそうです。
ここまで設定の説明が多く、固有名詞も多くてなかなか振り落とされた読者も多いかもしれませんが、物語が動き出したらどんどん盛り返していってほしいところです。
いままではまさにプロローグにすぎなかったってヤツですわー。
しかし八丸、パンドラの箱とマンダラの箱を開ける鍵の一つということですが、あくまで八丸たちは人工的に造られた偽物の鍵ってことなんですよね?
それだと真の鍵がまた別にどこかにいそうなんですが、いずれそいつらも合わせて 14+1 本の鍵の争奪戦みたいになっちゃうんでしょうかね。
これまたなかなか一筋縄にはいかない設定のようです。
ところで、今回絵を見ていてふと気づいたんですが、このサムライ8、ヒットしたあとの商品化をあんまり考えてないのかなーと。
彼らのメカや武器ってだいたいパーツが空中に浮いてますが、こういうのって立体のオモチャにすごくしにくいと思うんですよね(笑)。
私が漫画家だったらアニメ化したときや商品化されたときをめっちゃ夢見てデザインしちゃうと思うんですが、どうなんでしょうね、そういうところ。
逆にそういうのがデザインの制約になっちゃうことが多くて、自由な発想を阻害するってこともあるかもですし。
岸本先生は今回あえてそういう制約を度外視した、自由度の高いデザインに挑戦されたってことなのかな〜とふと思いました。
ふたりの太星
早乙女さん、髪を切って劇的イメージチェンジ。
ボーイッシュになってめっちゃ可愛くなって、お?これはラブコメの波動か?なんて思ったら、一瞬で妊婦みたいなおなかにされて再起不能って(爆)。
いやー、容赦ないなー(笑)。
扱いのヒドさにゲラゲラ笑ってしまいました。
カオスな人生ゲーム回、みんな個性的過ぎてすごい楽しかったです。
やー、なかなか魅力的なやつらじゃないですか。
打倒して使い捨てにしちゃうには惜しいキャラたちですわ。
そして人格入れ替わりによって引き起こされる誤解の嵐。
いやー、そうですよね、そういうことだって起きちゃいますわ(笑)。
コメディ度の高い今週、かなり面白かったです。
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