ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第953話 “一度狐”: 少年、グリグリメガネを拾う

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2019年08月27日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第953話 “一度狐”

　週刊少年ジャンプ2019年39号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミックス派ネタバレ注意！】

【感想小タイトル】
■オニ丸
■閻魔

■オニ丸

　河松さん、日和姫とはぐれたあとで切腹するために鈴後を訪れてたんですねー。
　やー、ここで思いとどまってくれてよかった。
　河松さんとしては日和姫を見失ってしまった責任を取るということなんでしょうけど、もしそのあと日和姫が河松の自刃とその理由を知ってしまったら悲しむどころじゃすみません。
　自分のせいだと思ってしまいますものねー。
　それにしても、互いが互いを思うからこそ起こってしまったすれ違い。
　運よくどちらも生きて再会することができて本当によかったです。

　そんな鈴後で河松さんが出会ったのが、霜月大名・牛丸の相棒のキツネ、オニ丸。
　主人が死んだのちも忠義を尽くし、城跡と墓地と無数の刀を守るオニ丸が、まるで忠犬ハチ公の物語みたいでしんみりきてしまいました。
　こういう健気な動物ものって弱いです。

　しかし、そんなオニ丸こそがななんとあの牛鬼丸だったとは！
　キツネが化けてたとは思いませんでした。
　てっきり赤鞘九人男の最後の一人こそがこの牛鬼丸だとばかり。
　なるほど河松のほうに見覚えがない筈です。

　オニ丸は、刀を守り、さらに盗人たちの刀まで奪って、来たるべき反乱の時に備えるのだと。
　河松の思いを受け継いで、ずっと一匹で戦ってきてたんですね～。
　やー、なんとまあ泣けてしまう話ではないですか。
　他の人たちともまったく連絡が取れないままに、13 年もの長い年月を、この雪の降りしきる中でずーっと戦ってきたわけですよ。
　なんって健気！　
　そのくせ再会の喜びも伝えず、鼻歌を歌いながら去ってゆくんですからねー。
　いやー、なんですかこのかっこいいキツネちゃんは！

■閻魔

　さあ、これでついに武器も準備が整いそうな反乱軍。
　あとは牢の男たち 1000 人を解放することと、最後の九人男をみつけだすことくらいでしょうか。
　実に順調に段取りが進んでます。

　と、ここでゾロ、日和姫から面白い話が出てきました。
　なんと、おでん様から日和姫が譲り受けた名刀「閻魔」を、秋水のかわりにくれるというではないですか！
　なんかすっごい名前ですが、いわゆるこのワンピース世界の名刀最高ランク、最上大業物ってヤツではないですかねー。
　名前からしてそんなかんじです。
　しかもカイドウに唯一傷をつけた伝説の刀っていうから素晴らしい！
　徳川家に三代続けて災いをもたらしたという、あの「妖刀村正」を思わせます。
　ゾロのお刀わらしべ長者も、一本ついにゴールにたどりついたって事かもしれませんねー（くいなの和同一文字はすでにゾロ的にゴールかもだけどｗ）。
　いやー、これはワクワクします。
　しかもこれ、カイドウに傷をつけたということは、カイドウを倒す役はゾロになるってことかもしれませんしね！
　あるいはルフィとの合わせ技ってこともあるかもですし。
　なんにしろ、ワノ国編はゾロがスーパー大活躍してくれることに間違いなさそうです！
　いやー、これはワックワクですわー。

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