2019年08月05日

週刊少年ジャンプ2019年36・37合併号 【Jヒーロー海賊帽で大集合表紙<松井優征先生読切『Fけん』>掲載号】 感想<前編>

jump201936a.jpg

 海賊帽子をかぶったジャンプヒーローたちの大集合が表紙を飾る合併号。
 よく見ると帽子の髑髏マークが凝ってたりしてなかなか面白い。
 千空はぶっちがいのロケットですし、デクは完全にオールマイトじゃないですかこれ(笑)。
 あと、おそらく各先生がたに「今度は海賊帽をかぶらせてください」って簡単な指示だけがあったんだと思うんですが、そのなかでルフィと同じ赤い海賊帽になってるのがデンジだけっていうのが、実に大物新人って感じでらしくていいなーと(笑)。
 ではでは、そんなわけで今週の感想いきましょー。

 前半の感想は、

・ワンピ
・鬼滅の刃
・約束のネバーランド
・Dr.STONE
・ブラクロ
・【読切】Fけん
・ハイキュー

 の 7 本でお送りいたします。



【表紙&巻頭カラー】 ONE PIECE

 別エントリーにて。



鬼滅の刃

 おおおおおー!
 さっすが最強の柱・悲鳴嶼さん!
 パワーとスピードと変幻自在さの異次元感が凄まじい。
 冒頭、ただガンダムハンマーをブンブン振り回しているだけでも吸い込まれてしまいそうな大迫力ってのがよく伝わってきましたし、そのあと投てきした武器をチェーンを踏んづけることで軌道を動かすとか、その神業と剛力っぷりに惚れ惚れしてしまいました。
 いやー、気持ちよかった。

 一方黒死牟のほうも折れた刀を再生させたりしてなにごと!?って思ったんですが、なるほど自分の肉で作られた刀だったからですか。
 となるとこの刀にもまだまだ秘密がありそうで、黒死牟さんも奥の手を隠していそう。
 底知れぬ怖さがありますわー。

 しかしここで悲鳴嶼さん、さらに痣の顕現まで!
 ここまでのバトルでも十分すごかったのにさらにダメ押しとは。
 先に奥の手を出しちゃうのはバトル漫画的に死亡フラグの匂いもしちゃいますが、とにかく今はその痣のパワーを見てみたい興味が勝っちゃいます(笑)。
 悲鳴嶼さんがやらなきゃ後がない状態ですし、なんとか押し切ってほしいものです。



約束のネバーランド

 ノーマン!
 吐血って!
 いったい何があったのか。
 病気なのか、それともなにか生体実験でもされてたのか。
 うーん、そういう事情もあって急いでいたのかと、ちょっと哀れにもなってきてしまいますが、これはみんな揃ってのハッピーエンドに暗い影がさしてきてしまいました。
 苦めのビターエンドしかないのかなぁ〜。



Dr.STONE

 なるほど、龍水をバラバラに砕かれるくらいならコハクの手でいっそきれいに砕いちゃえと(笑)。
 バラバラにしたほうが救出も楽っていう逆転の発想。
 ゲンの言う通りもはや狂気の域ですが(笑)、しかし千空らしい実に合理的な逆転の発想で痛快でした。
 ブラックジャックで、崩落事故に挟まれた人の腕をむしろ切断して引っこ抜いて、あとできれいにくっつける荒業をやってのけた BJ 先生を思い出しましたよ(笑)。

 しかしなるほど、時間経過による表面の風化がないから、復活液をかけるとヒビ割れの黒い模様がなくなるんですねー。
 龍水のトレードマークでもあった黒い指パッチンが白くなってちょっと驚きましたが、そういえばそういう設定でしたなと。
 こういう細かいところも実はのちのちの大きな伏線だったりするのかも?とか、ドクターストーンは思わされてしまいます(笑)。



ブラック・クローバー

 いやー、言ってましたねーユリウス帝、なんか後のことはキミたちに託すみたいないい感じに(笑)。
 今アニメがちょうどそこのところをやっていて、昨日そこを見ていて思わず笑ってしまいました。
 あの時点でユリウス帝としては復活できるのは賭けに過ぎなかったんだとは思いますが、言われたヤミさんとしてはオイオイだったらそう言えよってなりますわ(笑)。
 やー、ともあれ魔法帝が生き返ってくれてよかったよかった。

 とはいえエルフたちの出した被害は甚大で、おそらく人死にもいっぱい出てるはずなのでこれで完全に元通りというわけにもいきませんが。
 それにしてもユリウス帝が生きていれば、人々の安心感もレベルが段違いだと思いますしねー。
 ヴァンジャンス団長も、これから一生かけて罪を償い、王国と民草のためにその身を粉にして頑張ってくれることを期待しますよ。
 人とエルフの憎しみがぶつかり合う凄惨な事件ではありましたが、とても素晴らしい着地点に落ち着いたなって感じます。

 そしてやっぱり魔法帝は誰かに継承させないといけないんですねー。
 ユリウスさんのあれだけ立派だったグリモワールがたったペラ一枚になっちゃったのも驚きでした。
 パワーダウンは明白ですし、なるほど、そうなってくると貴族たちへの抑止力も働かなくなってくるということですか。
 これはクローバー王国のどす黒いところがこれからブワッと出てきそう。
 ちょっとうえーっとなってしまう情報です。

 さらには隣国の侵略の魔の手の危険も高まってきちゃいましたか。
 なるほどここからは内紛&戦争編ということになりそうですねー。
 ダイヤモンド王国は既出ですが、その他の王国たちもこれから巻き込む大戦争が勃発したりしちゃうのかもしれません。
 これはちょっと胸が高まります。
 マルスたちとまたまた共闘したり、いっそダイヤモンド王国事態と同盟組んだりする展開も来ちゃうかも。

 そして最後に驚きの情報が。
 アスタが死んじゃうって何事ーッ!?(笑)
 それってアスタのなかの悪魔と関係してるんですかねー。
 うーん、気になりまくりっ!



【読切】 Fけん

 暗殺教室、ネウロの松井優征先生が、じつに松井先生らしい異形の剣道もの読切で登場!
 いやー、おもしろかったです!
 邪道でありながら王道。王道でありながらやっぱり邪道。
 いつもながら誇張利かせまくりの怪物的描写も冴えまくりで、それでいてクライマックスなどは気持ちいくらいの少年漫画らしい王道の盛り上げ方。
 悪女と思わせて、じつは純情?でもそれすらも演技?と惑わせる、ヒロインの造形もすばらしく魅力的。
 主人公サイドこそが邪道な剣道で、正道の剣道が殴り込みにかかってくるという普通の熱血スポーツ漫画の立場をひねっちゃっているところも私みたいな読み手にはすこぶる面白かったですし。
 変化球なのか直球剛速球なのか、見極めようとしているうちにズドーンとド真ん中を射抜かれて、気持ちよく空振り三振しちゃったような、そんな読後感でした(笑)。
 やー、やっぱり松井先生はうまいですわー。
 それこそどこのツボを押せば読者が喜ぶか、知り抜きまくった悪女のような先生ですわ(爆)。



ハイキュー!!

 ほんっとにかったいですねー鴎台!
 これまで旭さんのスパイクがネットに吸い込まれたのを上げた敵っていましたっけ。
 それもこんなに、慌てることなくさも当然であるかのように上げちゃうなんて。
 この精神状態はいったいなんなんでしょうか。

 ハイキューはいつも教えられることがとても多い漫画ですが、こんかいもそうなんですよねー。
 レシーブを上げるのもブロックを決めるのも技術だけど、思考のコントロールも同様に技術なんだと。
 そしてそれらのベースにあるのが、

「ミスったって死なない」

 という教えなんだと。
 いやー、この考え方、心構え、バレーのことに限らずなにごとにも当てはまりうると思うんですよね。
 とても勉強になりますよ。
 もちろんこういう考え方は人それぞれにタイプがあることで、合う人合わない人はあるんだと思いますが。
 そのなかの一つの例示として「こういうのもアリだよ」って教えてくれるハイキュー、今の少年たちにすばらしい教科書になると思いますわ。
  
 しかし、烏野だって負けちゃあいません。
 慌てず騒がずどこまでも食らいつくいつもの烏野イムズ!
 飛びついた大地さんにウオーーッって声が出そうになりました(笑)。
 そうですよ、烏野だってとんでもないことをさも当たり前であるかのようにやっちゃうんですよね!
 思考のコントロール技術ができてないわけがありません!
 さあ、ここから反撃です!
 いっちょド派手に決めちゃってほしいものです!



 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 21:33| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
鬼滅>ガンダムハンマーというとブラックキャットの奴を思い出しました。ブースター付きでしたけど。
今の柱+3人組で戦闘力に支障が出ない状態なのは、蛇柱、恋柱、岩柱の3人だけですからね。
岩柱以外の2人が新肆席と戦ってる以上、後がない。満身創痍のメンバーが来ても、サポートが関の山だと思いますし。

ネバラン>今はすれ違っていても、最後は笑いあいエマと幸せにとか考えていたら、エマは代償がヤバそう、ノーマンは助からないっぽいとかなんという悲惨な話。
まあノーマンも数年は実験台にされてたはずなんで、何もないという自分が楽観的過ぎたんですが。

石>ゾロが「どちらかの腕を斬り落としてチョッパーに繋いでもらう」とか言ってたのを、感想を見て思い出しました。
アレはゾロがアホでもあるんですが、狂気にも程があります。

ブラクロ>魔法帝は予想以上に弱体化してましたね。
しかし、ダイヤモンド王国って今まで見る限りは騎士団長だけでもなんとかなりそうだし、他の国もダイヤモンド王国が侵略国家というくらいだからそれ以下なイメージなんで、そこまでヤバいか?って印象もあるんですよね。マルスとかもいますし、一部復活したエルフとも手を組めるでしょうし。
魔法帝が色々手を回してたのかもしれないですが。
気になるのはアスタです。国が滅びるかアスタが死ぬかみたいに関係ありそうな言い方してましたが、アスタ個人がどうしたら国の存続と関係出てくるのか。

Fケン>正直、ネウロや暗殺以上にハマりました。

ハイキュー>そもそも吸い込みを返すという場面自体が普通ないわけですから。
もはや反射の領域でないとまず間に合わない。吸い込みされた時の練習など、普通のチームではしないような事も体に染み込んで反射になるくらいまで練習したんでしょうね。
Posted by 太郎丸 at 2019年08月09日 23:06
>太郎丸さん
>鬼滅の刃
 ほんと描写のパターンが悲鳴嶼さんの敗北展開の前振りみたいな悲鳴嶼さんのパワーアップに見えて怖いったらないんですが、悲鳴嶼さんが勝たなきゃぜんぜん後がないんですよねー。
 どうなることやらとヒヤヒヤもんです。

>ネバラン
 約束締結がなされたっぽく、展開的には山を越えたのかと思いきや、ここからが本当にヤバいパートっぽいという。
 やー、読ませてくれます。

>ゾロ
 ゾロも言ってましたねどこかで確か(笑)。

>ブラクロ
 アスタが死ぬ、の話がまったくの予想外で驚きでした〜。
 クローバー王国の根幹とアスタになにか魔法的な関係があったりするのか、それともなんか予言でもあったのかどうか。

>Fけん
 わたしもこの題材大好きですねー(笑)。

>ハイキュー
 吸い込みへの対応まで練習してたとしたらほんっと凄すぎますな!
Posted by BOSS at 2019年08月14日 22:01
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