2019年07月24日

週刊少年ジャンプ2019年34号 感想<後編>

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 そんなわけで後半戦〜。

■前編の感想はこちら


 後編の感想は、

・【最終回】火ノ丸相撲
・チェンソーマン
・ぼくたちは勉強ができない
・約束のネバーランド
・ゆらぎ荘
・ハイキュー
・アクタージュ
・トーキョー忍スクワッド
・神緒ゆいは髪を結い

 の 9 本でお送りいたします。



【最終回】 火ノ丸相撲

 ついにこれにて大団円!
 やー、最後の最後で決まった百千夜叉墜。
 奇しくも今週ワンピースのカヴァーコミックプロジェクトで描かれたゾロ三刀流を思わせるイメージというのがなにやら運命的なものをも感じさせてくれましたが。
 ともあれすべて出し切っての大優勝。
 この漫画そのものもすべて出し切った!と感じさせてくれる、まさに全力疾走の連載にふさわしい最後の決着であったように思います。

 しかし火ノ丸、最後に燃え尽きるのではなくて、天国の母を思い、幸せをかみしめながらのラストというのがとても感慨深いものがありました。
 ともすると往年のスポ根作品によくあったような、マウンドで仁王立ちで大往生したり、真っ白に燃え尽きたりするタイプかもしれないなーと、そう思わせる時期もありましたもの。
 よくぞこのラストに到達できたと思います。
 それにはレイナさんはじめ、たくさんの仲間たち、親方や兄弟弟子たち、ライバルたち、誰一人欠けてもできなかったことかもしれません。
 そういった意味でも本当に火ノ丸は幸運であり、幸せ者だなぁとつくづく思います。

 これからも火ノ丸はたくさんの人たちと一緒に相撲道を歩み、ライバルたちとぶつかり合っていくんでしょうね〜。
 さいわい、刃皇も現役続行みたいですし(笑)。
 これからもきっと素晴らしい名勝負がたっくさん繰り広げられるに違いありません。
 彼らの未来を思うと、幸福感とワクワク感がふつふつと湧き上がってきますよ。

 本来の予定ならば、この作品は高校編の優勝で完結する予定だったと聞きます。
 それが、現実の相撲の盛り上がりの影響もあったとかで、延長してプロ編に突入し、その路線変更をへつつもなおこの高い完成度を見せたわけですからねー。
 一瞬の勝負にすべてを賭ける男たち、それを見守り支える女たちの姿に、たくさんのものを教えられました。
 いやー、ほんっとに素晴らしい作品でありました。

 川田先生、連載の完走、おめでとうございます。
 そしておつかれさまでした!
 次回作もとっても期待しております。
 次はいったいどんな作品で帰ってこられるのか、すごい楽しみですよー。



チェンソーマン

 わたしが感想を書いてない間にインテリキャラにクラスチェンジしていたデンジとパワーちゃん。
 いやー、このネクタイしめてメガネをしていりゃインテリでしょ?みたいなこの二人、最っ高にオバカな感じで大好きです(笑)。

 とはいえ戦術はけっこうホントに頭いいじゃないですか。
 多方向から時間差でどんどん不意打ち攻撃を畳みかけるこの手際。
 相手がもうちょっと弱い敵ならちゃーんと成功したかもしれませんよ。
 あのデンジとパワーちゃんがこれを考えたのかと思うとちょっと嬉しくなりますわ。



ぼくたちは勉強ができない

 うん、エッチだ、うるかちゃん!
 ジャージの下を脱いで裾からのぞくものがパンツのように見える白い水着って。
 これはなかなか高校生男子に破壊力あります(笑)。

 さらにそのあとピラっとおなかをめくって見せている姿もなにげに破壊力。
 ラストの「あたしだけ見てなよ」をナチュラルに言えちゃううるかちゃんも最高でした。
 いやー、今週のうるかちゃん、ヤバすぎか。



【センターカラー】 約束のネバーランド

 おおおー!ついに願いが叶うのか約束のネバーランド!
 願いをかなえてもらう代償として、どんな“ごほうび”をエマが言われたのかすっごい気になるところです。
 たとえ「自分の命」とか厳しいことを言われたところで「うん、いいよ」とか言いそうなエマですしねー。
 どんな結末が待っているのか、ハラハラドキドキでありますわ。

 一方ドンギル方面はソンジュ&ムジカと再会なるも、さっそく血を見る結果になりそうな流れ。
 殺意満点のソンジュの表情にゾクリとさせられてしまったんですが、やー、こちらもどんな結果になりますことか。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 兵藤、いいやつだー!
 そりゃー見ずに消しちゃったとはいえ写しちゃったのは悪いことですが(笑)、ギリギリ最後の最後で踏みとどまれる誠実な自制心がとっても素敵。
 むしろその「普通のこちら側の男子」が頑張ってる感がすっごく身近なカッコよさとして見えました。
 等身大な感じがとってもいい。

 見てしまったとしても黙っていれば誰にもわからない。
 でもたぶん、そんなことをしたら二度と心からの友達ではいられない。
 誰も気づかなくっても、自分で自分を許せなくなってしまう。
 きっと罪悪感で友情が壊れてしまう。
 そういう風に思ったんじゃないでしょうかねー。
 やー、欲望に弱いし、男子らしい嫉妬だってするけども、だけどちゃーんと踏みとどまることのできる兵藤くんがほんっと好きになりました。

 男子たるもの、こういう兵藤くんを見習いたいものですわ〜。
 理想はコガラシの誠実さですが、あのレベルまでいくと本当に聖人君子というか、鋼鉄の意志を必要とする、悟りの境地とかが必要なレベルだと思いますしね(笑)。
 弱さも持つ等身大だからこそ、兵藤君にはすごく感情移入してしまうものを感じました。

 あとなにげに柳沢さんと兵藤っていい感じじゃないですか〜。
 根はいいけど基本はダメ亭主と、キップのいいしっかり者の女房って感じで、すごい素敵に見えました。
 ま、こういう二人がくっつくには十年単位で年月が必要そうですけどね(笑)。



ハイキュー!!

 鴎台の監督さん、外人さんだったのか。
 派手な作戦や大技は使わずとも、常に「いいプレー」をすることができれば勝てるんだという、なんというか烏野の真逆みたいな感じのする監督さんなんですねー。
 烏野はどちらかというと浮き沈みの激しいチームで、その波の頂点に来たところで勝つ!って感じがありますもの。
 そしてその頂点ですら、もしかしたら鴎台は平均値でまさってくるかもしれないぞと、そんなチームに見えてきちゃうという。
 いやー、恐ろしい敵です。

 ラスト、この鴎台と烏野の次の流れを占うかのように、稲荷崎の北主将が出てきているのがわかりやすい。
 当然のことを当然として積み重ねる強さを持つ北さんは、どちらかというと鴎台に性格的にとても近いのかもしれません。
 でも同時にお祭り好きの宮兄弟のこともよっく知っているんですよね。
 だからこそ、今から動き出しそうな日向たちが手に取るようにわかるんだろうなと(笑)。
 やー、試合の終わった選手たちの登場させ方があいかわらずすごいうまいですわ。



アクタージュ act-age

 リアルの芸能界がいろいろ揺れている中、なかなかスリリングな話を持ってきましたねー。
 王賀美、なるほどそういう干され方をしていたのかと。
 最初は気まぐれで我儘な帝王気質かと思わせておいて、いろいろ見えてくるとどんどん違った人物として見えてくるものです。
 王賀美の日本での芝居もこの一回かぎりではなく、今回の夜凪ちゃんとの共演をきっかけにふたたび日本で活躍できるようになってくれるといいなーと思えてきました。
 今回は王賀美という役者を再生させる、そういうイベントでもあるのかもしれませんねー。

 

トーキョー忍スクワッド

 すごーーッ!
 人間をかき氷にしちまいおった!!(笑)
 いくら強烈な冷凍能力だからってかき氷にしたら真っ白な氷になるってことはないだろうとは頭の片隅でわかりつつも、細かいことはいいんじゃーー!という、この勢いにはかなりやられてしまいました(笑)。
 いいんです、こういう漫画的誇張はいいんですよ!(笑)



神緒ゆいは髪を結い

 最近あきらかに漫画の方向性を和風ホラーバトル…というか“ぬら孫”に舵を切った神緒ゆいですが、いやー、やっぱりこっちの椎橋先生は安定感と火力があるなーと。
 どこまで最初から計算されていたのかわかりませんが、和風ホラーなスケバン対決に、ちょっとポンコツなホスト系男子が介入して安心感をガツンと出すっていう構図が、すごくピッタリはまってて面白くなってます。
 この線で頑張って掲載順位を盛り返していってほしいところなんですが、さー、すでに打ち切りが確定しちゃってるのかどうなのか。
 ちょっとそのあたり微妙なラインかもですねー。



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posted by BOSS at 21:54| Comment(4) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ゆらぎ荘は前回の話でようやく雪崩と和解しましたね。その間に呑子さんが11話で過去にヘマした事について新たな謎が浮上して彼女に関してまだいろいろ謎がありそうですね。
そういえば今回の騒動で一応、手助けしてくれた酌人のその後の動向が気になるところです。
Posted by ジャッキー at 2019年07月25日 23:50
>ジャッキーさん

 感想をお休みしている間に長編バトルが決着したり、呑子さんにも謎が提示されたり、いろいろありましたねー。
 酌人は、一時的に協力関係になれたとはいえまだまだゆらぎ荘の住人たちとの関係がスッキリいったとは言えない印象が強いです。
 次会うときはまたまた敵だったりするのかも?なんて。
Posted by BOSS at 2019年07月28日 15:11
火ノ丸相撲>途中から急いだ感があった物の、当初からの目標であった横綱投げ、見事な最終回でした。
エピローグとか欲しいとは思いますが、未来を思わせる最終回では必ずしもエピローグが必要ないという例。
ソーマの場合はここから先はやぶ蛇で描いたら汚すような最終回だったのに対して、こっちはちょっと描いても普通にありでしたからその意味では違いますけど。

チェンソー>前回、頭を使う事を思いついたから頭良いとかいう頭悪い考え方した時は、頭悪すぎて裏をかかれるパターンか?とか思ってたら意外にちゃんと頭使った作戦でビックリ。
先週の考えだとサッカーで「点を取るにはシュート打てばいいんだ」くらいにアホな考えでしたから、マジでビックリ。

ゆらぎ>兵藤はあれだけ女好きなのにコガラシが学校では女子に嫌われていた時期でも学校で友人をやってたってだけでも良い奴です。
そして紫音が登場した時には柳沢を心配していたりと今までも随所に良い奴が出てたんで、主役回が見れて正直嬉しいです。

アクタ>最近、王賀美の役への向かい方が出てきて滅茶苦茶良くなってきました。
役の為に、自分を意地でも曲げない、それで敬意を払う、自分で努力してないといったが、ここまであっても折れないのも努力の1つだよ。

Posted by 太郎丸 at 2019年07月28日 23:57
>太郎丸さん
>火ノ丸相撲
 おそらく単行本収録話数の関係でギリギリまで詰め込んだという事情があったんじゃないかと思うのですが、できたら各キャラのエピローグとかも見てみたいんですよねー。

>チェンソー
 そういう読者のいい意味での裏をかくのがうまいと思いますわーこの作品。

>ゆらぎ荘
 兵藤みたいな友達ポジに主役回がまわってくる漫画ってなかなかないんですが、私みたいな脇キャラ好きにはこういうのすごい嬉しかったりするんですよねー。

>アクタージュ
 極端な登場の仕方でインパクトを残し、そこから意外な内面が徐々にわかってくることで好感度とかがうなぎ上りになってくる。
 王賀美の描写プロセスは王道の少年漫画って感じですごく気持ちいいです。
Posted by BOSS at 2019年08月04日 19:57
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