2019年07月22日

週刊少年ジャンプ2019年34号 【Boichi先生描くワンピースカバーコミックプロジェクト『ロロノア・ゾロ、海に散る』掲載<『火ノ丸相撲』堂々終結>号】 感想<前編>

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 パソコンが壊れたために 3 週間ほど休ませていただいておりましたジャンプ感想。
 今週より復帰したいと思います。
 しかし、新調したパソコンなので辞書登録がまっさらなものですから、「ワノ国」とか「火ノ丸相撲」とかの文字を打つのにちょっと手間取って、ああ、そういえば辞書登録してないとこういうところでチョコチョコ時間かかるんだよなーなんて今気づかされました(笑)。
 まぁそういうところも含めてボチボチ復帰してゆく感じで、今週はちょっと軽い感じの感想で行こうかなーとか思ってます。
 ではでは、そういうことでー。

 前半の感想は、

・ワンピ
・呪術廻戦
・ブラクロ
・鬼滅の刃
・Dr.STONE
・【読切】Boichi先生ワンピースカバー企画
・ヒロアカ

 の 7 本でお送りいたします。



【表紙&巻頭カラー】 ONE PIECE

 別エントリーにて。
 明日アップ予定。



呪術廻戦

 んおー!
 静から動への振れ幅がすごすぎる!
 前半の情報パート、心理的駆け引きからの後半の一気呵成の大ゴマの畳みかけ!
 やー、これは見ごた凄かった。
 わんちゃんの大ゴマでホワッ!?とさせてからの、怒涛っぷりがハンパありませんでしたわー。
 芥見先生はほんっと演出がクールです。

 しかしほんと、この回想編を見ていて思うんですが、五条先生も夏油も、このころとはガラッと人柄が違うんですよねー。
 夏油とか、ヤンチャなところはあっても生真面目な感じだったのが、いったいぜんたい何があってあんな人間を蔑む魔人になってしまったのか。
 そしてまた、五条先生もこの反発精神の塊が、反発っぷりはかわらないままになぜに後進育成の夢を追い求めるようになったのか。
 おそらくこの回想編でそのへんが一部でも語られることになると思うので、かなーり楽しみにしております。
 この天内さんが二人を変えちゃうほどのひどいことになっちゃうような、そんな気がするんですけどねー。
 やー、どうなんでしょう。



ブラック・クローバー

 そしてブラック・クローバーは悪魔戦も終わって戦後処理のターン。
 なるほど、国を救ったのがヴァンジャンス団長の樹木魔法っぽいぞと噂がたって、今後のヴァンジャンス団長の名誉回復の下地が作られたって感じですかねー。
 まぁ魔法帝殺害の直接原因を作った大罪人であることは動かせないと思いますが、その後のなんだかんだで情状酌量みたいなこともありうるのかな?と、これを見て思えてきました。

 さーて、このあとクローバー王国はどうなるんでしょうねー。
 次の魔法帝はだれが担うのか。
 あるいは魔法帝が復活できたりするのかとか、いろいろ気になるところです。
 それにともないアスタたちの出世のほうも気になりますねー。
 今回の功績がどれくらい認められるのか、早くもそのあたりが気になっちゃいます(笑)。

 あと、なにげにヤミ団長、エルフ女性のシャルラとさりげない大人のロマンスとか、隅に置けませんねー(笑)。
 目を覚ましたシャルロット団長は、この一部始終を覚えていたりするのかどうか。
 そのへんのシステムってどうなっていましたっけ。
 覚えていたりしたら楽しいんですが、さー、こちらのロマンスの行方も気になるところです(笑)。



鬼滅の刃

 月の呼吸、恐ろしすぎか!
 鬼の身体能力で呼吸を使えるってだけでも反則級なのに、さらにこの特殊な斬撃!
 斬撃の軌道のまわりにキラキラしている三日月はあくまで演出なのかと思ったら、それひとつひとつがちゃんと殺傷力をもった斬撃だったって(笑)。
 やー、これをギリギリでも避けつづけられる不死川さんも充分変態的です。
 さらに弟の刀を利用して意識外からの不意打ちを挑んだり。
 さっすが柱の戦闘経験よっていう感じがありました。

 しかし最後は地力の差か、圧倒的な壁のような斬撃の嵐に不死川さんもズタボロ。
 あー、やっぱりダメなのかーと、なったそこで!
 おおー! 不死川さん、希血(まれち)でしたか!
 希血の匂いで鬼は酩酊しちゃうと!
 いやー、これは思わぬ逆転劇が来ちゃったかもしれませんねー!
 不死川さんの体中の傷の秘密がこれってことなのかも。
 あえて傷を受けることで鬼を倒す、これこそが不死川さん必勝の型!ってことなのかもですね!



Dr.STONE

 今週はコンクリートを静かに壊すためのサイレントボムこと『静的破砕剤』を発明。
 こういうスパイ作戦中でもいつもとまったくブレずに楽しい発明パートがあるのがドクターストーンです(笑)。

 そして銀狼の活躍の仕方もまったくブレがありません(笑)。
 槍の腕前が役に立つという至極まっとうな活躍の仕方のはずなのに、練習していた動機が「戦わずに逃げるため」という、実に銀狼らしいヘッポコっぷり。
 やー、この安心感がたまりません(笑)。



【ワンピース カヴァーコミックプロジェクト】 『第51話“ロロノア・ゾロ、海に散る”』

 おおおおおー! これは面白い企画が始まりましたねー!
 音楽のカヴァー曲のように、ワンピースの名場面を他の作家が描いてゆくって。
 なかなか斬新なアイデアではないですか。
 第一回はジャンプ連載陣でも飛び切り画力に定評のある Boichi 先生で、しかもワンピ序盤の屈指の名場面、ゾロ対ミホークときましたか。
 これはもう面白くないはずがない。
 そう思って読み始めたのですが、いやー、想像以上の面白さでした!
 見せ場の迫力、感動、カッコよさ。
 Boichi 先生らしい筆致で描き出されたワンピワールドに、これもぜんぜんアリだな!ってなりましたよー。
 もちろん尾田先生のワンピありきだからこそっていうのは当然で、そのうえで Boichi 先生のこういう解釈もぜんぜんアリよねって感じなんですよねー。
 特に最後の、「二度と負けねェから!!!!」からのこの抜けるようなでっかい空!
 この迫力ったらありませんでした。
 まるで、天高くどこまでものぼってゆこうとするゾロの思いそのものをあらわしているかのようです。
 やー、無性に感動がこみあげてしまいました。
 もともとすっごい好きなシーンなんですが、より一層このシーンの素晴らしさが理解できた、そんな気さえしてきました。

 やー、素晴らしい企画でした。
 ワンピの面白さを改めて確認することもできましたし、次は誰がどこを描くんだろうと期待感も膨らみました。
 今回の Boichi 先生はご自分の画風でありながらワンピの元絵にかなり寄せた感じで、これもかなり好きでしたが、ガッツリ違った画風っていうのもちょっと見てみたいですわ〜(笑)。



僕のヒーローアカデミア

 うわー、なんっつー陰惨かつ壮絶な!
 死柄木オリジン。
 いろいろなものが転弧少年の上に重くのしかかり、限界を超えた瞬間に個性が発現してしまったと。
 家族のギスギスを原因とした転弧少年の大爆発という一面はもちろん重要ですが、個性の発現自体がこの爆発の引き金になっちゃってるんですねー。
 個性の発現がもしこんな瞬間でさえなければ、もっと違った運命もあったでしょうに。
 あるいは、これだけストレスが積み重なったこと、それ自体が個性を引き出す直接的原因だったりするのかもしれません。
 だとしたら、イフなど存在し得ようもない、あまりにも残酷な必然だったということなのか。

 ともあれ、目を覆いたくなるような惨劇の連続。
 めちゃくちゃに衝撃的過ぎました。
 これは年若い読者層にはトラウマ級だったりするかもしれませんねー。
 いやー、お姉ちゃんとお母さんの惨劇とか、ショッキングにもほどがあります。

 うーん、いつかは死柄木弔は改心させなきゃいけないヤツなんじゃないかと、そううっすら思っていたのですが。
 これはちょっと無理なんじゃないかなー。
 辛すぎる!
 こりゃあ心の一つや二つ、ぶっ壊れちゃうのも当たり前ですってば!



 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 21:15| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
パソコン新調で復帰、おめでとうございます。

ブラクロ>次の魔法帝は難しいところ。
今まで一番魔法帝に近いと言われていたヴァンジャンスは今回のやらかしが痛すぎて本来団長退任くらいでもおかしくないですが、それを知ってる人間も少ないというか一般人は知らないし、最後の場面だけ評価されたらかなり投票されるでしょう。
ヤミ団長は終始大活躍しましたが、昨年までは星がマイナスが通常運転とマイナス点を取り戻すのはなかなか難しい。
そういう面を差し引きするとノゼルかフエゴレオンあたりが妥当だと思います。
あと追加でユノ。国全体のエルフを捉えたり、国民への被害を一番抑えたという面では間違いなくMVP。国民貢献度では他の全員合わせてもユノに勝てないくらいの活躍。それでボスとの戦いも多いに活躍してますから、一気に魔法帝もあり得ると密かに思ってます。

STONE>密かに今回嬉しかったのはインカムの活躍。
何を今更と思うかもですが、正直先週までは「情報関係なくあらかじめ決めてた作戦とか、前もって渡せたミニ四駆とか、インカム渡す前に言っとくべき事でしかないだろ」って感じで無理矢理インカム活躍してるように勘違いさせてるだけな気がしてたんですよね。
ぶっちゃけ文字が分からないのを知ってるなら、それをインカムで伝えるくらいしても良かったな〜とか考えてました。
でも今回は潜入範囲内にあるなんて予想してなかったソユーズなんで後から伝えるしかない情報。
やっと本当に活躍したインカムを見た気になりました。

ヒロアカ>今回見て更に酷い想像してしまったんですが、これってただ親や周囲が悪いのではなく、AFOが父親にこっそり介入して家庭崩壊するように仕向けたとかないですかね?
シガラキのあの個性は予想以上だったとかあるでしょうが。
Posted by 太郎丸 at 2019年07月28日 00:19
>太郎丸さん
>パソコン新調で復帰、おめでとうございます。
 ありがとうございます!旧パソとの性能の違いに日々ニコニコしております(笑)。

>ブラクロ
 次の魔法帝、どうするんでしょうねー。
 今回の戦いの貢献度で言ったらユノだってありえそうって思えてくるくらいですし、今回だけじゃなく長年の貢献度とかまで考えると候補はすごく増えそうです。
 キャラクターの格からいったらアネゴレオン様あたりが一番妥当かな?とも思えるんですが、あの人自身がめんどくさがってやりたくなさそうですし(笑)。
 なんだかんだ言って結局一番強いヤツが魔法帝になるにふさわしい筈!とか話がまとまったりして、ここから魔法帝決定トーナメント編が始まるとか、そういうのもあるかもですね(笑)。

>STONE
 突発的事態に対応できる情報伝達力の凄さってところがわかりやすくて、おなじく科学の力を感じました。
 スパイと言えばインカム!っていう謎の面白さもありますし(笑)。

>ヒロアカ
 あー、確かにこれをAFOが仕組んでいた、もしくは多少なりとも介入していたとなると恐ろしいですねー。
 それをもし死柄木が知ったらどう思うのか。
Posted by BOSS at 2019年07月28日 15:33
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