2019年06月05日

週刊少年ジャンプ2019年27号 感想<後編>

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 てなわけで後半せーーん。

■前編の感想はこちら

 後編の感想は、

・ビーストチルドレン
・ぼくたちは勉強ができない
・呪術廻戦
・ふたりの太星
・ハイキュー
・アクタージュ
・ゆらぎ荘
・火ノ丸相撲
・チェンソーマン
・最後の西遊記

 の 10 本でお送りいたします。



【センターカラー】 ビーストチルドレン

 おー、ユキトくん同じ高校来てないのかー!(笑)
 これは意外なオチで笑ってしまいましたが、しかしユキトくん、どうしちゃったんでしょうね〜。
 桜がウザすぎて嘘をついたのか、それともなにかの手違いか。
 学力が足らずに落ちたとかだったら笑ってしまうんですが(笑)。

 なんにしても、これはライバル校に行ってるパターンかもですねー。
 ハイキューの日向と影山のパターンかと思わせておいての対極パターンってところでしょうか。
 思わずクスリとさせられてしまいました。



ぼくたちは勉強ができない

 文乃ん、占いに翻弄されるの巻。
 占いと思わせてのダジャレ回か!
 耳元で甘い言葉を囁く……が耳元で「砂糖」と囁くになったり、0時まで……が「零侍さんまで」になったり(笑)。
 そのほかにもムリクリ占いに合わせるアクロバティックな奇行の数々、めっちゃ笑ってしまいました。
 これはもう占いが当たってるとか言うレベルじゃなくて、占いによって現実が歪められてるんじゃないかとしか思えません(爆)。



呪術廻戦

 まさかのダブル黒閃ーー!!
 いや〜〜、そう来ましたか!
 虎杖が連続黒閃の才能に目覚め、伏黒が領域展開を習得し、このままだと野薔薇ちゃんだけ置いてかれちゃうなーと思ってた矢先。
 まさかの野薔薇ちゃんまで黒閃発動とは!
 といっても、虎杖みたいに連続発動できたりするような安定性、再現性まではいかないんでしょうけども。
 それでもこれはきっとデカイ。
 一度発動できたという経験は今後の野薔薇ちゃんにとって大きな扉を開いてくれたみたいなもんだと思いますからねー。
 やー、今後がすっごく楽しみになりました。

 しかし今週の野薔薇ちゃん、すっごい顔のオンパレードでしたねー。
 野薔薇ちゃん……というか、なんというか釘崎様というか(爆)。
 冒頭の表情もそうですし、「共鳴り」で自分の手首に釘を打つ時とか、兄者ァァアア!と背後から襲われている時とか、最後のコマとか。
 全てのコマでそれぞれまた違った凄い表情をしてて、それぞれぜーんぶ鬼気迫るというかなんというか(笑)。
 悪鬼羅刹みたいだったり、戦闘ジャンキーみたいだったり。
 コロコロ表情が変わって魅力的……なんていう誉め言葉がよく漫画やアニメで使われますが、まさにそれの悪の女幹部版と言いますか(笑)。
 そのくせ黒閃発動の瞬間は天女か聖女のような神々しい表情をしているんですから面白い。
 いやー、こんなジャンプヒロイン見たことありません(笑)。
 ほっんと稀有で魅力的なヒロインがいたものです。



ふたりの太星

 おー、太は出て来ませんでしたかー。
 今後は星が主役となり、いつか太が出てくるよう将棋を頑張ってゆくという話になるのかどうか。
 いまのところなかなか先の読めない面白さがあります。

 また太視点から見ていた段階では星のほうが圧倒的に強いのかと思ったら、星視点から見た今回、太のほうも異様な強さを持ってることがわかってちょっと意外。
 これはどういうことなんでしょうねー。
 星と直接対決するときのみ太は実力を発揮しきれないとか、あるいは相性の問題とかがあったりするのかどうか。
 何か秘密が隠れてそうです。

 しかし、前半出てきた学校の先生、かなり突拍子もない感じの人でしたねー(笑)。
 そんなところから笑わせに来るのかと、あまりに不意打ちで笑ってしまいました。
 いったい何者なんだあの人は(笑)。


ハイキュー!!

 そろそろ旭さんの逆襲開始かと思いきや、ここで昼神の回想に入っちゃいますかー。
 回想は活躍の前フリみたいなものですから、回想に入った瞬間今週は旭さんの活躍を諦めちゃいました(笑)。

 それにしてもなにげなく拳を石壁にザリザリ擦りつけて血の跡が……っていうエピソード、妙なリアル感と生々しさがあって怖いですわ〜。
 それまで普通の表情をしている人間が、ふとしたことでなんかこうなっちゃうのって、凄い分かる気がするんですよね。
 やー、その場に星海くんがいてくれてほんっとよかった。

「お前 今バレーは腹いっぱいなのかもな」

 という言葉、こういう言い方すっごいいいですねー。
 「限界」とか「やりすぎ」とかいう後ろ向きな表現じゃなくて、「腹いっぱい」なんですね。
 ガツガツ食えばそりゃー腹もふくれちゃう。
 ふくれちゃったらそれ以上入らないのは当たり前。
 そしたら腹がすくまでちょっと待てばいいわけで。
 これ、ポジティブな考え方ですっごく気に入りました。
 言葉遊びのようでいて、実はバレーと自分との適切な距離感のことを言ってるんだと思いますしねー。
 目からウロコのこの一言、昼神くんには最高の転機だったことでしょう。
 バレーに限らず、いろんなことに通じる一言って思いますし、やー、なんだか勉強させられてしまいました。
 ハイキューはこんなふうにしてたくさんのことを教えられる漫画ですよ。
 


アクタージュ act-age

 王賀美陸、とてつもない役者だったんですね〜。
 オーラといったらいいのか、ただそこにいるだけで規格外の存在感。
 観客だけでなく、他の役者までをも惹きつけ、心を奪い、その芝居まで狂わせてしまうとは。
 それも千世子ちゃんみたいに技術や経験といった理屈の上に立ったものではなく、理屈ではない何かがそうさせているっぽいというのがタチが悪い。

 やー、これは夜凪ちゃん、どうやって太刀打ちすればいいんでしょう。
 理屈じゃないものを理屈でどうこうできるのか。
 こりゃまたとんでもない試練みたいです。
 夫も子供もいた経験がないとか言ってる夜凪ちゃんが夫と子供を持つ経験をしてくるわとか言い出さないか心配です(笑)。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 準備不足のまま始まってしまった天狐雪崩チームとの対決。
 コガラシと千紗希ちゃんだけが雪崩の前に残され、あとのメンバーは二つに分けられ雪崩の部下たちが足止めする形。

 まずは幽奈さんたちを相手するギャル風の頬白凛々愛との対決ですが、この凛々愛をキュンキュンさせたら勝ちってどういうことなんだと(笑)。
 初対面の相手をキュンキュンさせるって、すっごいムリゲー感ありますが、当てずっぽうでいろいろやってみるしかないんですかねー。
 女子だけしか残ってないのがキツイですが、狭霧ちゃんあたりが男役を演じればいいのかな(笑)。
 来週あたり、いろいろ面白い小芝居が見られそうです(笑)。

 一方、コガラシは千紗希ちゃんを守るため、見事勾玉・充霊石を起動。
 敵をぶっ飛ばすためではなく、女の子を守るためにこそ起動できちゃうというのが実にかっこいいコガラシイズムです。
 
 これで霊力数値的には問題なさそうですが、あとは幽奈さんたちが勝利し、憑依合体すれば勝利確定ってところでしょうか。



火ノ丸相撲

 千秋楽結びの一番、刃皇VS.草薙。
 メタ的にはもう草薙が勝しかないよなっていう勝負なわけですが、しかし立行司のインタビュー形式で語らせることで面白い変化がついてるように感じました。
 立行司という第三者からの冷静な立場から語ることで、土俵上の二人の巨大な神のような存在感が引き立ってるんですよね〜。
 やー、大迫力のぶつかり合いでした。

 さらに今回は、刃皇の奥さんの「負けてもいいと思い始めているんじゃないの?」からの、刃皇五つ目開眼!
 これはウオオオオオッ!ってなりましたよ(笑)。
 なんじゃこりゃーーと!
 まさに魔神!超越者!って感じですが、いったいこれは何の相なのかと(笑)。



チェンソーマン

 おおおおおー!
 ひとまず勝ったか、と思ってからの増援登場、再逆転!
 早川斬られる!というラストはあまりにもショッキングでありました。
 いやー、予想をどんどん上回ってきますねー最近のチェンソーマン。
 マキマさん殺害から始まり、公安 4 課が全滅しそうな勢いで、そろそろ早川が勝利を掴んで一段落つけられるのかと思ったら、とんでもないさらなる惨劇。
 どんどん追い込んで来ちゃいますわ〜。
 ハラハラ連続のこの展開。
 掲載位置はかんばしくないですが、このあたりがアンケートに反映されたら一気に掲載位置も持ち直してくれそうな気がします。



最後の西遊記

 如意棒の使い方がいちいち面白いこの作品ですが、なるほど骨格の代わりに体内に埋め込めば斬れた手足を繋ぐことも自由自在ですか。
 やー、こうなってくるともっとこんなことやあんなこともできそうだなと、想像が膨らんでとても面白いです。

 惜しむらくはその面白いバトルの比重が、いまのところ説明に押されて非常に少ないというところだと思うんですよねー。
 このあたりをどうにかできたらこの作品は化けると思うんですが、さー、どうでしょうか。



感想後記

 そんなわけで新連載四作品が揃った今週号のジャンプ。
 皆さん的にはどの作品が一番面白かったでしょうかねー。
 私としてはサムライ8は安定して今後も楽しめそうなので期待しておくとして、ふたりの太星がなんだかとんでもない爆発力を秘めてそうで一番気になってます。
 作品の安定度というか綺麗なまとまりでは他の 3 作品に届かないかもしれないんですが、なにか荒々しいパワーを秘めてそうな、そんな気がするんですよね〜(我ながらボンヤリw)。
 もちろんラグビーという珍しい題材のビーストチルドレンも楽しみですし、今週スタートのトーキョー忍スクワッドも美しいバトルが見られそうで期待大。
 どの作品も互いに競い合い、新時代のジャンプを大いに盛り上げてって欲しいものであります。



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posted by BOSS at 22:56| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ビースト>まあ日向と影山が同じ学校に来たのは偶然であり、意思の確認とかはしてませんけどね。
仮に嘘を付いたとしても、その場合全国ベスト4の名門を避けた事になるので、困難な道を行ったって感じますね。
元々ラグビーやってた体験談から言うと、ぶっちゃけラグビーって人数集めるだけでも大変なんでラグビーの名門でもないと紅白戦も出来ませんし。

勉強>本当に占いがあるかはともかく、聞いてしまうと「こういう解釈も出来るんじゃないか」と強引に当てはめて占いが当たってると思ってしまうパターンを見事に行ってますね。

ふたりの>昔ふたりで将棋を指していた時は星のが強かったんでしょう。
しかし、星が将棋から離れている間も太は将棋を続けていたので実力は逆転した上で圧倒的に差が開いたんじゃないですかね。
前回太に惨敗した相手も、太は「星が少し成長したらこうなる」と評価してましたし、昔は星>太でも今は太>>前回やられたキャラ>星くらいの差があるでしょう。

ハイキュー>レベルや種目(勉強かスポーツかとかいう次元で)自分達も人生で味わった事とかもやる為、共感性が半端ないです。
キャラに対する共感性に関してはナンバーワンかもと思ってます。

アクタ>そもそもが世界でもトップクラスを走ってる役者ですからね。
おかしな視点で言いますが、今回は夜凪が追いついたりしないで欲しいです。
こんな大物にまで勝ったら、先が分からない=アニメになる前に完結してしまうじゃないですか。完結するならアニメ決定してから。
まだ先のやりようがあるなら夜凪の勝利は大歓迎ですが。
まあ聞いてる限りでは、役者として凄いと言うより、素のままをやるだけで惹き付けてやまないカリスマ性が凄いと言った方が近い感じがしますが。
王賀美が役になるのではなく、監督達が王賀美にあわせて作品を作れば最高の作品になる感じ。

最後>近年、長期にわたり連載してる勢いよりちゃんとした解説な作品を見てるせいか個人的には丁寧で、事情を知ってる人がキッチリ説明してくれるの大好物なんですが、やっぱ序盤は勢い重視でいくべきなんですよね。
自分は好きなんだが、掲載順が低い理由も分かってしまうのが残念です。
Posted by 太郎丸 at 2019年06月09日 22:45
>ビースト
 なぜユキト君は来なかったんだろうっていう疑問がひとまずフックとして働きそうで、なるほど新連載としてそういう手もあるかって感じました。
 うまいことそれが今後機能するといいんですけどねー。

>占い
 自己暗示的なところもあるでしょうね、占いってw

>太星
 今は実力がふつうに逆転しちゃってるってことなんですかねー。

>ハイキュ
 本当に教わることも多いですし共感度の高さもほんと高い作品ですわ〜。

>アクタージュ
 わたしも今回夜凪ちゃんが一人勝ちするような決着にはならず、なんというか、ドラゴンボールの天下一武道会の悟空みたいに、決勝の惜しい所で負けるくらいが今後の伸びしろを感じさせてくれていいのかなーなんて思いますねー。
Posted by BOSS at 2019年06月16日 19:18
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