新連載 4 連弾の 2 発目、将棋漫画『ふたりの太星』が表紙を飾る 25 号。
さっそく感想まいりましょー。
前半の感想は、
・ふたりの太星
・鬼滅の刃
・Dr.STONE
・サムラ8
・ブラクロ
・呪術廻戦
の 6 本でお送りいたします。
【新連載表紙&巻頭カラー】 ふたりの太星
『デビリーマン』の記憶も新しい福田健太郎先生が送る将棋もの新連載がスタート。
これまたデビリーマンからガラリとモチーフを変えて来ましたねー。
美少年二人を並べて女性客も取り込む算段か?とか思ったら、まさかの二重人格ものでビックリしました。
やー、こういう将棋漫画の切り口がありましたかーと。
時間が来ると人柄が変わり、メチャクチャ強くなるという意味ではある種変身ヒーローに近い感じでもあり、とっても少年漫画的モチーフかもしれません。
その時間まで持たせられるのかとかも当然問題になってくるでしょうし、これはなかなか面白いテーマになりそうです。
デビリーマンの頃から福田先生は一味も二味も違う、なんかすごいアクの強い個性を持った人だぞ〜と思っていたのですが、さすがこういう新しい切り口を見つけ出したかーとちょっと感慨深いものがあります。
今回はまたラストの盤面が、主人公たちが昔指していた盤面と同じになっているというどんでん返しも効いています。
主人公の二つの人格のドラマチックで運命的なものを感じさせつつ、その盤面を実戦で再現しちゃった昼の人格・太(たい)の強さの描写にもなってるんですよねー。
その昼の何倍も強い夜の人格・星(せい)ってどんだけ強いんだとワクワクしちゃいます。
一話で決着をつけられなかったのはスタートダッシュ的にマイナスの面があるかもしれませんが、素直に先が気になるヒキでありました。
しかし福田先生、画力上がったなー。
今の画力でデビリーマンをちょろっと描いて欲しいかも(笑)。
鬼滅の刃
カナヲちゃん、さすがに上弦の鬼・童磨相手じゃ地力の差が出て来ちゃいましたかねー。
優れた眼力を駆使して攻撃をかわし続けてはいるんですが、刀を奪われてしまったのにはゾーッとしてしまいました。
童磨にしてみたら、いつでも本気出せば殺せるって感じなんでしょうか。
いやー、絶望感どんどん押し寄せてきました。
しかし、その時現れたのは我らが伊之助!
いやー、まさかの伊之助!!
カナヲちゃんのピンチに駆けつける王子様役を、まさかの伊之助がこなそうとは(笑)。
この思わぬ珍コンビ、なんとかして協力して童磨を倒してほしいですねー。
意外なコンビネーションの妙とかが発揮されたらいいんですが。
Dr.STONE
新キャラのアマリリスちゃん、なかなか個性的で面白いなー。
最初は泣き真似上手の悪女ちゃんかな?と思ったらさにあらず。
どうやら石化光線を操り圧政を欲しいままにする「頭首」を打倒するため、一芝居打とうとしていたわけですねー。
キャラとしても美人なだけじゃなく打算的で滑稽さもあり、妙に親近感湧いて面白いですし、演技派と言うのも今後大きな戦力になりそう。
仲間になってくれると嬉しいなーと。
そしてこのまま一気に石化光線の犯人が明らかになりそうな勢いに。
あのホワイマンもこの頭首だったってことなんでしょうか。
そしてこの頭首を倒せば全人類を助けることができるのか。
あるいは党首はただの小物に過ぎず、千空たちはさらなる真の敵の居場所を探すことになるのか。
やー、なんにしても色々と分かって来そうでこれは楽しみ。
とりあえず石化の謎がちょっとでもわかりそうでワクワクします。
【センターカラー】 サムライ8 八丸伝
おー、これはちょっと胸打たれてしまいました。
名無しくんだか名無しちゃんだかわからないこちらも引きこもりを、八丸、冒険初日にさっそく救済。
類は友を呼ぶのか、類だからこそ響き合い理解しあえるのか。
元引きこもりだからこそ引きこもりの気持ちが分かり、救うことができたっていう感じで、なかなかジーンと来させられてしまいました。
こういうふうにして人の心にどーんと飛び込んでいけるのが、八丸の大きな才能なのかもしれませんね〜。
元引きこもりでもひねくれるでもなく臆病になるでもなく、のびのびとくったくなく世界に飛び込んでゆく八丸の姿がなかなか清々しいです。
あと、今週はどかーんと描かれた世界の景色がなかなかパノラマ感あって素晴らしかったです。
若干キャラの主線が埋もれる印象もなきにしもあらずでしたが、とにかくこの描き込みっぷりには圧倒されました。
SF に必要な「世界の説得力」がしっかり絵で語られている感じがあって、これは凄い作品が始まったぞーってなりますわ〜。
さあ、どうやら最初の仲間とも出会って、最初の冒険が始まった様子。
敵はなんだかコミカルな豚星人みたいですが、痛快なバトルを期待しちゃいます。
やー、楽しみ!
サムライ8 八丸伝
これまでただ童話の英雄譚のように描かれてきた初代魔法帝の物語が、一気に悲劇の物語に見えてくるどんでん返し。
陽の物語だと思ってたら思いっきり陰でしたーっていう、これはなかなか衝撃的でした。
そして魔法帝・ルミエル王子も、ネロことセクレも、その運命の壮絶さたるやとんでもない。
悪魔を倒しきれず、悔いを残し、変わり果てた姿になりながらも、しかし絶対に希望を失うことなく、今の今までずーっと存在を保ち続けてきたんですからね〜。
その思いやいかばかりかって思いますわ〜。
辛いなんてものじゃなかったことでしょうて。
さあ、そんなルミエル王子とセクレも合流し、ついに決着となるのか悪魔戦。
そしてアスタは初代魔法帝と出会ってどんな反応を見せるのか。
戦いの行方も気になりますし、アスタの運命も大きく変転を迎えそうな予感ビシバシです。
呪術廻戦
おー、宿儺さん、伏黒の領域展開習得にめっちゃ満足気。
宿儺の目的は伏黒の「奥の手」だとしても、単にそれを今すぐ出されるよりは、伏黒自身がしっかり成長してくれるほうが後々美味しいってことでしょうか。
ますますその目的に興味津々です。
いったいどんなことをのぞんでいるんでしょうか。
ともあれ、宿儺さんが楽しそうでなぜだか「何より」って気分になるから不思議です(笑)。
そして語られる伏黒姉弟の物語。
昔はけっして仲がよかったわけじゃなく、伏黒がずっと反発していたというのがこれは今になってツライですねー。
そして今になって姉の気持ちが分かっちゃうと。
うーん、これは姉を救いたい気持ちが強烈に伝わってきちゃいます。
つーか白髪の怪しい男こと五条先生、ほんとイラッと来させる名人ですな(笑)。
子供相手になんてぶっちゃけっぷりと。
そのくせ至れり尽くせりのフォローっぷりでその後の伏黒の進路を助けてくれるんですからやりにくい(笑)。
歌姫先生の気持ちもわかるってもんですわ。
場面変わって現在、野薔薇&虎杖のターン。
うっはー、ただでさえインパクトのあった敵がさらになんかスんゴイことに!(笑)
いろんな漫画のオマージュを感じることの多いこの呪術廻戦ですが、こいつには『武装錬金』のパピヨンを思い出しますわ〜。
武装錬金好きのパピヨン好きとしてはかなり嬉しいサプライズ(笑)。
しかし野薔薇ちゃん、敵の頭にトンカチクリーンヒットできてるのにぜんぜん効いてなさそうなのが心配だなぁ〜。
これが何かの布石だったりしたらいいんですが。
虎杖が黒閃を得て、伏黒が領域展開をゲットしちゃった現状、野薔薇ちゃんのパワーアップ展開がとにかく欲しいところです。
といったところで前編の感想はここまで。
続きは後編にて。
水曜アップ予定となりまーす。
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今と同じくらい上手い絵になっていて、エグイ話です。
島にいる人間なら、当然日本を目指した人間がいる事を知ってるわけで、日本に辿り着いたのに連絡くれなかった事にWHYとはなるかもですが、それは党首云々とは全く別の話でしょう。
党首でなくとも、あの島の人間なら誰でも思います。
連絡無かったという事は、石神村が出来てからも挑戦しては帰らない人となったって事が続いてたという事なんですから。
>シニギワ
デビリーマン連載終了後に一気に画力をのばされたみたいですねー。
お話の才はデビリーマン時代から光ってましたしいずれチェックしてみたいところです。
>ストーン
なぜ石神村とこの島とがお互い存在すら知らなかったのか。
数千年に及ぶかもしれない二つの村の情報の断絶の原因をどういうところに落着させるか興味深いところですねー。