てなわけでこうはんせーん。
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・アクタージュ
・チェンソーマン
・呪術廻戦
・ヒロアカ
・火ノ丸相撲
・ダビデ君
・ハイキュー
・ゆらぎ荘
・【打切】獄丁ヒグマ
の 9 本でお送りいたします。
アクタージュ act-age
おおー、千世子ちゃん堂々挑戦状をたたきつける!
涼しい顔をしていますが、胸の内にメラメラ燃える炎が見えてくるかのような宣戦布告。
それを受け取ったほうの夜凪ちゃんも怖じ気づくどころか対決を喜んでいる模様ってのが素晴らしい。
やー、まさに戦闘民族サイヤ人って感じです(笑)。
こちらまで興奮が伝わってくるようですわ。
「誰よりも上に立とうとするのが
主演俳優の業だからね」
というセリフ、まさにそうなんだろうなーって感じです。
さらにここで新キャラ・王賀美陸が登場。
これまた極端な俺様キャラって感じですが、しかしこういう「誰よりも上に」っていう傲慢さこそが主演俳優に必要なんですかねー。
日常生活まで傲慢キャラになっちゃうのはちょっと違うんじゃ?という疑問もあることはありますが、さー、舞台の上ではどんなヤツなのか。
役者も増えて、今回の対決構図、なかなかに激しいことになりそうです。
チェンソーマン
ぎゃーーーー!!
そういうオチで来たかーー!(笑)
ファーストキスはまさかのゲロの味(爆)。
しかも本能的に飲み込んじゃったって、最悪の思い出。
直後に挟まれる回想がまたなんとも悲壮感と笑いを誘います(笑)。
デンジ、ほんとーに強く生きろ!!
デンジってただのスケベじゃなくって、最底辺以下の生活にいた人間がそこから這い上がろともがいている姿が現在というところがあるので、なんかスケベな欲望に突っ走ってても私的にはぜんぜん憎めないところがあるんですよねー。
なのでこういうオチに落ち着いてしまったというのが、笑えつつもちょっと可哀相にも思えてくるわけで。
でもま、きっといつかはいいことあるさ!
そしてさっそく「いいこと」になりそうな(笑)、少年漫画を逸脱しそうなすっごいヒキが。
姫野先輩だけにまたどうしょうもないオチになりそうな予感プンプンなんですが、さーて、どうなりますことか。
【センターカラー】 呪術廻戦
伏黒、なるほど奥の手のせいで本気の出し方を知らないタイプだったということですかー。
これまで幾度も仄めかされてきた伏黒の奥の手が命と引き換え系だったのも驚きポイントでしたが、なるほどそういうのがあると人の成長は鈍ることがあるかもですねー。
あの野球回でのバントがまさかの伏線になっていたのも驚きでした。
いやー、油断も隙も無い漫画です。
そして追いつめられた結果、伏黒、まさかの領域展開にチャレンジ!
いやー、驚きました!
まさかの領域展開って!
あのナナミンも習得できず、東堂もおそらく使えない領域展開を伏黒が!
とはいえまだまだ不完全も良い所の領域展開のようですが、しかしまさしく変幻自在の影の領域って感じ。
伏黒が刺されたと思いきやそれは影だったり、影を範囲攻撃で焼き払ったと思ったら呪霊自身の影からコンニチワしてザックリ刺したり。
これは今後の成長がめちゃくちゃ楽しみになる強力そうな展開です。
完成すると絵的にどういうふうになるのかも楽しみ!
あと、この吹っ切れた感じの伏黒、なんかすごい性格もガラッと変わった、ハイな感じで好きですねー。
今まで己を過小評価してしまっていた、ある種の呪いが解けて、心が自由に羽ばたきだしたって感じがします。
血をダラダラ流しながら嬉々として戦う姿がすっごく印象的でした。
しかし、「布瑠部(ふるべ)――」っていう例の伏黒の奥の手って、命と引き換え系のヤツだったんですねー。
そのくせこれまで結構な頻度で伏黒、使おうとしてきてなかったでしたっけ。
その命のかなぐり捨てっぷりの姿勢に気づかされてちょっとオオーッてなってしまいました。
オマエはなんつーヤツなんだと。
そしてそんな伏黒の奥の手に気づいて興味津々なのが宿儺なんでしょうしねー。
伏黒が本当に奥の手を使う時には、もれなく宿儺も出てきちゃいそうで、いやいやこれはかなりエゲツない状況になりそうではないですか。
伏黒が命を捨てでも何かを守ろうとしても、思いっきり邪魔されちゃうってことですもの。
しかもそんなときに虎杖は契約上強制的に入れ代わられて何も出来なくなっちゃうと。
やー、これはヤッバイ。
また「あの」宿儺が契闊の約束を結ぶとき、「誰も殺さないし傷つけない」と誓約をむすんだことも腑に落ちてきました。
なるほど、伏黒が命と引き換えに発動する「何か」が目的なら、たしかに誰も殺さず傷つけないということもできちゃうかもなと。
宿儺の目的はてっきり伏黒と戦うことだとばかり思ってたので、殺さず傷つけないのはどうも奇妙だなーと思ってたのですが、なるほどと今回ストーンと来ましたよ。
いやー、今回いろいろ驚きのネタ満載です。
しかしそれはそうと、こうなってくると東京一年組、野薔薇ちゃんひとりがレベル的についていけてない感じになっちゃわないですかねー(笑)。
今後の野薔薇ちゃんの成長に超期待。
僕のヒーローアカデミア
おわー!
トガヒミコに続き今度は死柄木も成長か!
直接触れてない人間まで伝播するかのように大量殺戮!!
ヴィラン勢力同士の衝突とはいえ、ここまでするかーっていうおぞましさでありました。
死柄木弔、とんでもない能力になってきましたねー。
デクたちと次に戦う時がほんとうに恐ろしくなります。
しかしこの敵、もしかすると死柄木たちを成長させるために今回の衝突を仕組んだんですかねー。
死柄木の絵に重ねるように「本気でなければ他人の心など動かせないのだよ…」というセリフに、そんなニオイがしたような気がしました。
となると、最終的には手を組むことになるのかどうか。
気になるところです。
火ノ丸相撲
火ノ丸、どこまでもまっすぐに五條場所、勝利!(笑)
このお父さん、静かそうでいて底知れない怖さのようなものがあってちょっとヒヤヒヤさせられましたが、火ノ丸のまっすぐさ、レイナさんとの愛の深さが大勝利を収めたって感じです。
お父さんもいい人そうですし、よかったよかった〜。
そしてついに迎える千秋楽。
未来の女将さんを思わせるレイナさんの着物姿がなんとも艶やか。
向かい合う火ノ丸と部長が、ほんの一瞬だけ口元がほころぶっていう……いやー、この最高の舞台で、最高の戦いができるこの二人の幸せっぷり。
二人が互いに全力で頑張って来たからこそこの最高の舞台を得られたのだって思いますしねー。
思わずこっちまで嬉しくなってしまいます。
こうなったら互いに思い残すことのないよう、死力を尽くして最高の勝負を繰り広げて欲しいものです。
思春期ルネサンス!ダビデ君
小便小僧くん、本当にいい友達だなーー。
小便小僧くんの手紙にじーんと来てしまいました。
どんな時でもダビデ君の事を思って、全力で背中を押してくれる。
ほんとうに素晴らしい友達ですわ〜。
さあダビデ君、今度こそちゃーんとヴィーナスさんに告白することができるのか。
なんだか完全に最終回モード全開!って感じですが、いったいどんな告白を見ることができるのか、これはなかなかに期待してしまいます。
【センターカラー】 ハイキュー!!
日向のブロードが決まれば今度は星海もブロックアウトを狙って決める。
どちらも高い攻撃力を保持してなかなか熾烈な殴り合いになってきましたねー。
が、ここでどうやら鴎台は強力なサーブで乱して高いブロックで仕留める、旭さん対策をすることによって結果的に日向崩しを狙ってきている様子。
やー、なっかなかに厳しい。
烏野、好きな形で攻撃に入れないというのは苦しい状況です。
まぁでも、どんな形からでも高い攻撃力を出せるのが烏野スタイルですし、こんなときでもきっと他の手があるはずですしねー。
烏野の攻撃力を信じるばかりです。
ゆらぎ荘の幽奈さん
覚悟はあるか?なら見てみぃって言われて、見せられるのがまさか普段の呑子さんとは(笑)。
いやー、ズッコけて笑ってしまったんですが、でも昔の呑子さんにしてみたらここまで抵抗感あることなんですねー(笑)。
ちょっと意外でしたが、でもまぁ八年前には想像もつかなかったほどの心境の変化だったということでしょう。
この時代の呑子さんは、たしかこののち作戦中に死にかけて、なんか吹っ切れちゃって家を飛び出、それで好きなことをやりまくったあげくが今ってことでしたもんね。
そしてみんな若返ってスクール水着だからと、ここぞとばかりにすごいことになっちゃうコガラシ。
水着の股から腕をつっこんで胸元から手が出るって、ミウラ先生の発想力がまたまたヤバイ(笑)。
さらにここへきてまたまた女将さんのヤバいブツが登場って(笑)。
シリアス編でもかまわずこれでもかとエッチなものが投下されてゆく、ゆらぎ荘スタイルの堅固さがスゴイです。
それにしてもラストページ、幽奈さんの脳裏に浮かんだイメージの桃色地獄っぷりが凄まじいなぁ。
どこも誇張も捏造もない真実なんですが、これだけズラリ並ぶともはや迫力すら感じます(笑)。
【最終回】 獄丁ヒグマ
ということでここで本誌終了のヒグマ。
後日譚はジャンプ+でってことですが、おそらくちょこっと一話か、いいとこ二話あって終了って感じですかねー。
バトルモノの少年漫画としてはやや珍しく、とても丁寧に内面を描いててそのへん好感が持てる作品だったのですが、派手に花開くことなく終わった感じでとても残念です。
原因としてはどういったところがあるんでしょうねー。
私としては、もうちょっとバトルの駆け引きや、せっかく面白そうな手のギミックなんですからそのへんをもっと凝ったものして欲しかったかなぁというところが気になってまして。
そのあたりがあまり活用されずに終わってしまったかなーと言う印象でした。
というかそもそもバトルの回数がかなり少なかった印象もあります。
バトルよりも何かを説明しているページ数の方が圧倒的に多い印象なんですよねー。
これは印象に過ぎないので実際に数え直してみたらそうでもないのかもしれませんが、つまりは「説明してばっかり」という印象がどこかにあり、それが読者の「退屈さ」に繋がってしまったのではなかろうかと。
説明は最低限に効率よくおさめ、それよりも可能な限りイベントを投入する。
新連載のスタートダッシュにおける大事な法則ではないでしょうか。
またキャラクターが敵にも味方にもけっこう多い割には、これといって強烈な印象を読者に焼き付けられたキャラがいなかったように思うんですよねー。
魅力的で印象的なキャラをどう生み出すのかというのも次への課題ではないかと感じます。
展開や描写もどこかで見たという「枠」からまだまだ飛び出ることができてない感じも「地味さ」に繋がったかもしれません。
読者をまず連載の最初でグッと惹きつけるのは「意外性」だと私は思うんですよねー。
どんでん返し的な意外性でもいいですし、規模的に予想をちょっと上回る、大きさの意外性でもいいですし。
意外性にもいろんなものがあると思いますが、読者をどんなことをしてでも「おっ」と思わせる。
そういうところがもっともっと必要だったのではないでしょうか。
展開のおとなしさと繋がってる話ですが、毎週のヒキも弱かった印象です。
ヒキが弱いと次の週、また読みたいと思ってくれる読者はどんどん減ってしまいますからねー。
結果アンケはどんどん悪くなってしまいます。
連載の最初期こそ展開をどんどん刺激的に、ヒキを強烈に、というところが必要となってくるところではないでしょうか。
おそらく作者・帆上先生は心を込めてキャラクターと向き合い、真面目にキャラクターの人生を考えられる、とても真摯な先生なんじゃないかと思うんですが、その真摯さ、丁寧さが逆にちょっとアダとなってしまったのかもしれません。
丁寧な内面描写の積み重ねにページ数を割きすぎたということかもしれません。
いろいろと言ってしまいましたが、ヒットしている作品が必ずしもこれら全部できているってわけでもないと思います。
むしろどれか一つでも強烈なパンチを持ってたり、他とは違う異彩を放っていたりすれば、惹きつけられる読者は一定数つくと思うんですよねー。
強烈なパンチを放つ一芸をどこまでも鋭く磨く、そういった戦略もあるかと思います。
帆上先生の場合、いっそ内面のドラマをさらに押し出すっていうのももしかするとアリかもしれませんしね。
何が当たるかなんてほんっとわかりませんし。
ともあれ、今回はちゃんと武器のある作家さんであることが伝わってきた作品だったと思います。
画力は安定感高いですし、読みやすさもちゃんとあるうえで、ちゃんと個性が見える、レベルの高い新人作家さんという印象です。
初回の連載で得たものもきっとたくさんあったと思いますし、次の連載に向けてまたまた頑張って欲しいと思います。
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火ノ丸>勝った方が、負けた側が来場所で刃皇と戦えるように優勝決定戦で刃皇に勝とうという想いを託すという戦いでもあるんですよね。
気になるのは1敗までしか確認されてない刃皇と加納。刃皇は草薙として、加納は誰なんでしょう。
ハイキュー>まんま伊達工のパワーアップ版という感じなんですが、白馬以外は伊達工より身長低いというのも面白い。
身長だけでないなら烏野もブロックでも伊達工以上に辿り着けるかも。
ゆらぎ>どんな時もエロを突っ込まなければ気がすまないとここまで来ると天晴れと言うしかないですね。
こんな時くらいエロ無しのが人気出るでしょうに、己のスタイルを貫く様は主人公。
ヒグマ>理由として連載初期から丁寧さを重視して勢いを殺した作品は昔含めヒットした割合は少ないと思います。ジャンプを20年以上読んでますが、週刊少年ジャンプだと初期から勢いより丁寧さの作品でデスノート以外は周年迎えた記憶すらないです。
デスノートは周年どころか超ヒットですが、1作品だけですし、ヒカルの碁ので丁寧にやる作家という印象もあったから出来た事でもあるでしょう。
無論勢いあればヒットするってわけでもないですが。
>火ノ丸
鬼丸の試合だけじゃなく他の面々の組み合わせ、勝敗もめっちゃ気になりますねー。
>ハイキュー
伊達工のほうが身長高かったですか!
ブロックは身長もあるけど身長だけじゃないってことなんでしょうねー。
>ゆらぎ
シリアスをやってると恥ずかしくなってエロを入れたくなるというミウラ先生ならではって感じです(笑)。
>ヒグマ
丁寧に心情を描くことを武器としていたとしても、やっぱり勢い感も持ってやらないといけないんでしょうね〜。