そんなわけで後半戦!
■前編の感想はこちら。
後編は、
・チェンソーマン
・【読切】ToLOVEる‐リトと紗弥香の放課後‐
・アクタージュ
・ヒロアカ
・ハイキュー
・ゆらぎ荘
・火ノ丸相撲
・【読切】ギソウ武伝
・【打切】ne0;lation
の 9 本でお送りいたします。
チェンソーマン
飲み会描写の面白いジャンプ漫画初めて見たかも!(笑)
いろいろな思惑もあって始まった交流会的飲み会でしたが、普通にありそうな感じで楽しそうだなーと。
で、油断をしてたらさらっと吐かれる「昨日亡くなりました」とかいうゾッとするセリフ。
こういう厳しさがやっぱりチェンソーマンですわ〜。
そしてそこからはじまる姫野先輩とマキマさんのキスの綱引き、デンジ二重人格状態に(笑)。
や〜、ゲラゲラ笑ってしまいました。
デンジの唇の運命やいかに(笑)。
悪魔戦の合間のひとときの休息、すばらしいコメディ回でした。
魅力的なキャラが揃って来たなぁ〜。
【矢吹健太郎画業20周年特別読切】 ToLOVEる‐リトと紗弥香の放課後‐
何年ぶりでしょうね!
ToLOVEるがジャンプ本誌にご帰還!
本編はもちろん、今の画力で描き起こされた昔の作品イラストがまた素敵。
わたしなんかは邪馬台幻想記がかなり好きだったんですが、「いつの日かまた挑戦したい」というお言葉、これは期待しちゃいます。
それにしてももう 20 年も前なんだなぁ〜。
あと今回ミウラ先生と筒井先生が描いている矢吹キャラもすごくいい。
おふたりの好みがすごくわかりやすい感じです(笑)。
読切は本編のメインキャラではなく、脇キャラ視点からメインキャラたちを描きなおすことでキャラ紹介のような感じに。
それにしてもリトさんのハンパないリトさんっぷりが健在どころかさらに磨きがかかってるようで笑いが止まりませんでした。
コケた瞬間いつのまにか靴下まで脱がしてるって(笑)。
これは現在本誌でもToLOVEる能力を日々磨き続けている冬空コガラシも負けてられませんねー(笑)。
さらにダークネスで磨いた、少年誌の限界を超えるリトの眼テクニック。
このリトの眼のところを切り取って対象のおっぱいに貼りつければちょうど絵が完成するんじゃないかという(笑)。
この技法はほんっと矢吹先生の素晴らしい発明です。
ぜひこの技法をどんどん進化させてって欲しいなと(笑)。
とはいええっちぃトラブルだけの漫画ではなく、しっかりリトさんのかっこいい頑張る姿、女の子が思わず魅かれちゃう理由もちゃーんと描かれてて、なんというかToLOVEるのエキスがギュッと詰まった一篇でありました。
やー、やっぱりToLOVEる面白いわー。
アクタージュ act-age
おおー、一気に話題になった夜凪ちゃんのミュージックビデオ。
普段自分たちも通るような駅構内がその舞台となっていて、そこに自分たちもいけるっていうところがなんだかすごいワクワクします。
その場所に外人さんが行ってみてパシャリとやってるとか、駅の柱や壁に夜凪ちゃんのシルエットの広告が貼ってあるとか。
画面の向こう側とこちら側の世界の境界線があいまいになってゆくような、そんな不思議な高揚感。
一気に夜凪ちゃんの話題性が世界に広がっていった感が伝わってきました。
夜凪ちゃんもさすがですが、この撮影場所を選んだ黒山監督もなかなかやるではないですかー。
そしてついに動き出した千世子ちゃんと阿良也。
おおー、今度は三つ巴の戦いですか!
しかも夜凪ちゃんと千世子ちゃんがどうしても比べられるダブルキャスト。まさに直接対決!
これはわっくわくの新章が開幕しちゃいました。
まさに役者を揃えてのラスボス決戦って感じですが、さー、どうなることか。
僕のヒーローアカデミア
トガヒミコ、覚醒す!
まさかの他者の個性コピー!
めっちゃ強いじゃないですか。
しかもインタビュアー・キュリオスのありきたりな推測を覆す、
「私は恋して生きて普通に死ぬの」
「私はもっと“好き”になる」
の答えはめっちゃシビレさせられました。
トガヒミコ、我が道を行く!って感じ。
ある意味この子は悟っているなと。
壊れてるんではなく、こういう種なのだと思うしかないのではないでしょうか。
我々普通の人間という種とは違う種であり、わかりあうことはできないんでしょうけれども、彼女は彼女でこれが幸福なのじゃないかなと。
ハイキュー!!
烏野反撃ターンきたー!
日向のブロードが鴎台の深い森イメージを切り裂く映像、めっちゃシビレてしまいました。
やっぱり日向、すっごい奴ですよー。
さらに日向を印象付けてからの影山のツー!
最強のオトリがいてこそ他が活きてくる、まさに烏野の黄金パターン。
それでこそ烏野!って感じです。
やー、こういうターンはほんっと見てて痛快ですわ〜。
さあしかし、烏野はこのターンを最強の矛として利用していかなくちゃいけないんですよねー。
できるだけこのターンで点を稼ぎたいところですが、そのターンは鴎台も強力な盾を並べているわけで。
毎ターンおなじくらい点を取らせてくれるのか、ここからの回転が勝負になりそうです。
ゆらぎ荘の幽奈さん
開幕冒頭から男の尻とか誰得(笑)。
といいつつ最近ちっぱいだらけのゆらぎ荘、おおきいのがお好きな私としては扉絵の千紗希ちゃん、ありがとうございました!
さて本編は、敵の正体が天狐の一族の雪崩という少年だと判明。
この少年、これまでのゆらぎ荘にいなかった怜悧な雰囲気の少年でカッコイイですねー。
実に強そう。
ちょっと雰囲気的にはめだかボックスあたりに出て来そう。
天狐一族はトップの白叡さんこそ成仏しましたが、それ以外にやたらめったら血族がいたらしいですから、そのどこかの人ってことなんでしょうね。
しかしこの少年、言ってることはなかなか傲慢でムカっぱら。
すべては貴方のせいなんですって、今から外道を働くのは自分の方じゃないですか。
自分の暴力の責任を相手にかぶせ、まるで自分の意志は神の摂理ででもあるかのような、神の代理人でもあるかのような傲慢な発言。
これはなんともイラッと来ます。
せいぜい泣かせてやりたいですねー。
朧パターンみたいに実は女の子でしたとかいって、最後はコガラシ効果で恥ずかしいオチをやらされたりしたら溜飲がさがるかもしれませんが(笑)。
そしてそこからのゆらぎ荘消滅劇はかなりビックリ。
てっきりゆらぎ荘が消し飛ばされたと思わせておいての幽奈さんの転送救出。
裸で露天風呂に浮かぶ幼い雲雀&狭霧という、この空気の強烈な落差(笑)。
いやー、さすがのゆらぎ荘でありました。
こんなところで全員の子供時代のスクール水着が拝めますかいなと(ついでにコガラシまでwww)。
今週も常に面白いものを投入し続けるゆらぎ荘スタイル健在であります。
しかしなるほど、コガラシ、負けないようにするには修行すればいいとは。
シンプルな答え、実にコガラシらしい清々しさです。
そうですよね。子供だからって弱いことに甘んじてはいられません。
勝ちたいなら鍛えればいいんですもんね。
はたしてこの小さなコガラシがどこまで強くなれるのか。
これは面白いことになりそうです。
火ノ丸相撲
蜻蛉切、13 連敗で欠場ですかー。
体もボロボロ、心もボロボロ、これは極めて大きなツケを払うことになりました。
目下の者になら何をしてもいいというような歪み切った実力主義に取りつかれていた蜻蛉切も、これで少しは他人の痛みが分かるようになったのか。
それはこれからの蜻蛉切次第って感じがします。
いい力士に生まれ変わって、少しでも自分が痛めつけた人たちに報いて欲しいものです。
痛めつけられた側の一人が、「嫌いすよ」と言いつつ肩を貸しているフェイドアウトがちょっとじんわりさせます。
そして鬼丸千秋楽の相手、部長こと太郎太刀覚醒のドラマ。
いやー、額から血を流し、目の醒めたような表情の部長がめちゃくちゃカッコイイ。
なるほど額の傷はそのときについたものでしたか。
まさに覚醒の証。
数珠丸を圧倒する姿がまさに鬼気迫るって感じでこれは油断できないぞって思わされます。
押し相撲へと進化した部長と「引き出す横綱相撲」へと進化した火ノ丸、いったいどんな取り組みになるんでしょうか。
と、ここで不意打ちに別の取り組みがスタート!
14 日目夜 鬼丸―五條家
って!!(笑)
この大事なところでなにやってんのーーー!!(爆)
【読切】 ギソウ武伝
これは面白い!
町田麗弥先生による武侠系勘違いバトルコメディ。
ジャンプGIGAで大人気になっての本誌上陸ということですが、納得の面白さでありました。
周りが勝手に最強の師匠と勘違いしちゃってどんどん祭り上げられていく師匠と、本当にメチャクチャ強い弟子という組み合わせ。
嘘をつき続けるキャラというのはどこかで読み手に不快感やツラさを与えそうなものなのに、この師匠の場合はそういうところを注意深く摘み取ってしっかりギャグにしている感があるのが素晴らしい。
基礎の技こそ最強たりうるのだと、師匠はこれを伝えたかったんですね!?→そうなん?のオチとか最高に笑ってしまいました(笑)。
また嘘をつくだけじゃなくてこの師匠、なにげに人生の師としてはしっかり主人公の少年を導いている感じなのが好感持てますしねー。
や〜、これは素晴らしい嘘つきキャラの誕生です。
ぜひとも連載に漕ぎつけて欲しいなーと思います。
ただ若干わかりにくいアクションシーンとかもあったことはあったので、そのへんの画力の精進も今後に期待ってところかもでした。
【終了】 ne0;lation
ということでこれにて終了ネオレーション。
この作品はまずなにより主人公の好感度で初速に大きなダメージを負ったとしか思えないんですよねー。
悪人ではなく味方サイドの頭を踏んづけ「やってみたかったんだよね〜」とか呵々大笑するなど、どうにも常人離れしたセンスは理解しがたいものがありました。
中盤から徐々に態度に変化が表れ、回想でかなり好感度を稼ぎはしたんですが時すでに遅し。
最初に離れた読者はどうしても戻せなかったというのが本当の所ではないでしょうかね。
ハッキングで戦うというモチーフは面白かったですし、町の悪人を裏から成敗して逆に町の征服をもくろむとか、そういうコンセプトも悪くはなかったと思うのですが。
いかんせんキャラクターの魅力が致命的だったと、そういう印象が強い作品でした。
かと言ってただの正義のヒーローにしちゃうとありがちな金太郎飴になっちゃうんですよねー。
キャラってほんっと難しい。
感想後記
そして次号から怒涛の新連載 4 連弾がスタート。
岸本先生のサムライ8に注目が集まりそうですが、個人的にはデビリーマンの福田健太郎先生も気になりますねー。
デビリーマン、随所にセンスが光っててけっこう好きだったんですよね。
もちろん他 2 本もグッと来る作品だったら嬉しい限り。
しかし 4 本スタートということは 4 本エンドということになるんでしょうか?
予想より多い本数入れ替えにちょっと戦慄が走りました。
ダビデ君、これはほんとうに終わったかなー。
実際のところ、誰が消え、誰が生き残るのか。
戦々恐々の数週となりそうです。
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こういったイラストで短期で打ち切りくらった作品も誇り、愛する姿勢が好感持てます。
かくいう自分も矢吹先生の作品で一番好きなの邪馬台国なんですけどね。(どの作品も好きではありますが)
コガラシの場合、寝ぼけて以外はギリ無茶苦茶ではないので厳しいですかね。ただ魅力では決して劣ってないと思います。
ヒロアカ>他者の個性コピーで先駆者である物間との違いを考えてみました。
優れている点
@血さえストックしていればいつでも個性コピー可能
A物間の理屈のスカがない
B資格獲得受験の間ずっと変身してた事から時間制限が長い(というか無限?)
劣っている点
@姿形で使う個性がバレる
A個性の切り替えによる素早いコンビネーションが出来ない
優れている点のが数は多いですが、劣っている点のが質はデカイ感じで個性コピーに関してだけなら物間のが上かなと思います。
まあ変身だけでも立派な個性なんで、総合的にはどうか分からないですが。
ハイキュー>ブロード自体が強力な武器ですが、バンチブロックだとブロックが近いのでより有効ですよね。
あとこの試合、全員攻撃があまり見られてない気がします。
ゆらぎ>デカイ家や組織の責任を負うことだけが責任とでも思ってるんでしょうかね?マジで腹立つ敵ですね。
小さい頃から自分に関わって出来た借金を自ら背負い、苦労してきたコガラシに責任感がないとか言わせない。
てか抑止力として機能してる、周囲を守る為に動いてると今も責任感たっぷりだし、何より『てめーら天狐が産み出したガランドウを止めたのは誰だと思ってやがる(怒)』と言いたい。
その記憶がない状態相手に部分的に話して責任を問いただす卑怯っぷり、ムカつくけどだからこそ悪役と言えなくもないジレンマ。
ムカつくまま敵としてやられるのか、なんだかんだ言って読者を納得させる改心をさせるのか今から楽しみです。
普通に考えれば改心見込めないんですが、龍神という印象最悪から株上げたのとか、目的あったとはいえ外道悪役だったのに読者を感動させて散った白叡とかいましたから、そっちも期待してしまいます。
>ヒロアカ
なるほど同じコピー能力でもやっぱりいろいろ違いはありますね〜。
何をコピーしているかブラフをかけられる面など小器用さの面で物間くんに分があり、やはり外見を変えられる面でトガちゃんに分があるって感じでしょうか。
似たような個性でもまったく用途は違いそうで面白い。
>ハイキュー
たしかに同時多発少ない気がしますねー。
あれの連発は体力を削るし慣れられる可能性も考え、後半にとってあるんですかねー。
なにせ音駒のあとの同日連戦ですし、体力問題は大きそう。
ま、あまり温存してるとヤバイことになりそうですし遠からず出してきそうですが。
>ゆらぎ荘
憎たらしい敵で読者のヘイトを稼いで物語をひっぱりつつ、最後は読み手にとって気持ちのいい所に着地させるのが上手いゆらぎ荘ですので今回もそのへん心配してないんですが、だとするとどのあたりに着地させてくるのかなーと興味津々です。
しかしほんと今頃何で天狐一族が出てきたのやら。
あの餓爛洞戦のときは何をやってたのやらw