2019年04月17日

週刊少年ジャンプ2019年20号 感想<後編>

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 そんなわけで後半戦〜。

■前編の感想はこちら

 後編の感想は、

・ぼくたちは勉強ができない
・アクタージュ
・最後の西遊記
・ブラクロ
・呪術廻戦
・ゆらぎ荘
・ダビデ君

 の 7 本です。


ぼくたちは勉強ができない

 この時期にきてさらにヒロイン追加!?と驚いたてたら、なんとあしゅみー先輩のお母さんでしたか!
 なんっつー若さかと!(笑)
 しかし、このお母さんってば娘たちのお芝居に完全に気付きながらも煽ってきちゃうとか、なかなかやるではないですか。
 このお母さんにして娘ありといったところかと(笑)。
 そしてまた、あのあしゅみー先輩ですら手玉にとられているっていうのが新鮮です。

 さて、どうやら先輩の実家のドラマが動き出したようですが、どんな展開になりますことか。



【センターカラー】 アクタージュ act-age

 おおー、うまいなー。
 映画の内容と夜凪ちゃん自身の心のドラマがシンクロして〆とか。
 映画のモノローグで新たな夜凪ちゃんの“発見”を語らせる。うまい手法をとってます。

 またこの映画が生徒たちの大喝采を呼ぶわけじゃなくて、一部の響いた人には響いたよっていう力加減がいいですよー。
 所詮は素人作品ですし、こういう内面向きな作品は本当に波長の合った人しか共振しないものでしょうからね。
 へたに盛り上げ過ぎない、こういうリアルなところが好きですわ。



最後の西遊記

 おおー、面白いなー最後の西遊記。
 敵の襲撃と語り、お父さんの反撃、コハルちゃんとのドラマ、さらに主人公のかっこいい反撃、覚醒まで。
 たった一話にこれだけ見せ場を詰め込んで破綻していない構成力。
 若干急ぎ足な感じもしないでもないですが(とくにコハルちゃんとのくだりはもうちょっとじっくりやってもいいかもしれませんが)、しかしゆっくりやっていては新連載は命取りなことがほとんど。
 このスピーディーなたたみかけ、すごくいいと思います。

 とくに主人公が覚醒してシメっていうのが素晴らしい。
 ここまでややストレス展開がつづいたところでの解放感ですし、変身はやっぱりワクワクもの。
 さらにはこのタイミングで「孫悟空」のワードを投入ですからねー。
 次回におおいに期待させられます。

 しかしまた如意棒のギミックがこの作品は面白いですねー。
 途中からどんどん枝分かれして追撃してゆくっていう発想はありませんでした。
 まるでホーミングミサイルみたいなカッコよさ。
 構図もスピード感があって、なおかつわかりやすく、思わずオオーッと興奮させられてしまいました。



ブラック・クローバー

 ネロ!! おまえしゃべれるのかーー!!
 物語が始まってすぐに登場し、意味ありげにずっとアスタについてきていた鳥のネロ。
 なにかきっと意味があるんだろうな〜って思ってたらまさかしゃべりだすって!
 鳥のふりをしてなにかが化けていたりするのか、それともなにかに操られてたりするんでしょうか。
 いやー、最序盤から張られてた伏線の回収っていうのはテンション上がります。

 そしてまたヤミ団長とシャーロット団長(エルフ)の共闘と来ましたか〜。
 面白いタッグの誕生です。
 これはこのあとシャーロット団長が正気に戻った時のリアクションが楽しみ(笑)。



呪術廻戦

 おー、なにげに一年トリオで行う初の事件捜査!
 メインストーリーに流れ込む導入パートなのかもしれませんが、こういう短編的なミステリー展開って好きなんですよねー。
 三人の活躍、期待しちゃいます。

 しかし舞台がまさかの伏黒出身校とは(笑)。
 「卒業ぶりですね伏黒さん!!」から始まる見開きコピペ天丼に笑ってしまいました。
 野薔薇ちゃん、それヒロインの顔ちゃう!(笑)

 一方、夏油と真人は九相図をつかってさっそく悪さを始める様子。
 何も知らない人に九相図を飲ませ、呪霊化させて「初めてのお使い」を下命。
 それが虎杖たちのいる鯉ノ口峡谷八十八橋ってことになりそうな流れですが、彼らの陰謀は今起きてる事件となにか絡んでいたりするのかどうか。
 これまでとはちょっと違った展開が始まったみたいです。
 
 三人組のやりとりがとにかく楽しい一話でしたが、導入がこれだけゆるめの感じですとここから一気に引き締まっていきそうな予感もしてきます。
 どうやら伏黒の過去にも触れていきそうですし、そのへんも楽しみ!



【センターカラー】 ゆらぎ荘の幽奈さん

 んー、重いっ!
 コガラシ幼児化で昔を思い出すの回。
 コガラシがデイトレーダーの霊に取りつかれて借金まみれになったというのは物語しょっぱなから語られてた話ですが、もっとコミカルなのを想像してました。
 被害が自分じゃなくて自分を面倒見てくれたお姉さんに行ってしまった……しかもその原因が自分にある(言われた通り利益確定させなかった)というのはツラすぎる。
 まだ子供のコガラシとしては呵責の念のあまりに幽霊サイドに敵意が向けられてもおかしくありませんし。
 憑りつかれたまま一カ月もっていうのも見ていて痛々しかったですし、これはたしかに幽霊を大っ嫌いになる理由としては十分すぎるとおもえる回想でした。
 うーん、つらいなー。

 しかし、そんな重さもラストの違うやわらかい重さでふっとばすゆらぎ荘(笑)。
 やー、安定だなー。



思春期ルネサンス!ダビデ君

 ヴィーナスさんの美しさは世界を平和にするのか!
 ラスト、スケールの急拡大っぷりに笑いました。
 いつものパターンかと思ったらちょっと違う切り口から来ましたねー。



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posted by BOSS at 21:05| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最後の西遊記>好感自体は最初から持てる主人公でしたが、その主人公が成長する為の土台を1話使って描いた甲斐がある良展開。
あとはあの1話がどうアンケートに影響するか。自分は1話も凄い好きなんですが、1話が賛否両論な展開だったのも間違いないんで。

ブラクロ>あとアスタの生まれ育った村にある魔神の骨も最初からある布石ですしね。流石にアニメでは毎回アバンで触れてるのは伏線ではなく布石と言うのが正しいと考えてます。

ゆらぎ>まあ成仏されて背伸びしてる僅かな間に暴落したのなんて無理ゲーではあるんですが、それを言い訳にしない所がコガラシらしい。
こんな目にあったのに、幽霊嫌いを治した師匠の事って本当に恋だったんじゃとかも考えてしまいました。
最後はこの話だけで見たら和むのですが、前回ラストで幽菜は捕らわれてるはずなんですよね。
脱出したならいいのですが、相手の術で無意識に裏切りをするようにされていたり、偽物だったりとか不安がよぎります。あと願望も入ってますがミリアもそういった術で操られてるんじゃないですかね?
前回が無ければ単純にハッピーで済みますけどね。
Posted by 太郎丸 at 2019年04月21日 22:19
>太郎丸さん
>最後の西遊記
 一話あたりのアンケはかなり影響力高いと思いますからね〜。あのへんの感触がどう今後響くか、大きいかもしれませんね。

>ブラクロ
 アニメは毎話しつこく必ずアバンで触れてるんですよね、そこ。漫画だけ読んでる人はそのへん忘れちゃってる人も多いかも?

>ゆらぎ荘
 自分に厳しいのもコガラシの弱点でもありとっても素敵なところでもありますねー。
 わたしなんかは素直に憧れちゃいます。

 たしかに囚われていた幽奈さんやミリアちゃんにはなんらかの術が施されてる疑惑はあるかもですね〜。
 油断禁物かも?
Posted by BOSS at 2019年05月01日 23:11
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