ではでは後半戦!
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・ぼくたちは勉強ができない
・【読切】FANTASIES
・ブラクロ
・呪術廻戦
・ゆらぎ荘
・チェンソーマン
の 6 本でお送りいたします。
ぼくたちは勉強ができない
あしゅみー先輩のナースコスプレ、破壊力がヤバイなー(笑)。
今時のメイド喫茶はこんなコスプレまでしちゃうんですか。
わたしなんかはもうもっと大人なお店のほうしか想像できなかったんですが(爆)。
お客さん大喜び間違いなしですわ。
しかし、からかい上手のあしゅみー先輩も、ちょっとずつですが弱い一面を見せてくれるようになってきて、こういう照れ顔とか見せられると普段とのギャップもあって絶品です。
今後のあしゅみー先輩の変化にもおおいに期待ですねー。
【読切】 FANTASIES
読切 6 連弾の第 5 弾。
なんかゴーレムハーツっぽい漫画だなーと思ったらゴーレムハーツのひとだった!
大須賀玄先生描く、ファンタジーの怪物のような能力を持つギャングたちによる抗争劇バトル。
架空の近世を舞台にしたギャング抗争劇というハードめの大枠に、ファンタジー系のモンスター能力バトルというキャッチーな主題を合体させた設定がなかなか面白い。
途中まではファンタジー要素を隠しておき、敵ボスが「玩味(テイスティング)」と言っているのを性的な意味かと誤認させ、終盤本当にテイスティングしちゃいますと引っ繰り返したのはいい狙いだったと思います。
ただ、ボスが能力者だと明かすよりも早く、能力の元である幻獣花(ファンタジー)の説明が入ったので、ボスの吸血シーンはあまり衝撃的には響いてなかったようにも見えました。
せっかくの誤認誘導がもったいなかったかもなーと。
ここは幻獣花の話を入れる直前か、もしくはよくある演出ですが、説明と同時進行でボスの吸血鬼化&吸血を描いた方が衝撃度が増したかもしれません。
またこの作品でおそらく一番力を入れたと思われる場面、ギャングチーム『ジャンク・ホール』全員の一斉変身シーンですが、ここもよく見ないと何が起こっているのかわからなかったりして、十分機能しているとは言いがたかったと思われます。
原因としては、何人か遠目には変化がパッとわかりにくいキャラクターデザインをしていることだと思うんですよねー。
全体的に変化の印象がとても地味なのです。
大須賀玄先生は前作ゴーレムハーツのときもキャラクターデザインが地味めだと私は指摘させていただきましたが、それがここでも響いていると思います。
設定はよいのに、その設定からさらに発想を飛躍させられていないという感じ。
より誇張の効いた、少年漫画らしい大胆なデザインがあってもいいかと思います。
人によってはこの地味さこそが味であり魅力なのだと評価する向きもあるかもしれませんが、少なくとも私はもっと大胆なキャラデザが好きですねー。
今のところ、とくに通常時は主人公含めて全員がモブに見えてしまいました。
そんなわけで、私的には作品の一番の武器となったであろう誤認誘導と一斉変身があまり効果的に響いてないことにより、どちらかというと全体的にややボンヤリした作品という印象でありました。
ギャングたちアウトローらしいイキイキした会話など、ほかにも今後の課題はいくつかあると思いますが、私としてはとにかく少年漫画らしいデザイン力の研究が最重要だと思います。
その他の細かいことはぶっちゃけどうでもいいくらい、この問題は大きいと思いますよ〜。
あとそうそう、主人公その他のキャラについては今回は良かったと思いますよー。
ゴーレムハーツでは序盤、不器用だけども心根のいい主人公たちを描いたはずが、ハタ迷惑で無神経でしかも無責任なキャラととられる描写となってしまい、その最初の大きな悪印象が連載早期打ち切りの最大の原因になったのではというのが私の見立てでありました。
今回はそのあたり、キャラの好印象をどう作り出すかにかなり気を付けて描かれた結果が暴力の否定なんだろうな〜と。
ただその結果として、ちょっと主人公たちのアクが抜けすぎてしまい、とくにヴィクトルは薄味ぎみの主人公になったかも?とも思うんですよねー。
暴力を否定していながら、なぜ最終的に暴力で解決するのかもちょっと説明不足かな?とも思いましたし。
暴力を使わざるをえないからこそ自分たちを「ジャンク」=「クズ」って言ってるんだと思いますが。
やー、難しいですよねーキャラづくりって。
ブラック・クローバー
ノエルやってもーたー! 上半身がなくなるとか偉いグロさだわ〜とか思ったらなんとそこから完全復活とは!
いやー、ファナの中の人だった人、めちゃくちゃな回復魔法ですねー。
普通に死から回復しているんじゃないでしょうか。
こういう絶対死なない系の敵って、実際どうやって倒せばいいんでしょうか。
昔の他作品では回復中に異物を混入させて倒したものもありましたが、フェニックスの炎魔法だとそういう異物すら燃やして除去しちゃいそうですし(笑)。
ポケモン的にはノエルが完全有利属性なんですが(笑)、これはかなりやばい状況です。
一気に黄信号点滅って感じ。
一方アスタのほうではファナに続きミモザも露出。
なんでしょうこのお色気路線(笑)。
しかもそこからアスタと文字通り合体フォームって。
いやー、アスタは完全大真面目なんですが、先週あたりからミモザがラッキースケベ連発でおいしいです(笑)。
呪術廻戦
呪具にも階級があり、その特級ともなるとこの威力かと!
あの狗巻先輩の「ぶっとべ」でさえあまり飛ばなかった花御が、ドゴゴゴゴーとドラゴンボール並みにぶっ飛ぶこの凄さ(笑)。
いやー、呪具はいろいろと呪術師の可能性を拡げてくれそうで面白いですわ〜。
また伏黒の式神は、破壊されたらそれまでというリスキーさを背負っていながら、破壊された時は他の式神にその力や術式が継承されるというのもすっごい面白いですねー。
まるで式神合体というわけで、倒されれば倒されるほど数は減るけども、同時に強い式神が生まれてくるってことになりそうです。
こちらも今後の可能性がバンバン広がって見えてめっちゃワクワクいたします。
そして今週は、なんといってもついにやってきてくれました、虎杖&東堂さんの最高にカッコイイ到着シーンですねー!
伏黒&真希先輩もがんばってくれたけど、惜しくも及ばずもうヤバイ!ってなってからの、ドーンと到着はめっちゃ震えるものがありました。
この押し寄せる怒涛のような安心感はある意味凄い!
もちろん特級呪霊相手ですから虎杖と東堂が加勢したところで勝てるかどうかはわからないんですが、でもこの痛快さこそ、このふたりが別格だと読み手が認識させられている証拠に他ならないのだなーと。
これまでのたしかな描写の積み重ねがあるからこそなのだなと再確認いたしました。
さー、ついに来ました大本命!
虎杖のレベルアップは完了しているのか。
ベストフレンズ(笑)ふたりによるコンビプレイは炸裂するのか。
たとえ格上でもなにかやってくれそうな虎杖は今回もなにか凄い事をやってくれるのか。
めっちゃワクワクの待て次号!ですね(笑)。
ゆらぎ荘の幽奈さん
な、なんという驚愕の展開!
先週トータルリコールとか言ったらまさにそんな感じじゃないですか!
こともあろうに千紗希ちゃん、11 年(実際に過ごした 1 年分+ 10 年分の記憶)もの夢を見ていたと。
コガラシと幸せを積み重ね、いよいよプロポーズというその時にというのも悲劇ですが、しかしこれだけの歳月、ほんとうの現実として隣人を大切に思い、自分を大切にし、ひとつひとつ真実の人生として積み重ねてきたものがなにもかも無だったというのは絶叫したくなるほどの発狂モノです。
いやー、これはあまりにも、絶句してしまう大事故ですね。
千紗希ちゃん、この一件で心が壊れてしまったりしなければいいのですが。
クトゥルフとかだったら完全に発狂ルートですわ。
ああでも、この幽奈さんたちの声、実際は過去から聞こえてきているとかだったらまだいいんですけどねー。
今までの 11 年は本当にあったことで、それでもいずれは過去に戻ってまたやりなおしたり、別の選択をして(幽奈さん生存?ルートとか)この未来には来られなくなるのかもしれませんが。
それにしても完全に夢でした、よりはよっぽど心が救われる気がいたします。
ともあれ、ゆらぎ荘の事ですからこの大事故も千紗希ちゃんにとってきっといつかはプラスになってくれるんだろうなとは信じたい。
いったいどういう着地点を見せてくれるのか、これは次週、かなり怖いけれども早く見たい!そんな感じです。
いやー、今週は衝撃の SF でした。
こちらが夢なのか、それとも本当は現実なのか。
まだまだ予断の許されない感、あります。
チェンソーマン
胸を揉むのってバカバカしい夢に聞こえますけども、でも実はデンジの根幹にかかわってたりするんですよねー。
ずっと社会の最底辺でかろうじて生きて来たデンジが、自分だって人並みに生きていいという光を見つけだし、だったらコレだってアレだってやれるじゃんと、人らしく歩き出す大きなモチベーションを見つけたわけで。
胸を揉むというのは、その一環に過ぎないんですよねー。
それをバカにされつづけたことで、逆切れしたかのように「夢バトル」しようぜと暴れ出す。
絵面としては無鉄砲なバカな行為に見えちゃいますが、でもこの心情の動きには思わず肩入れしたくなっちゃうなー。
デンジが怒るのもわかります。
デンジの夢の根幹にあるのは、「ちゃんと生きたい!」っていう人としてまっとうな思いだと思いますもの。
胸を実際揉むかどうかはさておくとして、デンジのこの夢、私も大いに応援しちゃいますよ。
すごく共感できるものだと思いますもの。
今週はまた「悪魔じゃ……」からの描画の畳みかけが凄かった。
「ギャあハハハハ」「ホホホホホ!!」とデンジと悪魔が絡み合うかのように戦うページは、まるで「二体の悪魔」とでも銘打たれた一幅の絵画のようなインパクト。
そしてそこからの「いただきまァァす!」からのキレッキレのカメラワーク。
大胆な構図で指の中に敵をすっぽり包み込み、ガブリとそこだけ噛み千切るクールさ。
くどくどと説明せずとも、これだけシンプルに分かりやすく、しかも衝撃度もめっちゃ高く絵にできる作家はそうはいないだろうなと、藤本タツキ先生の天才性をあらためて感じさせられました。
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藤堂が背中を合わせてるという事は修行というか引き上げる授業も取り敢えず終わったみたいですし、虎杖がどれだけパワーアップしたか楽しみです。負ける心配はしてません。
ゆらぎ>起こりうる未来をシュミレートした夢なんで希望はあるんですが、これだけ長く過ごしていたら夢というのを忘れたり、覚えていても自分が病気なのではとか考えたり絶望ですよね。
空白期間の記憶まであるわけですし。