週刊少年ジャンプ2019年11号掲載分の感想です。
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【コミックス派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■分身の術
■啖呵
■分身の術
前回、ビッグ・マムが記憶喪失という衝撃のヒキを見せてくれたワンピースですが、そちらはそちらとしてこちらもピンチのロビンから。
手裏剣を打ち込まれ、縄で首を絞められ完全に詰んだかと思ったその時、ロビンの体がふわっと無数の花びらになって消滅。
なんと、ロビンの分身体だったんですね!
いやーこれはちょっとびっくりしました。
なーんて鮮やかなくノ一っぷり(笑)。
敵も凄腕の忍者たちっぽいですが、ロビンも全然負けてないどころかしっかり一杯食わせてくれました。
さっすがロビン。
この 2 年で隠密技術にさらに磨きがかかってます。
ブルックさんの幽体離脱もありますし、ナミの泥棒スキルもありますし、麦わら一味はスパイ戦力が実に豊富ですわ(笑)。
■啖呵
ロビンはそのまま宴会場へもぐりこむ。
ここでオロチが光月家の復讐に備えよと気勢をあげてたわけですが、家臣たちがぜんぜん面従腹背。
オロチを恐れつつも、腹の中では「とんだ妄想」「どこまでご小心」と嘲笑ってたり、光月家の話をまったく信じていなかったのが意外でした。
やー、ずいぶん軽んじられてる将軍様なんですねー。
最近ワノ国を騒がせたルフィたちの騒動も、どうやら彼ら家臣たちにとっては光月家の話と結び付いてないようで、そのへんは安心できました。
オロチについては、その危惧はまさに御明察なわけですが、本当にこの人は鋭いのか、それとも家臣たちの言う通り小心者なだけなのか。
その辺まだちょっとよくわからない感じ。
実際小心者なだけなんじゃないですかねー。
それでも小心者だからこそ危惧がズバリと的中しちゃってるっていう構図が皮肉なのかなと。
この辺ちょっとこの先面白いことになるかもですねー。
さすがオロチ様!と家臣たちの尊敬を集め、オロチが調子に乗っちゃう展開が待ってたりするのかも(笑)。
しかしここであの禿、おトコちゃんが笑っちゃう。
あの極度の上戸体質は、こういう場面で最悪の結果を招いちゃうんですねー。
オロチを激怒させ、あわや斬られるこの大ピンチを救ったのは、意外にも小紫大夫。
いやー、まさかあの小紫太夫がここまでかっこいいことやってくれようとは。
怒り心頭のオロチに対し、
「わちきは武士の娘!!
無様に生きはしない!!!」
と啖呵を切って立ちふさがる。
その堂々たる様、誇り高い立ちいふるまい。
惚れ惚れといたしました。
やっぱりこの小紫、ただものじゃあないですねー。
噂に聞くおでんの娘、モモの助の妹、日和姫説がどんどん説得力を増してきたように思います。
その悪女っぷりは周囲の者も知る有名な話のようですが、どうもそればかりの女ではない、小紫の奥底には誇り高い武士の心が隠されていたようです。
いよいよ深い事情がありそうです。
そんな小紫に襲い掛かろうとするオロチが、ついに怪物の姿をあらわにする。
いやー、意外とかっこいいじゃないですか、オロチのヤマタノオロチバージョン。
むしろこっちの方がはるかにカッコイイ(笑)。
顔のパーツは基本的にあまり変わってないんですが、まるで獅子舞の獅子のように、和風ドラゴンっぽいのがカッコイイ。
8 本ある首のうち、中央の一つだけが王冠を被り、黒い鼻髭をピンとのばし、ちょん髷を乗せているのでこれだけが本当の首じゃないかと思われます。
この首以外は斬ってもダメージにもならないとか、そういうことかもしれませんねー。
さあ、宴は一気に大騒ぎ。
ロビンもお庭番衆に見つかっちゃったみたいですし、狂死郎親分がいよいよ実力を見せてくれそうなのも楽しみ。
どういう着地を見せてくれるんでしょうか。
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ただ今回発覚した分身は本体の近くにしか出せないというのはなかなかキツイですね。
常に人数の少ない麦わらの一味が今まで色んな連中とやりあえてきたのは個人の戦闘力以外に、このスパイ能力もあったと思います。
ブルックの場合は死体と勘違いされる事でパーティー全滅を免れるなんてのもありますし。
啖呵>小心者と言ってるのは実力がありそうな狂死郎だけかと思ったら結構いるんですよね。
器も狭くはありますが、ちゃんと筋道立てて説明出来てる事から考え無しの馬鹿ではないと思います。スパンダムみたいな馬鹿なら与し易いんですけどね。小心者と慎重って紙一重ですし。
まあワノクニの連中は外海をロクに知らず能力の知識も大したことないのに対して、オロチはベガパンクの存在も知ってる事から脱出出来るような能力の存在(ドアドアとかオペオペとかニキュニキュ等)があると考えられる立場であること、そして四皇というカイドウと並び評される存在があることからカイドウも絶対無敵ではない事を知ってるというのもデカイでしょう。だから慢心はしないのが厄介です。
まあ手足となる部下が信じてなければ結果は同じですが。
小紫は自業自得でなく境遇から弱者になった者には優しいんだと思います。遊女に入れあげて破産するなんてのは自業自得、ましてや家族まで捨てるなんてのはクズですし。
ずいぶん部下たちに軽んじられてるオロチですが、言ってることが当たってるだけにただの小心者と言い切れなさそうなのが面白いです。
外の世界を知る見聞の広さがあり、多少やりすぎ感はありますがベガパンクを要求しちゃったりする目的意識の高さもあり、ただの軽いお神輿というわけではないかもしれませんね。
侮っていると痛い目を見させられる、そういうキャラなのかも。