表紙の新連載、ちょっと窮屈なポーズしてるなーと思ったら自分の手じゃなかった。
ネットではなにやら新連載が表紙でこちらに手の平を向けていると打ち切りになるの法則が発見されたとか、にわかに話題になっておりましたが、さー、この場合はどういう判定になるんでしょうかね(笑)。
そもそもそんなジンクスなんてぶっ飛ばしちゃえるのか、さっそく感想いってみましょー。
ワンピは休載のターン。
前半の感想は、
・【新連載】獄丁ヒグマ
・約束のネバーランド
・ハイキュー
・【番外編】ニセコイ
・アクタージュ
・ブラクロ
・ne0;lation
・チェンソーマン
の 8 本でお送りいたします。
【新連載表紙&巻頭カラー】 獄丁ヒグマ
帆上夏希(ほがみ なつき)先生による、『冥府誅罰ファンタジー』と銘打つ現代バトル新連載がスタート。
いやー、これもなかなか面白そうな作品です。
ジャンルとしては呪術廻戦あたりと系統を同じくする現代怪異バトルと言った感じなんですが、こちらはちょっと年齢層低めもターゲットに狙った王道の勧善懲悪、悪霊退治ものと言った感じ。
悪霊に憑りつかれ、悪い事をするようになった人間や、その家族を救うというカタルシス、痛快さがとてもまっすぐに気持ちいい第一話でした。
そんじょそこらのことでは怒らないけど、悪霊に踏みにじられた人の心で初めて怒るっていう主人公・ヒグマはなかなかにカッコイイ。
そのくせ変にキャラを作ることもなく、わざとらしい奇人変人っぽくもしてないのがいいなーと。
キャラが薄めという評価もありそうですが、初回からなかなか頼りがいがありそうですし、今後深く掘り下げてゆくことでどんどん魅力的になってく主人公かもしれません。
武器はザイジュという多数の腕を使いこなし、それを自分の腕に合体させることで本来の力を発揮するということで、このあたりもなかなか魅力的なギミック。
今後どんな腕が出てくるのか、そのへんも楽しみになりますねー。
またこの作品は理想や正義、信念と言ったまっすぐな心と、それを踏みにじる悪意の塊のような亡者とを対比させるかたちの作品のようなんですね〜。
今回、被害者となったヒロインもそれを体現するようなキャラクターになっていてとても好感度が高かったです。
尖り過ぎた正義だと読者もついていけなくなりがちですが、バスのなかで迷惑オジサンに声をかけるのがちょっと遅れるくらいの正義加減で、このへんうまく感情移入しやすいあたりに加減されてるなーと感じました(笑)。
そのあと、主人公ヒグマに「あなたは正義感の強い人だ」「それを踏みにじられて悔しかったろ」と、ちゃんとフォローさせているところも安心感あります。
あの場面は主人公自身が「流した」わけですからねー。
そこをちゃーんとフォローしてあげたという、細かい事ですがこういうことの積み重ねが、フォローのできる作品なんだなという読者の信頼感を勝ち取ることに繋がると私は思います。
あとその直後、これも細かい事なんですがヒロインがヒグマの名前を思い出すのにちょっとラグがあるんですよね〜。
こういうところがリアルでいいなーと。
帆上先生、いろいろこまごまとしたところに気遣いとセンスのある作家さんのようです。
400 年前、地獄から亡者が多数逃げ出したということですが、400 年前と言えばちょうど戦国乱世から江戸時代に入るあたり。
いかにも第六天魔王信長さんあたりが絡んで来そうな話でそのへんも楽しみです(笑)。
さらに閻魔大王様がさっそくヒロインに能力を与えてくれてたり、第一話からいろいろと仕込んでくれてます。
ちょっと懐かしい感じもあるノリの王道作品、私はけっこう好きかもしれません。
やー、今後が楽しみな新連載が始まってくれました。
約束のネバーランド
わー、初めて侵入するならまだしも何度も侵入やらかしてたら、そりゃー警備が厳重になりますよねー。
言わんこっちゃないって感じの巡回鬼とのバッタリ遭遇で、まさに鬼ごっこがスタートのネバラン。
先週こいつら怪しいんじゃとちょっと危惧した私でしたが、怪しいというか危なっかしいヤツラっていう印象になってきたかもしれません(笑)。
うーん、ちょっと頼りにならんかもなーと(笑)。
それはそれとして、侵入先は低級の量産農園でしたかー。
ということはたぶんほぼ植物人間のような子供たちが「飼育」されているところだと思うんですが、そういう子たちを見たエマらがどういう反応を示すのか。
そのあたりが心配になってしまいます。
そういった子たちまで救おうとしてしまうと、さすがに背負い込み切れなくなるはずですからね〜。
目撃もせず、とっととオサラバしてしまうことになればそれはそれでいいと思うのですが、はたして。
ハイキュー!!
木兎さんキターーーーー!!
「身が竦む」のコマでゾクリとするような凄い目をさせてからの、ものっすごいキレッキレの超インナースパイク炸裂。
しかし、いよいよ木兎さんの調子がノッてきた……というのともちょっと違うようです。
「俺は今まで
「皆のおかげのエース」だったけど
あと何日かでお前らとはお別れだから
いい加減
ただのエースになるよ」
とはいったいどういう意味なのか。
一見仲間を頼らず自分の力で戦うよって言ってるようにも見えるんですが、ハイキューのテーマでもある「団結」を無視した活躍というのはちょっとなさそうでもありますし。
ここからの木兎さん、今までとは一味違う、見たことのない木兎さんが出現しそうです。
試合の行方も分からなくなりそうですし、いやー、これは楽しみ。
あと今週は回想の木兎&赤葦さんがよかったですねー。
ローテンションだった赤葦さんが試合で叫ぶまでの変遷がなんとも熱くてたまらない。
ひとりひとりに歩んできた道があるんだよな〜って、こういうのを見せつけられるたびにジーンとなってしまいます。
あとそうそう、「ヤな事するよね…」って言ってる研磨をジト目で見る黒尾さんと猛虎さんも笑ってしまいました。
「おまえが言うかね」とか思ってそう(笑)。
【読切】 映画公開直前 ニセコイ 特別話[メリクリ]
実写映画公開に先駆けて、ひっさびさな感じのあるニセコイ特別復活編。
いやー、時間を置き、こうやってあらためて見ると千棘も可愛いなーと(笑)。
いや、あのちょっとこれも語弊がありそうですが、私としては連載中は完全に小野寺さん派でしたので、千棘はあんまり応援する気持ちがなくて可愛いなーとか脳が認識した事ってなかったんですよね(爆)。
しかしそういう脳のフィルターも連載終了から時間をおいてどうやらなくなったようで、ひっさびさに見てみるとやっぱりなかなかにこの子も可愛いよなーと。
楽の言動にアタフタ動揺しまくる千棘の百面相にゲラゲラ三昧しちゃったり、とっても魅力的な千棘のいろんな一面にあらためて気づかさる一話でした。
千棘がチョー気合入れたという服とかもめっちゃ可愛かったですしねー。
いやー、連載終わってからこんな風にして目からウロコな気分を味わうことも、なかなかないと思います(笑)。
アクタージュ act-age
おー!ちょっとゾクッときました!
暗転を挟んだ一瞬で、直前とはぜんぜん違う感情に切り替えてしまえる明神阿良也の演技力。
こいつはやっぱり凄い怪物だと確信させられる見事なまでのコントラストでした。
さあ、そんな阿良也ジョバンニに、夜凪カムパネルラはどう答えることができるのか。
うーん、これはテンション上がります!
ブラック・クローバー
ムカつくとか理不尽とか口が悪いとか気持ち悪いとか、実に悪口しか言ってないんですけど、そのうえで元に戻してやると燃え上る仲間たち。
なかなかに熱いですねー。
いやー、ゴーシュ先輩の歪んだ人望の高さがうかがえます(笑)。
それにしてもマリーちゃん、すっごい強力な魔法を持ってましたねー。
目が合ったら金縛りとか、発想的にはメデューサっぽいのがまた面白い。
将来兄貴とタッグを組んだら今回みたいにほんっと手を付けられないことになりそうです。
まぁ、成長したマリーちゃんがこの兄貴と組むかどうかはちょっと疑問は残りますけどもね(笑)。
【センターカラー】 ne0;lation
おー、今度はコピー機の発火+消防士召喚で地元ヤクザを撃破ですか。
シンプルで分かりやすい仕掛けでありながら、なかなか痛快な逆転劇。
ホンモノのヤクザがこれだけ言い逃れできない状況に簡単に追い込まれてしまうんだなーっていう、よくできた転落劇が面白かったです。
いやー、ネオと戦うのに通信機器は絶対使っちゃダメですね(笑)。
電話回線につながってるものも全部切っておかなきゃですわ。
さあ、お次はネオ、何を発火させてくれちゃうんでしょうか(笑)。
チェンソーマン
マキマさん、いい感じに魔性の女ですなー。
デンジが自分に気があることを分かったうえで、しっかりそれを利用して調教している感じ。
悪い人なのかいい人なのか、ちょっとよくわからない謎めき方が素敵です。
これはデンジみたいなヤツには絶対太刀打ちできないヒトですわ〜。
今後この恋がどういうことになっちゃうか、じつに怖いです(笑)。
また新登場の早川アキ先輩、いきなり殴りかかってきて嫌なヤツかと思いきや、どうやらハンパなヤツが死なないようにと思っての事だったようで。
悪いヤツではない感じですかねー。
デンジが公安を辞めたり違反行為をしたら悪魔として処分されると聞いた時の反応もいいヤツっぽかったですし。
雨降って地固まる……というか股間蹴って地固まるというか(笑)。
なんだかんだでいいコンビになれるかも。
しかしデンジ、最後の「もう一回抱きてえなあ」は誤解を招きすぎる爆弾だなー。
こいつはこういうナチュラルなとこがあるんですね(笑)。
三話目にしてバトルのない回でしたが、なかなかの面白さを持続していると思います。
キャラが魅力的ですわ。
といったところで前編の感想はここまで。
続きは後編にて。
ワンピが休載なので基本は明日アップですが、年末忙しい時期だけに水曜アップの可能性も濃厚だったり〜。
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木兎サンの発言は、簡単に言えばみんなに鼓舞される存在から
みんなを鼓舞する存在になるよ、ってことじゃないかな、と思いました。
みんなに鼓舞される存在だと、チームが解散したらやっていけませんから。
なるほど、支えられる側から支える側に生まれ変わるってのは確かにありそう。
皆を支える柱こそがエースって、たしかにそうですもんねー。
学校と仕事でキャラ違う(どっちも嘘ではない)ってのと家とか結界師を思い出しました。
結界師と違い、家が複数とかはまだないっぽいのに…
ネバラン>ポンコツ感かつ本心というのが、背後にいる奴に利用されてるパターンな気がして、個人的には不安感は増しました。
ハイキュー>今までは安定感がない、支えられてるからエースをやれてる感がありましたがとうとう完全なエースになってくれそうで嬉しいです。
正直、烏野と戦った時に不安定なエース相手だと相手が勝手に不調になる事もあり実力で勝った気がしないだろうという事で応援出来なかったんですよね。
これでちゃんと応援したい状態になってくれて嬉しいです。
「ヤナことする」は選手としては誉め言葉ですね。
ニセコイ>この作品は他の結ばれないと分かってるはずのヒロインの人気も凄いというか、時にはメインを食うくらいだったので最終展開をそういうフィルター付けて見てた人は多いと思います。
自分はそういうフィルター外すの得意と思ってたんですが、当時はそんな気持ちを木っ端微塵にされましたね。
ネオ>まあネオの正体もよく知らない人間にしてはよくやったと思います。
今回は消せるレベルの火を起こして消防を呼ぶという手順、人質を動かす間を与えないとハッキング能力だけじゃなく頭が良いのを示してくれたのが良かったです。相手も馬鹿じゃないし。
いまだに落ちてるスマホ見て笑ってる主人公のキャラクターには難ありですけどね。どっかで昇華してくれる回が欲しい。