てなわけで今週もはじまりましたジャンプ感想。
表紙はついに TV アニメ化が発表された Dr.STONE ですが、千空が凄くイキイキしていてイイ感じ。
この絵はすごくアニメ化しそうだなーと改めて感じました。
前半の感想は、
・Dr.STONE
・呪術廻戦
・ぼくたちは勉強ができない
・ヒロアカ
・【読切】忘レ物探偵
・HUNTER×HUNTER
の 6 本でお送りいたします。
【巻頭カラー】 Dr.STONE
ついに TV アニメ化が発表されたドクターストーンですが、ジャンプにおいて最後に残された大本命って感じでしたからもう当然という感じすらしちゃいます。
(呪術もアクタもいずれはって思いますがまだまだストックが。あと一年はかかるかな〜)
しかしアニメ化発表と同時に主演声優の発表とはちょっと珍しい。
放送が来年 7 月ですが、かなり制作作業が形になってるってことですかね。
贅沢に時間をかけて準備万端作っていくってことだったら嬉しいです。
最近のアニメだと、放送開始時に完全に撮り終わってる作品ってのもありますし、そういうタイプだったらいいなーと。
ドクターストーンはなにせ絵が綺麗な作品ですからね。
さらに描かれる世界や事件も稀有壮大で絵に必要なカロリーも高そうですし。
科学的な説明にも詳細な絵が必要になるでしょうからね〜。
しっかりと作り込まれた作品になってくれることを期待します。
個人的にかなり期待している作品ですわー。
色んな意味ですごくアニメ映えする作品だと思うんですよね。
第一話から壮大な描写に圧倒されること請け合いですし、科学の描写がひとつひとつアニメになったらとても分かりやすくなるでしょうし(化学反応の描写とかすごく見たい)。
あと、アニメのオマケコーナーで声優さんが実際にやってみたのコーナーとかやってくれたりすると面白いと思うんですよね(笑)。
やー、とにかく楽しみです。
さて本編ですが、なんと今度はコールドスリープと来ましたか!
たしかに石化光線の秘密がそうそう簡単に解けるとも思えませんし、ヘタをすると何十年もかかっちゃうかもしれませんからコールドスリープはそれしかないって思うんですが、本当にできちゃうってのが凄いなと。
それもこんなにシンプルなカラクリでできちゃうんですものね!
もちろん実際は説明されてるよりも複雑な仕掛けや工夫がいろいろしてあるんだと思うんですが(滝から水を引いて水力を使ってみるみたいですね)。
しかしあくまでシンプルな仕掛けがベースで、それは私たちでも頑張ればできることなんだよっていうことなのでしょう。
この「意外と簡単に手作りできるよ」の基本精神、これこそがドクターストーンだよなーって思います。
私たちの前にあるいろんな科学の箱はなんだかわからない箱じゃない。
先人たちの工夫と積み重ねの結晶で、あくまで人の手が作ったものなんだよってことですね。
この基本姿勢、あいかわらずワクワクします。
そして千空と司の別れのしんみり描写。ここもまたいいですねー。
意味のない話をしつつ、顔を背けながら作業に没頭しているように見せつつ、ゆっくり時間が過ぎていく別れの時間。
この素直じゃない感じが実に千空です。
眠りについた司を後に、ついに物語は海外へ。
いやー、今度は大航海時代ですか!
いったい海外ではどんな冒険が待ち受けているのか。
これはほんと、千空じゃないですがそそります!
呪術廻戦
冒頭の作戦会議風景が面白いなー。
いつものセリフ回しの面白さに加え、ふたつの場面の会話がちょっと噛み合ってる感じになってるのがオオッと思わせてくれます。
いろいろと技巧的なことをやってくる漫画です。
長い会話シーンでもダレません。
魔女っ子西宮ちゃんをみつけた野薔薇ちゃんとパンダ先輩の顔がすごいことに(笑)。
いやー、この人たちが味方だというのが心強い。
一方、真希先輩と対戦が始まった居合抜きの三輪ちゃんは、健気な貧乏キャラであることが判明。
いやー、この子は京都校の癒しですね〜!
こういう逆境頑張る子の真面目ちゃんは素直に応援したくなっちゃいます。
つーかこの子、よくあの京都校で頑張っていられるな〜(笑)。
虎杖は、ここでなんと東堂の呪力講習が始まる展開に!?(笑)
本気のバトルが始まったかと思いきや、東堂、ほんっとに虎杖が気に入っちゃったんですねー。
このよくわからないテンションの講習、とってもコミカルで笑ってしまいますが、虎杖にとっても本気で貴重なレベルアップチャンスになりそうです。
どんなアドバイスがあるのか、そして虎杖がどう成長してくれるのか、すっごい楽しみ!
【センターカラー】 ぼくたちは勉強ができない
ほんっと成幸、いいヤツすぎてたまらんなー!
文乃んのため、星の見えるベストスポットを探し出し、文乃んの原点である“本当の自分”を再確認させ、全力で背中をプッシュ。
ここまで献身的に全身全霊で人を応援できる人がいったいどこにいるだろうかって、ほんっと男の私から見ても惚れ惚れしちゃいます。
「俺が 全力で応援してるからな」
のページとか、完全に告白場面にしか見えないわけですが、文乃んとしてはそういう気持ちも高まりつつも、ほんとうに最高の力を貰えただろうなと嬉しくなっちゃいました。
いやー、心に残る名場面だわー。
それにしてもこのお父さん、徹底的に娘の気持ちを無視し続けるお父さんですなー。
「世界の損失」ってなんですかと。
娘よりも世界の方が大切ですかって思いますわ。
いかに奥さんが不幸だったからって、どうしてここまでこじらせちゃったんだろうなー。
僕のヒーローアカデミア
三戦目、なんと引き分け決着!
いやー、まさか最後は飛行能力で逃げ切られちゃうとは。
たしかに空って圧倒的なアドバンテージですからねー。
空を飛ぶ敵に対した時、自分はどうするのかってすっごい大切なテーマだと思いますわ。
それこそ全ヒーロー志望者が考えておかなければいけないテーマかもしれません。
今回の模擬戦って B 組の紹介であるのと同時に、A 組の課題を掘り起こすっていう性質のほうが強そうな感じがします。
てっきり A 組の成長をお披露目するっていう感じなのかな?と思ったら、それよりもかなり苦戦する場面が多い印象。
それぞれ課題が浮き彫りになってくるって感じです。
轟君はブッパするだけではなく、敵を遠くへ吹き飛ばす技とか、目くらましとか、姿くらましとか、高速移動とか、それこそ飛行(お父さんがやってましたねw)とか、いろいろ小技ができたほうがいいと思いますし。
飯田君はかなり頑張りましたが、もっと他のメンバーと打ち合わせし、連携をとれたほうが嫌らしく仕事ができた気もします。
障子くんはセンサー役として徹底して仕事ができたらもっと A 組が有利に試合を運べた気もするんですが、接近戦もこなせる器用さが仇となりましたかねー。
骨抜くんの位置を常に把握できていたら試合展開が変わっていたんじゃないかと思えるだけにちょっと残念。
また尾白くんは自慢の尻尾でポニーちゃんをとらえておきながら、自分が檻に入れられるまで絞め落とすこともできなかったのが悔やまれます。
今後は尻尾の筋力を強化し、人の全身の骨くらい軽くバキバキにできる大蛇のごとき筋力を手に入れるべきではないでしょうか(怖いなそれはw)。
反省点はぜんぶの試合後にまとめてってことのようですが、どんな結論が出るのか今からかなり楽しみです。
そしてお次はかっちゃん登場。
おー、かっちゃんがかなり大胆な策で出るようですが、いったいどんな策なのか、これはテンションあがります。
B 組のほうはこれまた有望株らしい取蔭切奈(とかげ せつな)ちゃん登場。
トカゲっぽい個性のようですが、「彼女はとってもやらしいぞ!!」とはいったいどういう意味なのか(笑)。
名前的にはトカゲの尻尾切り的に、体をどんどん切って生やして切って生やして無限に再生しちゃう系ですかねー。
第四戦もすっごい期待が高まります。
【読切】 忘レ物探偵
『アイアンナイト』『レッドスプライト』の屋宜知宏先生が読切でカムバック。
記憶を消去する能力をからめた推理ものでしたが、いやー面白切なかった!
真犯人との同居生活を疑わせる序盤のサスペンス感から、実は警察こそが真犯人とわかってからの急展開。なかなか面白くて引き込まれてしまいました。
また、女の子もただの視点役では終わらずに、悪戦苦闘して手に入れた写真で活躍したり、がんばって考えて行動していたのがすっごく好印象。
情報が絡み合う複雑な構成でもそうとは感じさせることなくすらりと読ませる力とか、さすが連載経験者は違うなと感じました。
バトルについても「目を見る」だけでアウトな一撃必殺能力でありながら、しっかり攻防戦が面白くなっているのもグッド。
球体の鏡とは面白いものを考えましたねー。
やー、それにしても最後の切ないながらも希望の光を感じさせる終わり方はホントたまりません。
忘れられたほうも、忘れてしまった方も、胸を締め付けられるような切なさが伝わってくるのに、でも読後感はかなり爽やかと言うバランス感覚。
やっぱり屋宜先生は上手いですわー。
これまで 2 本の連載が短期間で打ち切りとなってますが、長期連載成功まであともうちょっとって思いますわ。
今度こそ頑張ってモノにして欲しいものです。
ハンター×ハンター
うーん、ついにワブル王子に刺客がやってくる展開ですかー。
ついにというか、思ったより遅かったと言うべきか。
自分が死ぬことで相手を呪い殺す能力とのことで、刺客としての危険度はかなり高そう。
一種の死後の念みたいなものだとしたらその強力さが伺えます。
しかし、クラピカの講習会が利用されちゃう形なんですね〜。
クラピカが講じる抑止力がはたして逆に作用してしまったことになるのかどうか。
うーん、悩ましいところです。
なんとかクラピカたちが暗殺者を見抜いてくれることを祈るばかりですわ。
といったところで前編の感想はここまで。
続きは後編にて。
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まあ主人公が介入するのは実力でなければどうにもならないパターンだったりしますが。
ヒロアカ>まあ相手がポニーの角で分断して個人戦に持ち込んだのもありますけどね。障子は轟の側にいたのに角で運ばれたとかありましたし。
轟の場合、大技は仲間を巻き込む可能性あるのでいない方が助かる部分もありますし。
そして合流させないようにした骨抜の立ち回りが見事でしたし。無理に合流しようとして、目の前の敵にやられるのも悪手です。
探偵>面白い作品だけど、不遇って場合ありますよね。
今度はそうならないで欲しい。ヒーローアカデミアとかの例を目指して欲しいです。
ハンター>恐ろしい能力とはいえ、講習会の途中で来た人物という時点である程度警戒されるでしょう。ましてやいきなりベンジャミンの所に乗り込んで色々やらかしたカミーラの部下ですし、もしダウジングチェーンを使ったら多分アウトです。ダウジングチェーンといえば暗殺者探しに使えば1発な気がするんですよね。
仮にワブル王子が死んだら、他の王子は警戒して近くに寄せ付けないでしょうから悪手な気はするんですよね。
やるならほとんど同時にやるべき。
ヒロアカ>A組はうまいこと分断され、仕事しにくい形にされた感じでしたねー。
そうされないための力や工夫、技術、先に自分の有利を作るすべはプロになってからこそ必要になるはずですから、これから伸ばしていかなければいけない大きな課題と感じます。
いかに有利を当てるか。
いかに有利を奪わせないか。
プロになったらヴィランの個性はわからないことが前提ですし、わからん殺しされたから、というのは言い訳として通用しない世界だと思いますし。
そういった意味でもB組の方が圧倒的にプロらしく戦ってたと感じました。
チーム戦という経験値もA組は足りないんじゃないかなー。
>ハンター
ダウジングチェーンで一発でバレる可能性がありましたね(笑)。