2018年10月01日

週刊少年ジャンプ2018年44号 【TVアニメ放送開始記念 火ノ丸相撲 表紙&巻頭カラー<金未来杯エントリーNo.5『ミストの怪剖録』>掲載号】 感想<前編>

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 TVアニメがスタートする火ノ丸相撲が表紙を飾る 44 号。
 金未来杯も今週で全作品が出そろうと言うことで、さー、最後のエントリーはどんな作品なんでしょう。

 前半の感想は、

・火ノ丸相撲
・鬼滅の刃
・ワンピ
・アクタージュ
・呪術廻戦
・【金未来杯】ミストの怪剖録

 の 6 本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 火ノ丸相撲

 巻頭カラーが面白すぎる(笑)。
 火ノ丸とレイナさんのデートをパパラッチした週刊誌記事のていでまとめた形って、こういう手があったか〜というインパクトでありました。
 いやー、アニメにも触れてたり、今の火ノ丸相撲に色んな意味でタイミングよすぎな記事ですし、暗を抜けて明のパートになったからこそできるっていう感じもしますしね。
 一本取られたっていう感じの巻頭カラーでした。
 編集さんのアイデアだと思いますが、これはいい仕事ですわー。

 なるほど草薙・久世草介、少なからず鬼丸から影響を受けていたからこそ、今そのあおりを受けて迷っているっぽいですねー。
 偉大な父のような大横綱に自分もなれるのか。
 大和国のスタイルよりも、自分のスタイルというものがあるのではないのか。
 己の夢とどう向き合うのか、試練を突き付けられているのは草薙も一緒と言う事ですか。
 一見これまでの拘りを捨てたかに見える鬼丸に、おおきく揺さぶられてしまったということなのかもしれません。

 しかしあの刈谷が相撲をやめていたんですねー。
 あちこち壊して精神的にも限界を超えてしまったというのは、相撲界のシビアさを改めて教えられるようです。
 ひとつ間違えたら火ノ丸がこうなっててもおかしくないわけですしねー。
 
 でも刈谷はそこで止まらずに、ちゃんと次の目標を見つけられているのは偉いです。
 内心とても凹んでいるでしょうに、立ち止まらずに歩き続けているんですものね。
 カラ元気かもしれませんが、カラ元気も元気です。
 むしろそんな刈谷が逆に久世を力づけにきているように見えたんですよねー今回。
 やー、素晴らしい親友ですわ〜。

 ところがどっこい、そんな草薙を圧倒してしまったのが大包平。
 まさかあの無道の相に開眼しちゃうとは。
 いやー、上位陣の星取りはまさに戦国乱世。
 誰が誰を倒すのかまったく読めない、スリル満点です!
 この刃皇と大典太だって、さー、どう転ぶんでしょうか!



鬼滅の刃

 刀鍛冶の里編で出番のなかった善逸、コメディーパートになってここぞとばかりに大暴れ(笑)。
 いやー、やっぱり善逸は面白い。
 しゃべれるようになった禰豆子ちゃんに大騒ぎするのは予想通りにしても、ここまで大音量で騒ぎまくりますかと(笑)。
 これ、声優さんが声帯壊しかねないナツですよ。
 そしてダメ押しとばかりに「いのすけ」と呼ばれて修羅の相・無道に目覚めちゃう善逸(笑)。
 なんっつー顔をしているのかと(笑)。
 これにはもうおなかが痛くなるほど笑ってしまいました。
 やっぱり善逸がいると鬼滅は笑い成分てんこ盛りですわ〜。
 シリアスバトルパートが終わったんだという安ど感にひたれます。

 一方、柱会議では例の「痣」についてしっかり踏み込む形に。
 これまた恋柱さんの教え下手っぷりが炭治郎レベルで癒されまくりです。
 ほんっと恋柱さんっていいキャラになりましたねー。
 今後もこの勢いで頑張って欲しい。

 そして柱たちがみな首尾よく痣をゲットしてパワーアップを果たしたら、いよいよ鬼たちとの最終戦争という形になるんでしょうか。
 鬼滅の刃、これまでの戦いよりもさらに激しい、またあらたなパートに入っていきそうです。



ONE PIECE

 別エントリーにて。
 明日アップ予定。



【センターカラー】 アクタージュ act-age

 2 号連続センターカラーって!
 原作と作画ふたり体制だからって働かせすぎー!って、ワートリの悲劇を思うとどうしても反応しちゃうんですが、それだけ勢いがキてるってことなんでしょうからねー。
 呪術廻戦とならび、ジャンプの新時代を作るかもしれない超新星の登場。ジャンプファンとして嬉しい限りです。

 さてしかし巌監督ですが、先週の段階ではまだ病気の話は狂言である可能性も無きにしも非ずって感じでしたが、今週黒山さんの証言もあり、さらに巌監督自身が倒れてしまったことで、あー、こりゃあ本当だと。
 しかもこれ、ほんとうに舞台まで巌監督もつんだろうかという心配まで出てきてしまいましたかー。
 うーん、これは重い展開になってきましたねー。
 夜凪ちゃんは黒山監督の背中プッシュもあり、力強く走り始めそうな流れなんですが、さーて、どういう着地点におさまるんでしょうか。
 なんとかギリでも完成した舞台、監督に見せてあげたいものですねー。

 それにしても巌監督、いい生き様だなー。
 自分が最高の舞台をしあげれば皆が許してくれると信じてるその生き様。じつにカッコイイ。
 たしかにとてもエゴイスティックかもしれませんが、きっとみんな許すだろうなってわたしも思いますし。
 こんな尖った生き方、ちょっと憧れてしまいます。



呪術廻戦

 なんという疾風怒濤の超展開!
 ナナミンと虎杖のツーマンセルで真人戦となり、どんな戦いが繰り広げられるのかと思ったらとんでもないことになってしまいました。
 順を追っていきましょう。

 ナナミンの「説教は後で」とか「理由は説教の時に」がこれまた死亡フラグにしか聞こえません。
 ナナミン、ほんとなんとか生き延びて!

 二人同時に相手にすることになった真人ですが、一瞬でもたたかいを躊躇するのかと思ったら、案外やる気なのはナナミンを攻略した気になってたからですか。
 それはたしかにそうなんだけど、人間のチームワークを舐めてるところがある気がします。
 真人もまだ経験不足の子供みたいなものってことなのかもですねー。

 またハリセンボン技を初見で軽く対処されてイジケてる真人、ちょっと可愛いと思ってしまいました。
 うーん、ほんっと憎たらしいヤツなんですが、今週は少年状態になったり、こういう可愛げのあるところを見せられちゃうから困ります。

 そしてついに来ました、虎杖、改造人間を殺さなくちゃいけない局面が。
 三体一気に迫られて、人間性のなごりのような言葉をつぶやく改造人間に、悲しげな表情になる虎杖がなんとも痛々しい。
 ここでどうするかで虎杖の今後が決まるなーと思っていたら、いやー、ナナミン、決めてくれましたねー。
 「人間は殺せない」「現実と理想の擦り合わせができていない馬鹿な子供」と決めつける真人に対し、「馬鹿はアナタです」と堂々宣言するナナミン! そこにかぶさるように颯爽登場の虎杖!
 いや〜、かっこよすぎですよこの二人!
 たった 3 コマで逡巡にケリをつけた虎杖も、その腹のくくりようにシビレますし、虎杖ならきっと乗り越えてくれると信じ切ってるナナミンもほんとナナミン(なにそれw)。
 組んで日数経ってないのにもかかわらず、それを感じさせないほど信頼しきってる師弟関係に惚れ惚れします。

 そこからのナナミン&虎杖ラッシュはもうほんっと気持ち良くって最高だったんですが、いやー、まさかそこから真人、領域展開を覚醒しちゃうって!!
 口の中に生やした二対の手で印を結び、発動しちゃった手だらけ空間「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」の衝撃にしばし唖然としてしまいました。
 いやー、正直ちょっと舐めてましたね!
 まさかこの章でそこまでいっちゃうかと。
 成長フラグのあった真人ですが、領域展開を覚えるにしても先の章のことだろうと勝手にタカをくくっちゃっていましたよ。
 なんっつー学習スピードの早さか。
 そしてなんッつーハードモードな話なのかと。
 ほんっといろいろ殺しにかかってきてますよ。

 さあ、どうやら虎杖は蚊帳の外で、ひとり自閉円頓裹に取り込まれた様子のナナミン。
 いよいよもってこれはヤバイ!
 最後の悟りを開いたような、いかにも次のステージに進んだみたいな真人がほんっと恐ろしい!

 しかし、逆に考えれば真人はおのれの成長の伸びしろを今回で使い切ったともとることができるかもしれません。
 それこそちょっとポジティブ過ぎるとりかたかもしれませんがねー。
 でも、そう考えればもしかしたらこれは逆に真人の死亡フラグと考えることも、かろうじてできるかもしれないぞっと。
 いつも予想を覆してくる呪術廻戦ですから、ほんっと何が起きるか分かりませんからねー。
 ナナミン死亡フラグバリバリと見せかけておいて、まだまだ諦めたらダメかもしれません。
 頑張れナナミン! 一度フラグをへし折ったナナミンです。
 まだまだやれる! 十分やれる!
 今回ナナミンが死んだらほんっと虎杖の心がヤバイですからねー。
 虎杖の為にも、なにがなんでも意地でも生き残って欲しいです。



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金未来杯エントリーNo.5 ミストの怪剖録

 金未来杯最後のエントリー作品は、冴豆祐人(さえず ゆうと)先生によるミステリアスホラー解剖医もの。
 不思議な解剖医ミストを主人公とした、怪談であり、ミステリーであり、超常バトルであり、人間の暗部をえぐるサイコサスペンスであり、人情モノであり、ファンタジー医術モノであるという、いろんな美味しい要素をミックスした作品ですねー。
 やー、これだけ魅力的な素材をてんこ盛りにミックスして、よくぞ読切のページ数にまとめあげられたものだな〜と。
 まずはその手腕とアイデアの面白さに感心しました。

 そして、その要素の豊富さにもかかわらず、説明ばかりに終わらず、ちゃんと展開で読者をアッと驚かせる盛り上げをいっぱい用意しているうまさも目を引きます。
 まずはツカミ、ヒロインとソックリな犯人が出てくる冒頭にビックリしましたし、さらに中盤、主役のミストが頭をガッツリかじられちゃうところでもすごい驚かされました。
 こういうアッと驚く展開をポンポン投入しているところが読者をグイグイ引き込む力になっていると思います。

 また犯人の正体が、なんともおぞましい過去を隠していたのもとってもグッド。
 狭い箱に閉じ込められて、箱のふたをガリガリ爪痕つけて餓死するとか、めっちゃくちゃに怖いですからねー。
 このエピソードが作品に大きなインパクトをくわえていたと感じました。

 またときに犯人以上におっかなかったお義母さんもとてもいい味。
 このひと、最初は真犯人か、もしくは真犯人の怪物を生み出すにいたった本体なんじゃ?みたいに思ってたんですが、とてもいいフェイクとして働いてたと思います。
 ある意味ほんとうに真犯人を生み出した原因でもあったわけですしねー。
 そのお義母さんが最後、ちゃーんとお縄について罰を受けることになったのも、しっかり腑に落ちる結末でよかったです。

 絵の面ではどうなんでしょう、ちょっと古めの絵柄だなーと思ったのですが、あんまり今風のリアル寄りだと少年誌としてはグロ過ぎになるかもしれませんし、このくらいソフト寄りのほうがいいんでしょうかね。
 個人的にはもうちょっとリアル寄りに、恐怖表現をドギツくしたほうが読者に喜ばれるのではないかと思ったのですが。
 人によっては綺麗な絵じゃないと読みもしないという読者もいると聞きますし。
 このあたりは一考の余地ありじゃないでしょうか。

 気になった細かな点としては、なぜ最初の惨殺事件で人形についた返り血が、そのあとすぐに消えてしまっているのか、このあたりは改良の余地があるかもしれません。
 あまり厳密なミステリーではないのかもしれませんが、そういうところは埋めておけるスキの範囲だと思いますしねー。
 今後そういう細部に注意が必要なところではないでしょうか。

 またもうひとつ、気になったのは冒頭のヒロインのモノローグ、

『物心ついた時には養護施設にいたからか

 私は“愛情”というのを

 よく理解(わかっ)てない』


 というセリフですが、この言い方ですと現実に養護施設で育った人、いま養護施設で育てられている子供、養護施設で働いている関係者や預けた人、いろんな人を傷つけてしまう可能性がある気がします。
 今と言う時代はちょっとしたことでヘンな炎上をしかねませんからねー。
 こういうところは担当の編集さんのお仕事ですかねー。
 担当さんがしっかりチェックして、いろんな読者への配慮面をフォローしてあげたほうがいいと思います。
 とくにこういう人の生死やトラウマ、事件事故を扱う作品ですと、そういう繊細な面が多くなると思うんですよね。
 連載実現時にはとくに要注意部分だと思いますわー。



 ということで、全エントリー作品が揃いました今年の金未来杯。
 わたしとしましては、栄えある金未来杯受賞作には今回掲載された『ミストの怪剖録』をプッシュすることにいたしました。
 いやー、この作品、普通に連載で読みたいです。
 絵の面ではちょっと不安の残る気もしないでもないんですが、いくつも驚きを仕込んだそのストーリーテリングの上手さや(絵的演出面はもっと改良の余地ありかも)、多種多様な魅力的な要素を盛り込んでバランスを取っているまとめ方の上手さ、その多種多様さゆえの、連載した際の展開力の幅という面を評価いたしました。
 キャラの魅力の面ではちょっとまだ一味足りない気もしないでもないので、そのへんは連載時にパワーアップが図られることを期待ですかねー。
 特に今回のヒロインはゲスト枠としてなら良いと思いますが、メインヒロインとしてはパワー不足かと。
 助手ポジションで魅力的な女の子を投入するとよいかもしれません。

 といったわけで終了した金未来杯。
 みなさんはどの作品が良いと感じましたか?
 実は、私が一番だとここでプッシュした作品が金未来杯を受賞したことは今まで一度もない(!)ので、今年も多分外れるんじゃないかと思うんですが(笑)。
 さー、今年はどんな結果になるんでしょうか。
 一度くらいは当たらないもんかなー(当たるか当たらないかって話でもないんですけどねw)。



 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 23:04| Comment(4) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
相撲>そもそもまだ二十歳前後の年齢で、その目標が負けた相手に勝てないだけで向いてるかどうか言うのもな…
と思います。幕内に入る年齢記録更新とかやってますし、まだまだ脂が乗る段階ですらないでしょう。
まあ横綱が引退とか言い出したせいでそんな事を言ってられないんですが。
大包平の無道は放っといていいのか、刃皇?

呪術>それもあるかもですが、より窮地でこそ成長出来るという考えもあるんじゃないでしょうか?
ただし最強が出たらどれだけ成長しようが死ぬ方が先だから勘弁という感じで。
Posted by 太郎丸 at 2018年10月06日 00:08
>太郎丸さん
>相撲
 いやー、やっぱり年齢関係なく自分のやってることが正しいのかどうか迷ってしまうのは共感できますよ〜、私は。
 いかに強くたって人間ですし。
 若いからこそよく迷うし、年を取ったって迷ってしまうのが人間だと思いますわ〜。

>呪術
 さー、どうなるんでしょう。
 すでに次の号を読んでしまった私にはなんとも言えないタイミングとなってしまいました(笑)。
Posted by BOSS at 2018年10月07日 19:01
分かりにくくてすいません。
草薙が迷うのは当然だとは思ってます。
問題視してるのはとやかく言って迷わせようとしてる外野の声です。
年齢考えて外様が向いてないとかとても言えるものじゃないと思ってます。
Posted by 太郎丸 at 2018年10月08日 18:33
>太郎丸さん

 ああ、外野の声でしたかー。
 勘違いしてしまいました失礼いたしましたー。
Posted by BOSS at 2018年10月14日 21:47
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