2018年09月24日

週刊少年ジャンプ2018年43号 感想<後編>

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 そんなわけで後半戦〜。

■前編の感想はこちら

 後編の感想は、

・Dr.STONE
・火ノ丸相撲
・ダビデ君
・ヒロアカ
・BORUTO
・ハイキュー
・ゆらぎ荘

 の 7 本でお送りいたします。



Dr.STONE

 強引に行ったー!
 司帝国サイドが車両対策に罠を仕掛けていることも分かったうえで、まさかそのまま強引に特攻するとは思わなかった!
 しかし多少の罠などものともせずに、ガンガン突き進んじゃう戦車にも驚き。
 地形の特徴から推測できる罠の規模、司サイドの労働力の大きさとかから、十分イケるはずと千空たちは読み切ったということかもですねー。
 やー、ここの勢い感、思い切りの良さ、そしてその作戦がズバリと的中ちゃったのは本当に気持ちいい。

 そして戦車がさすがに力尽きてからは人間の力が試される番ですが、ここで音響兵器ショックキャノンが登場。
 もう手持ちのコマがない!ダメだー!ってなってからの機転、ショックキャノンを大樹が「大声」で発動させるというのはめちゃくちゃ痛快な解でした。
 やー、タフでパワー満点の大樹に、こういう活躍の場を用意していたかと。
 一瞬目を合わせただけで大樹の意図をくみ取って合わせられた千空&クロムも凄く良かったです。

 いやー、まさか本当に 20 秒でやってのけちゃうとは。
 実にお見事。すばらしい電撃作戦でありました。
 
 ここからはどう戦局は動いていくんでしょうねー。
 司サイドの反撃はどうくるのか、千空の打つ次の一手はとか、すっごい気になります。



火ノ丸相撲

 沙田・三日月、燃えてますねー。
 大相撲デビューしてどうしているのかと思っていたら、まさか童子切から引分けをとったり、死力を尽くした丁々発止までやってのけたり。
 実に立派にいきいきとやってるじゃないですか。
 結果、負けることは負けましたが、最近あまり活躍どころのなかった沙田だけに、ほんとうに楽しそうに相撲を取ってるんだな〜と嬉しくなりましたよ。



【センターカラー】 思春期ルネサンス!ダビデ君

 今週もクライマックスで名画ネタですか(笑)。
 いやー、この漫画は罪深い。
 今後はミケランジェロの最後の審判を見るたび、おしっこを漏らしたダビデくんが頭をチラッとよぎったりするようになるわけですよ。
 このパターンは今後も名物コーナー化するみたいですし、その被害画はどんどん増えていくんでしょうしねー(笑)。
 小中学生とかには名画に興味を持つためのちょっとしたきっかけとしていいという見方もできるかもしれないんですが。
 実に罪深い漫画かもしれません(誉め言葉)。
 あれだ、編集部とかはいろいろ寄せられるかもしれないクレームから、絶対黒木先生を守ってあげなくちゃダメって思いますわ。
 むしろいずれ、各美術館とかとのコラボができたらいいですね〜(どんなコラボだw)。

 それにしてもヴィーナスさんは今週も可愛いなー。
 先週ダビデくんに話しかけたのは偶然かと思ってたんですが、今週はあきらかにダビデくんを応援したりして脈アリって感じなのが羨ましい。

 そしてダビデくんの大ピンチを自分を犠牲に救ってくれた小便小僧くんのカッコよさ。
 まさか小便小僧がこんなに男前に見える時が来るなんて思いもしませんでした(笑)。
 なにげにこの作品、外見の奇抜さだけにとどまらず、キャラがみんないいな〜と感じてきましたよ。



僕のヒーローアカデミア

 常闇くん、飛んだー!!
 なるほどダークシャドウ自体はもともと飛ぶことができたんですね。
 てっきり常闇くんから生えてるだけだと思っていましたが、まさか常闇くんの体重を持ちあげられるほどのしっかりした飛行能力があろうとは。
 解説絵の、くるっとおなかのところで腕を回して抱えているフォームがなんともカワイイというかほのぼのしちゃってるんですが、でも自分の両腕もダークシャドウの両腕も自由に使えて、理にかなってるんですよねーこれ。
 もともと強い常闇くんが、さらに強くなっていきそうで末恐ろしい話です。

 また今週は黒色支配くんと常闇くんの「と思ったか?」合戦もクールでした。
 こういう裏の取り合いが好きなのも厨二属性ってヤツですかね〜(笑)。

 そしてそして、今週は成長した八百万さんが見れたのも満足。
 想定外の事態がおきることは想定内の事と、この落ち着きようは実にカッコよかった。
 あの想定外の事にフリーズしていた八百万さんが、ですもんね〜。
 やっぱり、これまでの数々の試練の経験が八百万さんを精神的に強くしてきたということが大きいんじゃないでしょうか。
 着実に実力を伸ばしてきた B 組の成長もデカいですが、トラブルで試練に数々直面してきた A 組の成長だってすごいんだぞと、そんなふうに感じた今週でした。



ボルト

 キミら、喧嘩するのはいいから手を洗ってからやんなさいと(笑)。
 あと、家族が 5 人にもなるとトイレかちあい問題はかなり深刻になりますよね〜。
 火影なんだから多少はお金あるでしょうから、もう一個くらいトイレ用意しなくっちゃ。



ハイキュー!!

 これを言うのが何度目なのかもうわからんのですが、音駒ほんっとうに恐ろしい対応の早さ。
 日向のドンのジャンプに対し、「せーのっ」とブロッカー 3 人がタイミングを合わせて飛び、さらにブロックの隙間を抜けたスパイクは夜久さんがドンピシャで上げる。
 音駒がというのはもちろんのこと、この陣形およびコートを支配している感の夜久さん、マジで恐ろしい人でありますわ。

 しかしそれにも負けてない西谷さんがマジ西谷さん。
 置いていかれることを恐れたり焦ったりするなんて思考は微塵もなく、「もったいない」と上を向き続けてるところがまずカッコイイ。
 難しいボールを上げた直後にコート全体を見て、全体の為に動くキレッキレのプレーとか、ほんと惚れ惚れしちゃいます。
 ボールを上げるリベロの仕事に慢心することなく、「繋げる」というバレーボールの精神をまさに体現している感じですよ。
 この人はいったいどこまで伸びてくひとなんでしょうねー。
 あと、「ノヤッ」って擬音でドヤ顔するノヤさんも最高です(笑)。

 そして、互いが互いの師であるという流れからの、次週は黒尾さんと月島という話に持っていきますかー。
 いやー、あいかわらず構成が上手い。
 こちらは技術的にも精神的にも完全に師と弟子ですもんねー。
 弟子が師を越えることはできるのか。
 この試合中にこちらのふたりの決着も見てみたいものなんですが、さー、結果はどうなることでしょう。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 ついに決着、天狐シリアスバトル編。
 最後は幻さんが味方に付き、ある意味お父さんを説得しておしまいっていう感じでしたねー。
 最後の最後まで白叡さん、幽奈さんへの気持ちを認めようとはしませんでしたが、

「私は湯ノ花幽奈の幸福になど…

 救いを感じてはいけないんだ

 なのに何故 何故私は…!」


 と、ほとんど救いを感じてしまったことをしゃべっちゃってる感じになってるんですよねー。
 やー、ある意味とっても生真面目な人だったんだなーと。
 今まで娘のために多大な犠牲を出してきただけに、その犠牲者のためにも後に引くことはできなかったんだなと、今週のセリフの端々から感じました。
 ほんとうは心の底ではこんなことはしたくなかったのかもしれません。

 そんな白叡さんの魂に、さいごのコガラシの言葉はどう響いたんでしょう。

「幽奈のことなら任せてくれ…!

 俺が絶対幸せにしてみせる!

 ゆらぎ荘のみんなもいるしな」


 ある意味「お父さん!娘さんを私にください」状態であるなーと思っちゃったんですが、白叡さんにもそんな風に響いたかどうか。
 最後、幻さんと一緒に消えゆく白叡さんの表情がおだやかなのが救いかなーと感じました。

 そして戦いも終わって一転して戻ってきた平和な日常。
 やー、こうやって師匠も加わって、みんなで露天風呂とか、いつものゆらぎ荘が戻って来たーって嬉しくなっちゃいます(笑)。

 しっかしでっけーなーお師匠さん。
 ここまで最大級とは思いもしなかった。
 コガラシの初恋の相手という情報もあり、戦々恐々としだす女子たちがなんともカワイイ光景です。

 しかしラストのこのヒキもなかなかの衝撃展開。
 バトルとしても最大級の強敵なら、恋のさや当てとしても最大級の強敵となってしまうのかお師匠さん。
 でもこれ、わたしとしてはお師匠さんの成仏前の遺言って感じに聞こえちゃったんですよねー。
 うーん、どうなるかなー。

 バトルも終了し、幽奈さんの謎も解き明かされて、さあ、ここからはどんなストーリーが始まるんでしょうか。
 新章展開楽しみです。
 そろそろ恋の戦いにもクライマックスが訪れるころかもしれませんしねー。



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posted by BOSS at 20:44| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ストーン>成る程。そういう考え方がありましたか。
正直、現代科学を知ってる人間がちゃんと蒸気機関を想定して作った罠を無視するのはどうなんだとか思ってしまいました。

相撲>沙田の戦績はまだ火ノ丸より上なんですけどね。
ちょっと前までは優勝決定戦は火ノ丸、草薙、天王寺、刃皇の4つ巴しかないと思ってましたが、4人以外も優勝決定戦に加わるか、本当に潰しあって刃皇と火ノ丸だけとか色々考えられる状態ですね。

ハイキュー>タイミングが違うから多少苦労はしましたが、サードテンポは他の人間もやってる事ですから3枚ブロックでコース限定してレシーブと他のメンバー相手と同じやり方でいけるんですよね。
しかも日向はパワーは本当にない(単行本パラメーター表だと5段階評価は谷地さんと同じ1です)のに対して他のサードテンポを使う選手は大抵パワー5(烏野だと東峰>田中>影山)なのでレシーブする分にはむしろ楽だと思います。

ゆらぎ>幽菜とかもFくらいありそうなのに、更に数段上、HかIくらい?怪物ですね。
コガラシはカッコ良かった場面も非常に良かったです。強さだけじゃなく想いを汲み取る力があるんですよ。
Posted by 太郎丸 at 2018年09月30日 01:10
>太郎丸さん
>相撲
 刃皇だけじゃなく、他の力士たちがどう潰し合うのか、誰を誰が倒すのか、そのへんも予想がつかなくて楽しいですわー今回。
 意外な人が大金星あげちゃうかもしれませんしね〜。

>ハイキュー
 日向のドンのジャンプにいとも簡単にタイミングを合わせてきて、それだけじゃなくしっかりコースを限定させてレシーブする陣形を作り上げてきた。
 音駒の対応力の早さがほんと光る今週でした。
 簡単にやっているように見えるのが音駒の凄い事って気がしますわー。
 日向もしかし、滞空時間がのびたわけですからこれまで以上に選択肢が増えてると思うんですよねー。
 まだまだぜんぜん行けるって思いますわ〜。

>ゆらぎ荘
 ほんっとコガラシって魅力的ですねー。
 たくさんのヒロインたちも魅力的だけど、主人公コガラシがともすると一番魅力的に見えちゃうってところが、やっぱり少年漫画なんだよなーって感じますわ〜。
Posted by BOSS at 2018年09月30日 21:05
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