2018年07月16日

週刊少年ジャンプ2018年33号 感想<後編>

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 そんなこんなで後半戦。

■前編の感想はこちら

 後編の感想は、

・ブラクロ
・【読切】BURN THE WITCH
・Dr.STONE
・ゆらぎ荘
・火ノ丸相撲

 の 5 本でお送りいたします。



ブラック・クローバー

 黒の暴れ牛号 戦闘スタイル、かっこええーーー!!
 ミノタウロスのような姿から繰り出されるパワフルなパンチ攻撃。
 さらにはバネッサ姐さんによる攻撃回避能力も加え、内部から各隊員による魔法を大砲で打ち出すとか(笑)。
 いっやー、めっちゃカッコイイじゃないですか。
 ひっじょーに男子ハートを熱くしてくれます。
 もうすっかり巨大ロボっとものですね!(笑)

 で、この状態でアスタをどう使うのかと頭をひねっていたら、

 アスタキャノン!!!!

 って!!(笑)
 アスタ自身が砲弾になることだ!ですか!!
 いっやー、ギャグのノリも混じりつつ、突き抜けたようなカッコよさを堪能しまくれる回でした。



【読切】 BURN THE WITCH

 久保帯人先生が読切ひっさげ帰ってきたー!!
 いっやー、抜群の面白さ!
 やっぱり久保帯人先生は天才だなと思うしかない、とびっきりの面白さでありました。

 まずはとにもかくにも、これってブリーチだったのかーい!っていう最後のオチですねー(笑)。
 リバースロンドンという設定で魔女のドラゴン退治ものと思ったら、なんとソウルソサエティの西梢局(ウエスト・ブランチ)、つまり西洋支部?みたいなもので、さらに『BURN THE WITCH』のタイトルロゴのなかに『BLEACH』の文字が隠されていると言う大胆な仕掛け。
 うおーっ!と熱くならざるを得ない素晴らしいどんでん返しでありましたわー。

 絵の魅力もやっぱり一線を画するどころではないんだなーというのが一ページ目、ヒロインの横姿一枚絵だけでわかりますし。
 全編にわたり、ちょっとした会話のひとつひとつがとにかく面白い。
 抜群のセンスの結晶がザラザラーって、贅沢に雨アラレと降ってくる感じと言えばいいでしょうか。
 特に「えッ 今の回想は!?」のあたりとか、こんなの笑わずにいられるかってなもんですよ(笑)。

 普通の読切ならどんでん返しが一つあればいいほうなのに、これでもかとどんどんひっくり返してくれるところも見事というしかありません。
 オスシちゃんの竜化に始まり親友の竜化。
 バルゴさんの熱い説得も意外な名場面で、ある意味どんでん返しですし、それを「言葉が通じねえなら 死ね」と返す竜の返答もキレッキレのどんでん返し。
 最後にオスシちゃんがパンツ発言したりする細かいネタまで入れたら本当に枚挙にいとまがないほどのどんでん返しで満ちているんですよねー。
 いっやー、ほんっとに面白い読切ってこういう事なんだな〜と、改めて教えられた気分です。

 美しくかっこよく見ごたえのある絵と、あふれんばかりの抜群のセンス、キャラクターの魅力を支える軽妙な会話劇、そしてとにかく読者を楽しませようとアイデアを練りに練ってる脚本術。
 やっぱり久保帯人先生はとてつもない人なんだなと。
 一日でも早くジャンプ本誌に戻ってきて欲しい先生なんだよな〜と、あらためて確信させられた読切でありました。
 あー面白かった!



Dr.STONE

 そう来ますかー!
 監視役ニッキーをいかに篭絡するか、嘘を嘘で塗り固めてゆくハッタリ劇かと思いきや、最後は真実と誠意がモノを言うというねー。
 いやー、やっぱり正直な方が気持ちいいものです。
 リリアンの歌と、科学にかける千空の思いに胸打たれたニッキーさんに、こちらも胸打たれるものがありました。

 さあ、いい滑り出しを見せた千空軍団。
 ここからどう司軍団を切り崩してゆくんでしょうか。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 冬空コガラシ、世界を救ってた!!!(笑)
 いっやー、先週のヒキでどんな師匠とのなれそめが明かされるのかとワクワクしていたら、それどころじゃなかったですね!
 まるで 3、40 巻ある少年バトル漫画一大巨編が綺麗に完結するまでのダイジェストを読んだ気分(笑)。
 クライマックスで宇宙に出て、巨大ラスボスと戦うためにかつてのライバルたちが結集したり、散って行った仲間たちの力を主人公に集めて最終必殺をブチかましたり。
 めっちゃ笑わされつつもコガラシの強さの正体を再確認させられた気分です。
 そりゃあ一回世界を救ってるレベルカンスト勇者様なら強いはずですよってね(笑)。
 いやー面白い回でした。

 あと今週はいちいちツッコミというかリアクションしている女子たちが可愛かったですね〜。
 とくにザクロさんへのリアクションとか面白すぎ(笑)。
 「絶対仲間になるヤツだコレ!」とか「ザクロさぁぁん!!」とか、そのまんま少年漫画読んでるときの私達ですよ。
 少年バトル漫画をパロディにしたような形で、コガラシの強さの秘密、師匠との関係を面白おかしく印象深くまとめあげた、実に見事な一話であったと思いますわー。



火ノ丸相撲

 闇から脱した火ノ丸の新しい力!
 いやー、あの刃皇を土俵際まで押し込んじゃうとは。
 これまでの闇が深かった分、実に痛快な覚醒でありました。

 しかし、そこからの刃皇がまさに刃皇という感じでしたねー。
 ある意味自己完結した満足世界に没入し、ひとり勝手に相撲を終わらそうとしている感じ。

「やはり私は

 指導者としての才能もあるんだなぁ…」


 の顔からにじみ出てくるひとりよがり感が面白すぎました。
 さらにトドメとばかりに発動される「恍惚の相」(笑)。
 先週はとにかく火ノ丸へのご指導がありがたかった刃皇ですが、刃皇もまた刃皇で、誰かのお説教が必要なんじゃないかとそう思わずにはいられません(笑)。

 しかしレイナさん、ふっきれたように応援できるようになった姿がなんとも愛おしい感じなんですが、そんなレイナさんの応援の声が当の火ノ丸にはお母さんの声に聞こえているというこの妙!
 これを感動的と受け取っていいものか、それとも恋愛的には微妙と受け取っていいものか、ちょっと迷う感じかなーと(笑)。
 こちらの戦いはどう転んでいくんでしょうか。



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posted by BOSS at 21:29| Comment(1) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
石>千空側だとバレてる大樹達以外にちゃんと騙す側がいるというのはデカイですよ。

相撲>今回の独り善がり感を見て、先週のブーメランというのは先生も感じていたんだなと理解しました。
独り善がりでワガママだからこそ、ブーメランすら平然と行える。
見事に先生の掌の上でした。
Posted by 太郎丸 at 2018年07月23日 00:04
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