2018年07月14日

週刊少年ジャンプ2018年33号 【創刊50周年記念号<『こち亀』復活読切&久保帯人先生読切『BURN THE WITCH』>掲載号】 感想<前編>

jump201833a.jpg

 レジェンドヒーローと今のヒーローのツーショットを現連載陣が描く、創刊 50 周年記念号表紙カラー。
 悟空が完全にルフィの顔だー!とか、そこであえてカスケードなんだ!とか、懐かしさはもちろんオモシロもいっぱいある表紙になってますねー。
 いやー、歴史と繋がって現在があるんだなってのを実感できます。
 しかし天塚先生、久保帯人先生がいらっしゃってる号で堂々と一護を描いちゃうその恐いもの知らず!すっごくいいと思いますわー(笑)。


歴代漫画家直筆サイン色紙プレゼント企画

 そして色紙プレゼント企画ページに衝撃が!
 ずらりと並ぶ色紙の中に……なんと! ワールドトリガーの色紙がーーー!!
 葦原先生の、正真正銘、最新の生色紙ーー!!!
 先生の絵! 先生の、まぎれもなく今の絵ですよーーー!!
 もしかしたら一年半ぶりのジャンプ掲載イラストということになるわけで、いやー、飛び上がっちゃいそうな感動を覚えました!
 つーかあまりに嬉しくてヨダレたれちゃいましたよ!(なんでだwww)

 正直言ってしまいますと、もしかしたらこのままダメなんじゃないかという、イヤな想像もなかったではないんです。
 一年半も音沙汰なしだと、もう連載復活できなんじゃないかとか、イヤな想像がチラリとよぎることはいっぱいありました。
 でもこの絵です!
 先生、ご健在ではないですかー!
 もちろんまだまだお身体の方が連載ペースに耐えられない状態だからこそ、いまだ連載復活に至ってないのだとは思います。
 でも、先生、絵を描くことそれ自体は、いまもぜんぜんやめてない!!
 先生はまた絶対ジャンプに戻ってやるぞと、戦う意思に燃えてらっしゃるわけですね!!
 一年半もの長きにわたり、休載しなければならない事、どんなに辛いことか想像に余りあります。
 苦しくて悔しくてたまらないと思います。
 でも、そんななかでも病に負けず、またあのジャンプに戻ってやるぞと、ワートリという物語を描き続けてやるぞと、ずっと情熱を燃やし続けてらっしゃった!
 その想いの熱さが、この一枚の色紙からドーンと伝わってきた気がいたします。
 いやー、今夜は祝杯だ!!!
 先生!待ってますよ!!
 ずーーっと待ってますからねーー!!!

 そしてこの色紙、めっちゃ欲しいです!!!
 ぜったいヨダレとか垂らしませんので神様! ぜひ私に当てさせてーー!!(笑)



 前半の感想は、

・ワンピ
・鬼滅の刃
・約束のネバーランド
・ハイキュー
・ヒロアカ
・【特別読切】こち亀
・呪術廻戦

 の 7 本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 ONE PIECE

 別エントリーにて。



鬼滅の刃

 今解き明かされる、時透無一郎のはじまりの物語。
 いやー、この兄貴、めっちゃムカつくなーと思わせておいてのこのラスト!

「無一郎の無は

 “無限”の“無”なんだ」

「お前は自分ではない誰かのために

 無限の力を出せる

 選ばれた人間なんだ」


 という言葉にこめられた、あふれんばかりの愛!祈り!
 いやー思わず涙が出て来そうになってしまいました。
 なるほど時透さんの登場当時の冷たさは、このお兄ちゃんとおなじ一面が表れていたってことですか。
 でもその奥底には、人のためにこそ力を出せるとっても優しく強い無一郎くんが隠れていたんですね〜。

 そしてまたこの有一郎お兄ちゃんも、なにも冷酷な性格で冷たいことを言っていたわけではないんじゃないかなーと。
 無一郎に死んでほしくなくて、あえて冷たい言い方をしていたんじゃなかろうかと、そんな風にも思えてきました。
 もちろん人間ってのは複雑なものですから、冷たい一面と暖かい一面、両方がこのお兄ちゃんなのかもしれませんけどねー。
 でも死の間際、最後の最後の一瞬こそがお兄ちゃんの本心だったと掛け値なしに思いますわ。
 やー、密度の高い胸打たれる過去編でした。



約束のネバーランド

 おー! ゴールディ・ポンド、陥落!!
 というか完全崩壊!!
 いやー、ここまでの完全勝利に漕ぎつけるとは正直思ってませんでした。
 彼らだけが脱出できればいいと思っていましたが、ここで二度と子供たちが追いかけまわされないようにということなんですねー。
 その想い、すっごく熱いです。

 かくしてとうとうゴールディ・ポンド編終了。
 さあ、仲間もドバッと増えて、次なる冒険はどんなことになるのか、楽しみです。



ハイキュー!!

 ぬおーー!さっすが研磨、天才か!
 飛んだ日向を止めるのは難しいが、ならば飛べる機会を減らしてやろうと言うわけですか。
 そのためにはリベロも使おうという発想の広さ。
 そしてその作戦を続けたのちに、頃合いや良し!と見てのドンピシャ三枚ブロックという神がかり。
 ほんっと凄すぎる敵ですわ。

 しかも研磨、これで日向を完封できるとはまったく思ってはいなくて、何本かを止められればいいというくらいに思ってる。
 この淡々として冷静な計算が逆に怖いですわ〜。
 そういう何本かが最終的に決定的なものになってしまいそうな、そういう恐ろしさがありますよ〜。

 さあ烏野、この日向の大ピンチをどう攻略していくんでしょうか。
 完全に鳥籠に閉じ込められた日向を、どう救い出すんでしょうね!
 いっやー、これまた面白くなってまいりました!



僕のヒーローアカデミア

 アツい! アツ過ぎかーーー!!
 拳に噛み付かれながらも最後の力を振り絞るエンデヴァー。
 画面で見守る轟くんの口から、思わずといったかたちでほとばしる「見てるぞ!!!」の声。
 そしてここで来ますか!
 エンデヴァーのプルスウルトラ!!
 オールマイトと重なるスタンディングポーズとか、泣きそうになってしまいましたよー。
 いやーやってくれました。
 エンデヴァー、新時代の平和の象徴です!
 めっちゃくちゃにアツい勝利でありました。

 しかしここで来ますか荼毘!
 このタイミングで来ちゃいますかー!
 正直エンデヴァー側からしたらもっとも来てほしくないタイミングって感じですが、ヴィランとしてはそれをこそ狙っていたって感じでしょうかねー。
 以前から轟くんと似ているということで、エンデヴァーの隠し子説も聞く荼毘ですが、さーて、この邂逅、どう転ぶんでしょうか。
 めっちゃくちゃにいいヒキしてくれますわー。



【特別読切】 こちら葛飾区亀有公園前派出所

 約一年ぶりにこち亀が帰ってきました!
 やー、まったく変わっていない安心感(笑)。
 ド安定感がありますわー。
 一年ぶりというひさびさ感をまるで感じない、それこそ先週も載っていたかのような感じさえ受けてしまいます(笑)。

 それにしても、10 本ストックがあってパズルみたいに冒頭を入れ替えれば季節感も出せるとか、そういう裏技があったんですねー(笑)。
 自分でそれを明かしちゃうところが特別読切感ってところでしょうか。

 そしてまた、あいかわらず斉木楠雄の愛されてること。
 連載が終わってまでネタにされちゃうってどれだけですか(笑)。



呪術廻戦

 おおー!呪術廻戦、先週先々週はちょっと下がってましたが、またもかなり前のほうに来てますねー。
 順調順調♪
 でもこれで油断せずに、ちゃーんとアンケをださなきゃですわ。

 さて本編ですが、真人に声をかけてた少年、意外なことに呪い側希望でしたかー。
 いじめられながらも一言言ってやっちゃうその根性、なかなか見どころのあるヤツって思ったんですが、これは案外有能な敵になっちゃうパターンかもですねー。

 そして今週の新キャラ・七海建人さん。
 脱サラ呪術師ということですが、いやー、これまた変わった人だこと(笑)。
 事実に即して己を律することをむねとする、あくまで現実主義者。
 熱くならず、それでいて冷たいわけでもない。
 ただただ現実主義であろうっていう人のようなんですが、でもそればかりの人って感じでもないんですよねー。
 社会も同様であると勘違いしてた時期もありましたとか、呪術師はクソですとか、労働はクソですとか言ったりして、その心の奥底には理不尽に対する怒りとか、熱いものが隠されていそうな気がします。
 だからこそ、なおさら己を律することを心掛けているのかな?とか想像させられてしまいました。

 そしてまた最後の言葉に七海建人さんの人生観が表れているようで面白いですねー。
 抜け毛や発売終了した商品といった、小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのですか。
 いやー面白い。
 なるほど大人なんてそういうものかも?とか思ってしまいます。
 みんながみんな、漫画みたいな劇的なきっかけがあって大人になるわけではないですものね。
 こういうふうに個性的な価値観がそのキャラごとにあったりするのが呪術廻戦の魅力でもあると思いますわ〜。




 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 22:59| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
表紙>悟空の顔はルフィだと違和感半端なく、ゾロあたりのが似合ってた気はしますが、多分主人公並べるという形で意識したんだと思ってます。

サイン色紙>これでワートリの復帰の可能性が見えただけでも万々歳。まあ週刊だと不安が残るので隔週か月刊移籍あたりが望ましいです。
どれだけ面白くても描けなくなるに比べたら、多少読みにくくなる方が遥かに良いのはチャンピオンの相撲漫画で最近思い知らされました。

ハイキュー>自分の中で研磨を侮っていたのがよく分かりました。以前の封じ方は青葉城西のが凄かったと思ってたので…
月島みたいにその場でジャンプとかしても、高さがいつもと違うから変人速攻にするのは厳しいでしょうしね。

ヒロアカ>荼毘は今のところ、火力はあるが基本的なスペックはあまり高くないイメージなんで(相澤、ブラドに不意打ちも通用しないくらいの差がありましたし)、他のヒーローがなんとか出来ないですかね?
Posted by 太郎丸 at 2018年07月16日 17:26
>太郎丸さん
>表紙
 悟空を描くことは編集からの指定で、そこで尾田先生としてはルフィとルフィ顔悟空を並べたら面白いよねっていう狙いなんじゃないかなーと想像しました。

>ワートリ復帰
 月刊でも復帰してくれたら心底嬉しいですわー。
 今沈黙が続ているのはあるいはハンターみたいに10週分とか描き溜めしていて、いずれ定期的に集中連載とかするのかな?とか妄想してますが、なんにしてもどんな形でもいいので復帰を祈るばかりです。

>ハイキュー
 ひとりでは越えられない壁。でもひとりでないなら……が一話から繰り返し語られてきたハイキューのテーマでもありますし、ここは影山や周りの人たちの頑張りが見どころになるのかもですねー。
 ほんと研磨、想像以上に恐ろしいヤツでした。

>ヒロアカ
 なるほどここで回りのヒーローたちが活躍するのもいいですね〜。
 エンデヴァーに感化され、その熱が広がってゆく的な盛り上がりかたもあるかも。
Posted by BOSS at 2018年07月19日 18:55
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