週刊少年ジャンプ2018年29号掲載分の感想です。
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミック派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■マンシェリー姫登場
■意外な闖入者
■ついにラスボス登場か!?
■マンシェリー姫登場
社交の広場の騒動は沈静化し、ケガをしていたしらほし姫をマンシェリー姫が能力で治療。
マンシェリー姫も来ていたとはちょっと驚きでしたが、この姫がいれば誰かが大きなケガをするようなことになってもちょっとやそっとのことじゃ大丈夫ですねー。
しかし、逆に考えるとそういう大ケガをするような事態が発生しそうな気もしてくるわけで。
ま、大騒ぎになるだろうってことはとっくに予想されてるところですけどね(笑)。
また、ミョスガルド聖も男らしくていいですねー。
会議中の七日間は自分がしらほし姫のボディーガードをずっとすると申し出てくれて、
「この身分に生まれついた事が
人の役に立つなら本望だ」
とまで言ってくれるとは。
この人、正真正銘、心から生まれ変わったんですねー。
なんってカッコイイ人なんだろうなと。
嬉しい事です。
人って変われるんだなーって、ちょっと希望が持ててきますよ。
もしかしたら他の天竜人たちだって、こうやって変わることができるのかもしれないぞって思えてきます。
でもそれには、オトヒメ王妃のような凄い導き手がきっと必要なんでしょうけどねー。
今の時代、それができるひとがはたしているのかどうか。
ところでレオ、「誰でもやっつけていいのれすか!?」はさすがにちょっと不安になるなー(笑)。
見境なく天竜人をぶっ飛ばしまくったりして、せっかくの味方のミョスガルドを窮地に追い込み過ぎないでくれよって思いますわ。
あとそうそう、藤虎とリク王、コブラ王の三人だけの会談というのも気になりますねー。
発起人は藤虎のようですが、いったいどんな話題だったのか。
どうやら今回のレヴェリー編、いろんな人の思惑が動き出しているようです。
■意外な闖入者
そしてここで、パンゲア城の正面門前で意外な顔ぶれが。
なんと、チャルロス聖のお父さん、ロズワード聖が馬にしているこの奴隷、バーソロミュー・くまその人ではないですか!
いやー、まさかの境遇での再登場。
あの頂上戦争のあと、完全に自我をベガパンクに奪われて、それからどうなったのかと思っていましたが、まさか天竜人の奴隷にまでなっていたとは。
うーん、なんともおいたわしい限り。
しかも、レンタル期間がやっとロズワード聖に回ってきたと話していますから、天竜人の間でかわりばんこに使われているんでしょうからね。
酷いものです。
で、ここでビックリしたのが、ジュエリー・ボニーの再登場でしたねー!
いやー、意外すぎる登場です。
まさか最悪の世代のひとりがこんなところに出てきちゃうなんて!
そしてまた、ボニーがいかにしてここにきたのかも謎が深まりますねー。
一度は黒ひげに捕まり、その身柄を赤犬に手渡され、そこから監獄行きになったでしょうに、いったいどうやって外の世界に舞い戻り、そして今、聖地マリージョアなんてところまで来ているのか。
謎が謎を呼びすぎます。
いったい何が目的なんでしょうか。
前々から誰かを恨み、また誰かを探し求めているようなことがセリフの端々からうかがえていましたが、まさにそれが目的でここまで来たんでしょうかねー。
(まさかいきなり出くわすとは……!!)
と言っていますが、今遭遇した三人の中にその相手がいたということなのか。
またさらに気になるのが、ボニーが変装していたのがソルベ王国の王太后コニーで、くまの元の身分がソルベ王国国王だったということなんですよねー。
くまが元国王という情報も今回初出しだったと思うのですが、それにもまして、この偶然の一致はどういう意味か。
実はボニー、元ソルベ王国のお姫様だったりなんかして、くまはお父さんだったりするとか、そういうことなのでしょうか。
変身して身分を偽るのだって、知ってる相手のほうが変身しやすいでしょうからねー。
それで自分のお婆ちゃんに変身しておいたら、なんとお父さんのなれ果てと遭遇してしまった。
で、いきなり出くわすとはと言っていたのは、探し求めていたお父さん本体とようやっと遭遇できたことを言っていたのではないかと。
まだまだあてずっぽうに過ぎませんが、そんなことを想像させられる一場面でした。
いやー、いきなりくまとボニーが出てきたのには驚かされましたが、これまで仄めかされるだけで気になりまくりだったボニーの秘密、いよいよ明かされる時がきたっぽいです。
それが本編の物語と、どうかかわってゆくことになるのか。
これは楽しみな動きがまたまたひとつ加わりました。
■ついにラスボスか!?
そしていよいよ始まった世界会議レヴェリー。
全世界の 170 以上の国のなかから 50 の国の代表が集まって、 4 年に一度行われる会合ということですが、さー、果たして今回はどんなことが話し合われるのか。
しかし、この会議の場には見た限り天竜人はいないんですねー。
議長も国王サイドから出されていますし、思ったよりもまともな会議が開かれそうです。
てっきり天竜人が議長席や投票権の大半を握っていたりして、各国の王は好きなことも言えずに圧迫されているんじゃないかという、そういう先入観があったのですが(笑)。
予想よりも自由闊達な議論が繰り広げられそうで、ちょっと安堵いたしました。
まぁでも、この国王の中にも天竜人と密接にかかわってる積極的天竜人派はいるだろうなと思いますし、事なかれ主義な消極的天竜人派もきっと多いことでしょうからねー。
コブラ王やネプチューン王、リク王のような良識派の意見がどれだけ通るのか、まだちょっとよくわからないかもしれません。
まずはネプチューン王の移住計画が通るのか、そこに注目ってところでしょうか。
そしてここで、カメラは城内の五老星サイドへ。
シャンクスとの会談が結局描かれなかったのはちょっと残念でしたが、それはさておきとしてまたまた不穏な会話をしてますねーこの人たち。
コブラ王のことを裏切者と言っているのは即何かをしようというわけではないようなのでホッと胸を撫でおろしましたが、
「ここらで一度大きく掃除する必要があるな」
というのはなんだか恐ろしい。
いったい何をしようと言うんでしょうか。
今ある世界の均衡を一度考え直すとしたら、どんなことを考えちゃってるんでしょうねー。
どうも、海軍立て直し程度の話ではなさそうな雰囲気に、ゾクゾクするものを感じてしまいます。
今まで自発的には動かなかった五老星サイドが、ついに動き出す時が来たのでしょうか。
そしてそして、今週ラスト、またまたとてつもない衝撃が待っておりました。
パンゲア城内花の部屋でたたずむ、「イム様」と呼ばれた人物は、これは例の地下にある大きな麦わら帽子を見ていた人物でしょうねー。
同じトンガリ頭のシルエットをしています。
その人物は不吉なことに、ルフィや黒ひげの手配写真をズタズタにし、さらにしらほし姫の写真に剣を突き立てていた様子。
更にその人物はビビの写真をじっと見つめてなにを思うのか。
いやー、これは気になりまくりです。
ビビたち、恐ろしいことにならなければよいのですが。
さらにこのイム様、ここからが今週最大の衝撃でした。
衝撃続きのレヴェリー編ですが、最大威力の衝撃だったかもしれません。
あの五老星がひざまずくその前で、なんとイム様、あの虚の玉座に座ってしまう!!
ちょっともう、わが目を疑ってしまいましたよ。
今までトップだと思ってた五老星が、うやうやしくひざまずくというこの意外さ。
そしてさらに、世界には知られざる真の支配者がいたのかというこの衝撃!
ついにワンピースという物語に、真のラスボスが登場したということなのかと、一気に血圧が上がってしまいました(オイオイw)。
長い長い旅路を越えて、今この時、とうとう世界の悪の根源が姿を現わそうとしているんでしょうかねー。
うーん、まさに、戦慄走る!!って感じです。
というか、ワンピースという物語世界に悪の根源みたいな、魔王みたいなヤツがいるとはこれまであんまり想像してなかったんですよねー。
この世界はなんともイビツな支配構造が不幸をまき散らしていますが、でも、支配している当の天竜人は積極的支配者というよりは、ただ大昔の財産の上にふんぞりかえっているだけの頭空っぽ連中っていう感じで見えていました。
それを支える世界政府にしろ、海軍にしろ、積極的支配者というよりは、ただ今ある秩序を維持するのが役目という印象だったんですよねー。
たしかに天竜人は悪いけど、でも一番悪いのはその構造で硬直してしまっている世界構造そのものなんじゃないかと、そんな風に思っていました。
しかし、ここでこうやって五老星の上が出てきて、
「歴史より消す“灯(ともしび)”がまた
お決まりでしょうか?
然らばその者の名を!!」
なんて五老星が言ってるんですからねー!
いやー、これは、すわ!巨悪か!ラスボスか!!って思ってしまいますわー。
つーか、「また」ってことは、これまでも灯(ともしび)を消してきたのかと!
それはどんな灯だったのか、すっごい気になってしまいます。
消されたロビンの故郷、オハラとかがそうだったりするんですかねー。
さあ、そうすると、いつかルフィがこのイム様をブッ倒し、世界を救うようなラストがやってくるのでしょうか。
うーん、衝撃がデカすぎて、なんとも考えがまとまりません!(笑)
レヴェリー編、始まるかなり前からめちゃくちゃ期待していたのですが、その期待を軽々と上回ってくれちゃってる感じです。
さあ、ここからいったいどんな事が起こっていくんでしょうか。
次週は残念ながら休載ですが、そのあいだにちょ〜っとおちついて情報を整理した方がいいかもしれませんね!(笑)
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まあ天竜人辞めた方が地獄ですが。
レオの発言は本当に怖いです。お馬鹿さなら多分、作中トップクラスですし。
コブラ、リク王は七武海に被害を受けた国の王で、藤虎は七武海撤廃派ですから七武海の廃止関係でしょう。
意外な闖入者>最悪の世代って謎があるキャラは結構いますが、中でもダントツに謎だらけと言いますか、判明してる事がほとんどないんですよね。
ついにラスボスか!?>昔やってた世界会議の回想シーンでは、コブラはワポルに注意をしてましたし良識とか以上に王としての威厳を備えてる方が強いんじゃないでしょうか?コブラはどっちもありますけど。
ネプチューンは世界会議に慣れてないので、そこらへんは不利そうです。
あと七武海廃止案に関してはコブラとネプチューンも対立しそうです。コブラは被害を滅茶苦茶受けましたが、ネプチューンは恩恵こそあれ被害皆無でしたし。
まあ他の天竜人の事にも対処してたら完全に悪とは言えない、秩序を守る為にやむ無く犠牲を出してるとも言えるんですけどね。世界政府が崩れる事で出る被害も甚大でしょうし。
「イム様」の正体はドフラミンゴが言ってた不老手術で不老化した天竜人だと予想してます。それこそ世界政府創設から生きてるような。
>レオの発言は本当に怖いです。
弁解すればそれもまたすぐに信じてくれるレオくんなのでそれで何事も起きなければと思ってます。いやー怖いです(笑)。
>あと七武海廃止案に関してはコブラとネプチューンも対立しそうです。
お、たしかにそうかも。
流れ的には魚人島を守るためにジンベエが七武海入りした側の立場したっけ。
そのあたりがどうこの会議の流れに影響するのか、緊張感ありますわー。
>「イム様」の正体はドフラミンゴが言ってた不老手術で不老化した天竜人
おー!それは面白い!
ドフラがなぜ不老不死化の話を知っていたのかというのにも綺麗に答えが出てきますし、世界の謎を解き明かす核心キャラとして、物語最後のクライマックスを盛り上げてくれそうです。
それはかなりありそうな話ですねーー。