2018年06月13日

週刊少年ジャンプ2018年28号 感想<後編>

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 そんなわけで後半戦。

■前編の感想はこちら

 後編の感想は、

・【読切】悪童総帥まもる
・キミを侵略せよ!
・ゆらぎ荘
・【出張読切】シンマイ新田イズム
・【出張読切】剥き出しの白鳥
・火ノ丸相撲
・呪術廻戦

 の 7 本でお送りいたします。



【読切】 悪童総帥まもる

 たぶんジャンプ本誌 4 度目の読切登場となる、元芸人さんという異色の経歴を持つ塚沢サンゾ夫先生。
 悪の秘密結社のボスは四歳児だったという、ある意味王道定番のギャグでまたまたジャンプに殴り込み。
 相変わらずセリフのセンスが随所で光ってて、なにげない会話でもちょいちょい面白い雰囲気が出てくるのがやっぱり元芸人さんならではでしょうか。
 個人的にはガチンコヒーローがガチンポと呼ばれて「チンポじゃねえチンコだ!」と突っ込んだところが最高だったんですけどねー(笑)。
 こういう小学生センス大好きです(笑)。

 また一話目の爆発ネタで、最後にこれは爆発オチだろうなと思っていたら、なんと三回も爆発させてしまうという。
 この天丼は勢いがあってなかなか面白かったです。
 敵怪人が二度目の爆発でついに下半身も無防備になっちゃって、パンツは絶対破けない漫画のお約束を破壊してきたところも可笑しかった。

 ネタとしてはかなり低学年向けに寄り過ぎた気もしないでもないですが、ジャンプはあくまで少年向けなわけですしね。
 こういうのもアリなのかもなーって思われました。

 あと、本編前の作者紹介ページ、これまでの塚沢先生の読切の主人公が見切れながらアドバイスしているのがいいですね〜。
 読切とはいえ作者がちゃーんと自作品を愛してるんだなってことが感じとれます。
 言ってることも、それらの読切で得た教訓なんでしょうねー。
 女性オタクあるあるをネタにしたあの読切は、一部の層には不快感があったってことなのかなー。
 うーむ、勉強になります。




キミを侵略せよ!

 おー、これは上手い一話だなー!
 二人のヒロインが互いの行動によって偶然互いに勘違いをしちゃうと言う。
 意図せずくりひろげられる主人公争奪戦な感じになっていて、なかなか楽しかったです。
 なるほどこのノリは面白いなー。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 はっ! コガラシの霊能力を守るために手を繋ぎ続ける。これってダブルアーツ!とか思っていたら、それどころでは止まらなかった!
 トイレに入る男子のために、女子がみずからパンツを脱いで握らせてくるとか、いったいどこの時空からふってきた発想ですかね!(笑)
 そして最後、見失ってしまった幽奈さんを助けるためにちょっとカッコイイ感じになってくれたコガラシなのに、最後はやっぱりパンツにフォーカスを当てるという(笑)。
 いやー、今週もまたどこまでも超時空なお話でありました。
 この漫画、発想力がもはや異次元級ですわ。



【読切】 シンマイ新田イズム

 ジャンプ+から出張読切 2 連発。
 まずは原作・上野祥吾先生、漫画・ひらけい先生による学園青春コメディ。
 新米教師、新田先生のひょうひょうとした態度ながら、やるところはやるって感じがポジティブで爽やかな印象の読切でした。
 学校で起こる学生ならではの問題も、さほどギスギスしたり生々しかったりするわけでもなく、サクッと解決しちゃうところが読みやすくてグッド。
 最後、期待の球技大会はジャンプ+でっていうヒキもなかなかニクイ(笑)。
 これはちょっと続きを読みたくなっちゃいますわ〜。



【読切】 剥き出しの白鳥

 そしてこちらは内容的には 180度方向性の違う、鳩胸つるん先生描く変態ギャグ。
 ひたすらに誰にも見られないよう全裸を楽しみ、バレないために悪戦苦闘、そのスリルまで楽しんじゃうというド直球に変態ギャグでしたねー(笑)。
 いやー、こういうわかりやすいギャグ大好きですよー。

 でもこれ、かなり出落ちではないかと思うんですけど、連載の方はどうなってるんでしょう。
 もうこの話だけでもやり切っちゃった感があると思うんですけどね。
 毎回毎回どんなあの手この手で全裸を堪能しているのかと、逆にちょっと気になってしまいました(笑)。

 しかしこの作品、絵柄がふわっとした、こういう少女漫画風だからいいんでしょうね。
 リアル系だったらちょっとキツくなっちゃうかもと(笑)。



火ノ丸相撲

 うわー、鬼丸ま〜た右肘壊しかけてますよー。
 どうやら勝負は鬼丸に軍配が上がりそうなヒキではありますが、この右肘の「ミシッ」というのがなんとも不吉。
 またも鬼丸のゆく手に暗雲垂れこめてきちゃうんでしょうか。
 ほんっと最近は心配の種が尽きませんて。

 あと、今週気になったのは横綱刃皇の脳内会議ですねー。
 なんと刃皇も鬼丸と同じような無道?の人格を持っていた様子。
 あの無数の人格を自在に操る刃皇でも、あの破滅的な人格だけは檻に閉じ込め、鎖で縛っているというのが興味深いところです。
 それが刃皇なりの無道との付き合い方ということなんですかねー。
 この人格が、こののち勝負の中で出てくることはあるのかとか、なかなか気になってくるシーンでありました。



呪術廻戦

 さっすが最強と歌うだけはある!
 五条先生強すぎか!!!
 無限の防御を持ち、意味不明なほどの速さと攻撃力を持つって、いったいどんな術を使ってるんでしょうねー。
 ブラックホールか、それとも時間でも操っているのか。
 いやー、想像をはるかに超えた強さで惚れ惚れしてしまいました。
 虎杖たち、こりゃー先生を越える道ははるか遠くですわ〜(笑)。

 と思っていたら、なんと見学授業みたいに連れて来られちゃった虎杖。
 死闘のはずなのに、なんだこの雰囲気、ゆるくていいなー(笑)。



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posted by BOSS at 21:29| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
普段からよく感想を読ませていただいてます。今回のジャンプ+の出張2作品は自分の中でジャンプ+ベスト1、ベスト2(もしかしたらジャンプを含めてもベスト3に入るかも)の作品です。そしていずれの作品も出張版よりもジャンプ+の本編の方が確実に面白いです。驚く事に白鳥は連載を重ねる毎に面白さと勢いが増していく作品なのです!最初出落ちだと思ってたのに!
是非どちらも本編を読んでほしいです。そして時間がありましたら感想を聞きたいです(^-^)いきなり長文失礼しましたm(__)m
Posted by だいまおー at 2018年06月16日 05:57
>だいまおーさん

 おー!それはよい情報!
 シンマイ新田イズムのほうはきっと本編の方が面白いだろうなーと感じてましたが、まさか剥き出しの白鳥のほうもとは。
 今度チェックしてみますね。
 感想まではいけるかどうかわかんないですが(笑)。 
Posted by BOSS at 2018年06月17日 13:40
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