週刊少年ジャンプ2018年28号掲載分の感想です。
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミック派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■ロックス
■あやうししらほし
■五老星と……
■ロックス
ぬおー!
ビッグ・マムが動き出した―!
ルフィたちにひと泡ふかされて、そのまま自分の領土でじっとしているはずもなかったか〜。
これは恐ろしいことになってしまいました。
一味の半数でビッグ・マムの本国に潜入&脱出という難題をなんとかこなしたと思ったら、今度は前門のカイドウ、後門のビッグ・マムってことになっちゃうんでしょうか。
いやー、まさに地獄絵図(笑)。
でもポジティブに考えるなら、いずれ戦わなきゃいけない相手ではありますからね。
わざわざもう一度ホールケーキアイランドまで出向かずとも、向こうから追って来てくれているというのは手間が省けるというものではありますか。
うーん、なにはともあれワノ国編、とてつもないことになってしまいそうです。
しかしカイドウとビッグ・マムに、個人的な何かのつながりがあったっぽいというのは意外でした。
それもカイドウ側がビッグ・マムに借りがあるようで、これはカイドウのキャラ的にちょっと面白いなーと。
いったいどんな借りを作っちゃったんでしょうねー。
一方、そんなビッグ・マムたちの動きを察知した海軍もザワザワと。
あいにく世界政府に加盟していないワノ国には手が出せないようですが、ガープたちが話していた「ロックス」絡みの情報が気になります。
ガープが「英雄」と呼ばれるに至った経緯に絡んでいるようですが、カイドウ、ビッグ・マム、ロックスという言葉がどういう風に結びついていたのか。
これまた気になる情報です。
ロックスというのは人名なんですかねー。
「ロジャーの前は間違いなく奴らの時代」
「船長を失っても力は増してる」
「復活すりゃ脅威」
といった言葉から、ロックスというのはどうも特定の一人の人名というよりは、ある「勢力」といった印象を個人的には感じ取りました。
マムもカイドウも、そのロックスというのに所属していて、40年前の船長は死んだものの、いぜんとして勢力は増すばかりということなんでしょうか。
うーん、とはいえまだまだ情報不足だけに、なんとも言い難いですねー。
ですがこれがこれからのち、大きな物語のひとつの核となっていくのかもしれません。
なにはともあれ気になることだらけです。
あとそうそう、ガープと一緒に話していた中将ですが、茶豚と桃兎がこれで本編初登場だったんじゃないでしょうか。
かたや寅さん、かたや木暮実千代さんをモデルにした中将さんで、元はといえば単行本の SBS コーナーで読者のネタをきっかけに生まれたキャラだったかと。
いやー、こういうの、めっちゃファンとして歓喜ものですよねー。
うーん、羨ましいっ!
■あやうししらほし
一方マリージョアでは、ステリー王がなにやら意味ありげな玉座の前で誓いの儀式のようなことをさせられていました。
この玉座、各国の王たちがみな平等であり、独裁の欲は持たないことの誓いのためにあるような話でしたが、しかしそうやって平等を歌う天竜人が、どうしてその後あんなヤツラになってしまったのか。
どうにもよくわかりませんねー。
元からああいうヤツラだけど、でも天竜人同士でだけは平等であろうとしたということなのか、それとも最初の天竜人たちは今とはまったく違うバランス感覚をもっていたのか。
これはちょっと気になる玉座でありました。
しかしステリー王、めっちゃ座りたがってましたけど、よろしくありませんねー(笑)。
押すな押すなじゃないですが、いずれほんとに座っちゃいそうですよ(笑)。
そして社交の広場では、いきなりとんでもないことが起こっておりました。
まさかのチャルロス聖、王たちの前で、堂々としらほしを拉致ろうとする!!
なんたる理不尽!!
とんでもないムチャクチャさ!!
理屈もなにもヘッタクレもないですねー!
自分が欲しいと思ったものを我慢も思考もなにもなく、そのまま奪い取ってしまう。
欲望、即、行動!
ほんっととんでもない奴ですわー。
さらにそこにルッチら CP0 までが登場し、このあたりの絶望感はほんっとハンパなかったです。
もはやしらほしのことを半分諦めてしまうところでした。
ネプチューン王が腕力に出ようとしたとき、ああ、これでもう魚人島はレヴェリー離脱決定だわと、ほぼ諦めかけるところでした。
ルッチが語る天竜人の論理というのが凄いです。
「神が欲する物は
全て差し出すのは必然」
「神が(理屈を)通す必要はない」
まさに理不尽極まれり!って感じです。
あまりにバカバカしい話なんですが、ルッチの口から出てくると妙な凄みを感じてしまいます。
いやー、これだけ絶望感を積み上げた上でぶっ飛ばされてくれたチャルロス聖。
もはや伝統芸の風格さえ感じるブッ飛ばされっぷりです(笑)。
思わず拍手喝采したくなるシーンでしたが、いやー、ブッ飛ばした人があまりにも意外でした。
てっきりサボ?とか思ったのですが、まさかまさかのミョズガルド聖!
あの魚人島回想編で出てきた悪〜い天竜人が、オトヒメ王妃のおかげですっかり改心し、いい人になってたんですねー!!
これはもう嬉しくて嬉しくてたまらなくなってしまいましたよ。
オトヒメ王妃の誠意は、魚人島だけじゃなく、ひとりの天竜人も変えることに成功していたんだなと。
世界は変わらないなんてことはない。
コツコツやっていけば、ちょっとずつでも変えてゆくことができるんだと。
それを見せつけられた気分です。
「みんなでぶつかりましょうよ!!
そうすれば子供達の生きる未来が…
少しだけ変わるかもしれない!!!」
というオトヒメ王妃の言葉が、いまふたたび強く響いてきます。
いやー、感動してしまいましたわ。
天竜人を制することができるのは、少なくともこの場では天竜人しかいません。
これはしらほしたち、とてつもない味方を手に入れましたねー!
これからの会議がすっごい楽しみです。
しかしミョズガルド聖、名字がドンキホーテって、そこもめっちゃ気になるんですよねー!
ドフラミンゴの親戚筋に当たる人なのか、それともドフラのパパが天竜人を辞めてから、家名を絶やさないために代わりに家を受け継いだ人だったりするのか。
なんにせよドフラとすごく関係があるかもしれませんしねー。
いやー、意外すぎる人がめちゃくちゃ重要ポジで再登場したもんだなと。
今週はビックリドッキリが多すぎです。
あと、ちょっとこの人いくぶんイケメンっぽくなってません?(笑)
けっしてイケメンそのものではないですし、髪型もあいかわらずアホッぽいんですが、でも渋めのキャラが入って来てるなと。
天竜人も改心すると顔面偏差値が上がるのかもですね!(笑)
(ま、ドフラ一家という前例はありましたっけw)
■五老星と……
そして今週は最後に、さらにとてつもないサプライズが待ち受けておりました。
いやー、まさかまさかですね!
五老星のところに、シャンクスがやってきちゃうなんて!
それも殴り込みに来たとかではなさそうで、なんか前々から繋がりがあった的な空気が流れているではないですか。
本来超敵対しているはずの五老星と四皇が、いったいなんでなのか。
もしかしてシャンクス、天竜人サイドだったの?とか。
めっちゃ疑惑が吹き出してしまいます。
というか、私の記憶が確かなら、そもそも五老星が天竜人だという情報は今回初ではないでしょうか。
てっきりわたしは、五老星は世界政府側の元老院的なものだと思っておりました。
もとは世界政府の政治家で、現役の政治家としては引退したけど、でも実質的な権力はめっちゃ握ったままですよ的な。
そういう老獪な古狸たちの集まりみたいに思っていたんですが。
いやー、まさか天竜人のトップ、つまりは本当の意味で権力も権威も世界トップの五人だったとは。
これまで天竜人というと、ブサイクでドアホウというイメージだったのが、ミョズガルド聖の登場で覆されて、さらに五老星こそがそのトップだったのかということで再度別の意味でも覆されるという。
今週は天竜人に対するイメージがどんどんひっくり返される週でありましたわー。
そしてやっぱりシャンクスですねー。
いったいこの人、何を考えてこの場に現れたんでしょうか。
「ある海賊」というのがルフィのことなのか、それとも別の海賊のことなのかすっごい気になります。
ルフィにとって味方なのかどうかも急に不安になってきちゃいましたしねー。
まさかシャンクスが天竜人サイドだったりななんかすると……と、嫌〜な想像をしてしまいます。
いやー、今週もまたすっごい情報がバンバカ出てきました。
ほんと、とんでもない週でありましたわ〜。
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ここにルフィがいたらなー。なんてアホな事
を考えてしまいました。
レヴェリー編はルフィたち一味なしで
話が進むんですね。 まるでゴンのいない
ハンターハンターみたい。
天竜人
王族をペットにしようなんて、とんでもないですね、これ。
その気になれば、レベッカやビビやヴィオラ
も奴隷にできるってことだもの。
追伸
面白いけど、アニメになったとき一味の
声優さん、どうするんだろう?と思いました
かなり長くなりそうですね。
ウチの地域でビックマムの過去編が
放送されました。例のシーンもほぼ原作どうり
でゾッとしてしまいました。
子供たちとカルメルの悲鳴?のシーンは
カットされましたが。
ひとつ消しておきますねー。
簡単に消せるので大丈夫です。
たしかにハンターハンターのゴンなし状態もずいぶん長い事続いているんだなと、言われてみて気づきました(笑)。
ま、ワンピはあそこまでルフィなしでは進まないでしょうけどね(笑)。
>その気になれば、レベッカやビビやヴィオラ
も奴隷にできるってことだもの。
天竜人の無法身勝手っぷり、予想以上でしたわー。
>例のシーンもほぼ原作どうり
でゾッとしてしまいました。
うわー、なかなか思い切ったことをしましたねー。
頂点に立つ難易度は常に上がり続けてるという事。
あやうししらほし>リク王の一族以前にドレスローザを支配していたドンキホーテ王が外道だった事から多分、元々なのが大半じゃないですかね?
にしても、世界会議に呼んでおいて(ロクに物を知らない馬鹿とはいえ)捕らえるとか行うチャルロスみたいなのは天竜人にとっても害悪と言っていいような…
ミョスガルドも魚人島についた時には滅茶苦茶理不尽でジンベエを七武海に入れた世界政府の意向を台無しにしかねない馬鹿だったんですが、それをこんなマトモにしてしまうとはオトヒメ立派過ぎます。ホーディーがあんなことをしなければ2回世界会議に出て他の天竜人も説得し奴隷を解放すら出来てたんじゃないかと思ってしまいます。
五老星>シャンクスが白ひげと接触する時は五老星が色々刺客差し向けてたみたいですし五老星の側ではなく、敵の敵は味方みたいなもんじゃないかと思ってます。
白ひげに接触した理由も、黒ひげから手を引き世界を混乱させない為ですし、五老星と同じく世界を混乱させるのを嫌ってるんじゃないでしょうか?混乱させたくない理由は違うでしょうけど。
>オトヒメ立派過ぎます。
本当に、オトヒメ王妃が生きていたらと思うと残念でなりませんねー。
そしたらどんな世界になっていたことか。
>混乱させたくない理由は違うでしょうけど。
五老星は天竜人の支配体制を維持するために秩序を保ち、シャンクスは争いを起こさないために秩序を保とうとしている、というような感じじゃないかなーと私も思います。
だとしたらいったいどんな話し合いをしにきたのか、なかなか想像力をかきたてられますわー。