週刊少年ジャンプ2018年20号掲載分の感想です。
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
【コミック派ネタバレ注意!】
(Seesaaブログの仕様変更に伴い、ブログの見た目がちょっと変わっているようです。元のデザインに戻したいのですが、対応はしばしお待ちください。)
扉絵シリーズの巨人コレクション、この綺麗なおねーさんも巨人ってことは我々サイズの人間は見上げる目線にならざるを得ないと言う事で……。
本当にありがとうございます。
【感想小タイトル】
ワダツミよくやったーーーッ!!
いやー、あの地獄のようなヒキから二週間あけた今週、ネタが明かされてみればじつにシンプルな答え。
そうでしたかー、ワダツミが船をすり替え、自分の口の中にサニー号を保護してくれてたんですかー。
でっかいナリをして、なかなか味な早業をしてくれるじゃあないですか(笑)。
オーブン兄さんの能力で魚人たちはほぼ無力化されたとばかり思っていたので、ワダツミの活躍は完全に想定外でありました。
ワダツミ、頑張ったんですね〜〜。
また、波間に浮いていた麦わら一味の旗は、単に帆柱の先端がワダツミの手に当たって折れただけだったんですね。
いやー、ほんッとうにこの二週間、ドキドキさせてくれました(笑)。
しかしこれだけで逃がしてくれるほど甘くはないのがビッグ・マム海賊団。
ワダツミにもしっかり追撃がかかりました。
オーブン兄さん、海の熱をコントロールして、まるで魚雷の群れのような攻撃を!
この攻撃、ワダツミの胴体をサックリ貫通しちゃってるのが恐ろしいんですが、それにしても器用な攻撃をしてきますねー。
オーブン兄さんの能力は単に触れたものを熱くするだけではなくて、連続した物体なら熱くなる部分をある程度コントロールできるってことなのかも。
その加熱コントロールエリアを細く伸ばしてゆくことで、まるで魚雷のようなことになっているということなのかもしれません。
なんにせよ、能力ってのは訓練次第でいろんな使い方ができるものです。
そして命を捨ててでもジンベエのために働こうとしていたのは、ワダツミだけではありませんでした。
魚人海賊団たち、全員が死ぬのは当然という覚悟の上で来てくれていたのでしたか〜。
うーん、なんとも激しいヤツラじゃないですか。
それだけジンベエに比類なき恩義を感じているということなのでしょう。
自分の罪を謝罪し、そんな自分でも受け入れてくれたジンベエ親分に感謝しているのだと語ったワダツミ。
恐らくワダツミと同様の理由を抱えているメンバーも少なくないのかもしれません。
フィッシャー・タイガー亡きあと、ジンベエはずっと子分たちのために献身的に働いてきました。
七武海に身を置いたのもそうですし、魚人島をビッグ・マムの保護下に置くために、自分がその傘下に入ったのもそうでした。
ジンベエが、自分から好き好んでやったわけではないでしょう。
すべては仲間たちの為、魚人島の為を思ってやってきたことでしょうからね〜。
ずっとジンベエはそうやって、自分を犠牲にして、仲間たちを守ってきたのでしょう。
そんな親分が、今もしかしたら初めて、自分自身のために旅に出ようとしている。
恩を返せるのは今ここをおいて他にないのだぞと、彼らはそう思ってるのではないでしょうか。
それは命を賭けるには十分すぎる理由だと。
いやー、熱い忠義物語です。
しかしそんな船員たちを捨てて行けないのもジンベエですね〜。
サニー号の操船指示を出し、しんがりとして残ろうとするジンベエ!
また、ここでジンベエを止めようとするのではなくて、そんなジンベエを信じて送り出すルフィも最高でした。
ジンベエの決意の固さ、「しかとやり遂げ 生きて戻る!!!」と確約した言葉を、裏表のない真実の言葉と受け取ったんでしょう。
「ワノ国で待ってる!!!
必ず来い!!!」
「死んでも死ぬなよ!!!」
いやー、熱い約束ですねーー!!
死んでも死ぬな!
これはもう互いに絶対に破れない約束ではないですか。
うーん、熱い!!
絶対に切れない仲間の絆を信じ、互いの力と運命を信じ、必ずと再会を誓い合う。
ワンピースの数ある「別れ」の名場面のなかでも、これまた歴史に残る名場面の誕生です。
いやー、今からワノ国での再会が、ほんっと心から待ち遠しいです。
互いに無事に再会できることを、心底祈るばかりですよ。
しかし、今回のビッグ・マム編でようやっと仲間になることができたと思っていたジンベエですが、そうでしたかー。
タブタイの「何人目」という例の儀式が終わってないので、まだ何かあるんじゃと思っていたら、そういうことだったんですね〜。
きっとワノ国でその「何人目」が来るものと、かたく信じておりますよ。
そして今週はそこからの盛り上がりも凄かった。
本気を出した魚人たちによる逆巻く海流。
そして、ニュース・クー社長モルガンズが予言する衝撃の言葉。
「近々「最悪の世代」と呼ばれる者達の中から…
「海賊王」が誕生すると!!!」
なんと!
モルガンズにはルフィがそう見えているんですねー!
これはかなり意外でした。
モルガンズってただの小悪党くらいのイメージでしかなかったのですが、さすがはワンピ世界の情報流通、報道を一手に握るだけはある。
たしかに時代の流れを読むことのできる、慧眼と嗅覚を持った人物であるようです。
ルフィは「海賊王になる!(ドン!)」と昔から言ってますし、仲間たちをそれを信じ、わたしだっていつかそうなるだろうと信じている読者の一人でありますが。
しかしこうやって、あらためてワンピ世界の識者の一人からドン!っと言われると、なんだかウオーーッと来るものがありますよ。
おおお、やっぱりそうなのか?って。
改めて真実味が増してくる気がいたします。
いやー、あいかわらずワンピース、猛烈に熱く、ワクワクさせてくれる作品です!
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編
****************************************************
よろしければランキングにご協力をお願いします。
にほんブログ村 週刊少年ジャンプ
blogramランキング参加中!
****************************************************
よろしければランキングにご協力をお願いします。
にほんブログ村 週刊少年ジャンプ
blogramランキング参加中!
****************************************************
■関連記事
まあ貫通と言っても熱であり、体に穴が開いたワケじゃないですからエースみたいな事にはならないでしょう。
オーブンはロギアとパラミシアの違い以外にも色々と劣化赤犬とか思っていてすいませんでした。熱を操るからあんな事も出来るんですよね、赤犬なら自分の船ごと大ダメージなはず。
お前の船長>ジンベエにはここから同行してほしかったので残念な気持ちはありますが、自分の願いを聞いてくれた元部下であり殿をつとめてくれる仲間を放置なんて仁義の漢ジンベエが出来るわけないですよね。
しばらく仲間にならない事の嘆き以上に熱いやり取り。
「人目」に関してはジンベエだけでなく、チョッパーあたりもまだですからね。
モルガンズは城から落ちながらもスクープを取ってたりと情報の最先端をいきたいキャラだと思ってます。モルガンズが今回の争いをどこまで把握してるかでルフィの懸賞金も大きく変わりそうです。カタクリやクラッカーを倒した事まで把握してたら10億超えですが。
はじめましてどもですー。
なるほどあの美人巨人さんは既出の可能性アリでしたかー。
読み返して確認しなくっちゃ。
>太郎丸さん
オーブンの能力は温度や破壊力こそ赤犬には及ばないものの、そのぶん小技がかなり効きそうな印象ですねー。
そして言われてみればクラッカー&カタクリをルフィが倒しているわけで、改めてすごい戦果だなーと。
モルガンズが知っており、新聞で書き立てたりしたら10億越えは十分ありそうですねー。