ではでは後半戦であります!
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・ブラクロ
・ZIGA
・HUNTER×HUNTER
・火ノ丸相撲
・ゆらぎ荘
・トマトイプーのリコピン
の 6 本でお送りいたします。
ブラック・クローバー
わたしがブログをお休みしているうちにスーパー怒涛の急展開を遂げてくれていたブラクロ。
リヒトの謎が解き明かされて、これまで一緒に戦ってきた頼もしい仲間たちが何人も敵に憑依されてしまうという衝撃の事態。
とてつもない逆転劇に圧倒されてしまったわけですが、いやー、これまた漫画の技術的にもうまいことやりましたねー。
一般の少年バトル漫画では、味方キャラが増えればそのキャラを活躍させるために敵もたくさん登場させなければいけなくなるわけですが、増やしすぎても今度は描写が薄くなりかねない。
読者だってキャラを覚えるのが大変になりますし、たくさん増えたキャラの活躍をそれぞれ描いていたらどんどんページ数は食っていっちゃう。
魅力的なキャラが増えれば「おおこのキャラおれ大好きだわー!」と、読者のハートの琴線に触れる確率も増えるわけですが、そのぶんそういったリスクも増えちゃうんですよね。
例えば昨今のワンピでは主人公チームを二つに分けて、章ごとにお当番キャラとお休みキャラとを交互に登場させているなどしてて、面白い手法を考え付いたなーと思ったわけですが。
各作品そういった面でいろいろ創意工夫が見られるところだったりするわけです。
ブラクロでは味方キャラを敵が転生する器にしてしまうという手法をとることで、そのあたりを解決する手法をとったわけですねー。
いやー、これはなかなかうまい手法だと思います。
一気に陣営を削られたというドラマ上の危機感がハンパないですし、あのアイツが敵に!?という衝撃もすばらしい。
味方としてこれまで披露してきた魔法系統はそのまま残って、さらにパワーアップしているようなので、そのへんゼロから覚え直す必要もないという、読者の記憶キャパにも優しい仕様(笑)。
本人が自分の意志で裏切ったわけではないですから、戦後、味方陣営に帰ってきたときの後腐れもあまり残らない処置かと思いますしね(笑)。
さらに敵になった人には顔にラインが入っているのがとても親切設計ですばらしい。
あとは誰が味方陣営に残存していて、誰が敵になったのか、全貌を整理する時間がこのあとで取られたら完璧だと思うんですが、きっとそのへんもやってくれることでしょう。
やー、この展開のためにトーナメント戦とかして、キャラをいっぱい登場させつつ描写を深めていたんだなと、大いに納得させられました。
膨大な人数が登場するバトルものとして、実によいシステムを導入されたなと、わたくし感心してしまいました。
【センターカラー】 ジガ-ZIGA-
原作・佐野ロクロウ先生、漫画・肥田野健太郎先生による怪獣モノ。
やー、まさかジャンプでそのものズバリな怪獣モノを読めるとは思いもしませんでした!
シン・ゴジラを思わせる理不尽な怪獣の大殺戮と、動き出す政府と特殊部隊って感じの展開で、シン・ゴジラ好きとしてはワクワクを隠せません。
もちろん少年漫画なのですからそこはもうちゃんと少年が活躍できるよう、どうやら特殊能力を持った主人公がこれからどんどんその力を発揮していってくれるようですが。
その能力によって少年がどんな戦い方をしていってくれるのか、そのあたりに期待してしまいますねー。
ウルトラマンのように巨大化するのか、はたまた小さなまま進撃の巨人のように飛び回って戦ったりするのか。
とりあえず二話目のヒキとして、早くもカッコイイ活躍を見せてくれたことに満足です。
今後長期連載してゆくなら怪獣一体では話が持たないでしょうからそこから物語がどう進化してゆくのかにも期待です。
ハンター×ハンター
最近ついにカキン王位継承戦が波に乗ってきたぞ〜と思ったら、今度は蜘蛛のほうで新キャラ新勢力大量投入と来ましたか!
いや〜、ハンタは容赦なく読者の記憶キャパを奪っていきますねー(笑)。
とにかくカオスを極めるこの船内ドラマが、いったいどんな展開を見せ、どんな帰結を用意しているのか、そこがすごく気になってしょうがないわけですが、しかし連載の方はもうそろそろ休載が近いタイミングなのではないでしょうかね?
そのあたりを考えると、これだけの情報の洪水、はたして次に連載開始するまでどれだけ覚えていられるだろうかとどうにも不安になってしまいます。
まぁその時また単行本で読み直せばいいんですけどね〜(笑)。
しかし、シャ=ア一家の副組長イットクさん(岸部一徳か!w)、貧しい食事をしているフランクリンのテーブルにこれ見よがしにステーキを持ってきてそれにタバコを押し付けるって(笑)。
フランクリンの食べてるハンバーガーなんて、口の中でガリッとか異音がしてますもんねー(何が入ってたのやらw)。
こんな食事の格差を見せつけて、言外にマウントを取りに来ている感じがなんともマフィアっぽくていいなーと。
冨樫先生、最近アウトレイジでも観ましたかね(笑)。
火ノ丸相撲
鬼丸大勝利ー!
いやー、実に気持ちいい勝利を収めてくれた鬼丸でしたが、しかしこの勝負、鬼丸にも蜻蛉切にも課題の残る形となったんじゃないでしょうかねー。
鬼丸の「重すぎる愛」の形は鬼丸自身それでいいのか?っていう疑問が残った感じがしますし、レイナさんにも重くのしかかってきちゃった感じ。
あの浜辺での告白ですっかりこの二人はいい感じと思えていただけに、この暗雲は「そうくるのかー!」ってな感じでありました。
やー、今後が心配であります。
また蜻蛉切のほうはかなり心にヒビが入ったようですが、それでもあの傍若無人さは治ってないでしょうからねー。
幸い今回の被害者である薫丸関は再起する気マンマンのようで一安心でしたが、しかし過去の蜻蛉切の被害者や今後さらに増えるであろう被害者の事を思うと、まだまだ問題は終わっていないなと感じます。
蜻蛉切の部屋や親方にも問題はあるようですし、今後そのあたりがどうフォローされてゆくのかにも注目していきたいところです。
ゆらぎ荘の幽奈さん
おっぱい祭りじゃーーーーーー!!
わっしょい! わっしょい!!
わっしょい! わっしょい!!
しかも、ただのおっぱい祭りにあらず!
自由自在に大きさ、形を変化させることができるという、まさにゆらぎ荘でなければできないこのイベント!
オチではさらに全員の大小逆バージョンまでやってくれちゃいましたからねー。
まさにあらゆるニーズに応える至れり尽くせり!
いやー、最高のおっぱい祭りでありました。
しかもただ男性サイドのスケベ目線でおっぱいの大きさを変えるのではなくて、登場人物たちはあくまで女性側の欲求によってっていうのがいいなーと(もちろんこの話は少年漫画としての要求にどこまでも力強く答えようとした話ではありますが!w)。
身動きの邪魔だから小さくしたいとか、あるいは千年生きてるから「成長ってこんな感じなのかな」と疑似体験できる喜びをかみしめたりとか。
胸の変化というエッチなイベントを、ストレートな男性視点ではなく女性側が夢見る「変身体験」として描いていたのがとても健やか感あって好感度高かったです。
女性たちもかつてない刺激にイキイキしてましたしねー。
まぁでも、少年漫画としてはどこまでも力いっぱいおっぱい祭りっていう、この素直すぎる二重性がいいんですけどねー(笑)。
やー、すばらしいイベントでありました!
しかし雲雀、でっかくなった胸でそのままコガラシに直接パイアタック決行って!(笑)
フラれたことをきっかけにして完全にリミッター解除しちゃいましたねー。
これからの攻撃がじつに恐ろしいものがあります。
ところで、単行本だとこれ、すべての湯煙と光が消えるんですよね〜?
やー、どうなっちゃうんでしょう(笑)。
トマトイプーのリコピン
一話まるまる使って今話題の『こぐまのケーキ屋さん』ネタって!!(笑)
巻末コメでカメントツ先生にちゃんと許可を取ってることがわかって安心しましたが(あたりまえかw)、しかしまるっと一話やっちゃうとか思い切りが良すぎですね!!
さらにこの絵柄ながらいつもどおりのリコピンなリアルネタを展開することで、ギャップの笑いがさらに映えてますし、最後のオチではモトネタの子熊さん風のリアクションになってるっていう捻りっぷりも面白い。
いやー、今週もクオリティー高いですわー。
あと普段はツッコミ役のメメちゃんが力いっぱいボケになってる電動泡だて器の一本はかなりクリティカルでした。
たまに見せるボケツッコミ立場逆転って大好きですわ〜。
感想後記
ということで復活しました当ブログのジャンプ感想。
お休みしていた間に新連載が三本も始まっていた展開にはちょっと慌てましたが、どの作品もなかなかに個性的でこれからがおおいに楽しみです。
またひさびさに書いたジャンプ感想ですが、やっぱり一度文章として書くと、自分の中でその漫画がひゅっと収まるところに収まる感じがあったりして、そういった意味でも感想を書くのって面白いなーと改めて感じました。
今後もやっぱりジャンプ感想は無理にならない限り、ずっと続けていきたいなと思いますねー。
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カミソリin…!?
そんなサンジがつくったゾロへの弁当みたいなものではないとは思いたいですがwww