ワンピが休載ですので火曜更新の後半戦!
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・【最終回】斉木楠雄のΨ難
・アクタージュ
・ボウズビーツ
・【読切】岸辺露伴は動かない
・青春兵器ナンバーワン
・BORUTO
・火ノ丸相撲
・ゆらぎ荘
の 8 本でお送りいたします。
【最終回】 斉木楠雄のΨ難
ということで、これにて大団円を迎えた斉木楠雄。
いやー、最後も斉木楠雄らしく、しっかりした着地を見せてくれました。
トラブルの成り行きで正体バレしてしまうのを良しとせず、友達の心のことを考えて、ちゃんと超能力を失ってから告白するというケジメのつけかた。
とても誠実で斉木楠雄らしいなーと。
またその前に、初めて出てしまった斉木の本当の声と笑顔というのもさすがのズルさですねー(笑)。
ずっとこの最終回のためにとっておいたのかと。
まんまと感動させられてしまいました(笑)。
最後、本当に超能力が消えたのかどうかをちょっとボカしてきたのもニクイですしね。
いやー、すばらしい最終回でした。
しかし、これにて本当に斉木たちとお別れというわけではなくて、なんとここからは斉木たちは四コマへ移行とのこと(笑)。
四コマになったら斉木たちの面白さがどう変わってゆくのか、それともあんまり本質は変わらずやっぱり面白かったりするのか。
これはなかなかに興味深い挑戦です。
ストーリーとしてはこれにて本当に完結のようですが、四コマの斉木も凄い楽しみです。
ところで照橋さん、斉木の超能力が消えたことでこれはもう俄然チャンス到来じゃないですか(笑)。
斉木がないことにした歴史では告白できずに終わっちゃいましたが、もう抗うすべのない斉木には透視もありません。
照橋さんのおっふ級の美しい「外見」が、ちゃーんと見えているんですもんねー。
斉木が思い切りおっふしちゃう未来もそう遠くないような気がしますよ(笑)。
アクタージュ act-age
今週のアクタージュ、なかなかよいセリフがありました。
「俺達はそういう悔やみだらけの金で
生きていかねぇとなんねぇんだよ!」
「その金は歯食いしばって使えよ!!
それがプロってもんだ!!」
これは漫画家にも通じる話かもしれませんねー。。
プロたるもの、たとえ自分が全然納得のいかない仕事だったとしても、それでお代をいただかなければいけないと。
人によっては自分が満足いくためにこそ仕事をしているのだと、それでこそプロフェッショナルなのだとポリシーを貫いてるプロもいるかもしれませんが(岸辺露伴先生とかはそっち派っぽいかもw)。
しかしこの話はなんだかわかるなーと。
仕事をしていたら、自分が満足いくクオリティーの仕事をできることなんてめったにないと思うんですよね。
むしろいつだって悔いだらけなのが当たり前。
自分一人で仕事をしている人なんてほとんどいないわけで、仕事って色んな人の仕事と絡み合って、いろんな思惑やプロジェクトの上でなりたってますからね。
自分一人がこれが理想だってガンと思ってたって、その通りに行くわけがない。
ベストを尽くせない事なんてザラなわけです。
そんななかでどうやりくりして、良い仕事を目指していけるかが勝負なんだと思うんですけどねー。
やー、なかなか味わい深いセリフでありました。
さらりとこういうセリフが出せるアクタージュ、なかなかよいと思います。
人間観察眼というか、ちょっとした哲学を秘めた作品だと思いますわー。
BOZEBEATS
おー! FN P90 だー!
いいですねー。かっこいい!
わたくし「環くんは数珠オンリーなのかな?せっかく現代武器+坊主っていう設定がもったいないかも?」って思っていたところだったので、これはオオッと思わされてしまいました。
あと、ワートリ好きの私としては犬飼先輩や若村麓郎くんが使ってた銃ってのもテンションが上がる大いなる要因かもですが(笑)。
数珠アクションもスパーダーマンぽくてかっこいいですが、加えてこういう現代武器もじゃんじゃん出してくるといいと思いますよー。
【読切】 岸辺露伴は動かない エピソード10 ザ・ラン
久々に来ました!
荒木飛呂彦先生お気に入りのジョジョキャラ、岸辺露伴を主人公としたオムニバスシリーズが、少年ジャンプ 50 周年記念読切として登場!
やー、あいかわらず日常に潜む狂気をグイグイえぐり出してきますねー。
ランニングマシーンで命を賭けた大勝負とか、いったい誰が考えつけるでしょうか(笑)。
そしてこの奇人変人描写の鋭さ!
荒木先生はほんとにゾッとさせるようなこういう狂気の悪役を描き出すのが上手いですよ。
血のついたナイフを舐めるとか、甲高い声で笑うとかいうようなお決まりのサイコ野郎描写は一切使わず、むしろ一見普通のナイスガイ。
しかし徐々に見えてくる異常行動、その証拠がつきつけられてくるごとにどんどん怖くなってくるという。
「公正さ」という言葉を何度も何度も繰り返しているところも秀逸で、この男の異様な執着というか執念というか「これは手を出したらヤベーヤツだ!」感をいや増しに増してくれてます。
いやー、今回の岸辺露伴、かなり好みですわ〜。
どんどん引き込まれてしまいました。
しかし、「前鋸筋」とか、初めて聞きましたよ〜(笑)。
知ってた露伴先生は絵の勉強で知ったのかもしれませんが、それにしても筋肉筋肉している今回の内容がちょっとハンター×ハンターと重なってるのが面白かったです。
ここにウェルゲーさんがいたら、もしかしたら丸く収まったのかな(笑)。
青春兵器ナンバーワン
んあー、そこで時間を飛ばして卒業かー。
まだ一縷の望みはあるかもと思ってたのですが、これは終了確定ですねー。
とっても残念です。
しかしさすが青春兵器、最後までしっかり盛り上げてくれました。
No.4 を抱えて天高く上昇するさなか、これまでのオバカな日常風景がよみがえる感動のシーン。
これまでは単なる笑える日常であったものが、一気にキラキラしたかけがえのないものに見えてくるっていうこの演出。
いやー、王道ですけども、おもわず心揺り動かされてしまいます。
最後の最後で No.4 とも話せたことで、零一の成長も見せてくれましたしね。
約束を守ってちゃんとスイッチを押したエージも最高にカッコよかった。
いやー、素敵なクライマックスでした。
さあ、これにて自爆してしまった零一ですが、やっぱり最後は帰ってきて欲しいですよね〜。
次回最終回なのかもしれませんが、ラストシーンにでもなんとか滑り込んで来て欲しいものですわ。
【センターカラー】 ボルト
オー、面白い!
消耗の激しいチャクラソードを逆に相手への罠に使ったり、さらに術を吸収するアームには同じアームで相殺したり。
こういう発想と工夫を凝らした戦いはとてもテンションが上がります。
さあここからボルトたち、どう攻めますかねー。
相手はチャクラを相当消耗したとはいえ手練れの戦士。
まだまだ油断はできそうにないですもんねー。
火ノ丸相撲
煽る煽る♪
鬼丸煽りまくり!
「ただただビビっておったわ」って言う顔の悪い事悪い事(笑)。
その直前の「クックッ…」とか、完全に悪役の表情ですもんねー(笑)。
いやー、ここのところの蜻蛉切へのうっぷんを、幾分かスッキリさせてくれる気持ちの良い煽り芸でした。
まぁ鬼丸がこうやってとことん煽るのも、次の勝負を「才能のあるなしが全て」という蜻蛉切の価値観を賭けた勝負にせんがためってことなんでしょうね。
ただ勝負をして打ち負かしたところでそんなものは刹那的なうっぷん晴らし。
そうではなく、その一戦で可能ならば蜻蛉切の価値観そのものを打ち砕いてしまいたい。
そこでこの煽りをお見舞いし、価値観を賭けた勝負に引きずり込んだということではないでしょうか。
鬼丸がどこまでやれるかにも興味は沸きますが、この一戦でどこまで鬼丸の熱いハートが蜻蛉切に届くのか、そこにこそ注目したいと思います。
あと、薫丸関の怪我は、わざとではなかったんですね。
まぁしかし、それでも蜻蛉切の他者に向けた悪意や傲慢の罪は変わらないですからねー。
人にわざと怪我をさせたという容疑は晴れて、なるほどそこまでの凶悪犯ではなかったかと多少安心はしましたが、しかしながら他者を精神的に痛めつける悪人感はまったくぬぐえません。
蜻蛉切のせいで角界を去ってしまった力士は少なくないようですし。
そのへんの悪行にどうケジメをつけ、被害者を救済するかも忘れてはいけないところだと思います。
佑真さんの時と同様、やってしまった悪行は結局はどうしたって取り返しがつかないでしょうからね。
そこをどう取り返そうと努力するのか、そこが重要だと思いますよ。
川田先生のストーリーテリングの妙技に期待します。
ゆらぎ荘の幽奈さん
ゆらぎ荘 100 話達成記念、一見さん向けゆらぎ荘の日常風景エピソード。
連載が長くなってくるとキャラも増え、読んでいる人でしか分からないお約束もいっぱい増えて、どんどん一見さんが入ってきにくい空気が生まれてきちゃいますからねー。
こういう話、大事です。
一日の時間にそって描かれるゆらぎ荘の面々にほっこりしつつ、この漫画の中心軸はやっぱり「幽霊と恋」っていう切なさなんだよなーと再確認させられました。
でも、最近どんどん人間離れしていってるコガラシと、どんどん幽霊としても凄い存在であることがわかってきている幽奈さんなら、その絶対の壁も超越できるんじゃないかっていう淡い希望も見えてきている気がするんですよねー。
そのあたり、なんとかならんもんでしょうか。
ハッピーエンドを期待したいんだけどな〜。
しかし、一見さん向けとしてよくまとまった話だなーと思いつつ、6:46 の朧さんのところだけはなんの説明もないんですよね!
これ、一見さん誤解しないかなー(笑)。
感想後記
と言ったところで今週の感想はここまで。
次週からは、やってきました改編期!
新連載 3 連弾スタートですねー。
まず一弾目、次週 14 号では芥見下々先生の『呪術廻戦』がスタート。
金未来杯の『二界梵骸バラバルジュラ』が凄く面白かった先生だけに、これはかなり期待しちゃいます。
物議をかもしたフトモモ問題(太いのか、太くないのか!)もどうなってるのか、そんなとこも楽しみです(笑)。
さらに 15 号では『クロガネ』『ものの歩』の池沢春人先生による『ノアズノーツ』がスタート。
すでにツーアウトとなって後がない池沢先生ですからね。
その本気の大勝負、見届けていきたいと思います。
16 号からは原作・佐野ロクロウ先生、漫画・肥田野健太郎先生による『ジガ-ZIGA-』がスタート。
佐野先生はたぶん今回がデビューだと思いますが、肥田野先生は金未来杯の出品作『クロノマンション』が記憶に残っています。
かなり魅力的な作品だった記憶があるのでこちらも楽しみです。
さー、この新勢力の登場によって、ジャンプにどんな風が吹いてくるのか。
願わくば、大きな嵐となってくれることを期待しちゃいます。
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