2018年02月13日

週刊少年ジャンプ2018年11号 感想<後編>

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 そんなわけで一日遅れの後半戦!

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・ハイキュー
・火ノ丸相撲
・HUNTER×HUNTER
・アクタージュ
・Dr.STONE
・斉木楠雄のΨ難
・ボウズビーツ
・青春兵器ナンバーワン
・銀魂
・食戟のソーマ

 の 10 本でお送りいたします。



ハイキュー!!

 おーーーー!! ここであの「楽してこうぜ」が生きてくるのかーーー!!
 あの合宿で、身長だけが取り柄と落ち込んでいた百沢くんを再起させた日向の「楽してこうぜ」。
 この最終局面で、烏野が知らず知らずのうちに加速してしまっていたリズムを、日向がグッとブレーキをかけ、あえて緩やかなテンポに引き戻す。
 速さは魔性。
 相手を苦しめるとともに、自分の視野をも狭く、呼吸を浅くし、自分の首も絞めてしまう。
 一度自分からリズムを切り、ちょっとした余裕を作ることで相手の隙も見えてくるし、いろんなことをやる余裕も生まれてきたりする。
 味方が一気に楽になるんでしたっけねー。

 いやー、あの合宿のボール拾いが、ここまで活きてきちゃいますか!!
 あの地道な日々が、まるで必殺技を生み出す山籠もり特訓だったかのように効いてくる。
 それもここまで決定的な瞬間に効いてくる!
 これはもう、世のいろんな部活で今まさにボール拾いをやっている一年生とかに、強く強く勇気を与えてくれたんじゃないでしょうか。
 ボール拾いだからって腐ることはないし、その瞬間瞬間はきっといつか強烈に活きてくるんだと。
 明日の日向になるために、ボール拾い、全力でやってようぜって感じですねー!
 いやー、スポーツ漫画として実に王道のメッセージです!

 そしてまた、日向のこの成長っぷりに

「…やべぇ 泣きそう」

 と目頭溢れんばかりになってるスガさんの気持ち、ほんっとよくわかりますわー。
 ここまで積み重ねてきた描写が、いま満開の花を咲かせようとしている。
 そんな感じがいたします。
 ほんっと、ハイキューって凄い積み重ねが上手い漫画ですよ〜。



火ノ丸相撲

 うわー、なんという胸糞悪いヤツ!
 蜻蛉切、角界の暗部を煮詰めて凝り固めたようなうんち野郎ですが、そもそも番付や実力、才能がすべてで何をやってもいいっていう価値観がおかしいですわ。
 どんなに強かろうと悪意と害意を振りまくヤツは相撲やらせちゃいかんです。
 意図的に相手に怪我をさせるようなのは、ただの犯罪者(きっと今回だけのことではないでしょうから)。
 親方衆や相撲協会の管理能力のなさがこういうヤツをのさばらせてるんじゃないですかねー。

 しかしここで、ついに来ました小関部長!!
 ここまでずっと存在をひた隠しにされてきた小関部長……あらため、太郎太刀関が蜻蛉切に立ち向かう、という構図のようで、いけー!やったれー!という気分になってしまいます(笑)。

 まあでも、小関部長が蜻蛉切に勝ってこの場は黙らせたとして、それで済む話ではないと思うんですよねー。
 薫丸関の怪我はなかったことにはできないですし、今後もこの蜻蛉切は糞野郎行為をやめないでしょうから、被害者は増えてく一方でしょうし。
 これまでたくさん生まれているであろう被害者だって救われません。
 どうやってこの胸糞展開を着地させてくれるのか。
 あの佑真さんの更生&贖罪のドラマをとことんやってくれた火ノ丸相撲だけに、しっかりとした落としどころを用意してくれているでしょうしね〜。
 そこをおおいに期待します。



ハンター×ハンター

 カミーラ王子瞬殺ーー!
 死後の念で何度でも復活できるチートじみた念能力でしたが、能力がネタバレしてたらサクッと攻略されてしまうのが実にハンター×ハンターらしいです。
 たしかに殺さず拘束しちゃえばいいんですもんねー。
 とはいえ、守護霊獣のほうはぜんぜん未知数。
 この拘束劇がこののちどんな影響を及ぼしてゆくのか、おおいに気になります。
 意外とベンジャミンの致命傷になったりするかもしれませんしねー。

 一方ハンゾーのほうもなんだかわけのわからないことに。
 ハンゾー側からは誰もいないように見えるのに、マラヤーム王子たちからするとハンゾーのほうがいないんですか。
 電話が通じていることからすると完全別空間というわけでもないようですが、どういうことなんでしょうねー。
 この同時多発的ふしぎ現象のカオスっぷり、なかなか面白いです。



アクタージュ act-age

 おー、他人になりきることの訓練開始かと思ったら、自己投影型のそのままで、投影する角度を変えて攻略と来ましたか!
 ほっほー、これはこれで意外性があって面白い。
 案外自己投影型でも、こういう工夫をすることでいろいろ広い役柄を演じることができるのかもですねー。

 しかし主役を食うエキストラとは厄介な(笑)。
 これはこれで役者失格な気もしないでもないですが、でもなかなかに痛快な展開です。
 理不尽に耐える表情表現もなかなかにグッドです。



【センターカラー】 Dr.STONE

 あー、百夜さんの世代は肺炎にやられて若くして死んでしまったわけですかー。
 それで科学などの知識そのものがしっかり伝承できず、物語くらいしか伝わらなかったわけですね。

 また、石神村のひとびとの名前がみんな鉱石系だったこともしっかり意味があったんだと。
 すべてが千空への贈り物だったんだなーと。

 3700 年ごしに伝わる父から息子への熱い想い。
 ほんっと胸を熱くさせてくれちゃいます。
 肺炎にやられつつも懸命の思いで残してくれたいろんな物のおかげで、いま千空は肺炎を克服することができてるんですもんねー。
 3700 年というスケールに、その時間をも越えた親子のドラマ。
 ロマンすぎてたまりません。

 そんなわけでついに終わった第一章。
 そして始まる第二章の名は、なんと『STONE WARS』
 おおおー、これはこれでそそります!
 いったいどんな戦争が始まるのか。
 人類の歴史は戦争の歴史とも言いますしね〜。
 これまた Dr.STONE という科学創世物語の、もうひとつの重要な一面となるのかも。
 あと、しばらく出てない大樹たちの活躍も楽しみです。




斉木楠雄のΨ難

 忍舞旅行をめっちゃ満喫する仲間たち。
 って、どう見ても一日で回れる量じゃねえーーー(笑)。
 遊びに行くとすーぐ疲れた〜ってなっちゃう私なんかからすると、この異様なバイタリティが羨ましくなりますわー。

 そして、そんななかでもなにげにイチャコラしている海藤夢原ペアとか、ちゃっかり斉木と二人でボートとか、ちゃっかり斉木と二人でラクダに乗ったりとか、完全に満喫している照橋さんが青春だなーと(笑)。
 斉木ももはや無駄な抵抗はしてないということなのか、それとも組み合わせのくじ引きとかでまたも照橋さんが神に愛されまくった結果なのか。
 たぶん後者なんじゃないかなーと(笑)。

 あとトラブル未遂で阻止された不良イベントも笑いました。
 そう言えばたしかにこういうイベント、旅先とかでよくありますね!



BOZEBEATS

 おー!いきなり葉隠先輩逝った―――!!
 いやー、これはちょっと驚きました。
 まぁたぶんまだ死んではいないんだろうなとは思いますし、「強さとは縦に並べられるものではない」っていう前フリからして葉隠れ先輩の活躍回なのではないかと思うのですが。
 それにしてもこれは衝撃でした。
 いやー、なかなかいいブッ込みではないですか。
 新連載なんですから、とにかくどんな手を使ってでも読者をアッと言わせないと印象に残りませんもんね。



青春兵器ナンバーワン

 ナンバー3の口上にちょっと惚れてしまいました。
 人の上に立ち支配することとはこういうことだという演説、なかなかにカッコよかったです。
 やってることはお料理ブロガーなんですけどね〜(笑)。

「詳しく聞かせてくれ……」

(当然の権利だと思う)


 のツッコミも的確過ぎてツボでした(笑)。
 しかし、あのギャグがこうやってうまーくストーリーに帰結してきますか。
 みんなそれぞれ好き勝手に暴れまくってたその暴走っぷりこそが、

「俺達のやり方で世界を征服する」

 っていうモサリーナへの返答に繋がっていたというのがなかなか綺麗です。
 みんな、ほんとーに好き勝手やってきましたもんねー(笑)。

 そして漫画うしろには人気投票結果発表の後半部分が掲載。
 ほんっとにもー自由すぎか!っていう集計結果でしたねー。
 レッドスプライトの「遺灰兵士」になんで 24 票も集まるんだと(笑)。
 ジョナサン・ジョーンズとか、もて王の人気投票で投票された名前間違いキャラじゃないですかー。
 こういう作品ですから狙い通りでしょうけど、みんなもー大喜利状態ですよ!(笑)
 


銀魂

 最終回発情期現象と書いてファイナルファンタジー現象!!
 さすが空知先生、すばらしいワードを生み出してくれますねー(笑)。
 今後ジャンプでそういう展開が来たらここぞとばかりに最終回発情期現象て言われるんでしょうねー。

 それにしてもビックリしました。
 お妙さんと近藤さんがくっついて子供までできたのかと思ったら、近藤さんの結婚相手は物理的にゴリラで、お妙さんは太っただけって。
 え? これ、本当に結婚してないんですよね?
 そういうことなんですよね?
 お妙さん、「ちゃんと栄養に気を配った食事をとらないと」って、そっちの意味だったのかーいと、めっちゃ背負い投げくらわされた気分でした(笑)。



食戟のソーマ

「僕は例え褌一丁に剥かれたとしても」

 って言いながら本当に褌一丁になってる一色先輩が面白すぎる(笑)。
 いや!あなた、例えじゃなくて! マジ褌一丁だから!
 でもこっちのほうが絵として落ち着くなーと感じてしまう自分もイヤ(笑)。



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posted by BOSS at 21:07| Comment(4) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
銀魂、斉木、青春、ジャンプのギャグ作品たちが同時にクライマックスに向かっているようで、何だか寂しい感じがしますね……

青春の人気投票に入っていたジョナサン・ジョーンズですが、ジョジョのパチモノという訳ではなく、スーファミの名作『マリオRPG』に出てくる鮫の敵キャラの名前なのです。
敵ながら男気溢れる海賊の船長でした。
まあ人気投票に入ってる理由はさっぱりですけどね!(笑)
Posted by へるりん at 2018年02月16日 22:41
>『マリオRPG』に出てくる鮫の敵キャラの名前

 なるほど、一応そういうモトネタはあるんですね。
 もて王で投票した人はそれを意識していたのか、それともただの偶然の一致だったのか(笑)。
Posted by BOSS at 2018年02月18日 19:26
ハイキュー>「楽してこうぜ」はスピードから解放される。つまり自分を苦しめてた原因から解放させるわけですが、解放されるのは相手もで、それでも楽をするのは「ちゃんとした形で攻撃出来れば確実に点を取れるくらいに自分達の攻撃力は強い」というセッターと自分達への信頼と自信の現れでもあると思ってます。

アクタージュ>正直、役者失格は主役を張ってる方かなと思ってます。エキストラは、ただいるだけではなく驚き役や不快感を出す等のリアクションは出すべきです。そして、それ程度しか許されてないエキストラに食われるのは主役が情けないですね。それだけ主人公が凄いというのが伝わってきます。

ストーン>全員の名前が石系統と言っても、唯一石を集めてるクロムが石の名前を全く知らなかったのでちょっとおかしく感じます。
Posted by 太郎丸 at 2018年02月19日 02:29
>太郎丸さん
>「ちゃんとした形で攻撃出来れば確実に点を取れるくらいに自分達の攻撃力は強い」というセッターと自分達への信頼と自信の現れでもあると思ってます。

 烏野の同時多発シンクロ攻撃はこの全国大会レベルでも高評価みたいですしねー。
 そこの自信はかなり強いと思います。

>エキストラに食われるのは主役が情けないですね。

 そこはたしかにそうですね(笑)。
 まぁしかしそういう状況で交代させられるのは主役ではなくエキストラだろうなー。

>唯一石を集めてるクロムが石の名前を全く知らなかったのでちょっとおかしく感じます。

 そう言えば石の名前の「音情報」は残っていても、それがどんな石なのかといった科学的知識については残ってなかったんですよね。
 さすがに3700年で伝承が摩耗したのでしょうか。
 肺炎で百夜さん第一世代はほぼ全滅し、第二世代は子供過ぎて童話と石名の音情報くらいしか伝えられなかったのか。
 脳内補完するとしたらそのあたりですかね〜。
Posted by BOSS at 2018年02月22日 20:04
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