そんなわけで後半戦!
■前編の感想はこちら。
後編の感想は、
・ハイキュー
・ボウズビーツ
・Dr.STONE
・HUNTER×HUNTER
・青春兵器ナンバーワン
・ゆらぎ荘
・ロボレーザービーム
・トマトイプーのリコピン
の 8 本でお送りいたします。
ハイキュー!!
日向も月島の事、あらためて実力を認めちゃいましたかー。
先週ラスト、日向がそこに絶対いると信じてコースを絞った月島と、この日向。
反りの合わなかった二人にも、しっかりと信頼とチームワークが出来上がってきたってことですねー。
いやー、感慨もひとしおです。
そして影山に絶妙なトスを上げらる旭さん。
このトスを打つことになる後輩を、羨ましいと同時に少し同情するっていうのがカッコイイ。
影山がアタッカーの要求にこたえ、完璧にトスを上げてくれるからこそ、そこでしくじれば 100% アタッカーの責任になってしまう。
そして毎回影山はアタッカーの最高のポテンシャルを引き出すトスを上げてくるから、アタッカーも全力でそれに答えなければいけない。
ぐいぐい貪欲にポテンシャルを引きずり出されてしまうってことなんでしょうね。
しかし、そんなことを言いつつ、こんな局面で凄いことをしてくれた旭さんが素晴らしい。
あの白鳥沢のウシワカを彷彿させるような、溜めて打つ、滞空時間の長い大砲スパイク。
伊達工の青根、二口という、旭さんの心を折った張本人二人がここで賞賛している(青根は無口ですがw)というのが感動します。
ネットの向こうで力尽きてた旭さんの背中。
そして今、誇らしげに腕を振り上げている旭さんの背中。
この二つの対比が素晴らしい!
「むかつくぜ」という口の悪い二口のこの言葉、最高の賞賛として響きますよー(笑)。
きっと、この旭さんの姿は、伊達工のひとたちにも再度猛烈な火をつけたことでしょうね。
いやー、なんとも熱いドラマです!
そしてとうとう掴んだ烏野高校マッチポイント!!
『ここで決めた奴がヒーローや』ということですが、さーて、最後の最後は誰が持っていくんでしょうか。
今回の試合のテーマはセッター対決がメインでしょうから、最後は影山が持っていきそうな気もしますが、しかし、烏野は山場の試合では全員で勝利をもぎ取る!というのがしつこいくらい描かれてきてますからねー。
いったいどんな運命の決着が待ち構えているのか、実に楽しみです!
BOZEBEATS
おー! 地下基地かっこいいーー!
不思議な巨大謎空間の中に、空中都市のような、工場施設のような、まるで天井から逆さに生えてるかのような構造の拠点があって、しかもでっかい仏像とかがあったりする面白さ。
これはハートをくすぐられますねー。
この作品、ストーリー展開とかはオーソドックスでそれほど奇をてらったことはしてないんですが、こういう「あっ」と目を引く映像づくりが得意のようです。
東京タワーの龍しかり、今回の秘密基地しかり。
今後もこういった面をどんどん期待したいところです。
Dr.STONE
「着衣水泳でもなんでもやってやる…!!」
って!!
ここで親子の絆の着衣水泳の話が効いてきますかー!!
そしていつの日か絶対に千空は目覚めると信じたからこそ、自分にできる限りのものをバトンとして残していったと。
いやー、やられました。
百夜さん、そこまで自分の息子を信じていたんですねー。
親の愛。絶対の信頼。
そして、人類のあゆんできた歴史や復活、すべてをかけたその思い!
ありがた過ぎて、暖かすぎて、熱すぎてたまりません!
いやー、今週も涙腺ゆるみまくりです。
このバトンを受け取った千空、さあ、これをどう受け取り、どう使うんでしょうね!
ハンター×ハンター
おー、ハンゾウ、見事に「必殺仕事人」完了ですねー!
その念能力のひとつが分身……というか、物理的な力を持つ幽体離脱だったのには驚きでしたが、それ以上にターゲットをハメる芝居がいいなーと。
相手の目と心をくらます凄腕の忍者っていう感じがします。
ハンゾウ、コミカルもこなす上にしっかり凄腕、頭も切れるっていうのがなんとも憎いキャラですわ。
しかしここでハンゾウ、自分の本体を見失うと言う大変な失策を犯してしまう。
いきなり超絶ピンチじゃないですか!
展開の激しいハンターだけに、ハンゾウ、ここで退場っていうことすらありそうです。
いやいや恐ろしいー。
でもなんだっていきなりハンゾウの本体が消えちゃったんでしょうねー。
ビスケの姿もありませんし。
本体に触られたり声をかけられたりしただけでも強制解除なはずなのに、どういうことなのか。
実は本体の場所に戻ったつもりで、別のところに出て来ちゃったんでしょうか。
この太ったドラゴンみたいな念獣が、別空間を作ったとかですかねー。
いやー、一気に緊張高まります。
そして突如動き出したカミーラ王子。
なんと、ベンジャミンに直接攻撃に行っちゃうって(笑)。
まったく考えなしな暴挙としか思えませんが、それとも何か考えがあったりするんでしょうかねー。
いやー、いきなり状況が激しく動き出しました。
ここから疾風怒濤の殺し合いが始まってしまうのか。
それともこれもただのジャブなのか。
どちらにしても来週が楽しみです。
青春兵器ナンバーワン
なんだよもー零一! 泣かせんなーー!
「お前が撃て エージ
それで終わりだ」
「…だから最初から決めてたんだ
正体がバレたその時は
お前に壊してもらおうって」
「お前が友達になってくれたおかげだな
ありがとな! エージ!」
って、もーーう!!
ここの零一の告白、感動なんてもんじゃなかったですよー。
ちくしょー! 零一のくせにナマイキだーー!(笑)
そしてそんな感動シーンにおっかぶせるように、おあつらえ向きに襲ってくる大きな脅威。
そして始まる共闘ドラマ!
エージと零一だけじゃなく、他のナンバーズも、アンヌも力を合わせて強敵に立ち向かう!
いいですねー、まさに王道クライマックス展開!!
いやー、このギャグ漫画である青春兵器で、ここまで素晴らしいドラマを見せられるとは思ってもいませんでした。
ゆらぎ荘の幽奈さん
おー! 朧、そんな過去がありましたかー!
普段はひたすらコガラシに夜這いをかけようとするばかりで何を考えているかわからない朧ですが、いつのまにかゆらぎ荘に愛着を持っていたんですねー。
今回のバトル編はコガラシの強さに迫りつつ、同時に朧の変化を浮き彫りにする役割もあったようです。
いやー、朧、なかなかいい子じゃないですか。
しかし幽奈さん、エッチな服に変身したなー(笑)。
雲雀は相変わらずの術の失敗で、ややは猫神さまがつけてくれた服なわけで、とすると自分の意志でこの露出度にしているのは幽奈さんだけってことになるんですよね。
今は興奮して気にならないのかもしれませんが、あとになってめっちゃ恥ずかしがるんじゃないでしょうか。
まあでも、このくらいの露出は今さらかな?(笑)
ロボレーザービーム
おおー!なんというファンタジー!
なるほど看板を狙ってきましたか!
風があるからどれだけ読み切ったとしても軌道のブレはゼロではない。
でも看板ほどの大きさならば行けると賭けたんですね。
跳ね返ってグリーンに乗るかどうかは完全に運を天に任せたってことでしょう。
そしてその賭けに、ロボは勝ったと。
いかんせん地味になりがちなゴルフという題材で、なんって派手でドラマチック、奇想天外な決着シーンでしょうか。
いやー見せてくれちゃいます。
さすがの藤巻節だわーと、舌を巻いてしまいました。
トマトイプーのリコピン
おおー、怒涛の漫画家愚痴大会、おもしろー!って思っていたら、なんと違法アップロード・ダウンロード批判のためでしたか!
本当に、この問題は出版業界・漫画業界にとって死活問題でしょうからね。
すごく切実な問題だと思いますわ。
やる人にとっては気楽にやってしまうことでも、それが多くの漫画と漫画家を死に至らしめ、業界の未来そのものを滅ぼす行為だと思います。
自分が良いと思うものに対価を支払い、対価を受け取った作り手はより良い作品を世に送ろうと努力する。
それが消費者である読者と、売り手、作り手である漫画家・業界のあるべき関係だと思います。
たくさんの人に受け入れられた作り手は対価を得て生き残り、受け入れられなかった作り手は自然と淘汰される。
それによって市場には、良質な作り手による良質な商品が多く維持されるわけです。
逆に消費者が違法ダウンロードばかりに頼ってしまうと、作り手は対価を十分に得られず、コストをかけられなくなります。
自然と市場を支配するのは、一部の天才による超人気作と、安価に作られた廉価品、使い捨ての粗悪品、どこかで見た劣化品ばかりとなってしまうわけです。
無から漫画は生まれません。
安価で良質なものを作る企業努力だって、元手がなければできません。
売れない業界と判断されたら、スポンサーだってつきません。
他に娯楽はいくらでもあるわけですからね〜。
ちゃんと漫画を好きで、これからもいい漫画を読みたいと思うなら、対価を支払うというのは自然の事ではないでしょうか。
少なくとも私はそう思います。
いやー、大石先生、たまーにこういう一石を投じてくれますねー。
私はこういうの大好きですよ。
ギャグマンガでこういうことをやると、当然批判する人もいることと思いますが、私はこういう姿勢、とても素敵なことだと思いますわ。
感想後記
巻末コメの古舘先生が凄すぎる!
『5話くらいいっぺんに載せられたら』
って、死ぬ死ぬ死んでしまいます(笑)。
でも、なんかわかる気がするなー。
ハイキューって一話だけじゃなくて、何話かまとめて読むと試合の流れがよく伝わってきたりするんですよね。
アニメとか、単行本でまとめ読みとかするとそのへんに気づかされるんですが、そのあたり、いつも古舘先生ご苦労されてるんだろうなーと。
そんなことを勝手に想像してしまいました。
あと、尾田先生、ポプテピピック観てるんですね(笑)。
アンテナ感度高いなーと。
その貪欲さと好奇心が、ひたすら広く極彩色なワンピワールドを作り出す原動力になってるのかも。
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ハイキュー
日向がサーブでここで外れると西谷と交代なので、ここで決めるのは確実として誰が決めるんでしょうね。
今のところ、重要な相手のほとんどは日向が持っていってるように思えますし、東峰にブロックつかせた上で取らせた直後なんで日向が有効なのは確かで充分可能性あると思います。
影山は『セッター』として争ってるので影山が決める可能性はかなり低いんじゃないでしょうか?
ゆらぎ
ここまで朧がゆらぎ荘の面々と親睦を深めて来たのを見てきたので予想外ではなかったですが、それでもあの涙にはグラッと来ました。
ロボ
看板はあの距離で当たればそりゃ当たった方向に返るので、そこまで運任せという感じはしないですかね。勿論賭けには違いないですが、冷静に攻撃的で良かったです。
ゴルフ漫画だと、もっとファンタジーなショットを見まくってるせいかあり得ないみたいには思わないですが、だからこその良さがあると思います。実は前作黒子でも、主人公以外は成功率さえ無視したらNBAなら成功する事がある物理法則無視じゃないですし。
ちなみにドリアンの飛距離以上の記録も現実に存在します。パー5でグリーンオーバーって非現実的な現実がありますから。
何気に百夜と千空に血の繋がりがないという重大情報がさらりと出てきましたね。だいぶ似てるけど、血の繋がりがないという言い方だと親族でもないということで何かこの先の伏線にもなりそうですね。
・ハイキュー
ラストはまず日向のスパイクだと私も思いますが、そこで誰の功績が最大だったか、だれの活躍に一番スポットを当てるか、そこに私は注目しちゃいますねー。
・ロボ
看板の材質が何か不明なので、跳ね返る距離もわからないですし最悪の場合、貫通する可能性だってあったんじゃないかなーと思ったんですが、ああでも、ゴルファーなら看板に当てたことの一度や二度はあるでしょうし、そのへん大体の感じでわかるものなのかもなーと、言われて思いました。
そう考えるとロボたちにはガッチリとした勝算があったのかもしれませんね。
ほんと、勝利にがむしゃらでありながら、すごく冷静な感じがしてシビレました。
あ、ちなみに私の感想の冒頭の「おおー!なんというファンタジー!」ですが、「ファンタジー!」という言葉は言葉選びを間違ったかもしれません。
「ファンタスティック!」のほうが感じたことに近かったかも。
おっしゃる通り、ロボはかなりファンタジー要素を排除してますからね〜。
私の愛読書『ライジングインパクト』と比べると飛距離もかなりリアルです。
>Primeさん
>何気に百夜と千空に血の繋がりがない
たしかにそこも気になりましたねー。
この綿密に編み込まれたような漫画で、今後無駄になる情報とも思えませんし、かなり重要な伏線であると感じました。
確かドラコン(ライジングインパクトであった飛ばしの大会です)で551ヤードが記録されており、プロの大会でも500ヤードオーバーがありました。ただしパー4だったのでグリーンオーバーしたらしいですが。
マジですか!!
>ただしパー4だったのでグリーンオーバーしたらしいですが。
オチが笑ってしまいますがしかし現実凄い!!