2018年02月05日

週刊少年ジャンプ2018年10号 【14周年突破記念 銀魂 表紙&巻頭カラー号】 感想<前編>

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 ではでは今週の感想です。





 前半の感想は、

・銀魂
・ワンピ
・約束のネバーランド
・鬼滅の刃
・ブラクロ
・ヒロアカ
・アクタージュ

 の 7 本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 銀魂

 14 周年突破記念の表紙&センターカラーということですが、このタイミングで長かった最終章バトルにもついに決着がつけられたようです。
 しかししかし、まさかここで時間を飛ばすとは思いもしませんでした。
 ほとんどコロニー落としが成功しかけて、それこそのちに江戸湾と呼ばれる巨大なクレーターが日本のど真ん中にできる寸前まで行っての場面転換。
 いったい何がどうなって江戸は救われたのか、急な出来事にちょっと混乱しちゃいました(笑)。

 しかしこの、第一話を新八が再現するというベタ展開。実に熱い見せ方ですわー。
 新八も妙にカッコよくなっちゃって(笑)。
 最後は自分で決めることはできませんでしたが、それは新八が成長できなかったと言う事ではなくて、江戸の庶民たち全員が「生まれ変わった」んだっていうことの表れでもあるみたいですしねー。
 そこを対比させて見せてくるのか!と、ハッとさせられるものがありました。



ONE PIECE

 別エントリーにて。



約束のネバーランド

 ミネルヴァさんを裏切った「敵」の正体も読者に判明し、エマは膨大なデータベースをゲット。
 順調に物語が走り出したなーと思っていた矢先、なんですかこの謎過ぎるヒキは!(笑)
 ムキムキマッチョの見張り番アダムが繰り返す独り言は「22194」という番号で、これ、柱のアオリ文を読まないとわからなかったんですが、ノーマンの番号らしいじゃないですか!
 えーっ!? まさかコイツがノーマン!?
 薬かなにかを打たれてこんなんなっちゃった!?……とかビックリしちゃったんですが、でも左胸の烙印は別の施設出身であることを示しているんですよねー。
 さすがにこれがノーマンってことはないでしょうか。
 どちらにしても、いったいどういうことなのか、一気にテンション上がってしまいました。
 これがノーマン生存の重要な手がかりだったりしたら嬉しいのですが。



鬼滅の刃

 あー、つらいなー。悲しいなー。
 鬼の最期はなんでこういつも胸を締め付けてくるんでしょう。
 ののしり合う鬼兄妹を仲裁する炭治郎、良く止めてくれました。
 そんな炭治郎を罵倒しつつも、堕姫あらためお梅ちゃん、最初は「血も繋がってないわよ!」と酷い事を言ってたのに、

「悔しいよう悔しいよう

 何とかしてよォ お兄ちゃあん!!

 死にたくないよォ」


 と、ちゃーんと消滅寸前には「お兄ちゃん」と呼べてるんですよねぇ。
 これはもう、ほんとにかろうじて繋がることのできた、兄妹にとってのかけがえのない救いだったんじゃなかろうかと。
 もちろんちゃんとした救いなんてありえない二人ですが、それでもこのふたりだけは兄妹の絆を否定しながら死んでしまうのでは、あまりにも悲しすぎますからねー。

 そして始まる妓夫太郎物語。
 大人をたじろがせるほど美しかったお梅ちゃんが生きたまま焼かれたってあたり、ちょっとこれもうハラワタが煮えくり返ってしまいましたわ。
 そりゃー神も仏も恨みますわ。
 侍を成敗した妓夫太郎に思わず快哉を上げたくなっちゃいましたもの。

 雪の中、瀕死の兄妹を救ってくれたのが、そうですか、この元上弦の陸さんですかー。
 「俺は優しいから」なんてセリフとは程遠い仰天登場シーンに思わずひきつった笑いが出てしまいました。
 「親のすねをかじる」、なんて言葉がありますが、うん、本当にかじっちゃってますもんね(笑)。
 しかし、なかなか美しく個性的な鬼さんで、ちょっと見惚れるものがありました。
 この人、今はどうしてるんでしょうか。
 出世して上の階級になってたりするのか、あるいは妓夫太郎が上陸になったときに入れ違いで死んでたりするのか。
 これだけ印象的な登場の仕方をしてくれると、再登場に期待してしまいます。



ブラック・クローバー

 魔法帝の「時」に対抗できるのは「光」しかない!っていうの、思わずリヒトを応援したくなっちゃうカッコヨサでありました。
 しかし魔法帝、それ以上にチートだなー。
 時間を部分的に巻き戻して傷をなかったことにしたり、マナゾーンで未来予知までする始末。
 リヒトの動きを完全に先読みして、バトルは開始早々手玉状態ではないですか。
 さすが魔法帝、圧倒的すぎます。

 しかしこれだけ早く勝負が見えてきちゃうと、逆にこれこそ魔法帝の死亡フラグか?とか思っちゃうんですよねー。
 実力では魔法帝が上だけど、実はリヒトには騙し討ちの仕掛けがあって……みたいな。
 卑劣な勝利をもぎとっちゃったりするんじゃないかとか思ってしまいます。
 うーん、どうなるんでしょう。
 ちょっとハラハラしちゃいます。



僕のヒーローアカデミア

 おー、待ってました耳郎ちゃんフィーチャー回!
 普段はあんまり目立たない耳郎ちゃんですが、前々から光るものを持ってると思っていましたよー。
 上鳴くんに部屋の楽器をグイグイこられて「マジで!」と恥ずかしがる耳郎ちゃん。
 そしてラスト、「ロックじゃないよね…」と腹をくくる耳郎ちゃん。
 なんともキュートな一面が光り出してくれたではないですか。

 自分ではヒーロー活動と関係がない趣味ということで、ちょっと引け目を感じていたんですねー。
 でも口田くんの言う通り、人の心を救うかもしれない特技なわけですし、さらに自分の音を操る個性とも相性がとってもいいわけですしね。
 きっと何かの役に立つと思いますよ。

 しかしラスト、急に思わせぶりなヒキですねー。
 いったいこれはなんの映像なのか。
 単に自動で再生された次の動画なのか、それともこれ、画面の向こうからこちらを「見ている」のか。
 急激に不安を感じさせてくれるヒキでありました。



アクタージュ act-age

 自分の記憶のなかから当てはまる感情を引き出して、それに完璧になりきる夜凪ちゃんですが、つまりは他人になることはできないのじゃないかという大きな問題。
 先週から気になってたんですが、早くもそこに切り込んできましたかー。
 大名行列にライダーキックかましちゃったときは黒山監督と一緒に思わずふきだしてしまいましたが。
 さーて、この難関、どうやってクリアーするんでしょうねー。
 クリアーできると思っているからこそ黒山監督は夜凪ちゃんを連れて来たんでしょうからね。

 また、この時代劇の監督さんのほうもちょっと謎。
 夜凪ちゃんの暴走に対し、普通ならつまみ出しておしまいにしそうなところ、止めさせて自分で話しかけに行ってるんですよね。
 夜凪ちゃんの演技のどこかにひっかかるものを感じたのか、それとも元々黒山監督から一言あったりしたのか。
 三話目にして話をまたぐ構成となりましたが、序盤のヒキとしてふたつも丁寧に謎を配置しているなーと感じました。

 ところで、黒山監督の横の助監督・柊さん、このひと読切版ヒロインの柊雪ちゃんだったんですねー!
 そうかー、ちゃーんとこっちの世界にきてたんだーと、ちょっとこれは嬉しくなっちゃいました。
 先週時点だとわたくしそのことに気づいてなくて、監督とのやりとりがコミカルで楽しいなー、かわいいなーくらいに思ってたんですが、こうなってくると柊さんのことも応援したくなっちゃいます。
 今のところは常識人枠のツッコミ役ですが、そのうち柊さんの才能がビカビカ光り出す回が来るかもですね。



 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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