2018年01月22日

週刊少年ジャンプ2018年08号 【新連載『アクタージュ act-age』開幕号】 感想<前編>

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 なんだか東京でもけっこうな雪が降りだしちゃいましたねー。
 電車はコミコミノロノロで、職場から家まで普段 1 時間で済むところが 2 時間かかっちゃって大変でした。
 そんなわけでスタートが遅くなっちゃったこともあり、満員電車で揉まれてヘロヘロなこともありますので、今日はサクッとめで行こうかと思います。
 なんか最近そんなことばっかり言ってる気がしますがスイマセン(笑)。
 ではではそんなこんなでスタートです!





 前半の感想は、

・【新連載】アクタージュ
・Dr.STONE
・約束のネバーランド
・鬼滅の刃
・ブラクロ
・ぼくたちは勉強ができない
・ヒロアカ

 の 7 本でお送りいたします。



【新連載】アクタージュ act-age

 ストキン出身の原作マツキタツヤ先生&若干二十歳の話題の絵師・宇佐崎しろ先生コンビが描く映画製作モノ。
 あのなかなかに印象的だった読切から、設定をちょっとイジっての連載スタートですねー。
 読切では映画監督志望だったヒロインが女優志望になっていたのはちょっと驚き。
 しかし画面に出ない映画監督を主人公にするよりも、自分自身が動いたりセリフを言ったりする方がなにかと絵になるでしょうからねー。
 正直これが正解だとわたしも思います。

 しかもこの夜凪景(よなぎ けい)ちゃん、なかなかの天才肌というか、自分の魂を削って、人間性を犠牲にして女優に特化しちゃってるっていう設定が素晴らしい。
 女の子が主人公だと男子読者がとっつきにくいという弱点はままあると思うんですが、こういう設定はちょっと男の子の厨二心を刺激すると思うんですよねー(笑)。
 本人はごく普通のことをやってるつもりなのに周りがドン引きとか、「またオレ何かやっちゃいましたか?」なテンプレにも似ているんですが、本当にこの子が天才であることに加えて、その道を極めて行った先が今のところ闇しか見えないっていうのが素晴らしい。
 やー、この歪んだ感じ、ロマンを感じますわ。
 稀有なこの子がこれからどんな凄い事を成し遂げるのか、ぜひとも見届けたいという気になります。

 破滅しつつも大きなことを成し遂げたら面白いのはもちろん、どこかで救われて意外な幸福を手にするエンドでも面白いでしょうしねー。
 さらに少年漫画ではちょっとめずらしい題材で、ここから毎週、週刊連載としてどう転がしてゆくのかっていうところにも興味がわきます。

 しかしこの夜凪ちゃん、崖っぷちの自殺志願者の役とか、ましてや殺し屋の役とか恐ろしくてやらせられませんね(笑)。
 マジで死にかねない殺しかねない(笑)。

 ちなみに女優が主人公というと『ガラスの仮面』がまず思い浮かびますが、あちらはまだ読んだことがないんですが、あちらもたしか天才系のヒロインでしたよね。
 私が知ってるのなんて、「恐ろしい子!」って目を白くするパロディの絵くらいなんですが(笑)。
 たぶん『ガラスの仮面』とは作品的にどうしてもこれから比較されてゆくのが宿命でしょうからねー。ちょっとそこのあたりも気になります。

 やー、ともあれ先週のボウズとあわせてこちらも絵が上手い。
 話もしっかり読ませてくれて、今回の新連載 2 作品はどちらも新連載としての及第点をしっかりクリアーしている印象です。
 そうそう簡単には打ち切られなさそうな気がするんですが、さーて、どうなるんでしょうか。
 こうなってくると、今後のジャンプ打ち切りサバイバルレースの展開も気になるところなんですが。
 来週にはハンターも復帰しちゃいますもんね。



Dr.STONE

 今明かされる、千空パパ・百夜サイドの人類滅亡の日。
 いやー、この ISS 国際宇宙ステーションから見えた地球の大爆発、こは恐怖ですわー。
 爆発(?)の規模はゆうに ISS の高度 400q を超えてそう。
 よくまぁ ISS は無事だったものです。

 またなにげに千空が当時からツバメの石化現象に興味を持っていたことが触れられましたが、ちょっと興味深いデータがありました。
 ツバメの生息分布と石化したツバメについての書き込み数が比例していたっていうことは、全世界的にツバメがその数に比例して石化したということですよねー。
 どこか特定の地域で偏ってたとか、そういうことはなかったわけで、タイミングのズレとかもあんまりなさそうな感じです。
 つまりツバメの石化は全世界同時に発生したと見てよさそう。
 いままではツバメは人類石化の前実験、たたき台としてちょこっと宇宙人が石化させてみた、みたいな推測をしていたんですが、ここまで大々的となると実は実験ではなく、それも必要な本作戦だった可能性もあるなーと。
 やー、色々わかってきましたが、最大の謎、石化とは何かって部分はどんどん深まるばかりです。

 それはそうと ISS のメンバー、現在の村の人たちの面影があって見ててなかなか楽しかったです。
 お、この子はスイカの先祖かなとか、この人はカセキじいちゃんに血が濃く伝わり過ぎとか(笑)。
 たぶんこの 6 人の血がいろいろと混ざりあって、あの村の人たちにいろんな濃度で伝わっているんでしょうねー。

 そしてラスト、百夜パパがすっごい熱かった!
 誰もが絶望しちゃいそうなこんな状況で、自分たちこそが全人類、70 億人を「助ける側」なんだと熱く語る。
 やー、「この親にしてこの子あり」って言葉がありますが、その逆で、「この千空にして、この親あり!」って言いたくなる話でした。
 時系列的には、逆なんですけどね(笑)。



約束のネバーランド

 うおーーこええーーー!
 意味不明に理解不能な黄金の水とか、その中心に建物があって説明もなくエレベーターらしきものがあるとか、ただただ「後戻りできない感」がひしひしあって恐ろしいですわー。
 私なんかはついつい悪い方悪い方へと想像力が働いちゃうタチですから、もしここでエマたちが「向こう側」に行っちゃったとして、もし二度と戻れなくなっちゃったらとか、そういうことを考えちゃうんですよね。
 ミネルヴァさんがそう仕掛けてなかったとしても、その後機械が壊れてたり不具合があったりしたら……とか、どうしても考えちゃいます。
 一度実験でもできればいいんですが、一度きりの使い切りの機能があったりして、その一度の実験をやっちゃったせいで誰も救われない結果になっちゃう可能性も……とかも考えちゃいますしねー。
 やー、こういう説明書なしに未知の世界に踏み入れてく展開、ほんとおっかないですわ。
 
 さーしかし、ここでついにミネルヴァさんから電話がきたのかどうなのか。
 テンション上がるヒキであります。



鬼滅の刃

 伊之助生きてたーーーーーーーー!!
 体が柔らかいから内蔵の位置をズラせたとか、そんなムチャクチャなーーー!!とかめっちゃツッコみたくなりますが!!(笑)
 やー、とにもかくにもめっちゃくちゃに歓喜でありますよ。
 とはいえ、心臓近くを抉られて、毒も「効かねえ」と言いつつしっかり血ぃ吐いてますからね!
 ムチャの上にムチャを重ねまくっての、伊之助ド根性ってところなんでしょう。
 やー、ほんとーに一命をとりとめてくれてよかったよかった!

 そして決めてくれた三人組による超絶決着!
 見開きふたつを使っての「ダブル首狩り」はほんっとーにお見事!
 見ごたえ最高でありました。
 ここまで溜めに溜めまくったエネルギーが一気に解放された大爆発、痛快さの極みって感じでありましたわー。

 落ちた兄妹の首が地面で見つめ合うこの図、なかなかにシュールでこれまた痛快です。
 いろいろもー、やってやった感が素晴らしい!

 しかし妓夫太郎、しつっこいなー。
 まだ抵抗してくれますか!
 イタチの最後っ屁ということなのか、大爆発をはじめる毒の竜巻!
 ぬーーーん、これはどうなっちゃうのか。
 最後、逃げろ――!と叫ぶ天元さんがマジクソカッコイイのですが、炭治郎たちを守って天元さんが死亡……とか、またまたそういうことにならなければよいのですが。
 ここまで来たんですものね。今度こそは犠牲を出さないで、何とかいって欲しいものです。 



ブラック・クローバー

 おー! グレイの魔法はポケモンの相性操作みたいな感じですか!
 毒ポケモンに毒の技は効果が「いまいち」だけど、草ポケモンに変えちゃったから毒の効果が「バツグン」だぜ!みたいな(笑)。
 最近ポケモン GO を始めたからピーンと来てしまいました。
 やー、これはなかなかマニアックですが、テクニカルで面白い魔法です。
 単体だとちょっと活躍しずらいかもですが、タッグを組むとひじょーに強力な仲間ですよー。



ぼくたちは勉強ができない

 おおー!あいかわらず僕勉は上手い人物構図を作るなー。
 序盤は女子たちに囲まれてわきゃわきゃやってる成幸たちのラブコメっぷりを楽しませておいて、終盤で陰で頑張る成幸のかっこよさを見せつけて。
 で、今回の本題はじつはそのひとたちではなくて、そういった人物相関図を離れて見守ってるあしゅみー先輩こそが変化していたのだっていう、視点逆転のドンデン返し。
 キャラ全員に素敵な見せ場を存分に用意しつつ、お当番の女子の表情でしっかり印象的に締めくくる。
 ほんっとこの漫画はサラッとやってますけど、話作り、構成力、まとめる力がハンパないです。

 しかしほんっとこの女子たちはいいバランスになってきたなー。
 どの子もめっちゃ魅力的。
 下の名前で呼び合うようになって、またちょっとずつ距離感が変わってくるかもしれませんしねー。
 やー、すばらしいラブコメです。



僕のヒーローアカデミア

 青山くんこっえええええええ!!
 軽くホラーですよ!!
 デクの口に勝手にチーズを入れるインパクトをジャブに、最後のコマとかもう完全に山岸由香子ですからね!(笑)
 逃げて―ッ! デクーーー!

 しかしこれ、ついに A 組のスパイが判明したっていう展開なんでしょうか。
 前から雄英内にスパイがいるっぽいというのは触れられてはいましたが、そのスパイなんでしょうかねー。
 たしかに青山君って掴みどころがなくって謎めいてて、スパイかな?と思わないでもないところはありましたが。
 しかし、途中途中けっこういいヤツ描写があったことで、私の中ではその疑惑は晴れていたんですよねー。
 でも、だとしたら、他に誰がいるんだっていう話にもなっちゃいますが。
 ここまで来ちゃうと、A 組の誰が裏切者でも相当ショックってのは変わらないですからね。

 新章スタート、いきなり気になりまくりの強烈なヒキです。
 これでただのストーカーのギャグオチだったら、めっちゃガクーってなって笑っちゃうなー(笑)。


 といったところで前編の感想はここまで。
 続きは後編にて。



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posted by BOSS at 22:27| Comment(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふむ。新連載、少年誌ではほとんど開拓されていない「演劇」を
題材にした目の付け所は良いですね。でも正直言って、
長期連載は難しいかな。一つには週ジャンは週刊少年誌の中でも
特に絵的に派手な作品が歴史的に好まれてきた。
二つには、音が入らない漫画で演技・演奏を表現するのは
ベテランの作家にも難しいからです。
確かに過去、「バクマン」、「ヒカルの碁」、「DEATH NOTE」等、
人物の直接的なアクションのほぼない作品がヒットした事もあります。
しかしそれは、「小畑健」氏の突出した画力あったればこそ、
経験の浅い作家が挑むのはハイリスクな冒険ですね。
………とはいえ、安易なギャグやハーレムラブコメではなく、
未開拓のジャンルに挑戦した気概は評価したいです。
私は今もまさにそういったジャンルの衰退を懸念しているのだから。

以前にも書いたように現在のサブカルチャーは需要に対して、
作品数はジャンルと質を問わなければ供給過多。
そこに娯楽の多様化、メディアの発達が加わった現代社会では、
昭和の時代の様に自分の足や口コミだけで作品を探すことは
まずありません。そのような時代においてメディア展開した場合の
商業的利益の低い作品は知名度において割を食わされがちです。
それはアニメ化、商品化に不利なジャンルの作品、つまりミステリー、
サスペンス、ホラー、政治・社会派ドラマ、時代劇、マイナースポーツ、
他にも医療・料理・音楽・芸能等の専門職、といったジャンルですね。
私はなにもこれらマイナージャンルの作品がメジャージャンル、
バトル系、メジャースポーツ系、ラブコメ、ギャグなどの作品に
勝ってほしいわけではありません。同じくらいに扱ってほしいとも
言わない。昔、昭和の時代だってそれらマイナージャンルが
メジャージャンルよりもヒットしていたわけではありません。
ただ……今の時代ではメディアでの扱いの違いがより大きな人気・
売り上げの格差となる、「そのせいでマイナージャンルの作品が
文化的失伝をしてしまうのはまずいと思わないか?」と言いたいのです。
以前、BOSSさんは今のTVアニメは1クールものが増えて短く
感じると言っていましたね。私も同じ気持ちです。
そして、その事もまた格差を広げている原因の一つです。
設定の難しい作品や、予備知識の必要な作品を1クールで
大きな見せ場までもっていくのは難しい。
それなら最初から派手なバトルをする作品や、美少女やイケメンが
たくさん出てくる作品の方がより簡単に売り上げを出せる。
……「だからといって、右にならえの粗製乱造は
おかしくないだろうか?」とそうも言いたいのです。
経済利益至上主義とそこからくる大衆迎合への反対意見ですね。

………そうはいっても、伸ばしたい作品の多くを十分に応援する
だけの金と暇が今の私にはありません。
数少ない確かだと思う事はライトノベル=ハーレム系などと
いつの間に思われるほど、あれもこれもハーレムをはりつけるのは
間違っているという事、多カップル系推進派として
多カップル系作品を援助してダメなハーレム系作品の淘汰を
促すべきという事は理解できるのですが……。
Posted by 語り部 at 2018年01月24日 23:28
 映画製作という週刊少年漫画ではなかなか珍しい題材、わたしもとっても難しいだろうなーとは思いますが、それだけに期待しています。
 当然制作サイドはそんなことは重々承知の上での挑戦でしょうからね。
 いったいどんな武器を揃え、どんな戦略戦術を打ち立ててジャンプという戦場に殴り込んできたのか、とても楽しみです。
 おっしゃるとおり、同じような作品ばかりが並んでしまうようではつまらないですからねー。
 いろんなテーマの作品の挑戦、これからもどんどん生まれてきてほしいと思います。

>………そうはいっても、伸ばしたい作品の多くを十分に応援する
だけの金と暇が今の私にはありません。

 おさいふには限度がありますからね。
 わたしの場合は面白い作品を購入することはもちろん、微力ながらできるかぎりブログで感想を書くことで、作品やジャンルにちょっとでも貢献出来たらなと思っております。
Posted by BOSS at 2018年01月27日 22:14
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