2017年12月27日

週刊少年ジャンプ2018年04・05号 感想<後編>

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 てなわけで後半戦〜。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・ヒロアカ
・【年末企画】ワンピーススピンオフ短編集
・BORUTO
・食戟のソーマ
・ゆらぎ荘
・火ノ丸相撲
・ロボレーザービーム
・青春兵器ナンバーワン
・シューダン!

 の 9 本でお送りいたします。



僕のヒーローアカデミア

 さて今度は轟君たちのターン。
 補講とは言え、きっとまたプロヒーロー相手のバトルとかでしょ?とか思っていたら全然違った!
 まさかの強敵、幼稚園児たち!!(笑)
 これはとんでもない強敵があったもんですねー。
 ある意味暴力も交渉もまったく通用しない超強敵(笑)。
 いったいなにをどうやったらこの強敵を倒せるのか。
 コミュニケーションや連携に難ありすぎる轟くんたちにとっては、たしかにピッタリすぎる強敵かもしれません。

 いやー、どうやったらいいんでしょうねー。
 ふと思いましたが、デクたちだったらどうするんでしょうか。

 あと、今回はケミィについてもフォローされてました。
 なるほど、薬で数日昏倒させられていたわけですか。
 しかもケミィ自身がコミュニケーションにかなり難あるキャラということで発覚が今まで遅れていたと(笑)。
 やー、正直こういう面白キャラとは想像してませんでしたが、これはこれでなかなか魅力的。
 何言ってるかわからんながらも、底抜けにポジティブそうでとてもいい子そうではないですか。
 ほんとヒロアカは魅力的な女の子が多いです。

 またまた意外な気遣いを見せるプレゼントマイクでしたが、本当に意外だったのはエンデヴァーさんでしたねー。
 やー、まさか己の力不足を気にしてたとは。
 オールマイトなき今、犯罪発生率が増加してしまっているのは自分の力不足が原因だと、そう思い詰めてるって感じでしょうか。
 意外な人間臭さを見せてくれたエンデヴァーでしたが、さーて、オールマイト、これにどう答えてくれるのか。
 平和の象徴のなんたるか、オールマイトの言葉がエンデヴァーの助けとなればよいのですが。



【年末企画】 ワンピーススピンオフ短編集

 ワンピをテーマに七人の作家がスピンオフショートギャグを展開。
 やー、これは今回かなり笑わせていただきました。

 なかまる先生の『コビー似の小日山』はコビーそっくりさん自身はいたって普通なのに周りがどんどんコビーネタで暴走していくのがたまらない。
 特に「やめてくださいよ!」からの「ウォッ!!」の盛り上がりはすごい火力の高さでした(笑)。
 やー、テンション高いわー。

 すがぬまたつや先生の『ニコ・ロビンの楽に生ぎたいっ』は楽に生きすぎているニコ・ロビンがなんともシュール。
 「生ぎたいっ!!」の無駄遣いに悔しいけど笑ってしまうんですが、しかしたしかにあんな能力あったら普通に動くのもかったるくなっちゃいますよね〜。
 ソファに完全に寝たまま本を読む能力に心底憧れてしまいます(笑)。
 本読むときって、一番楽な姿勢を探すのにけっこう苦労するんですよね〜。
 わかるわかるってなっちゃいます。

 薗田亮介先生の『どこでもクロッカスさん』はひたすら名場面をクロッカスさんで落とすパワー系。
 そもそもクロッカスさんというネタ自体が美味しいですからねー。
 このネタは汎用性高いなー。
 まだまだもっと攻めて行けそうです(笑)。

 個人的に一番刺さったのが平方昌宏先生の『ゴーストプリンセス ペローナちゃん』。
 やー、ちょっと気の迷いが出ちゃったメローナちゃん、めっちゃ可愛いですねー(笑)。
 そもそもゴーストプリンセスって何だよって、そこをツッコんじゃうのかというちゃぶ台返し。
 ベーグルよりも牛丼食べたいとかいうぶっちゃけっぷりに、最後はもっさりしたジャージ姿と、ペローナちゃんの意外な一面のオンパレードなんですが、でもそれだからこそ可愛いじゃないという面白さ。
 正直こんなペローナちゃんを目撃できた鷹の目ミホークが羨ましいです(笑)。

 仲間只一先生の『ワンピース地獄編』は修行しすぎた面々の図。
 フランキーはエヴァだし、チョッパーなんてコレもう完全にゴジラじゃないですか(笑)。

 そしてこれは上手いなーと思ったのが伊原大貴先生の『部屋探し』。
 一瞬ワンピスピンオフではない別の読切が始まったのかと思ったくらいなんですが、ワンピの面々を描かずワンピを描くっていうちょっとチャレンジングな作品でしたねー。
 まぁ似せようとしてもぜんぜん似ない場合の回避策として、こういう作品はたまにあることはありますが、あくまでワンピキャラたちを笑いにできているところが素晴らしい。
 「たまに三千世界するぐらいですから」の説明にむせこんでしまいました(笑)。
 うん、たしかに普通にいたら異常者ですね(笑)。

 と言った感じで怒涛のスピンオフショートギャグ集。
 なかなか勢いがあってけっこう楽しめてしまいました。



ボルト

 カタスケ先生がアーマーをつけてきたと思ったら、今度はロボット兵ですかー!
 どっちも鳥山明感があっていいですねー。

 また木ノ葉丸先生が生きてたのはよかったのですが、ここで例の青という老人が襲来。
 ボルトにしてみたら運命の邂逅って感じですが、しかし取り出したのがガトリングガンと来ましたか!
 いやー、すごい技術革新の波ですねー。
 この世界の戦いの様相、そのものが大きく変わろうとしているようです。
 カタスケ先生がやったように、忍者でなくても戦場で大きな戦力になったりする、そういうあたらしい戦争の姿があらわれたりするのかもしれませんねー。



食戟のソーマ

 おー!
 ついにエリナの食戟が!!
 ここまで引っ張った以上、今回負けて終わることはまず考えにくいですが、しかしこれだけ引っ張ったってことはかなりハードルが上がっちゃってるでしょうからねー。
 とくと、“これぞエリナの料理”というヤツを見せて欲しいものです。
 しかし、いざ食戟となるとテンションが上がるのか、ちょっと女王様になるんですねー(笑)。



ゆらぎ荘の幽奈さん

 一生懸命ここぞとばかりコガラシに尽くそうとする幽奈さんの健気さよ。
 あげくの果てに二人きりで一緒にお風呂とか、もはや「え?こういう事やっても普通なんだっけ?」って常識がどこかへ行方不明になってっちゃうんですが(笑)。
 しかし幽奈さん、のぼせて倒れる幽霊って、ほんっとすっごい幽霊もいたもんです(笑)。

 と、そんな幽奈さんの不思議体質を提示したところで、ななんと幽奈さんの秘密に迫る超重要エピソードがスタート。
 面白い前フリもあったものですが、どうやら生前の幽奈さんを知ってるらしき人物が登場してくれました。
 その名も天狐幻流斎。
 ロリっ子狐耳&もふもふ九尾の少女と来ましたか!
 やー、これはギリギリアウト気味を攻めてきましたねー。
 この子もまたコガラシの魔の手にかかってしまうのでしょうか(言い方!w)。
 他の女子たちのようにあんなことやこんなことをされたとして、はたして連載は大丈夫なんでしょうかと(笑)。
 色んな意味でハラハラドキドキの新展開スタートです。



火ノ丸相撲

 あーーー!! なーんでそこで邪魔に入るんだ佑真さーん!!(笑)

 レイナさん、渾身の押し倒しで火ノ丸相手に大金星!!
 いやー、素晴らしい決まり手でした。
 一番一番死ぬつもりで取るのが自分の歪んだ相撲への愛と言う火ノ丸に対し、死んだら優勝も横綱もないんだと、死ぬとか言って格好良くないんだよバカ!!と、最高に気持ちのいいタンカを切ってくれました。
 いやー、やっぱりレイナさんしかないですよ、この火ノ丸の支えには。
 一番一番命がけと言えばカッコよさそうなものですが、その実火ノ丸は、死ぬのを恐れた瞬間に刃が鈍ってしまうかもしれないと、それをこそ恐れていたんですねー。

『足掻こう… 二人で!!』

 の火ノ丸のモノローグが、ドカンと胸に響きました。
 いやー、すばらしい押し倒しでした。
 感動です!



ロボレーザービーム

 うおーー! とんでも技きたーーー!!
 旗の竿に当てるって、どんだけ凄い精度ですか!!
 プロゴルファー猿の“旗つつみ”より変態的な正確さじゃないですか(笑)。
 しかしちょっとでもズレたらグリーンオーバーしかねない、めっちゃハイリスクな技ですし、風があってもダメ、18H に 5 回が限度という発数制限もアリと、制約もしっかりあるわけですね。
 いやー、一気にジャンプらしい必殺スポーツになってくれました。
 ライジングインパクトが好きな私としてはこの路線、わかりやすくて大歓迎であります。



青春兵器ナンバーワン

 こと漫画となると零一とエージの立場が大逆転しちゃうんですね!
 ポンコツすぎるエージと、それに気を使ってくれる有能アシの零一という、なんとも言えない痛々しい笑い(笑)。
 そしてそんなエージの仕事を汗ダラダラで受け入れてくれる藤さんの優しい心遣いという心理的大ダメージ(笑)。
 いやー、めっちゃ笑わせてもらいました。

 最後のオチも、大逆転劇と見せかけてのこの剛速球ストレートなオチ(笑)。
 言葉で表さず、絵ですべてを雄弁に語っているというのが最高です。
 いやー、青春兵器、安定の面白さですわ。



シューダン

 ようやっと自分の苦しさを打ち明けられたナナセちゃんに大感動!
 自分で始めたことだからこそ苦しいという自分の気持ちと向き合うことができなくて、それがとっても苦しかったんですねー。
 いやー、ソウシ、見事なファインプレイです。
 すばらしいフォローっぷりでした。

 そうなんですよねー。
 あの楽しい小学生の日々こそがこれから歩んでゆくみんなの力になってゆくんですね。
 チームはバラバラで、歩む道もバラバラでも、でもみんな根っこは一緒なんだよと。
 これからもある意味一緒に歩いていくんだよと。

「そういう時は思い返すんだ

 少年団(このメンツ)でサッカーやってた時のこと…

 お前と サッカーやってた時のこと」


 ここでブワーッと胸に熱いものがこみあげてきてたまらなかったです。
 バラバラでも、これからもずっと「シューダン」、なんですねー。
 いやー、最高の仲間達です。

 ナナセちゃん、きっとこれで元気になって、帰ったらとんでもない大活躍してくれるんじゃないですかね。
 そんな幸福な予感バリバリです。




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posted by BOSS at 22:17| Comment(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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