ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第889話 “未知のママ”: 少年、グリグリメガネを拾う

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2017年12月26日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第889話 “未知のママ”

　週刊少年ジャンプ2018年4･5合併号掲載分の感想に参ります。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

【感想小タイトル】
■順風満帆
■魔神降臨

■順風満帆

　スーロン化したキャロットの迎撃にダイフク兄さんが魔人スタンドを出してきましたが、いやこれダイフク兄さんの方が船団を破壊しちゃってるじゃないですか（笑）。
　キャロットの作戦にさらにブルックさんも加勢して、前方海域に関しては逃走経路を作るどころか完全に一掃できちゃいましたね。
　やー、順調順調。

　それにしてもキャロットのスーロン化、ちゃんと訓練してなければ敵味方無差別に暴れ出すわ、一晩で戦い疲れて死ぬわで、なかなかにリスキーな技だったんだなぁと。
　今回の戦いではこれ以上キャロットに頼ることもできなさそう。
　あと、このスーロン化をもしかしたらチョッパーも習得できるのでは？とか期待してたのですが、それほどリスキーだと可能性は低そうです。

　力を使い切ったキャロットを抱えて帰還するブルックさん、

「実に美しかったですヨホホ」

　と、正直に賞賛しているところがなんだかとっても素敵でした。
　照れずに褒められるって、大事ですよねー。

　一方サンジのほうはベッジと大揉め中。
　ああ、たしかにベッジにしてみればそんなおあつらえ向きなケーキがあったら毒でも仕込むと考えるのが普通ですわなー。
　たとえペロスペローたちがケーキを疑おうとも、食いわずらい中のママを止められるとも思えない。
　たとえ毒入りだとしてもママなら食べかねない勢いですものねー。

　しかしそれに対してコックの矜持でガンとして譲らないサンジもやっぱりサンジ。
　しまいにベッジを黙らすためにクリームを舐めさせちゃいましたが、最近このクリーム、めちゃくちゃ便利に使われてますねー（笑）。
　それこそ毒薬よりも激しい劇薬並みの破壊力。
　これ、今後もサンジの技に使ってみたらいかがでしょう（笑）。
　まぁ、それじゃあサンジの矜持が許さないんでしょうけど。

　で、あいかわらずカッコいいサンジに打たれっぱなしのプリンちゃん。
　そろそろこの子、出血多量で死ぬまでありますぞ（笑）。

■魔神降臨

　事態は万事順風満帆。着々と作戦がいい方向に進んでいるなーと思っていたら、なんということか！　ここでママが大変身！
　持続しすぎた食いわずらいのせいで体は痩せ、見違えるように身軽になり、さらにゼウス、プロメテウスと合体することで悪魔のような姿に！
　痩せたことで凄みを増した形相もさることながら、プロメテウスと融合した髪の毛がまるで燃え盛る炎みたいになってるのが恐ろしい。

　そしてその炎の魔神のようになったママが、なんと一瞬にしてサニー号に！！
　ギャーーーーーッ！！
　なんっつー急転直下か！！
　さっきまでの余裕ムードが一瞬で地獄です！！
　完ッ全に絶望展開じゃないですかー！！

　サンジたちが到着するにはまだまだ時間がかかりそうですし、ルフィだって今まさにカタクリと激闘中。
　そう都合よく助け船が到着するとは思えません。
　この絶体絶命の大ピンチ、いったいどうやって乗り越えたらいいんでしょう。

「下がっておれ！！！　お前達！！！

　船の乗り捨ても覚悟しろ！！！」

　と号令を出すジンベエさんですが、まさか自分一人でこのママの前に立とうとでも言うのでしょうかねー。
　うーん、これはヤバすぎる。
　ジンベエさん、自分一人の犠牲でなんとか仲間を逃がそうとか、そういう考えだったりするんでしょうか。
　ワンピース、かつてない最大のピンチと言えるかもしれません。
　前半の余裕ムードをたった 3 ページでひっくり返す、とんでもない衝撃展開をやってくれました。
　いやー、やっぱりビッグ・マム、恐ろしいバケモノです。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

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