ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第888話 “獅子”: 少年、グリグリメガネを拾う

<< 週刊少年ジャンプ2018年2･3合併号【人気投票結果発表ヒロアカ巻頭カラー＜河下水希×西尾維新豪華タッグ読切『パートスリーズ』＞掲載号】感想＜前編＞ | TOP | 週刊少年ジャンプ2018年2･3合併号感想＜後編＞ >>

2017年12月13日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第888話 “獅子”

　週刊少年ジャンプ2018年2･3合併号掲載分の感想に参ります。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

【感想小タイトル】
■第2ラウンド開始！
■スーロン

■第2ラウンド開始！

　さー、今度こそ勝てるか、ルフィ、カタクリ戦第 2 ラウンドに突入。
　勝ち筋のヒントこそ一応あるものの、まだ決定的な勝ち方までは掴めてない感じでしたが、さあルフィ、どうやって戦っていってくれるんでしょうか。

　しかしカタクリ、セリフがいちいちカッコイイなー。

「お前に勝ちに来た！！！」

　と宣言するルフィに対し、

「そんな選択肢は

　用意してない！！！」

　と返すって。
　いやー、渋いです。カッコよすぎです。
　あのまま逃げても誰も笑わなかったとか、実力差に気づいて傘下に入りに来たか？とか、セリフの端々からこれまでの歴戦の貫禄が伺えるのもいいですわー。
　これが穴までうまいドーナツ💓とか歌ってた人と同一人物なんですからね（笑）。
　まぁ、そこもまたいいんですが（笑）。
　ちょっとオチャメで、でも〆るところはきっちりハード。
　実に魅力的な強敵です。

■スーロン

　一方、ビッグ・マムの艦隊によってついに前後から挟まれてしまったサニー号。
　いやー、さすが四皇の海賊団は規模が違いますねー。
　これだけの艦隊を即座に動員できちゃうって。
　これまでルフィが倒してきた海賊団とは何ランクも違うっていうのがアリアリとわかります。
　また、いずれルフィたちも傘下の艦隊をひきつれて、こういうのとド派手に大海戦を演じてもらいたいなーって夢見てしまいます。

　そして、ここでお披露目となりました、キャロット大変身！
　満月を気にしていたことから狼男的に変身でもするのかな？と思っていたら、まさにその通りだったのですが、やー、その姿は予想とはかなり違うものでした。
　もっと凶暴なケモノのような、いかつい外見を予想していたら、なんという美しさでしょうかね！
　ジンベエさんの言うとおり、まさに神秘的！
　まるで神話の中から飛び出て来たかのような、不思議な優雅さをたたえた神々しい姿です。

　当然変身は外見だけじゃありません。
　その戦闘力はかなりの強烈さに。
　まるで空中を自在に飛ぶかのように水上を高速移動し、幻影を残して弾丸を軽々避ける神速っぷり。
　攻撃ひとつひとつが電撃をともない、あっという間に雑魚一蹴。
　いやー、実にカッコイイモードではないですか。
　その名も“月の獅子（スーロン）”というのもカッコイイ。
　月に一度だけの能力解放デーなんですねー。
　いやー、この状態でゾウが戦っていたら、たしかにジャックなんぞ何するものぞだったかもしれません。
　ゾウはこの日まで持久戦を持続出来ていたら、ひょっとすると逆に勝っていたのかもですねー。

　またこのスーロン、理性が吹っ飛ぶ暴走タイプじゃなくって、しっかりキャロットの理性が残っているのが素晴らしい。
　敵海賊船をバトルで倒すのではなく、舵輪を破壊することで無力化って、思わず快哉をあげたくなるクールさじゃないですか。

　さらに最後のニコッがもうたまりません！
　こんなにカッコよく、美しく、神秘的に変身しても、キャロットのキュートさ、おちゃめさはちゃーんと残ってる。
　まさにもうこれこそ完璧生物ではないでしょうかね！
　やー、最近メイドインアビスという作品でケモナーもいいなーとかちょっと目覚めかけてたところへもってきてのこのスーロン。
　これはちょっとやばいかもです（笑）。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

****************************************************
よろしければランキングにご協力をお願いします。